10 / 24
第二章 ハンターとして
2ー4 診療所
しおりを挟む
ところでやむを得なかったとは言え、暴漢に刺されたビアンカを治癒魔法で救ったのだけれど、そのことが色々と波紋を投げかけてる。
治癒魔法というのは、実は聖職者の表看板なのだ。
別に聖職者じゃなくとも、治癒魔法は使えるはずなのだけれど、昔から治癒魔法を使える者を聖職者に仕立て上げて、教会が治癒魔法を牛耳ってきたのだった。
もちろんマザー・アリシアのように治癒魔法を使えない聖職者もいるのですが、治癒魔法を使える者はすべからく聖職者にすべきと教会のお偉方は考えているようだね。
だから、ビアンカが俺の治癒魔法で癒されたことを知ったマザー・アリシアは、ちょっと顔を曇らせた。
「リックは、聖職者になるつもりはないのかしら?」
「はい、残念ながら聖職者になろうというつもりはありません。」
「あなたのように治癒魔法の使い手は、往々にして教会が取り込もうとするのですよ。
大体は信者の子で聖属性魔法を使える子供は幼いころに選別をかけているので、リックのように10歳になってから、あら・・・。
そう言えばリックはもう11歳になったのかしらね?」
「はい、この1月で11歳になりました。」
「そう、・・・。
その年齢ならばとうに聖職者の養成学校に入って、聖職者としての修行をしているはずなのですよ。
因みに、貴方の信仰は、どこの会派かしらね?
教えてくれる?」
「僕は、既存の会派を信仰してはいません。
強いてあげれば復古派の精霊信仰でしょうか?」
「あら、珍しいわね。
復古派の精霊信仰は、確か百年ほど前に途絶えたはずよね。
今は、復古派の残党もラズニー派に組み入れられているはず・・・。
でもね、各派閥の教会本部は、リックがどの派閥に属していようと関係なしに、自らの派閥に取り込もうと画策するはずよ。
治癒魔法を使える聖職者ともなれば、上級聖職者として扱われ、栄耀栄華は思いのままなのだけれど、興味は無いのかしら?」
「栄耀栄華に興味はありません。
むしろ、教会に縛り付けられるのは嫌ですね。」
「あら、まあ、まぁ、教会も随分と嫌われたものねぇ・・・。
何がいけないのかしら?」
「治癒魔法のできる聖職者は、往々にして非常に高いお布施を収めなければ治癒魔法を使わないようですよね。
それでは貧しい人は治癒魔法を受けられません。
そもそも治癒魔法は、神が与えたもうた能力の筈ですけれど、貴族やお金持ちのためだけに在るものなのですか?」
マザー・アリシアの眉間のしわが増えました。
「いいえ、・・・。
そうね、ウチのワラミスカ修道会では左程に高いお礼は貰わないようにしているけれど・・・。
それでもこの近くに住む貧民の人たちが治癒魔法を受けるのはチョット無理かしらね。
やっぱり、それなりの報酬を得ないと聖職者も食べて行けないから・・・。
他の会派であればもっと無理だろうしねぇ。」
「僕は、別に聖職者を嫌っているわけではありませんが、聖職者が治癒を施す商売人になっては、もはや聖職者ではありませんよね。
おそらくは神から得た力で人々を癒すという、本来は、高尚な理想に燃えた職なのでしょうけれど、僕には単なる金の亡者にしか見えません。
救える命が目の前にありながら、金を出さなければ見捨てるというのでは、その前提が崩れます。
最初から聖職者ではなくって、依頼報酬の高い治癒師と公称すれば良いはずです。
ですから聖職者になって治癒師になるという考え自体が間違っています。」
「うーん、・・・。
リックの考えは分かりました。
でもね、治癒魔法の使い手も1日に使える魔法の回数は限られています。
そうなれば、どうしてもその少ない回数に人が集まって値段が競りあがってしまうの。
それに貴族と平民との格差は厳然として存在します。
貴族が相応の報酬をもって治癒の依頼をしてくれば、その陰で平民は捨て置かれるのが宿命ね。」
「失礼ですが、ワラミスカ修道会でも身分の格差は認めているのですか?
少なくとも『神の御前では人すべてが平等であれ。』と教えるのが教義であったように思いますけれど・・・。」
マザー・アリシアは、驚いたように目を見開きました。
「そんなことを、信者でもないリックが良く知っていますね。
あなたと話していると、時折、大人と話しているように感じる時があります。
確かに教義ではそうなっていますが、実際には権力を持つ者とそうでない者の間には越えられない格差があります。
私達の会派は、他の会派と比べても比較的に規模が小さく、権力筋にコネを持っているわけでは無いのです。
ですから正面切って権力に逆らうようなことは滅多にはできないのですよ。
先だっても、王宮から支給される支援金に不足が生じていたことが公的に確認されました。
間に立つ者が横領していたそうです。
月々の支援金が減るのですから、その変化には貰う私達の方がすぐに気が付きます。
でも貰う側が支援金の不足を申し立てることができるようにはなっていないのが世の常なんです。
過ちがあったことがわかって、以前の支援金額に戻りましたけれど、きっといずれまた似たようなことは起きるのでしょうね。
でも、支援を受ける側は支給される額で我慢するしかないのが実情なのですよ。
これはある意味世の中の仕組みそのものであり、私達や聖職者が変えられるようなものではないのです。」
「マザー・アリシア、仮に他の会派を含めて教会から僕を聖職者にすることについて勧誘がありましたなら、その相手に言ってあげてください。
聖職者にならずとも人々を助ける方法はあると僕が言っていたと。
それに関連して、僕は治癒魔法だけで生活するつもりはありませんけれど、必要であれば大銅貨一枚の報酬で差別することなく、治癒魔法で傷病人を癒す心づもりがあります。
但し、一日をそれで縛られると僕が自由に動けなくなりますから、日没前の一刻だけを治癒に充てる時間にします。
その間に訪れた病人は誰であれ診ますけれど、優先順位は病人同士の譲り合いで決めてもらいます。
命の危険、病の軽重が一見してわかるならば、重篤な方が優先されるべきです。
本当は客観的に選別できる者が居れば宜しいのですが、・・・。
場合により、この孤児院の子らにその方面で手伝ってもらうことになるかもしれません。
マザー・アリシアはその件について、いかが思われますか?」
「大銅貨一枚で治癒魔法の施術をするのですか?
でも大怪我をした者や、重病人などは、例え一人であってもかなりの治癒時間を必要とします。
私が知っている最長時間では二刻以上もかかった事例もありますよ。
一刻の間に診られる患者の数が少なすぎるのではないでしょうか?」
「マザー・アリシア、このことは絶対に秘密にしてほしいのですが、ビアンカの刺し傷は実は致命傷でしたから、僕以外には治癒できないものでした。
おそらくは、この国で一番と称される治癒魔法の聖職者がその場にいて多額の報酬を約束されたにしてもビアンカを生きながらえさせることはできなかったでしょう。
自慢ではありませんが、僕は治癒魔法に関しては間違いなく第一人者なのです。
ですから僅か一刻の診療時間であっても二十人程度の患者を癒すことは左程難しいことではありません。
そうして、今一つ、日没寸前になって未だ診療を望む患者が多い場合は、範囲指定の治癒魔法で癒すこともできます。
確か、そうした術者は、ここ二百年以上も現れてはいないのでは?」
驚きの表情を見せながらもマザー・アリシアが言った
「ええ、リックの言う通りですね。
二百数十年前に活躍されたカウリアの聖女様が、エリアヒールを行って教会の聖堂内にいた怪我人数十人をたちどころに癒した逸話は伝承として残されており、半分神話化しています。
本当にリックがその術を行使できるならば、凄いことですね。
リックは聖人と詠われるようになるでしょう。」
「生憎と、僕は教会にも聖人にも興味はありません。
時間があり、余力があれば、困っている人々を救いたいだけなのです。
但し、マザー・アリシアの管理する場所で、そうしたことが為されるのを忌避されるのならば、僕は別のところに行って、そこで仮の診療所を開こうかと思います。
先ほども申した通り、日没前の一刻の間だけ開く診療所です。
僕の都合でお休みになることもあるかもしれませんので、開いているときは何らかの目印をしようと思っていますけれどね。
そこでは地位や職業に関わりなく平等に扱われ、重病人が優先されます。
この原則は、例え王家の方が来られても変えません。」
「なんとまぁ、未だ成人してもいないのに何と高尚で大胆な行動を企てるのでしょう。
リック、貴方を放任はできません。
私の監視の下でならその計画を認めます。
でも、他所の地では貴方の身がとても危険です。
貴族や教会の取り込みが絶対に苛烈になります。
私の力では大して影響力もないでしょうけれど、それでもささやかな壁にはなれるでしょう。
この教会の敷地を自由に使って、その診療所とやらを始めてください。
但し、孤児もいますので孤児院はそのままにしてくださいね。」
「もちろんです。
教会の前の庭の片隅に、二尋四方の仮設の診療所を設けることをお許しください。
そうしてその診療所の脇には高さが5尋ほどのポールを立てます。
そのポールに白地に赤の十字を描いた旗を掲げたなら診療時間の始まりです。
あと、庭の一部に小さな黒い石の列で境界を設けることをお許しください。
その黒い石の境界の中に入っていて、診療所が発行するカードを持つ人が日没直前に癒される人になります。」
俺の進言はマザー・アリシアに承認され、翌々日には初めての診療所が開いた。
この診療所の開設に当たってはマザー・アリシアの広い交友関係が大いに役立った。
治癒魔法というのは、実は聖職者の表看板なのだ。
別に聖職者じゃなくとも、治癒魔法は使えるはずなのだけれど、昔から治癒魔法を使える者を聖職者に仕立て上げて、教会が治癒魔法を牛耳ってきたのだった。
もちろんマザー・アリシアのように治癒魔法を使えない聖職者もいるのですが、治癒魔法を使える者はすべからく聖職者にすべきと教会のお偉方は考えているようだね。
だから、ビアンカが俺の治癒魔法で癒されたことを知ったマザー・アリシアは、ちょっと顔を曇らせた。
「リックは、聖職者になるつもりはないのかしら?」
「はい、残念ながら聖職者になろうというつもりはありません。」
「あなたのように治癒魔法の使い手は、往々にして教会が取り込もうとするのですよ。
大体は信者の子で聖属性魔法を使える子供は幼いころに選別をかけているので、リックのように10歳になってから、あら・・・。
そう言えばリックはもう11歳になったのかしらね?」
「はい、この1月で11歳になりました。」
「そう、・・・。
その年齢ならばとうに聖職者の養成学校に入って、聖職者としての修行をしているはずなのですよ。
因みに、貴方の信仰は、どこの会派かしらね?
教えてくれる?」
「僕は、既存の会派を信仰してはいません。
強いてあげれば復古派の精霊信仰でしょうか?」
「あら、珍しいわね。
復古派の精霊信仰は、確か百年ほど前に途絶えたはずよね。
今は、復古派の残党もラズニー派に組み入れられているはず・・・。
でもね、各派閥の教会本部は、リックがどの派閥に属していようと関係なしに、自らの派閥に取り込もうと画策するはずよ。
治癒魔法を使える聖職者ともなれば、上級聖職者として扱われ、栄耀栄華は思いのままなのだけれど、興味は無いのかしら?」
「栄耀栄華に興味はありません。
むしろ、教会に縛り付けられるのは嫌ですね。」
「あら、まあ、まぁ、教会も随分と嫌われたものねぇ・・・。
何がいけないのかしら?」
「治癒魔法のできる聖職者は、往々にして非常に高いお布施を収めなければ治癒魔法を使わないようですよね。
それでは貧しい人は治癒魔法を受けられません。
そもそも治癒魔法は、神が与えたもうた能力の筈ですけれど、貴族やお金持ちのためだけに在るものなのですか?」
マザー・アリシアの眉間のしわが増えました。
「いいえ、・・・。
そうね、ウチのワラミスカ修道会では左程に高いお礼は貰わないようにしているけれど・・・。
それでもこの近くに住む貧民の人たちが治癒魔法を受けるのはチョット無理かしらね。
やっぱり、それなりの報酬を得ないと聖職者も食べて行けないから・・・。
他の会派であればもっと無理だろうしねぇ。」
「僕は、別に聖職者を嫌っているわけではありませんが、聖職者が治癒を施す商売人になっては、もはや聖職者ではありませんよね。
おそらくは神から得た力で人々を癒すという、本来は、高尚な理想に燃えた職なのでしょうけれど、僕には単なる金の亡者にしか見えません。
救える命が目の前にありながら、金を出さなければ見捨てるというのでは、その前提が崩れます。
最初から聖職者ではなくって、依頼報酬の高い治癒師と公称すれば良いはずです。
ですから聖職者になって治癒師になるという考え自体が間違っています。」
「うーん、・・・。
リックの考えは分かりました。
でもね、治癒魔法の使い手も1日に使える魔法の回数は限られています。
そうなれば、どうしてもその少ない回数に人が集まって値段が競りあがってしまうの。
それに貴族と平民との格差は厳然として存在します。
貴族が相応の報酬をもって治癒の依頼をしてくれば、その陰で平民は捨て置かれるのが宿命ね。」
「失礼ですが、ワラミスカ修道会でも身分の格差は認めているのですか?
少なくとも『神の御前では人すべてが平等であれ。』と教えるのが教義であったように思いますけれど・・・。」
マザー・アリシアは、驚いたように目を見開きました。
「そんなことを、信者でもないリックが良く知っていますね。
あなたと話していると、時折、大人と話しているように感じる時があります。
確かに教義ではそうなっていますが、実際には権力を持つ者とそうでない者の間には越えられない格差があります。
私達の会派は、他の会派と比べても比較的に規模が小さく、権力筋にコネを持っているわけでは無いのです。
ですから正面切って権力に逆らうようなことは滅多にはできないのですよ。
先だっても、王宮から支給される支援金に不足が生じていたことが公的に確認されました。
間に立つ者が横領していたそうです。
月々の支援金が減るのですから、その変化には貰う私達の方がすぐに気が付きます。
でも貰う側が支援金の不足を申し立てることができるようにはなっていないのが世の常なんです。
過ちがあったことがわかって、以前の支援金額に戻りましたけれど、きっといずれまた似たようなことは起きるのでしょうね。
でも、支援を受ける側は支給される額で我慢するしかないのが実情なのですよ。
これはある意味世の中の仕組みそのものであり、私達や聖職者が変えられるようなものではないのです。」
「マザー・アリシア、仮に他の会派を含めて教会から僕を聖職者にすることについて勧誘がありましたなら、その相手に言ってあげてください。
聖職者にならずとも人々を助ける方法はあると僕が言っていたと。
それに関連して、僕は治癒魔法だけで生活するつもりはありませんけれど、必要であれば大銅貨一枚の報酬で差別することなく、治癒魔法で傷病人を癒す心づもりがあります。
但し、一日をそれで縛られると僕が自由に動けなくなりますから、日没前の一刻だけを治癒に充てる時間にします。
その間に訪れた病人は誰であれ診ますけれど、優先順位は病人同士の譲り合いで決めてもらいます。
命の危険、病の軽重が一見してわかるならば、重篤な方が優先されるべきです。
本当は客観的に選別できる者が居れば宜しいのですが、・・・。
場合により、この孤児院の子らにその方面で手伝ってもらうことになるかもしれません。
マザー・アリシアはその件について、いかが思われますか?」
「大銅貨一枚で治癒魔法の施術をするのですか?
でも大怪我をした者や、重病人などは、例え一人であってもかなりの治癒時間を必要とします。
私が知っている最長時間では二刻以上もかかった事例もありますよ。
一刻の間に診られる患者の数が少なすぎるのではないでしょうか?」
「マザー・アリシア、このことは絶対に秘密にしてほしいのですが、ビアンカの刺し傷は実は致命傷でしたから、僕以外には治癒できないものでした。
おそらくは、この国で一番と称される治癒魔法の聖職者がその場にいて多額の報酬を約束されたにしてもビアンカを生きながらえさせることはできなかったでしょう。
自慢ではありませんが、僕は治癒魔法に関しては間違いなく第一人者なのです。
ですから僅か一刻の診療時間であっても二十人程度の患者を癒すことは左程難しいことではありません。
そうして、今一つ、日没寸前になって未だ診療を望む患者が多い場合は、範囲指定の治癒魔法で癒すこともできます。
確か、そうした術者は、ここ二百年以上も現れてはいないのでは?」
驚きの表情を見せながらもマザー・アリシアが言った
「ええ、リックの言う通りですね。
二百数十年前に活躍されたカウリアの聖女様が、エリアヒールを行って教会の聖堂内にいた怪我人数十人をたちどころに癒した逸話は伝承として残されており、半分神話化しています。
本当にリックがその術を行使できるならば、凄いことですね。
リックは聖人と詠われるようになるでしょう。」
「生憎と、僕は教会にも聖人にも興味はありません。
時間があり、余力があれば、困っている人々を救いたいだけなのです。
但し、マザー・アリシアの管理する場所で、そうしたことが為されるのを忌避されるのならば、僕は別のところに行って、そこで仮の診療所を開こうかと思います。
先ほども申した通り、日没前の一刻の間だけ開く診療所です。
僕の都合でお休みになることもあるかもしれませんので、開いているときは何らかの目印をしようと思っていますけれどね。
そこでは地位や職業に関わりなく平等に扱われ、重病人が優先されます。
この原則は、例え王家の方が来られても変えません。」
「なんとまぁ、未だ成人してもいないのに何と高尚で大胆な行動を企てるのでしょう。
リック、貴方を放任はできません。
私の監視の下でならその計画を認めます。
でも、他所の地では貴方の身がとても危険です。
貴族や教会の取り込みが絶対に苛烈になります。
私の力では大して影響力もないでしょうけれど、それでもささやかな壁にはなれるでしょう。
この教会の敷地を自由に使って、その診療所とやらを始めてください。
但し、孤児もいますので孤児院はそのままにしてくださいね。」
「もちろんです。
教会の前の庭の片隅に、二尋四方の仮設の診療所を設けることをお許しください。
そうしてその診療所の脇には高さが5尋ほどのポールを立てます。
そのポールに白地に赤の十字を描いた旗を掲げたなら診療時間の始まりです。
あと、庭の一部に小さな黒い石の列で境界を設けることをお許しください。
その黒い石の境界の中に入っていて、診療所が発行するカードを持つ人が日没直前に癒される人になります。」
俺の進言はマザー・アリシアに承認され、翌々日には初めての診療所が開いた。
この診療所の開設に当たってはマザー・アリシアの広い交友関係が大いに役立った。
47
あなたにおすすめの小説
事故に遭いました~俺って全身不随?でも異世界では元気ハツラツ?
サクラ近衛将監
ファンタジー
会社員の俺が交通事故に遭いました。二か月後、病院で目覚めた時、ほぼ全身不随。瞼と瞳が動かせるものの、手足も首も動かない。でも、病院で寝ると異世界の別人の身体で憑依し、五体満足で生活している。また、異世界で寝ると現代世界に目が覚めるが体の自由は利かない。
睡眠の度に異世界と現代世界を行ったり来たり、果たして、現代社会の俺は、元の身体に戻れる方法があるのだろうか?
そんな男の二重生活の冒険譚です。
毎週水曜日午後8時に投稿予定です。
転生して捨てられたけど日々是好日だね。【二章・完】
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
おなじみ異世界に転生した主人公の物語。
転生はデフォです。
でもなぜか神様に見込まれて魔法とか魔力とか失ってしまったリウ君の物語。
リウ君は幼児ですが魔力がないので馬鹿にされます。でも周りの大人たちにもいい人はいて、愛されて成長していきます。
しかしリウ君の暮らす村の近くには『タタリ』という恐ろしいものを封じた祠があたのです。
この話は第一部ということでそこまでは完結しています。
第一部ではリウ君は自力で成長し、戦う力を得ます。
そして…
リウ君のかっこいい活躍を見てください。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
俺を凡の生産職だからと追放したS級パーティ、魔王が滅んで需要激減したけど大丈夫そ?〜誰でもダンジョン時代にクラフトスキルがバカ売れしてます~
風見 源一郎
ファンタジー
勇者が魔王を倒したことにより、強力な魔物が消滅。ダンジョン踏破の難易度が下がり、強力な武具さえあれば、誰でも魔石集めをしながら最奥のアイテムを取りに行けるようになった。かつてのS級パーティたちも護衛としての需要はあるもの、単価が高すぎて雇ってもらえず、値下げ合戦をせざるを得ない。そんな中、特殊能力や強い魔力を帯びた武具を作り出せる主人公のクラフトスキルは、誰からも求められるようになった。その後勇者がどうなったのかって? さぁ…
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!
胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。
この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。
かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。
※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!)
※1話当たり、1200~2000文字前後です。
World of Fantasia(ワールド・オブ・ファンタジア)
緋色牡丹
ファンタジー
生きる意味を見出せない三十二歳の男・山田緋色。
夏の夜、光の渦に呑まれ、彼が目を覚ましたのは――幻想の森だった。
壊れた愛車、知らない空、そして湖に浮かぶ青髪の少女。
異世界での出会いが、“止まった人生”を再び動かしていく。
異世界叙情ファンタジー、開幕──
※この小説は、小説家になろう、カクヨムにも同時掲載しています。
挿絵はAIイラストを使ったイメージ画像です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる