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25階層
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果物は喜ばれた。何しろ、季節関係なしに手に入るのだ。
梨は幸水梨で、これは8月の、お盆位までしか手に入れられない。
酸味がなくて、瑞々しい。私も一番好きな梨だ。
しかも地面に落ちたはずなのに、実に傷や傷みがない。
他の果物も同様で、爆発しようが弾丸のように発射されようが、ドロップアイテムになった時は綺麗なものだ。
まあ、タマの焔で焼こうが私の魔法で切り刻もうが、ドロップアイテムになった皮が切り揃えたように同じ大きさで、傷もないのと一緒だ。
果物は、海人君にもお裾分けした。
「おー。25階層の果物は本当に種類が変わるんだな」
「えっ?!そうなの?」
「全部が変わる訳じゃなくて、そのうちの1~2種類らしいけど」
いい事を聞いた。
次の日。リンゴの木はメロンになっていた。蔦の姿で這い歩き、メロンを振り回して攻撃してくる。
メロンは甘い赤肉だけではなく、さっぱりとした甘さの青い果肉のもある。
嬉しくてセーフティエリアでドロップした赤肉メロンを一つ食べてしまった。
「ふう…満足!」
(大丈夫なの?夕飯が食べられなくなると、お母さんが怒るんじゃないの?)
「うっ…」
それは非常にまずい。これからたくさん動いてお腹を空かせないと。
天ぷらにもしてくれる亀肉、鳥ももよりも弾力があって肉汁も美味しい蛇肉。
ステーキにしても美味しいナスやシイタケ。そして、お母さん大好き亀肉。
お腹が空くまでは出来なかったけど、食材を多く確保したから、お母さんに怒られないといいな…
ご飯を残した私を心配してくれたけど、正直にメロンを食べてしまったと言うと、ため息をつきながらも取り敢えず許してくれた。
「でも、次こんな事になったら許さないわよ!」
「…ごめんなさい」
ドロップアイテムを家用の容量最大、時間停止のマジックバッグに、お母さんがリストを書きながら入れる。
空間把握が出来ないと、マジックバッグの中身を把握出来ないから、毎回大変だ。
でも取り出す時は欲しい物を考えながら手を入れると、その物を取り出せるようになっている。
良く使う物は冷蔵庫に入れてるし、多すぎる物は私も売るようにしている。
ダンジョンのシイタケは、乾燥させるとどんこシイタケになって、買ってくれる人も多い。勿論近所の人にも好評だ。
家の近所の人達は、どうしてか5階層、あるいは9階層で満足してしまう人が多い。
透明な床を越えるのが怖いのかと思えば、嫌なのはボス戦の人が多い。
おじいちゃんと一緒に釣りにはまってる人もいる。
確かに川に行くより簡単に行けるけど、それでいいのかな?
今日も25階層だ。あ、柿がある。大きくて尖った形。見た事ある形だけど…
ナイフでくるりと剥いて、クリーンで綺麗にして、齧って失敗!渋い!
そうだ…この形って、おばあちゃんが干し柿にしてたやつだ!
杖の一振で頭上に降ってくる柿がドロップアイテムになっていく。
同じように胡桃も降ってくるので、同じ魔法で対処した。
一応階段も見つけたので、進む事も出来るけど、新しい果物等を探して、集めたりしてたら平日だと時間がなくなってしまう。
26階層は明日から、なんて思っていてもなかなか進めない。
渋柿は、枝がついてなかったので、干し柿にはならなかった。代わりにダンボールに新聞紙を敷いて焼酎をかける樽抜きを仕込んで貰った。これも甘くなるんだよね…楽しみ!
海人君も頑張っている。もうゴーレム部屋を抜けたようで、現在亀相手に頑張っているって。
でも、速く進み過ぎたようで、今はレベル上げをしている。無理は良くない。
相性がいいからってすぐに抜けてしまったら、後で困る事になる。でも海人君的には24階層まで進んでからレベル上げしたいみたいだけど。
24階層なら、私も戻って一緒にレベル上げしてもいいかな…もふもふで夏用のクッションを作ってもいいよね。
「果物、いつもありがとう」
海人君が嬉しそうに受け取って、代わりに亀肉を分けてくれる。
「亀エリアの攻略は難しい?」
「基本、武器が届かないからな」
ああ。飛んでるもんね。
「他の冒険者がどんな風に戦っているか、知りたいと思ったんだけど…かなり下層みたいでさ、鍵つきの部屋もあるし」
海人君が言ってるのは、個人で上げてる日記的な物。
魔物の特徴やドロップアイテム等、冒険者の書には載らないものも、書いてある。
海人君はパソコンを買ったので、それで各地の魔物をチェックしてる。
「面白いのがあったら、私にも教えて?」
「美優ちゃんも見てよ。お父さんがパソコン持ってるでしょ?」
そうだね。面白いのあったら教え合った方が効率がいい
。そうなると、私もパソコン欲しいけど…
パソコンがあれば、裏の林のダンジョンの紹介も乗せられるから、冒険者も来るようになるかな?
頑張って覚えようかな…
大型家電店は隣の市に行かないとないから、今度連れて行って貰おう。
梨は幸水梨で、これは8月の、お盆位までしか手に入れられない。
酸味がなくて、瑞々しい。私も一番好きな梨だ。
しかも地面に落ちたはずなのに、実に傷や傷みがない。
他の果物も同様で、爆発しようが弾丸のように発射されようが、ドロップアイテムになった時は綺麗なものだ。
まあ、タマの焔で焼こうが私の魔法で切り刻もうが、ドロップアイテムになった皮が切り揃えたように同じ大きさで、傷もないのと一緒だ。
果物は、海人君にもお裾分けした。
「おー。25階層の果物は本当に種類が変わるんだな」
「えっ?!そうなの?」
「全部が変わる訳じゃなくて、そのうちの1~2種類らしいけど」
いい事を聞いた。
次の日。リンゴの木はメロンになっていた。蔦の姿で這い歩き、メロンを振り回して攻撃してくる。
メロンは甘い赤肉だけではなく、さっぱりとした甘さの青い果肉のもある。
嬉しくてセーフティエリアでドロップした赤肉メロンを一つ食べてしまった。
「ふう…満足!」
(大丈夫なの?夕飯が食べられなくなると、お母さんが怒るんじゃないの?)
「うっ…」
それは非常にまずい。これからたくさん動いてお腹を空かせないと。
天ぷらにもしてくれる亀肉、鳥ももよりも弾力があって肉汁も美味しい蛇肉。
ステーキにしても美味しいナスやシイタケ。そして、お母さん大好き亀肉。
お腹が空くまでは出来なかったけど、食材を多く確保したから、お母さんに怒られないといいな…
ご飯を残した私を心配してくれたけど、正直にメロンを食べてしまったと言うと、ため息をつきながらも取り敢えず許してくれた。
「でも、次こんな事になったら許さないわよ!」
「…ごめんなさい」
ドロップアイテムを家用の容量最大、時間停止のマジックバッグに、お母さんがリストを書きながら入れる。
空間把握が出来ないと、マジックバッグの中身を把握出来ないから、毎回大変だ。
でも取り出す時は欲しい物を考えながら手を入れると、その物を取り出せるようになっている。
良く使う物は冷蔵庫に入れてるし、多すぎる物は私も売るようにしている。
ダンジョンのシイタケは、乾燥させるとどんこシイタケになって、買ってくれる人も多い。勿論近所の人にも好評だ。
家の近所の人達は、どうしてか5階層、あるいは9階層で満足してしまう人が多い。
透明な床を越えるのが怖いのかと思えば、嫌なのはボス戦の人が多い。
おじいちゃんと一緒に釣りにはまってる人もいる。
確かに川に行くより簡単に行けるけど、それでいいのかな?
今日も25階層だ。あ、柿がある。大きくて尖った形。見た事ある形だけど…
ナイフでくるりと剥いて、クリーンで綺麗にして、齧って失敗!渋い!
そうだ…この形って、おばあちゃんが干し柿にしてたやつだ!
杖の一振で頭上に降ってくる柿がドロップアイテムになっていく。
同じように胡桃も降ってくるので、同じ魔法で対処した。
一応階段も見つけたので、進む事も出来るけど、新しい果物等を探して、集めたりしてたら平日だと時間がなくなってしまう。
26階層は明日から、なんて思っていてもなかなか進めない。
渋柿は、枝がついてなかったので、干し柿にはならなかった。代わりにダンボールに新聞紙を敷いて焼酎をかける樽抜きを仕込んで貰った。これも甘くなるんだよね…楽しみ!
海人君も頑張っている。もうゴーレム部屋を抜けたようで、現在亀相手に頑張っているって。
でも、速く進み過ぎたようで、今はレベル上げをしている。無理は良くない。
相性がいいからってすぐに抜けてしまったら、後で困る事になる。でも海人君的には24階層まで進んでからレベル上げしたいみたいだけど。
24階層なら、私も戻って一緒にレベル上げしてもいいかな…もふもふで夏用のクッションを作ってもいいよね。
「果物、いつもありがとう」
海人君が嬉しそうに受け取って、代わりに亀肉を分けてくれる。
「亀エリアの攻略は難しい?」
「基本、武器が届かないからな」
ああ。飛んでるもんね。
「他の冒険者がどんな風に戦っているか、知りたいと思ったんだけど…かなり下層みたいでさ、鍵つきの部屋もあるし」
海人君が言ってるのは、個人で上げてる日記的な物。
魔物の特徴やドロップアイテム等、冒険者の書には載らないものも、書いてある。
海人君はパソコンを買ったので、それで各地の魔物をチェックしてる。
「面白いのがあったら、私にも教えて?」
「美優ちゃんも見てよ。お父さんがパソコン持ってるでしょ?」
そうだね。面白いのあったら教え合った方が効率がいい
。そうなると、私もパソコン欲しいけど…
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