親王様は元大魔法師~明治の宮様に転生した男の物語~戦は避けられるのか?

サクラ近衛将監

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第五章 戦争への序曲

5-2 ルーズベルトの悩み その二

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 また、1938年のポーランド侵攻の際に用いられたドイツ戦車が50ミリ以上の砲を搭載していたようなので、米国国内では、この対策のために急遽50ミリ以上の砲を搭載できるM3戦車を試作製造中であり、こちらは重量20トンを超える。
 恐らく飛鳥重工が開発したものは同程度の新型戦車であろうと思うが、果たしていくらの口径なのかが問題だ。

 顕示欲の強い帝国陸軍だから、来年或いは再来年の観兵式あたりでお披露目がなされるのだろう。
 要目は秘密とされるが、例年招待者席からの写真撮影は許されているようなので被写体の写真等からその分析によってわかることも多いようだ。

 帝国陸軍が採用している三八式小銃は、米軍のM1ガーランドと性能が似ているが、M1ガーランドが半自動の8発装填なのに比べ、三八式小銃は5発装填のボルトアクション式で、弾数は圧倒的にM1ガーランドが優れている。
 同じ兵力で歩兵同士が小銃で撃ち合えば米軍が有利だろうと思えるのだ。

 果たして飛鳥重工が披露したという新兵器が如何なるものなのか、後続の情報を待たねばならないだろう。
 今一つ、皇族の一人であるPrince Hiroyosiが提唱し、新たに創設されたというRed Corps(赤い軍団)の情報だが、概ね14歳から23歳までの娘ばかり約2万名を徴募した姫部隊のようだ。

 訓練を受けていない娘ばかり集めて部隊を作ったとしても、到底戦力にはならないだろうと見られているが、入手した設立趣意書には後方支援部隊とされているので、仮に戦争となっても直接撃ち合う心配はまずなさそうだ。
 仮に娘が前線に出て来たとわかれば、敵対する我が国将兵も戸惑うことになるだろう。

 その戸惑いが場合によっては命取りになることもある。
 いずれにせよ、現状の日本軍の軍事力からすれば左程の脅威にはならないと考えてはいるが、それも我が米国の強大な生産力があるがゆえである。

 ネバダクラスの戦艦でも建造には三年を要するが、東部および五大湖周辺の造船所の全精力を傾注すれば、戦艦建造を二年に短縮できると全米造船工業会会頭のベンジャミン・L・ボーマンが力説していたから、大統領戦時特別令を発すれば戦艦群の増産は可能だろう。
 空母については軍縮会議の結果で戦艦保有量が制限された上に、空母も3万トン級二隻に限定された。

 但し、2万トン級で5インチを超える艦砲を持たない空母については制限が無かったので、日本はHOUSHOU型2万トン級空母を6隻も量産したようだが、米国では巡洋戦艦二隻を航空母艦に改装する工事が進んでいた。
 公称で3万3千トンのレキシントン級新型空母は1927年に就役したが、実際の排水量は4万トンを超える世界最大の空母になっていた。

 しかしながら帝国海軍が6隻の小型空母で三つの部隊を編成している状況にあって二隻では必ずしも対抗できないとルーズベルトは考えていた。
 そのため、ルーズベルトの命令により2万トンに満たない小型空母4隻の建造を促した。

 上院や海軍内部でも予算の無駄遣いとして反対意見が多かったものの、排水量を1万2千トンにまで縮小して何とか建造に漕ぎつけた。
 1年で就航できる予定のインディペンデンス級軽空母である。

 搭載機数もレキシントン級に比べるとかなり少ないが、最新の雷撃機TBD デヴァステイターや戦闘機F4F ワイルドキャットは、HOUSHOU級空母搭載の複葉機など歯牙にもかけない高性能機である。
 日本海軍も情報によれば艦載機となり得る機体を、MITSUBISHIやNAKAJIMAが開発していると聞いているが、予算の関係か或いはパイロットの熟練度の所為か艦載機としては採用されていないようだ。

 当該艦載機となり得る機体について海軍航空基地では多少の配備も認められるようだが、航空基地の配備主力は双発機のSOFFYだ。
 SOFFYはあくまで米軍が使用しているコードネームであり帝国陸軍や海軍が何と呼称しているかまでは知らない。

 おそらくは日本独自の年号に準じて〇〇年型戦闘機或いは爆撃機と称していると思われるが、単なる名称に興味はない。
 SOFFYは速度が300ノット程度、500ポンド爆弾が搭載できる攻撃機であり、戦闘機としての継戦能力もあるようだ。

 少なくとも機首部に二基の銃口が見え、12,7ミリ若しくは20ミリ機銃と見られているが詳細は不明である。
 航続距離も不明だが、少なくとも艦載機ではないことからHOUSHOUへの着艦は無理なのだろう。

 双発機の利点は航続距離が長いこと、機首部に大口径の機銃を装備できることであり、米軍でもP38という戦闘機を開発している。
 P38の航続距離は1000マイルから1500マイルと爆撃機のB25程度、四発爆撃機B17やB24と比べるとさほど長くないが、戦闘機としてはこれで十分なのかもしれない。

 ルーズベルトの悩みは、日米関係をどうするかなのである。
 日米間の貿易量はこのところ増大している。

 しかも米国にとっては輸入超過の貿易額なのである。
 輸出も食糧を中心に無くはないのだが額は少ない。

 原油、石油製品、鉄くずなどが10年前までは、日本向け輸出額のトップだったのだが、原油及び石油製品は逆に輸入に変わり、鉄くずについては年々減少して現時点では皆無である。
 少なくとも原油及び石油製品は国内産出品よりも値が安いのであり、モービル、シェブロンなどの大手石油会社も輸入に走っている。

 それに輪をかけて多いのが医薬品である。
 チャイナ・ロビーの進言書にあるように結核の特効薬は現状で日本の飛鳥製薬にしか製造できないのだ。

 この輸入に成功して以来、国内の結核罹患者は激減しているが、医療費の高騰を招いたために貧困層には届かず、結核患者を根絶できるところまでは行っていない。
 聞くところによれば、日本では国民皆保険制度で安価に医療が受けられるために日本国内では結核はほぼ根絶されているらしい。

 現在は専ら検疫強化によって海外からの患者流入を防止している状態にあると在日大使館からの報告がある。
 米国は自由主義を基幹としている国家であるから、国家による保証制度はどちらかと言うと嫌われる傾向にあり、国民保険制度などは税金の無駄遣いとして議会の承認を得られないだろう。

 富裕になるのも貧困に陥るのも全ては自己責任、それがフロンティア・スピリットでありアメリカン・ドリームでもあるのだから。
 まぁ、為政者としては、日本の皆保険制度は、ある意味でうらやましい制度ではあるのだろうが、自分でわざわざ導入したいとは思えない制度ではある。

 少なくともマイノリティに対して恵みを分けてやる必要はない。
 とは言いつつもチャイナ・ロビーの経済力とその統率力は次期選挙に欠かすことのできない勢力であるのは確かなのである。

 今一つ前述したように我が国の経済界を牛耳っているユダヤ勢力の意向も無視できない。
 日増しに強くなっているドイツ国内のユダヤ人迫害とドイツ勢力の拡大について、ユダヤ・ロビーからは血を吐くような要請と懇願が続いている。

 いずれ欧州への介入は避けられないのだが、そのための妨げはモンロー主義である。
 第五代大統領から連綿と続けられている米国の政治外交基調を私の代で崩すには余程の理由が必要なのである。

 少なくとも相手から理不尽な喧嘩を吹っ掛けられれば米国としても大義名分が立つというものだが、ナチスの連中は巧妙に我が国との紛争を避けている。
 従って米国が欧州戦線に参画する理由に乏しいのである。

 私の1939年に言った公約の一つに「アメリカの青少年をいかなる外国の戦争にも送り込むことはない」というのがあり、これにも縛られて盟友イギリスへの支援にも事欠く始末なのである。
 何とか武器援助法だけは通したが、チャーチルからは毎週のように欧州参戦の督促電話がかかってくる。

 まぁ、1939年6月のダンケルク撤退の後、フランスが降伏し、大陸への足掛かりが無くなった現時点ではイギリスだけではどうにも対応できなくなっているのが実情であり、むしろイギリスへの空爆が始まってその防御だけで精一杯というところらしい。
 当初はドイツ側戦闘機の航続距離が短いことで英国優位の航空戦であったが、ドイツ側に航続距離を伸ばした新型が登場するにつれ、ロンドン空襲は日増しに過激になっているらしく、この10月にはエリザベス女王がついにロンドンから北部マンチェスターへ避難したようだ。

 何せバッキンガム宮殿が半壊するほどの被害を受けたというから無理もない。
 それにフランスに存在するパルチザン情報では、ドイツ軍が英国本土上陸計画のために上陸用舟艇の開発に入ったらしいとのことで、未だ海軍では英国優位とは言っても航空勢力でほぼ同等以上となっている現状では、英海軍でどれほど対応できるかも問題の一つだ。

 仮にドーバー海峡に防備の軍艦を集めればUボートは勿論のこと爆撃機も軍艦を狙ってくるからドイツ軍を撃退できるかどうかは微妙なところなのだ。
 ルーズベルトとしては何としても欧州参戦の正当な理由とその機会が欲しかった。

 何とかせねば欧州全域がナチスドイツで固められ、更には南米にもナチスが手を伸ばしてきているので、モンロー主義から言っても何とかせねばならないのだ。
 更に、次期選挙で民主党優位の結果を出すためにはチャイナ・ロビー勢力の機嫌取りもしておかねばならなかった。

 ルーズベルトは、本音では日本を毛嫌いしていた。
 ほんの80年程前までは、4隻の軍艦に脅えて不平等条約を呆気なく締結する後進国であったはずの日本である。

 それが開国してから40年後には清国という大国に勝利し、次いでその10年後にはロシア帝国とさえ互角以上に戦ったのである。
 ある意味目覚ましい進歩ではあるが、正直なところ劣等種族である筈の黄色人種だけの国家が欧米列強と肩を並べるなど無礼も甚だしいと思っているルーズベルトである。

 日米和親条約の締結においては尻尾を振ってすり寄ってくる子犬であった。
 だがそれがいつの間にか軍縮条約にまで顔を出すようになるとはおかしいではないかと心底思っているのである。

 カラードは白人の従者であって然るべきというのがルーズベルトの信条である。
 無論、公人としての立場ではそれを公言できないが、可能であればそのような政策をとるつもりでもある。

 出過ぎた釘は打たれねばならない。
 まして世界一の経済力と軍事力を持つ米国としては、極東の小国には自らの立場を思い知らせねばならないとは思っているが、生憎とその機会がない。

 情報部の報告書では、日本の仮想敵国には、中華民国、仏印インドシナ、オランダ領インドネシア、英国極東艦隊、オーストラリア、ニュージーランド、それにソ連と米国が上げられているそうだ。
 満州帝国及び東ロシア共和国とは相互安全保障条約を締結している同盟国だから敵にはなり得ないだろうが、その先にあるソ連を敵視しているのはある意味で重要情報である。

 日本はソ連と接してはいないし、ソ連も太平洋に回せる艦隊など存在しない。
 それでも仮想敵国としてとらえているのは、東ロシア帝国と不可侵条約を締結しているソ連がそれほど信用ならないと考えていることなのだろう。

 東ロシア共和国はイルクーツク州とヤクーツク州より東側領域を確保しており、ソ連の東方領域はモンゴル及び中国北西部と僅かに領土を接しているにとどまっている。
 仮にソ連が日本まで侵攻するとしたなら、東ロシア共和国を打ち破り、満州帝国を打ち破って渤海湾若しくは黄海まで達せねば攻撃すら難しい。

 最も短い直線距離で三千キロはある。
 ソ連が極東に海軍を持っているならば日本侵攻も可能性はあるが、現時点ではありえない話だろう。

 一方で米国と日本はどうか。
 単純に太平洋を挟んで一衣帯水なので、海軍があれば侵攻できるのである。

 大海という障害物はあれど超えられない障害ではない。
 従って我が国も日本を仮想敵国として見ており、万が一の侵攻計画も出来ている。

 そう言う意味では、まぁ、米国も同じく仮想敵国として日本を見做しているだから仕方がない。
 仮にモンロー主義の原則が崩れるならば、この際世界の警察として我が国が名乗りを上げても差し支えないのではないかと思っている。

 特に、ドイツは破竹の勢いで欧州を席巻しているが、戦争当事国なのだから当然に大きな経済的損失を生じているはずである。
 敗戦国のフランスは欧州の首座の一つから滑り落ちているし、その他ドイツの占領地域となった国も同様である。

 ドイツの同盟国のイタリアは付和雷同組でドイツにあやかっているだけだが内情は火の車だ。
 従って、欧州を助けることのできる国は我が国かソ連しかいないのだが、ソ連はドイツと不可侵条約を締結しているので、当面ドイツに不利益な対応はしないだろう。

 豪州勢は欧州まで駆け付ける兵力が無い。
 従って1775年まで欧州の植民地でしかなかった米国が、元の古巣に対して恩義を売る絶好の機会なのだ。

 下手をすると英国が第二次日英同盟なんぞを締結して日本の参戦を促されると「とんびにあぶらげ」状態になりかねない。
 日本は日独伊三国同盟には調印しなかったから、対ソ連に関してはドイツに共同歩調は取れても軍事同盟国ではないのだから、日英同盟で逆にドイツに敵対することは十分可能なのだ。

 そこに思い至ってルーズベルトは少々慌てた。
 米国が参戦できないうちに日本に手を出され、良いとこ取りをされてはたまらないのである。

 ナチスドイツが小国の日本に負けるとは思わないが、英国と組んで制海権を得れば、ドイツにとってはマイナスに働くだろう。
 まして、日本海軍は第一次大戦の折に潜水艦刈りで名を挙げている。

 大西洋では今もなおUボートの暗躍が続いており商船の被害が大きいのである。
 流石に米国国旗を掲げた船舶には攻撃を控えているようだが、生憎と我が国の使用船舶は便宜置籍の第三国が多いのだ。

 そもそもがセブン・シスターズと呼ばれている米国資本の多国籍企業が輸送費や人件費の高い米国籍貨物船を使わず、便宜置籍によって安い人件費で船を動かし始めたことに原因がある。
 それはともかくそうした船で英国に運ぼうとする貨物線がUボートに狙われるのだから我が国の経済にとっては実質的な損害なのである。

 それを守るための護送船団も作ってはみたがこれも非常に効率が悪い。
 二隻ほどの駆逐艦で守れる船団などたかが知れている。

 広い大洋の中で待ち伏せされて魚雷を撃たれれば商船が避けられるわけもない。
 おまけに潜水艦を探し当てる方法も今のところない。

 英国で探査機器を試作実験中とは聞いているが今のところ実用化はされていないようだ。
 翌日在日大使館に確認してみると、日本の外務省に在日英国公使が足繁く通っているという情報を得た。

 これは参戦計画を秘密裏に進めねばならない政治的理由が生じたと言える。
 ルーズベルトは国務省特別情報部の責任者であるクラーク・ベンソン大佐を呼んだ。

 
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