8 / 19
本当の愛を持たない女達
しおりを挟む
【 皇帝 アレクサンドルの視点 】
昨夜のことが頭から離れない。
ナイトドレスから出た細い腕と脚、薄い腹に締まった腰、尻も丸く胸は小ぶりだが柔らかく腕の動きに合わせてプルプルと揺れる。頂も小さくピンク色。
一気にアレが勃ち上がった。上着で隠れて良かった。
肌を染めて恥ずかしがるユピルピアはしゃがみ込んでしまったから太腿も下着も覗けてしまえた。
後ろにはサイモンも護衛騎士もいるのに。
ユピルピアを抱き上げると華奢でとても柔らかい。
温かく良い香りが立ち上った。
近くにいるために髪を乾かしてやった。少し力を入れると首がもげそうだった。
その間も顔を覆っていた。
拭き終わると指の隙間からチラッと俺を見た。
その瞳は潤みキラキラと輝いていた。
全くおさまらない。
これ以上ここに居たら襲ってしまいそうだったから、別の女で済ますことにしてユピルピアの部屋を出た。
ユピルピアと胸のサイズが近いヴィヴィアンを指名した。
部屋を訪れると鬱陶しい笑みを浮かべて纏わり付く。
ベッドに投げ込み寝巻きを脱がしたが、同じなのはサイズだけで ユピルピアのような美しい形をしていないし頂も小さくなくて茶色い。
献上品は全員処女だし、全員最初からユピルピアのようなピンク色ではなく、薄茶色から焦茶色だった。
仕方ない。
口付けを求めるヴィヴィアンの額を押して、股間に潤滑油を垂らして指を入れた。
俺に触れようと手を伸ばすので、まだ全然解せていないが指を引き抜き 一気にアレを突き立てた。
少し痛いのかヴィヴィアンの顔が歪む。
「勝手に触れるな」
腰を動かすと胸が揺れるが さっきのユピルピアの胸と違う。
脚を大きく広げて腿裏から押さえ付け、強く突き立てたが時間がかかりそうな気がした。
「愛しておりますわ、陛下」
白々しい。
この穴の中に長くいたくない。変な誤解を与えたくない。
目を閉じ、ユピルピアの胸や肌や瞳を思い浮かべながら一心不乱に擦り付け、奥を抉った。
「ユピ…」
さっと抜いて腹に吐精した。
目を瞑っていても勢いよく飛んでいるのが分かる。
俺の白濁を全身に浴びて驚き、口の中に入った精液の味に戸惑うユピルピアを想像した。
ヘソの精液を指で掬い、“次は奥の部屋に注いでください。貴方の子胤で満たしてください。こんなに注がれたら溢れてしまいますね”
などと恥ずかしそうに言うユピルピアを見てもう一度挿入し、奥深くに注ぐと抜いて直ぐに膣に膣栓を埋める。“嬉しいです、アレクサンドル様”
妄想から我にかえり 目を開けると、ヴィヴィアンは腹も胸も首も顔も髪の毛も精液まみれだった。
自分の股間を拭いて服を着た。
ヴィヴィアンは拭いてくれないのかという顔をしている。
布を顔に目掛けて投げた。
「自分で拭け。勘違いをしているようだがお前は性の捌け口に献上された娼婦に過ぎない。俺に触れるな。」
「私はララザフの王女なのですよ!」
「そんなもの、俺にとって何の価値もない」
「私の美貌をお気に召してくださったのでは…」
「顔もさほど他の献上品と変わらない。身体は不満だ。胸ももう少し形が良ければな。乳首も小さくないし、ナカの具合も他の献上品と比べると 中の下だしな」
「ううっ…」
「もし次にこの部屋に来ることがあれば口を使う。張り型を根本まで咥えられるよう練習しておけ。後で届けさせる」
泣くヴィヴィアンを放置して部屋を出た。
鬱陶しい。
俺が皇帝だから愛を口にする不純な女狐達。
欲を隠さず縋り、不相応にも皇后の座を我がものにしようと企む。
碌に言葉も交わしていないのに 部屋に行けば股を広げる女達を皇妃になどするはずがない。皇后なんてもってのほかだ。
片胸を見られただけで赤くなりしゃがみ込んで顔を覆ったユピルピア。
「……」
本宮殿に戻り、侍従に資料を持って来させた。
本来はプロプル王国の公爵の娘が来るはずだったが、ユピルピアが代わりに来たようだ。
“ユピルピア王女はナルプナ伯爵令息との婚約を解消し、後宮入りとなった”
「ユピルピアとナルプナ伯爵家の息子が婚約していた理由を知っているか」
「存じ上げません」
「聞いてきてくれ」
「かしこまりました」
パタン
侍従を外交部に向かわせ、資料の続きを読むが大したことは書いていなかった。
俺と白い結婚を選んだ理由は、ナルプナ伯爵家の息子を愛しているからではないのか。
〈国のために嫁がなくてはならないの〉
〈ユピルピア、行かないでくれ。いっそ 駆け落ちしよう〉
〈そんなことをしたらプロプルは滅ぼされてしまうわ〉
〈私を愛してると言っていたじゃないか〉
〈愛しているわ。でも、仕方がないじゃない〉
〈どうしてもと言うのなら、皇帝に純潔を捧げるな。19もの従属国から集まるなら一人くらい閨事をしなくても大丈夫だろう〉
〈分かったわ。私の純潔は貴方のものよ〉
〈ユピルピア…離れたくない〉
〈せめて口付けを〉
グシャッ
妄想だと分かっているが、その可能性もある。
プロプルを滅ぼせば故郷も愛する男も消え、ユピルピアはもう俺を見るしかないはずだ。
昨夜のことが頭から離れない。
ナイトドレスから出た細い腕と脚、薄い腹に締まった腰、尻も丸く胸は小ぶりだが柔らかく腕の動きに合わせてプルプルと揺れる。頂も小さくピンク色。
一気にアレが勃ち上がった。上着で隠れて良かった。
肌を染めて恥ずかしがるユピルピアはしゃがみ込んでしまったから太腿も下着も覗けてしまえた。
後ろにはサイモンも護衛騎士もいるのに。
ユピルピアを抱き上げると華奢でとても柔らかい。
温かく良い香りが立ち上った。
近くにいるために髪を乾かしてやった。少し力を入れると首がもげそうだった。
その間も顔を覆っていた。
拭き終わると指の隙間からチラッと俺を見た。
その瞳は潤みキラキラと輝いていた。
全くおさまらない。
これ以上ここに居たら襲ってしまいそうだったから、別の女で済ますことにしてユピルピアの部屋を出た。
ユピルピアと胸のサイズが近いヴィヴィアンを指名した。
部屋を訪れると鬱陶しい笑みを浮かべて纏わり付く。
ベッドに投げ込み寝巻きを脱がしたが、同じなのはサイズだけで ユピルピアのような美しい形をしていないし頂も小さくなくて茶色い。
献上品は全員処女だし、全員最初からユピルピアのようなピンク色ではなく、薄茶色から焦茶色だった。
仕方ない。
口付けを求めるヴィヴィアンの額を押して、股間に潤滑油を垂らして指を入れた。
俺に触れようと手を伸ばすので、まだ全然解せていないが指を引き抜き 一気にアレを突き立てた。
少し痛いのかヴィヴィアンの顔が歪む。
「勝手に触れるな」
腰を動かすと胸が揺れるが さっきのユピルピアの胸と違う。
脚を大きく広げて腿裏から押さえ付け、強く突き立てたが時間がかかりそうな気がした。
「愛しておりますわ、陛下」
白々しい。
この穴の中に長くいたくない。変な誤解を与えたくない。
目を閉じ、ユピルピアの胸や肌や瞳を思い浮かべながら一心不乱に擦り付け、奥を抉った。
「ユピ…」
さっと抜いて腹に吐精した。
目を瞑っていても勢いよく飛んでいるのが分かる。
俺の白濁を全身に浴びて驚き、口の中に入った精液の味に戸惑うユピルピアを想像した。
ヘソの精液を指で掬い、“次は奥の部屋に注いでください。貴方の子胤で満たしてください。こんなに注がれたら溢れてしまいますね”
などと恥ずかしそうに言うユピルピアを見てもう一度挿入し、奥深くに注ぐと抜いて直ぐに膣に膣栓を埋める。“嬉しいです、アレクサンドル様”
妄想から我にかえり 目を開けると、ヴィヴィアンは腹も胸も首も顔も髪の毛も精液まみれだった。
自分の股間を拭いて服を着た。
ヴィヴィアンは拭いてくれないのかという顔をしている。
布を顔に目掛けて投げた。
「自分で拭け。勘違いをしているようだがお前は性の捌け口に献上された娼婦に過ぎない。俺に触れるな。」
「私はララザフの王女なのですよ!」
「そんなもの、俺にとって何の価値もない」
「私の美貌をお気に召してくださったのでは…」
「顔もさほど他の献上品と変わらない。身体は不満だ。胸ももう少し形が良ければな。乳首も小さくないし、ナカの具合も他の献上品と比べると 中の下だしな」
「ううっ…」
「もし次にこの部屋に来ることがあれば口を使う。張り型を根本まで咥えられるよう練習しておけ。後で届けさせる」
泣くヴィヴィアンを放置して部屋を出た。
鬱陶しい。
俺が皇帝だから愛を口にする不純な女狐達。
欲を隠さず縋り、不相応にも皇后の座を我がものにしようと企む。
碌に言葉も交わしていないのに 部屋に行けば股を広げる女達を皇妃になどするはずがない。皇后なんてもってのほかだ。
片胸を見られただけで赤くなりしゃがみ込んで顔を覆ったユピルピア。
「……」
本宮殿に戻り、侍従に資料を持って来させた。
本来はプロプル王国の公爵の娘が来るはずだったが、ユピルピアが代わりに来たようだ。
“ユピルピア王女はナルプナ伯爵令息との婚約を解消し、後宮入りとなった”
「ユピルピアとナルプナ伯爵家の息子が婚約していた理由を知っているか」
「存じ上げません」
「聞いてきてくれ」
「かしこまりました」
パタン
侍従を外交部に向かわせ、資料の続きを読むが大したことは書いていなかった。
俺と白い結婚を選んだ理由は、ナルプナ伯爵家の息子を愛しているからではないのか。
〈国のために嫁がなくてはならないの〉
〈ユピルピア、行かないでくれ。いっそ 駆け落ちしよう〉
〈そんなことをしたらプロプルは滅ぼされてしまうわ〉
〈私を愛してると言っていたじゃないか〉
〈愛しているわ。でも、仕方がないじゃない〉
〈どうしてもと言うのなら、皇帝に純潔を捧げるな。19もの従属国から集まるなら一人くらい閨事をしなくても大丈夫だろう〉
〈分かったわ。私の純潔は貴方のものよ〉
〈ユピルピア…離れたくない〉
〈せめて口付けを〉
グシャッ
妄想だと分かっているが、その可能性もある。
プロプルを滅ぼせば故郷も愛する男も消え、ユピルピアはもう俺を見るしかないはずだ。
1,498
あなたにおすすめの小説
不愛想な婚約者のメガネをこっそりかけたら
柳葉うら
恋愛
男爵令嬢のアダリーシアは、婚約者で伯爵家の令息のエディングと上手くいっていない。ある日、エディングに会いに行ったアダリーシアは、エディングが置いていったメガネを出来心でかけてみることに。そんなアダリーシアの姿を見たエディングは――。
「か・わ・い・い~っ!!」
これまでの態度から一変して、アダリーシアのギャップにメロメロになるのだった。
出来心でメガネをかけたヒロインのギャップに、本当は溺愛しているのに不器用であるがゆえにぶっきらぼうに接してしまったヒーローがノックアウトされるお話。
初恋に見切りをつけたら「氷の騎士」が手ぐすね引いて待っていた~それは非常に重い愛でした~
ひとみん
恋愛
メイリフローラは初恋の相手ユアンが大好きだ。振り向いてほしくて会う度求婚するも、困った様にほほ笑まれ受け入れてもらえない。
それが十年続いた。
だから成人した事を機に勝負に出たが惨敗。そして彼女は初恋を捨てた。今までたった 一人しか見ていなかった視野を広げようと。
そう思っていたのに、巷で「氷の騎士」と言われているレイモンドと出会う。
好きな人を追いかけるだけだった令嬢が、両手いっぱいに重い愛を抱えた令息にあっという間に捕まってしまう、そんなお話です。
ツッコミどころ満載の5話完結です。
7年ぶりに私を嫌う婚約者と目が合ったら自分好みで驚いた
小本手だるふ
恋愛
真実の愛に気づいたと、7年間目も合わせない婚約者の国の第二王子ライトに言われた公爵令嬢アリシア。
7年ぶりに目を合わせたライトはアリシアのどストライクなイケメンだったが、真実の愛に憧れを抱くアリシアはライトのためにと自ら婚約解消を提案するがのだが・・・・・・。
ライトとアリシアとその友人たちのほのぼの恋愛話。
※よくある話で設定はゆるいです。
誤字脱字色々突っ込みどころがあるかもしれませんが温かい目でご覧ください。
どうせ運命の番に出会う婚約者に捨てられる運命なら、最高に良い男に育ててから捨てられてやろうってお話
下菊みこと
恋愛
運命の番に出会って自分を捨てるだろう婚約者を、とびきりの良い男に育てて捨てられに行く気満々の悪役令嬢のお話。
御都合主義のハッピーエンド。
小説家になろう様でも投稿しています。
白い結婚のはずが、騎士様の独占欲が強すぎます! すれ違いから始まる溺愛逆転劇
鍛高譚
恋愛
婚約破棄された令嬢リオナは、家の体面を守るため、幼なじみであり王国騎士でもあるカイルと「白い結婚」をすることになった。
お互い干渉しない、心も体も自由な結婚生活――そのはずだった。
……少なくとも、リオナはそう信じていた。
ところが結婚後、カイルの様子がおかしい。
距離を取るどころか、妙に優しくて、時に甘くて、そしてなぜか他の男性が近づくと怒る。
「お前は俺の妻だ。離れようなんて、思うなよ」
どうしてそんな顔をするのか、どうしてそんなに真剣に見つめてくるのか。
“白い結婚”のはずなのに、リオナの胸は日に日にざわついていく。
すれ違い、誤解、嫉妬。
そして社交界で起きた陰謀事件をきっかけに、カイルはとうとう本心を隠せなくなる。
「……ずっと好きだった。諦めるつもりなんてない」
そんなはずじゃなかったのに。
曖昧にしていたのは、むしろリオナのほうだった。
白い結婚から始まる、幼なじみ騎士の不器用で激しい独占欲。
鈍感な令嬢リオナが少しずつ自分の気持ちに気づいていく、溺愛逆転ラブストーリー。
「ゆっくりでいい。お前の歩幅に合わせる」
「……はい。私も、カイルと歩きたいです」
二人は“白い結婚”の先に、本当の夫婦を選んでいく――。
-
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
片想い婚〜今日、姉の婚約者と結婚します〜
橘しづき
恋愛
姉には幼い頃から婚約者がいた。両家が決めた相手だった。お互いの家の繁栄のための結婚だという。
私はその彼に、幼い頃からずっと恋心を抱いていた。叶わぬ恋に辟易し、秘めた想いは誰に言わず、二人の結婚式にのぞんだ。
だが当日、姉は結婚式に来なかった。 パニックに陥る両親たち、悲しげな愛しい人。そこで自分の口から声が出た。
「私が……蒼一さんと結婚します」
姉の身代わりに結婚した咲良。好きな人と夫婦になれるも、心も体も通じ合えない片想い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる