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鶏肉と魔鉄
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対策は出来た。 ボスのバッタを倒してから、19階層へ。
魔鉄は出なかったけど、ポーションが出た。傷を回復する為のポーションは、一応1本取ってあるけど、これは一応中級ポーションだ。念のために取っておこうかな?
私が怪我しちゃうと、治すのは難しい。痛みで集中が難しくなるからね。
よし!サンダーホークを倒してみよう。
ちゃんとタマ達の魔力に反応して、雷を弾いている。
ホークなんて名前だけど、大きさはハトサイズだ。ドロップアイテムの肉も、当然小さめだ。残念。
美味しいかもしれないから、たくさん集めるけどね。
時間を確認しつつ、10階層に戻る。もう、爆裂魔法一発でバッタを倒せるようになった。
宝箱には、ナイフが入っていた。あ、これ魔道具だよ…炎熱のナイフだって。
手に持って魔力を流すと、炎弾を放つ。連射も出来る。
海人君がバッタを倒すのに役に立つだろう。魔鉄も、拳サイズの物が出た。
部屋から出て階段を降りるとオークが出るから、ついでに倒す。時間を気にしながら行ったり来たりが面倒だな。
亜空間に戻って、魔鉄とナイフを渡した。
「それはあげるよ」
効果も伝えると、凄く喜んでくれた。叩いて倒すのは、やっぱり少し難しいみたい。
「時間見ながら行ったり来たりするのは凄く面倒だから、1日一回でいいよね」
ダンジョンに潜った時に、真っ先に10階層に寄る。
「いいよ。無理ない範囲で。あ、それと幾つかポーションが出来たんだ。毒消しポーションと、攻撃用の麻痺ポーションと、毒」
「毒は要らないかな…というか、誰か殺したい人でもいるの?」
「いるわけないだろ。でも、毒は薬にもなったりするから、研究の余地はある」
まあ、間違った使い方はしないだろう。
海人君は魔鉄をサクッと錬成して、専用の棚に置く。
「ちょっと威力を試してみたいから、付き合ってよ」
まだ1時間経ってないから、ボス部屋の扉は開かない。
どうせだからと、魔力で作った網を投げると、今回もたくさんの魚が網にかかる。
ビチビチ暴れる魚に雷魔法一発。大量の切り身が残った。
「相変わらずチートだよな…」
「海人君だって、使い方は分かるんだから、頑張れば魔法も使えると思うけど?」
「…そのうち、な」
やる気なさそうな返事。そうこうしてるうちにボスが復活したみたいだ。
あれ…炎弾、微妙…?
私が魔力を流した時は、炎のサイズも大きかったし、威力も違う。
炎弾だけでは倒れず、いつもの槌で倒した。
「これは…レベル差?」
「あとは、魔力操作のレベルとかだろ…それに、魔力量も違うしな。一緒にするなよ」
確かに、その辺はありそうだ。魔鉄も出たし、いい感じだ。
「質は僕の魔鉄の方がいいな。不純物が少ない」
「そこは運でしょ」
出ない時の方が多いんだし、魔鉄じゃなくて、他の鉱石の時も稀にある。
「取り敢えず、ホットプレートの魔道具でも作ろうかな…」
いや、先に炬燵…は、今はいいか。ホットプレートがあれば便利だしね。
家に戻って、サンダーホークの肉を焼いてもらった。
皮をパリッと焼いて、さっとポン酢で味付ける。
「美味しい!」
「本当ね!何階層なの?」
「19階層だよ。またたくさん採ってくるよ」
「随分下の階層なのね。その魔物は強かったりしないの?」
「それなりかな。私達なら問題ないよ」
「そうなの?無理はしちゃだめよ?」
「してないよ」
それは本当だ。魔法対策さえちゃんと出来ていれば怖くないし、みんなある意味チートだし。
「えへへ…こんなに美味しいなら、たくさん欲しいよね。親子丼とか…」
鶏肉は結構好きなので、嬉しい。
普通の鶏の肉とは違う感じだ。ジューシーで柔らかい。
「そういえば、役場近くに民宿が出来るみたいね」
「へえ。そうなればダンジョンに、お客さんももっと来るかもね?」
ダムの近くにキャンプ場はあったけど、ちょっと遠い。
役場の近くだと、自転車で10分位かな。歩いても一応来られる距離だ。
ダンジョンが出来なかったら民宿なんて、誰も泊まったりしないだろう。
何にせよ、ダンジョンが枯れてしまわない事を祈ろう。
一年生は一応クラスが二つあるから、クラス変え等もあるのだろう。海人君とは同じ一組。幼稚園から来た子は圧倒的に少なくて、学年の殆どが保育所からの子だ。
そのせいか、なかなか名前と顔が一致しない。
それでも随分慣れたし、友達も増えた。
田舎の平和な小学校。
だけど田舎なりに事件も起きるし、ダンジョンから魔物が零れる事もある。
規律を乱すはぐれ魔物も、出たりする。
野菜泥棒が出るそうな?
冬眠から覚めた熊が山から降りて来たのか?
猿のいたずらかもしれない。
いや、ダンジョンから魔物が出て来たんだ。
魔鉄は出なかったけど、ポーションが出た。傷を回復する為のポーションは、一応1本取ってあるけど、これは一応中級ポーションだ。念のために取っておこうかな?
私が怪我しちゃうと、治すのは難しい。痛みで集中が難しくなるからね。
よし!サンダーホークを倒してみよう。
ちゃんとタマ達の魔力に反応して、雷を弾いている。
ホークなんて名前だけど、大きさはハトサイズだ。ドロップアイテムの肉も、当然小さめだ。残念。
美味しいかもしれないから、たくさん集めるけどね。
時間を確認しつつ、10階層に戻る。もう、爆裂魔法一発でバッタを倒せるようになった。
宝箱には、ナイフが入っていた。あ、これ魔道具だよ…炎熱のナイフだって。
手に持って魔力を流すと、炎弾を放つ。連射も出来る。
海人君がバッタを倒すのに役に立つだろう。魔鉄も、拳サイズの物が出た。
部屋から出て階段を降りるとオークが出るから、ついでに倒す。時間を気にしながら行ったり来たりが面倒だな。
亜空間に戻って、魔鉄とナイフを渡した。
「それはあげるよ」
効果も伝えると、凄く喜んでくれた。叩いて倒すのは、やっぱり少し難しいみたい。
「時間見ながら行ったり来たりするのは凄く面倒だから、1日一回でいいよね」
ダンジョンに潜った時に、真っ先に10階層に寄る。
「いいよ。無理ない範囲で。あ、それと幾つかポーションが出来たんだ。毒消しポーションと、攻撃用の麻痺ポーションと、毒」
「毒は要らないかな…というか、誰か殺したい人でもいるの?」
「いるわけないだろ。でも、毒は薬にもなったりするから、研究の余地はある」
まあ、間違った使い方はしないだろう。
海人君は魔鉄をサクッと錬成して、専用の棚に置く。
「ちょっと威力を試してみたいから、付き合ってよ」
まだ1時間経ってないから、ボス部屋の扉は開かない。
どうせだからと、魔力で作った網を投げると、今回もたくさんの魚が網にかかる。
ビチビチ暴れる魚に雷魔法一発。大量の切り身が残った。
「相変わらずチートだよな…」
「海人君だって、使い方は分かるんだから、頑張れば魔法も使えると思うけど?」
「…そのうち、な」
やる気なさそうな返事。そうこうしてるうちにボスが復活したみたいだ。
あれ…炎弾、微妙…?
私が魔力を流した時は、炎のサイズも大きかったし、威力も違う。
炎弾だけでは倒れず、いつもの槌で倒した。
「これは…レベル差?」
「あとは、魔力操作のレベルとかだろ…それに、魔力量も違うしな。一緒にするなよ」
確かに、その辺はありそうだ。魔鉄も出たし、いい感じだ。
「質は僕の魔鉄の方がいいな。不純物が少ない」
「そこは運でしょ」
出ない時の方が多いんだし、魔鉄じゃなくて、他の鉱石の時も稀にある。
「取り敢えず、ホットプレートの魔道具でも作ろうかな…」
いや、先に炬燵…は、今はいいか。ホットプレートがあれば便利だしね。
家に戻って、サンダーホークの肉を焼いてもらった。
皮をパリッと焼いて、さっとポン酢で味付ける。
「美味しい!」
「本当ね!何階層なの?」
「19階層だよ。またたくさん採ってくるよ」
「随分下の階層なのね。その魔物は強かったりしないの?」
「それなりかな。私達なら問題ないよ」
「そうなの?無理はしちゃだめよ?」
「してないよ」
それは本当だ。魔法対策さえちゃんと出来ていれば怖くないし、みんなある意味チートだし。
「えへへ…こんなに美味しいなら、たくさん欲しいよね。親子丼とか…」
鶏肉は結構好きなので、嬉しい。
普通の鶏の肉とは違う感じだ。ジューシーで柔らかい。
「そういえば、役場近くに民宿が出来るみたいね」
「へえ。そうなればダンジョンに、お客さんももっと来るかもね?」
ダムの近くにキャンプ場はあったけど、ちょっと遠い。
役場の近くだと、自転車で10分位かな。歩いても一応来られる距離だ。
ダンジョンが出来なかったら民宿なんて、誰も泊まったりしないだろう。
何にせよ、ダンジョンが枯れてしまわない事を祈ろう。
一年生は一応クラスが二つあるから、クラス変え等もあるのだろう。海人君とは同じ一組。幼稚園から来た子は圧倒的に少なくて、学年の殆どが保育所からの子だ。
そのせいか、なかなか名前と顔が一致しない。
それでも随分慣れたし、友達も増えた。
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だけど田舎なりに事件も起きるし、ダンジョンから魔物が零れる事もある。
規律を乱すはぐれ魔物も、出たりする。
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猿のいたずらかもしれない。
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