111 / 112
第八章 対独参戦
8-6 ソ連の迷走
しおりを挟む
欧州で、ソ連の蛮行に関するニュースが流れた頃、モロゾフを含めたソ連代表団はドイツをすでに離れ、バルト海の船上にあったが、この報道を苦々しくラジオで聞いていた。
モロゾフは、スターリンにどう釈明すべきかを懸命に考えていた。
外交上できることはない。
が、何らかの責任は取らされるかもしれないのである。
国内の政敵粛清もポーランドにおける虐殺もスターリンが自ら指令したことであるから、全てはスターリンが招いたことである。
だが、あの独裁者はそれを認めないだろう。
モロゾフは保身を考えねばならなかった。
だが、モロゾフが考えていた以上にことは深刻であった。
モロゾフがソ連にたどり着く前に、日本はソ連に対して警告を発したのである。
今後一週間以内に無条件でシベリア抑留中の政治犯とドイツ軍捕虜の釈放をしなければソ連に対して日本は宣戦布告すると言うのである。
ソ連は国家存亡の危機に立たされた。
ドイツとの戦争に勝利したのもつかの間、日本が宣戦布告をしてくるなど思いもよらぬことであった。
スターリンが考えていたドイツ占領についての思惑も日本軍の邪魔立てで完全に外れてしまった。
ソ連と日本は同盟関係ではないが、少なくとも不可侵条約は結んでいる。
ソ連からはいつでも放棄できるものであったが、まさか日本側から破棄してくるとは思っていなかった。
日本の戦力が途轍もないものであることは十分に承知していた。
あれほど手を焼いたナチスドイツ軍をわずかに十日で打ち破った相手である。
しかもソ連国境は巨大な戦士によって完全に封鎖され、ソ連軍の南下を物理的に止められている。
今のところ、この不気味な相手は国境線から動こうとしないし、ソ連側はただの一兵たりとも国境線を越えることはできていなかった。
仮にこの戦士たちが北上を始めた場合、ソ連軍に押しとどめる戦力はないと言っても過言ではないだろう。
日本軍は巨大な重爆撃機を持っているらしく、ドイツへの正式参戦直後にドイツ国内の兵器工場や戦略拠点が叩かれている。
その破壊力の凄まじさはスパイから情報が得られているが、モスクワの街区が一発の爆弾で破壊される代物であり尚且つ極めて正確な照準であるという。
ラジオ放送で予告された場所に正確に落とされているようである。
1万メートルを超える超空から落とされたのでは従来の高射砲も戦闘機も全く手も足も出ない。
なおかつティーゲル戦車を凌ぐ戦車があり、戦車を攻撃できるヘリコプター、音速を超えるジェット戦闘機、巨大戦艦に巨大空母、さらには超巨大な潜水空母まで保有している日本軍と戦争などできるわけがないのである。
だが、国際社会にここまで醜態をさらけ出して、黙っていては沽券に関わるというものであった。
スターリンは悩んだ。
スターリングラードに到着したモロゾフを待っていたのは、KGBではなくスターリンその人であった。
モロゾフは驚いた。
まさかスターリンが出迎えるとは予想だにしなかったのである。
車に乗ってスターリングラードから専用列車でモスクワに向かう途上、スターリンから非難の言葉はなかった。
だが、日本からの要請にどう答えるべきかを尋ねられた。
「同志スターリン、・・・。
共産党の威信を守ろうとするならば戦わねばならないでしょう。
だが、今の日本と戦っても勝てる見込みは皆無です。
わが軍はさんざんに打ち破られるでしょう。
ドイツとの戦には冬将軍が味方したが、日本にも冬将軍が味方するとは限らない。
冬将軍がやってくる前に日本はモスクワにまで侵攻できるはずです。
彼らが戦をちらつかせたということは其の準備ができていることを示している。
今は夏の盛り、大地はぬかるみ、機甲師団の動きは鈍くなるが、彼らは強大な航空戦力を持っている。
フジヤマ基地にあるという大型重爆撃機を投入されれば、我々には逃げ場がない。
日本から、はたまた英国から飛来する超重爆を阻止する手段はないのです。
奥地にある油田地帯と工場群を破壊されたら我々に継戦能力は残らないでしょう。
もって2週間、遅くとも晩秋が来る前にソ連は崩壊する。
それでも戦われますか?」
「いや、無駄だろうな・・・。
ドイツ軍捕虜は返さねばならないだろうが、政治犯を釈放したにしても一部でごまかせないか?
それに・・・。
ポーランドの一件を何とか君の力でごまかすことはできないか?」
「言葉で否定するのは簡単です。
ですが、会議をボイコットして帰りの船の中で聞いたラジオによれば、彼らは真実を知っているし、すでに証拠を公表もしているようです。
国際社会は言葉だけの否定を信用するわけがないのです。
私の推測にしか過ぎませんが、おそらく、日本はシベリア抑留中の政治犯すべてを把握しているのではないかと思います。
仮に政治犯の一部のみの釈放を実施したところで、ごまかしきれないだろうと思います。
ポーランドの一件は、事実をなかったことにはできません。
可能だとすれば現場指揮官の独断専行としてモスクワは知らなかったことにするぐらいでしょうか。
ただし、同志スターリン、まさか命令書などは出していないでしょうね。
「命令書?
そんなものは・・・。
いや、待て、・・・・確か電報を打った。
捕虜の扱いについて第二〇軍から打診があったときだ。」
「どんな内容ですか?」
「確か、・・・後腐れの無いように処分せよ・・・だ。」
「暗号ですか?」
「無論だ。」
「ふむ、日本側が万が一その電文を解読していれば、拙いことになりますね。」
「そんなものは勝手に司令部が打ったことにすればいい。」
「では責任者を処分しなければならないですが、それができますか?」
「止むを得ないな。
国家存続のためには多少の犠牲も必要だ。」
スターリンはニヤッと笑った。
モロトフにもスターリンが替え玉を立てて処刑する腹であることがわかった。
モスクワに専用列車が着くとすぐに、スターリンは車内から電話を何本かかけた。
三日後、モスクワでモロトフが記者会見を開いた。
モロゾフは、スターリンにどう釈明すべきかを懸命に考えていた。
外交上できることはない。
が、何らかの責任は取らされるかもしれないのである。
国内の政敵粛清もポーランドにおける虐殺もスターリンが自ら指令したことであるから、全てはスターリンが招いたことである。
だが、あの独裁者はそれを認めないだろう。
モロゾフは保身を考えねばならなかった。
だが、モロゾフが考えていた以上にことは深刻であった。
モロゾフがソ連にたどり着く前に、日本はソ連に対して警告を発したのである。
今後一週間以内に無条件でシベリア抑留中の政治犯とドイツ軍捕虜の釈放をしなければソ連に対して日本は宣戦布告すると言うのである。
ソ連は国家存亡の危機に立たされた。
ドイツとの戦争に勝利したのもつかの間、日本が宣戦布告をしてくるなど思いもよらぬことであった。
スターリンが考えていたドイツ占領についての思惑も日本軍の邪魔立てで完全に外れてしまった。
ソ連と日本は同盟関係ではないが、少なくとも不可侵条約は結んでいる。
ソ連からはいつでも放棄できるものであったが、まさか日本側から破棄してくるとは思っていなかった。
日本の戦力が途轍もないものであることは十分に承知していた。
あれほど手を焼いたナチスドイツ軍をわずかに十日で打ち破った相手である。
しかもソ連国境は巨大な戦士によって完全に封鎖され、ソ連軍の南下を物理的に止められている。
今のところ、この不気味な相手は国境線から動こうとしないし、ソ連側はただの一兵たりとも国境線を越えることはできていなかった。
仮にこの戦士たちが北上を始めた場合、ソ連軍に押しとどめる戦力はないと言っても過言ではないだろう。
日本軍は巨大な重爆撃機を持っているらしく、ドイツへの正式参戦直後にドイツ国内の兵器工場や戦略拠点が叩かれている。
その破壊力の凄まじさはスパイから情報が得られているが、モスクワの街区が一発の爆弾で破壊される代物であり尚且つ極めて正確な照準であるという。
ラジオ放送で予告された場所に正確に落とされているようである。
1万メートルを超える超空から落とされたのでは従来の高射砲も戦闘機も全く手も足も出ない。
なおかつティーゲル戦車を凌ぐ戦車があり、戦車を攻撃できるヘリコプター、音速を超えるジェット戦闘機、巨大戦艦に巨大空母、さらには超巨大な潜水空母まで保有している日本軍と戦争などできるわけがないのである。
だが、国際社会にここまで醜態をさらけ出して、黙っていては沽券に関わるというものであった。
スターリンは悩んだ。
スターリングラードに到着したモロゾフを待っていたのは、KGBではなくスターリンその人であった。
モロゾフは驚いた。
まさかスターリンが出迎えるとは予想だにしなかったのである。
車に乗ってスターリングラードから専用列車でモスクワに向かう途上、スターリンから非難の言葉はなかった。
だが、日本からの要請にどう答えるべきかを尋ねられた。
「同志スターリン、・・・。
共産党の威信を守ろうとするならば戦わねばならないでしょう。
だが、今の日本と戦っても勝てる見込みは皆無です。
わが軍はさんざんに打ち破られるでしょう。
ドイツとの戦には冬将軍が味方したが、日本にも冬将軍が味方するとは限らない。
冬将軍がやってくる前に日本はモスクワにまで侵攻できるはずです。
彼らが戦をちらつかせたということは其の準備ができていることを示している。
今は夏の盛り、大地はぬかるみ、機甲師団の動きは鈍くなるが、彼らは強大な航空戦力を持っている。
フジヤマ基地にあるという大型重爆撃機を投入されれば、我々には逃げ場がない。
日本から、はたまた英国から飛来する超重爆を阻止する手段はないのです。
奥地にある油田地帯と工場群を破壊されたら我々に継戦能力は残らないでしょう。
もって2週間、遅くとも晩秋が来る前にソ連は崩壊する。
それでも戦われますか?」
「いや、無駄だろうな・・・。
ドイツ軍捕虜は返さねばならないだろうが、政治犯を釈放したにしても一部でごまかせないか?
それに・・・。
ポーランドの一件を何とか君の力でごまかすことはできないか?」
「言葉で否定するのは簡単です。
ですが、会議をボイコットして帰りの船の中で聞いたラジオによれば、彼らは真実を知っているし、すでに証拠を公表もしているようです。
国際社会は言葉だけの否定を信用するわけがないのです。
私の推測にしか過ぎませんが、おそらく、日本はシベリア抑留中の政治犯すべてを把握しているのではないかと思います。
仮に政治犯の一部のみの釈放を実施したところで、ごまかしきれないだろうと思います。
ポーランドの一件は、事実をなかったことにはできません。
可能だとすれば現場指揮官の独断専行としてモスクワは知らなかったことにするぐらいでしょうか。
ただし、同志スターリン、まさか命令書などは出していないでしょうね。
「命令書?
そんなものは・・・。
いや、待て、・・・・確か電報を打った。
捕虜の扱いについて第二〇軍から打診があったときだ。」
「どんな内容ですか?」
「確か、・・・後腐れの無いように処分せよ・・・だ。」
「暗号ですか?」
「無論だ。」
「ふむ、日本側が万が一その電文を解読していれば、拙いことになりますね。」
「そんなものは勝手に司令部が打ったことにすればいい。」
「では責任者を処分しなければならないですが、それができますか?」
「止むを得ないな。
国家存続のためには多少の犠牲も必要だ。」
スターリンはニヤッと笑った。
モロトフにもスターリンが替え玉を立てて処刑する腹であることがわかった。
モスクワに専用列車が着くとすぐに、スターリンは車内から電話を何本かかけた。
三日後、モスクワでモロトフが記者会見を開いた。
12
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか
サクラ近衛将監
ファンタジー
レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。
昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。
記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。
二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。
男はその未来を変えるべく立ち上がる。
この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。
この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。
投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
【完結】ここって天国?いいえBLの世界に転生しました
三園 七詩
恋愛
麻衣子はBL大好きの腐りかけのオタク、ある日道路を渡っていた綺麗な猫が車に引かれそうになっているのを助けるために命を落とした。
助けたその猫はなんと神様で麻衣子を望む異世界へと転生してくれると言う…チートでも溺愛でも悪役令嬢でも望むままに…しかし麻衣子にはどれもピンと来ない…どうせならBLの世界でじっくりと生でそれを拝みたい…
神様はそんな麻衣子の願いを叶えてBLの世界へと転生させてくれた!
しかもその世界は生前、麻衣子が買ったばかりのゲームの世界にそっくりだった!
攻略対象の兄と弟を持ち、王子の婚約者のマリーとして生まれ変わった。
ゲームの世界なら王子と兄、弟やヒロイン(男)がイチャイチャするはずなのになんかおかしい…
知らず知らずのうちに攻略対象達を虜にしていくマリーだがこの世界はBLと疑わないマリーはそんな思いは露知らず…
注)BLとありますが、BL展開はほぼありません。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる