55 / 75
22階層の攻略と
しおりを挟む
弾丸を打ち出すイメージ。連発で、だ。
外れてもダンジョンを攻撃したとは思われない。魔法だからだ。
水晶の塊か、魔石。予想出来る範囲ではある。
ゴーレム自体の動きは遅いから、仲間が集まってくる事はないけど、一体倒すのに時間がかかり過ぎている。
ピヨちゃんの嘴攻撃はダメージを与えられない。
お?蹴爪攻撃だと、表皮が薄く割れる。
凄いな…ピヨちゃんの蹴爪。
ネコパンチもネコキックも通用しないタマが悔しそう。ポチの咆哮弾も、ターゲットから一瞬でも私を外してくれる。
水晶だから、売ってもそんなに高価じゃないだろうけど、ドロップアイテムのこれには多量の魔力が含まれている。
とはいえ、魔石と同じようには使えないけど。
うーん…これをそのまま武器のように扱う事は出来そうだけど…
取り敢えず、砕くか。宝石は魔力を吸いやすい。
だから、一時付与を付けやすい。水晶対水晶だと、同じ硬度だから、上げてやればいい。
魔法で高速に弾を打ち出せば対処は可能だけど、ドロップする以上に水晶を使ってしまったら、ドロップしたのが魔石だった場合、こちらは一気に不利になる。
指先程に揃えた水晶の欠片を、連続で打ち出す。
よし!倒した。使った量はドロップした量の三割位か…これは今の時点でだ。この魔法の使い方に慣れれば、もう少し使う弾を減らせると思う。
それか、水晶より高いモース硬度を持つ宝石を使うかだけど…かなり無理があるな。
暫くは練習と、ピヨちゃんの蹴爪攻撃を工夫してもらって、更なる素材を回収出来るか、一番いいのは、核のある場所を削るように蹴爪攻撃を打ち出してもらうか。
それに、ポチの攻撃は隙を作れる。
こんな硬い相手に、海人君の両親はどんな風に戦っているんだろう?
「22階層まで来たのか…凄いな。魔法でゴーレムも倒せるんだ?」
「いえ…実は純粋な魔法による攻撃は、クリスタルゴーレムには効かないんです」
「へえ…そんな性質があるんだ。私の場合は剛力でね…流石に妻の双剣は通らないから、私が守って抜けたな…海人も持ってるスキルだけど、美優ちゃんに合わせるには実力不足だからな…」
「いえ、スキルの事などは本来秘密なのに、教えて下さってありがとうございます。全く対処出来ない訳ではないので、もう少し頑張ってみます」
「剛力は、秘密にするスキルでもないよ。割と取りやすいスキルだし」
でも、強力が進化した上位スキルだし、杖を使っている私には取れないスキルだろう。
私には困難な階層というだけで、他の人にはそうでもないのかな?
魔法には相性悪いけど、使い方次第だね。
時間はかかったけど、最初の頃より素材も時間もかからなくなってきた。そのうちタマも爪でダメージを与えられるようになったし…どうやったんだろう?
新しいスキル…弱点看破か。石の軋みとか、僅かな隙をつけるのだろう。タマ、頑張ったんだね。
今日は23階層を目指すつもりだし、頑張って進もう!
ペット達がつけた傷に、水晶の弾を打ち込む。
一時付与の効果もあって、弾はゴーレムを深く傷つける。
うん。いい感じに進めている。だけど
「な…何故にここで巨大化?」
しかも、今までのゴーレムとは違って、反応が素早い。
とはいえ、大きくなってもやる事は一緒だ。弾の残りもまだあるし、落ち着いてやろう。
今までの経験から、動きも予想がつくし、狙う所は核だから、大きくなっても一緒だ。
攻撃を避けながら、協力してどうにか倒せた。そして、遂に回避のスキルを手に入れた!今更と言われようが、私は嬉しい!必死にゴーレムの攻撃を避けて良かった…
残った水晶の大きな塊を収納庫にしまい、階段を降りる。
大物が出るなんて、冒険者の書でも書いてあるの見た事なかったな…まあ、元々下層の魔物情報は、書かれてないけど。
22階層は、空飛ぶ亀だ。火を吹く大亀。
甲羅への攻撃は、殆ど効かない。でも、爪攻撃も頭や手足には効くし、最悪引っ込んでも魔法なら、頭まで届く。
残るのは、亀肉コラーゲンだ。肌は勿論だけど、関節痛にもいいから、たくさん集めよう。
21階層より余裕で戦えているし、亀鍋も楽しみだ。
亀の甲羅もドロップアイテムで残る。
これだけ硬ければ、鎧や盾の素材として使えるだろう。
そろそろ新しい膝当てが欲しいと思っていたし、裏に毛皮を張れば転んでも痛くなさそうだ。
亀鍋にしてもらったら、〆の雑炊まで綺麗になくなった。
「お母さんもおばあちゃんも、そんなに気に入った?」
「勿論よ。これで明日は艶々ね!」
お母さんもおばあちゃんも、そういうの気にしないと思ってた。
「美優も、大人になれば分かるわよ」
それは分からないけど、ダンジョンの亀肉だし、効果はありそうだ。お母さん達が喜んでくれるなら、22階層はこれからもたくさん行こう。
外れてもダンジョンを攻撃したとは思われない。魔法だからだ。
水晶の塊か、魔石。予想出来る範囲ではある。
ゴーレム自体の動きは遅いから、仲間が集まってくる事はないけど、一体倒すのに時間がかかり過ぎている。
ピヨちゃんの嘴攻撃はダメージを与えられない。
お?蹴爪攻撃だと、表皮が薄く割れる。
凄いな…ピヨちゃんの蹴爪。
ネコパンチもネコキックも通用しないタマが悔しそう。ポチの咆哮弾も、ターゲットから一瞬でも私を外してくれる。
水晶だから、売ってもそんなに高価じゃないだろうけど、ドロップアイテムのこれには多量の魔力が含まれている。
とはいえ、魔石と同じようには使えないけど。
うーん…これをそのまま武器のように扱う事は出来そうだけど…
取り敢えず、砕くか。宝石は魔力を吸いやすい。
だから、一時付与を付けやすい。水晶対水晶だと、同じ硬度だから、上げてやればいい。
魔法で高速に弾を打ち出せば対処は可能だけど、ドロップする以上に水晶を使ってしまったら、ドロップしたのが魔石だった場合、こちらは一気に不利になる。
指先程に揃えた水晶の欠片を、連続で打ち出す。
よし!倒した。使った量はドロップした量の三割位か…これは今の時点でだ。この魔法の使い方に慣れれば、もう少し使う弾を減らせると思う。
それか、水晶より高いモース硬度を持つ宝石を使うかだけど…かなり無理があるな。
暫くは練習と、ピヨちゃんの蹴爪攻撃を工夫してもらって、更なる素材を回収出来るか、一番いいのは、核のある場所を削るように蹴爪攻撃を打ち出してもらうか。
それに、ポチの攻撃は隙を作れる。
こんな硬い相手に、海人君の両親はどんな風に戦っているんだろう?
「22階層まで来たのか…凄いな。魔法でゴーレムも倒せるんだ?」
「いえ…実は純粋な魔法による攻撃は、クリスタルゴーレムには効かないんです」
「へえ…そんな性質があるんだ。私の場合は剛力でね…流石に妻の双剣は通らないから、私が守って抜けたな…海人も持ってるスキルだけど、美優ちゃんに合わせるには実力不足だからな…」
「いえ、スキルの事などは本来秘密なのに、教えて下さってありがとうございます。全く対処出来ない訳ではないので、もう少し頑張ってみます」
「剛力は、秘密にするスキルでもないよ。割と取りやすいスキルだし」
でも、強力が進化した上位スキルだし、杖を使っている私には取れないスキルだろう。
私には困難な階層というだけで、他の人にはそうでもないのかな?
魔法には相性悪いけど、使い方次第だね。
時間はかかったけど、最初の頃より素材も時間もかからなくなってきた。そのうちタマも爪でダメージを与えられるようになったし…どうやったんだろう?
新しいスキル…弱点看破か。石の軋みとか、僅かな隙をつけるのだろう。タマ、頑張ったんだね。
今日は23階層を目指すつもりだし、頑張って進もう!
ペット達がつけた傷に、水晶の弾を打ち込む。
一時付与の効果もあって、弾はゴーレムを深く傷つける。
うん。いい感じに進めている。だけど
「な…何故にここで巨大化?」
しかも、今までのゴーレムとは違って、反応が素早い。
とはいえ、大きくなってもやる事は一緒だ。弾の残りもまだあるし、落ち着いてやろう。
今までの経験から、動きも予想がつくし、狙う所は核だから、大きくなっても一緒だ。
攻撃を避けながら、協力してどうにか倒せた。そして、遂に回避のスキルを手に入れた!今更と言われようが、私は嬉しい!必死にゴーレムの攻撃を避けて良かった…
残った水晶の大きな塊を収納庫にしまい、階段を降りる。
大物が出るなんて、冒険者の書でも書いてあるの見た事なかったな…まあ、元々下層の魔物情報は、書かれてないけど。
22階層は、空飛ぶ亀だ。火を吹く大亀。
甲羅への攻撃は、殆ど効かない。でも、爪攻撃も頭や手足には効くし、最悪引っ込んでも魔法なら、頭まで届く。
残るのは、亀肉コラーゲンだ。肌は勿論だけど、関節痛にもいいから、たくさん集めよう。
21階層より余裕で戦えているし、亀鍋も楽しみだ。
亀の甲羅もドロップアイテムで残る。
これだけ硬ければ、鎧や盾の素材として使えるだろう。
そろそろ新しい膝当てが欲しいと思っていたし、裏に毛皮を張れば転んでも痛くなさそうだ。
亀鍋にしてもらったら、〆の雑炊まで綺麗になくなった。
「お母さんもおばあちゃんも、そんなに気に入った?」
「勿論よ。これで明日は艶々ね!」
お母さんもおばあちゃんも、そういうの気にしないと思ってた。
「美優も、大人になれば分かるわよ」
それは分からないけど、ダンジョンの亀肉だし、効果はありそうだ。お母さん達が喜んでくれるなら、22階層はこれからもたくさん行こう。
63
あなたにおすすめの小説
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
子育てスキルで異世界生活 ~かわいい子供たち(人外含む)と楽しく暮らしてます~
九頭七尾
ファンタジー
子供を庇って死んだアラサー女子の私、新川沙織。
女神様が異世界に転生させてくれるというので、ダメもとで願ってみた。
「働かないで毎日毎日ただただ可愛い子供と遊んでのんびり暮らしたい」
「その願い叶えて差し上げましょう!」
「えっ、いいの?」
転生特典として与えられたのは〈子育て〉スキル。それは子供がどんどん集まってきて、どんどん私に懐き、どんどん成長していくというもので――。
「いやいやさすがに育ち過ぎでしょ!?」
思ってたよりちょっと性能がぶっ壊れてるけど、お陰で楽しく暮らしてます。
ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜
ことりとりとん
ファンタジー
ゲームっぽいシステム満載の異世界に突然呼ばれたので、のんびり生産ライフを送るつもりが……
この世界の文明レベル、低すぎじゃない!?
私はそんなに凄い人じゃないんですけど!
スキルに頼りすぎて上手くいってない世界で、いつの間にか英雄扱いされてますが、気にせず自分のペースで生きようと思います!
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる