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03 結果発表
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その日、会社にいる間はできるだけ不機嫌なフリをした。
そうしないとニヤニヤしてしまうから。
昼休み時間になると食事も取らずに「プライベートの用事があるので失礼させていただきます」と会社を後にする。
俺の午前中の様子を怪訝に思っていたであろう会社の連中は、家庭で何かあったのだろうと勝手に解釈しているはず。
嘘をつくときは100%の嘘ではなく、半分くらいは本当の事にするのがバレにくいコツ。
確かにプライベートの用事なのだ。
この部分は100%正しい。
ワクワクしつつも小心者なので、緊張してお腹を下し気味。
途中の駅で用便。
最近は駅のトイレもシャワー便座がついているところが多く、お尻の毛が多い俺は大変助かっている。
お腹の調子はイマイチだがそれでもお腹が減ったので、立ち食いそばを食べてオススメのラブホテルにチェックインした。
張り切り過ぎて予約時刻より1時間以上早く着いた。
ホテルと提携しているデリヘルなら割安で利用できることがあるが、今回の店は完全派遣型。
ホテルは自分で自由に選ぶスタイルなので早くチェックインすればその分ホテル代が必要になる。
でもまぁ大した額ではない。
チェックイン後、とりあえず店に連絡し、例のオバサマにホテル名と部屋番号を伝える。
期待でワクワクして先にシャワーを浴びて備え付けの白いガウンを着た。
それでもまだまだ時間があるのでテレビを見ることにした。
昼のワイドショーをやっている。退屈な時間が過ぎる。
昨夜は興奮で寝つけなかったので、ベッドに横になっていたらウトウトしてきた。
気がつくとホテルに入ってから1時間ほどが過ぎ、そろそろ予約時刻が迫ってきた。
だんだん期待と緊張が高まっていく。
テレビはつけっぱなしだったが、テレビ番組に興味はない。
それからさらに時が過ぎる。
予約時刻になっても待てど暮らせど誰も来ない。
さすがに30分をオーバーしたあたりで店に連絡してみた。
すると例のオバサマが電話に出て、もう出たところだという。
仕方ないのでもう少し待つことにする。
テレビをつけているのに、コチコチと時計の音が妙に大きく聞こえる。
こういうときは時間が流れるのが遅く感じる。
5分、10分と過ぎていくがまだ気配がしない。
時折、エレベーターや他の部屋の扉の音が遠くに聞こえてくるが、俺の部屋には誰も来ない。
予約時刻から1時間が過ぎた。
さすがに頭に来て、もうキャンセルしようと店に電話をかけると、もうすぐ着く、ほんとうにもうすぐ着くとオバサマの焦ったような声。
電話の最中に部屋のチャイムが鳴った。ようやく来たらしい。
やっとかよ~と思いつつ、電話を切ってドアへ向かう。
誰が来たのか覗き穴から確認すべきだったが、待ち切れなかった俺はよくよく確認せずにドアを開けると、ドアと俺の腕の隙間から小柄な女性が滑り込むようにして部屋の中へ入って行った。
へ??俺は呆気に取られた。
俺はまだ左手でドアを開けたままの状態だったが、ベッドの方に振り返ると小柄で太め、ロングヘアーの女性がせかせかと上着を脱いだり用意をしている。
明らかにホームページの人と違う容姿にしばし呆然。
おそらく数秒だが、俺は頭の中で思考が巡って、チェンジすべきだとようやく我に返った。
しかし、本人確認もしないで部屋に入れてしまい、服も脱ぎだしたら、今さらチェンジもできないのではないか!?
どうすべきかと考えていたところ、「オッパ(この時は何を言っているのかよくわからなかったが、後で調べるとお兄さんという意味らしい)、あまり時間ないから急いで」と急かされる。
イヤイヤイヤ、アナタ誰? そんな眉毛の無いスッピン顔で小太りの女性は知らないぞ!
あまりにもホームページの情報と違う容姿なので、勇気を出して一応「◯◯さんですよね?」と聞いてみる。
「そうヨ!30分前に電話がきて、子供、預けて、急いで運転してきたんだから、早く脱いデ」と。
え?俺、数日前に予約したんだけどと言うと「あ、多分、それは店のオーナーが連絡を忘れた。たまにアル」と。
イヤイヤ、商売でそれはないでしょ~!
それでも納得がいかず確認するのも怖かったが、ホームページの写真を見せて、これ、あなたですかと勇気を出して聞いてみると「それ、若いときの写真。よく撮れてるデショ。それより早くシヨ」
え~!!完全別人じゃん!身長はどう見ても150なさそうだし、髪はまぁ、伸びるから仕方ないにせよ、顔は別人だ!と、次から次へと頭に疑問が浮かぶが、半分混乱していて言葉にならない。
たぶん俺は口をパクパクさせていたんだろう。
その間にその女性は素っ裸になってベッドに横になりながらスマホで店に到着した旨の連絡をしていた。
「先に代金お願いシマス」と言われて我に帰る。完全に相手のペースに乗ってしまっている。
俺もだいぶ待たされたので、なんとか性欲の処理はしたい部分はある。
しかしなぁ...と思考している間に俺の右手がお金を払ってしまった。
「待たせたから、ナマでもいいよ」とのお申し出。
イヤイヤ、シャワーも浴びていないし、さすがにナマはいろいろと怖いよ!
ここまで何度も心が折れそうになったが、半分だけお申し出を受けて、ホテル備え付けのGを装着して、股の間を貸してもらうことにした。
ここまで出会って10分経っていないだろう。
本当なら一緒にシャワーを浴びたり、会話でじっくりムードを作って楽しもうと思っていたのに台無し。
しかし、だいぶ期待感が高まっていた俺は、意に反してものの数分ですぐに果ててしまった。
「もう出た?オッパ、早いねー」この言葉に打ちのめされた。
もうノックアウト。
気分最悪。
後戯などする気も起きず、もう、この場から一刻も早く離れたい。
心はドンヨリ。この後どうなったのか覚えていない。
一夜明け、少しだけ心が持ち直した。 しかしまだドンヨリしている。
身体がダルく足取りも重い。
否が応でも通勤電車の中で昨日の出来事を何度も思い出してしまう。
全てはスケベ心を抱いた俺が悪いのか!?
いやいや、俺は悪くないはず。
確かに俺がそのキャストを選んだのは間違いないが、大幅に遅刻してきたのは店側の責任だし、キャストは実物と写真の差はもとより対応もひどかった。
お金を払ってこんな思いをするくらいなら、もう風俗なんか二度と行かない!!!
と、今までの俺なら(しばらくは)風俗に行かないという選択をしていただろう。
しかしなぜか今回はこれまでと違う思考になった。
再び同じ店を利用しようとは思わなかったが、単価を上げると選べるキャストが格段に増え、容姿もレベルが高くなり、少なくとも太っているキャストの割合は格段に減る。
あの1店舗だけでも多数のキャストが在籍していたのだ。
世の中にはもっといろんな嬢がいるはず。
また、店の対応についての不満も高級な店ほどしっかりしているだろう。
今回の敗因は、興味本位だけであまり下調べをしなかったことだと気付いた。
しっかり事前調査をするのだ。反省すべき点は反省し次に繋げよう。
バカな俺はだんだんと前向きになり、心も身体も回復してきた気がする。
よし、この体験は誰かに披露して消化してしまおうと決意。
会社に着くなりパソコンを立ち上げ、昨日の出来事を要約して文書に仕上げていく。
キーボードを叩き出すと一文字打つごとに心にかかっていたモヤモヤが消えていくような気がした。
確か、人間は許容できない程の出来事に遭遇したときには、単純作業でもなんでもいいから身体を動かすようにすると、とりあえず身体は動くようになると聞いたことがある。
そういえば後輩が仕事で失敗して落ち込んだときも、まずは簡単な作業をさせて復帰を早めたものだ。
ダメージの程度にもよるが、人間は身体を動かすと心の傷が癒えないまでも、少しずつ整理がつくようになる気がする。
仕事ならこのようなハイスピードで文書をまとめることはなかなか難しいが、始業までの20分ほどで経過と問題点、解決策をまとめることができた。
昨夜の体験以降、俺は頭の中でずっと反すうしていたので何となく頭の中で整理ができていたのだろう。
まさに俺の苦悩と涙がにじんだ、なかなかいいレポートが完成した。
レポートを持って別の部署を覗くとウエダが出勤する前だったのでウエダのノートパソコンにそっと挟んでおいた。
もちろん作成者の名前をキチンと明記して。
始業のチャイムがなり、俺の部署の入口付近で紙切れを持ったウエダが立っていた。
俺と目が合うとウエダがスッと寄ってきて「今度飲みにいきましょう」と少し涙目で言ってくれた。
普段は俺から飲みに誘うことがあってもウエダから誘ってくることは稀であったが、俺のレポートがよほど彼の心に響いたのだろう。
俺も胸にグッときてしまい、ありがとう、と言ってうなずいた。
ウエダとのやりとりを見ていた俺の職場の人達は、昨日俺が休暇を取得したことも含めて、何があったのだろうとコチラを窺う様子が見て取れたが、その後ついに誰も聞いて来なかった。
こういうときのウエダは口が固く信用に値する。
後でウエダに聞いたがレポートはシュレッダーにかけられ闇に葬られた。
その後数日が過ぎ、あの経験が何度もフラッシュバックし、はじめは思い出したくないと考えていたが、次第にキチンと苦情を言えなかった自分になんだか腹が立ってきた。
レポートを読み返し、反省点を踏まえて次に向けて対策を練るようになった。人間は失敗から学ぶことができる。
だんだん闘志が湧き上がる。
鼻息が荒くなり、髪の毛は逆立ち、全身の毛穴からふつふつと精気が放たれていく。
次の相手を探す。
完全に戦闘態勢に入った。
うぉぉぉお!、俺の次の相手は誰だぁぁ~!!!(←単なるバカ)
【今回の学び】
・失敗したら原因を分析、解決策を検討し、次に活かす
※この「ニューハーフヘルス体験」は 体験談そのものは実話を元にしていますが、人名や組織名等は架空のものです。
(つづく)
そうしないとニヤニヤしてしまうから。
昼休み時間になると食事も取らずに「プライベートの用事があるので失礼させていただきます」と会社を後にする。
俺の午前中の様子を怪訝に思っていたであろう会社の連中は、家庭で何かあったのだろうと勝手に解釈しているはず。
嘘をつくときは100%の嘘ではなく、半分くらいは本当の事にするのがバレにくいコツ。
確かにプライベートの用事なのだ。
この部分は100%正しい。
ワクワクしつつも小心者なので、緊張してお腹を下し気味。
途中の駅で用便。
最近は駅のトイレもシャワー便座がついているところが多く、お尻の毛が多い俺は大変助かっている。
お腹の調子はイマイチだがそれでもお腹が減ったので、立ち食いそばを食べてオススメのラブホテルにチェックインした。
張り切り過ぎて予約時刻より1時間以上早く着いた。
ホテルと提携しているデリヘルなら割安で利用できることがあるが、今回の店は完全派遣型。
ホテルは自分で自由に選ぶスタイルなので早くチェックインすればその分ホテル代が必要になる。
でもまぁ大した額ではない。
チェックイン後、とりあえず店に連絡し、例のオバサマにホテル名と部屋番号を伝える。
期待でワクワクして先にシャワーを浴びて備え付けの白いガウンを着た。
それでもまだまだ時間があるのでテレビを見ることにした。
昼のワイドショーをやっている。退屈な時間が過ぎる。
昨夜は興奮で寝つけなかったので、ベッドに横になっていたらウトウトしてきた。
気がつくとホテルに入ってから1時間ほどが過ぎ、そろそろ予約時刻が迫ってきた。
だんだん期待と緊張が高まっていく。
テレビはつけっぱなしだったが、テレビ番組に興味はない。
それからさらに時が過ぎる。
予約時刻になっても待てど暮らせど誰も来ない。
さすがに30分をオーバーしたあたりで店に連絡してみた。
すると例のオバサマが電話に出て、もう出たところだという。
仕方ないのでもう少し待つことにする。
テレビをつけているのに、コチコチと時計の音が妙に大きく聞こえる。
こういうときは時間が流れるのが遅く感じる。
5分、10分と過ぎていくがまだ気配がしない。
時折、エレベーターや他の部屋の扉の音が遠くに聞こえてくるが、俺の部屋には誰も来ない。
予約時刻から1時間が過ぎた。
さすがに頭に来て、もうキャンセルしようと店に電話をかけると、もうすぐ着く、ほんとうにもうすぐ着くとオバサマの焦ったような声。
電話の最中に部屋のチャイムが鳴った。ようやく来たらしい。
やっとかよ~と思いつつ、電話を切ってドアへ向かう。
誰が来たのか覗き穴から確認すべきだったが、待ち切れなかった俺はよくよく確認せずにドアを開けると、ドアと俺の腕の隙間から小柄な女性が滑り込むようにして部屋の中へ入って行った。
へ??俺は呆気に取られた。
俺はまだ左手でドアを開けたままの状態だったが、ベッドの方に振り返ると小柄で太め、ロングヘアーの女性がせかせかと上着を脱いだり用意をしている。
明らかにホームページの人と違う容姿にしばし呆然。
おそらく数秒だが、俺は頭の中で思考が巡って、チェンジすべきだとようやく我に返った。
しかし、本人確認もしないで部屋に入れてしまい、服も脱ぎだしたら、今さらチェンジもできないのではないか!?
どうすべきかと考えていたところ、「オッパ(この時は何を言っているのかよくわからなかったが、後で調べるとお兄さんという意味らしい)、あまり時間ないから急いで」と急かされる。
イヤイヤイヤ、アナタ誰? そんな眉毛の無いスッピン顔で小太りの女性は知らないぞ!
あまりにもホームページの情報と違う容姿なので、勇気を出して一応「◯◯さんですよね?」と聞いてみる。
「そうヨ!30分前に電話がきて、子供、預けて、急いで運転してきたんだから、早く脱いデ」と。
え?俺、数日前に予約したんだけどと言うと「あ、多分、それは店のオーナーが連絡を忘れた。たまにアル」と。
イヤイヤ、商売でそれはないでしょ~!
それでも納得がいかず確認するのも怖かったが、ホームページの写真を見せて、これ、あなたですかと勇気を出して聞いてみると「それ、若いときの写真。よく撮れてるデショ。それより早くシヨ」
え~!!完全別人じゃん!身長はどう見ても150なさそうだし、髪はまぁ、伸びるから仕方ないにせよ、顔は別人だ!と、次から次へと頭に疑問が浮かぶが、半分混乱していて言葉にならない。
たぶん俺は口をパクパクさせていたんだろう。
その間にその女性は素っ裸になってベッドに横になりながらスマホで店に到着した旨の連絡をしていた。
「先に代金お願いシマス」と言われて我に帰る。完全に相手のペースに乗ってしまっている。
俺もだいぶ待たされたので、なんとか性欲の処理はしたい部分はある。
しかしなぁ...と思考している間に俺の右手がお金を払ってしまった。
「待たせたから、ナマでもいいよ」とのお申し出。
イヤイヤ、シャワーも浴びていないし、さすがにナマはいろいろと怖いよ!
ここまで何度も心が折れそうになったが、半分だけお申し出を受けて、ホテル備え付けのGを装着して、股の間を貸してもらうことにした。
ここまで出会って10分経っていないだろう。
本当なら一緒にシャワーを浴びたり、会話でじっくりムードを作って楽しもうと思っていたのに台無し。
しかし、だいぶ期待感が高まっていた俺は、意に反してものの数分ですぐに果ててしまった。
「もう出た?オッパ、早いねー」この言葉に打ちのめされた。
もうノックアウト。
気分最悪。
後戯などする気も起きず、もう、この場から一刻も早く離れたい。
心はドンヨリ。この後どうなったのか覚えていない。
一夜明け、少しだけ心が持ち直した。 しかしまだドンヨリしている。
身体がダルく足取りも重い。
否が応でも通勤電車の中で昨日の出来事を何度も思い出してしまう。
全てはスケベ心を抱いた俺が悪いのか!?
いやいや、俺は悪くないはず。
確かに俺がそのキャストを選んだのは間違いないが、大幅に遅刻してきたのは店側の責任だし、キャストは実物と写真の差はもとより対応もひどかった。
お金を払ってこんな思いをするくらいなら、もう風俗なんか二度と行かない!!!
と、今までの俺なら(しばらくは)風俗に行かないという選択をしていただろう。
しかしなぜか今回はこれまでと違う思考になった。
再び同じ店を利用しようとは思わなかったが、単価を上げると選べるキャストが格段に増え、容姿もレベルが高くなり、少なくとも太っているキャストの割合は格段に減る。
あの1店舗だけでも多数のキャストが在籍していたのだ。
世の中にはもっといろんな嬢がいるはず。
また、店の対応についての不満も高級な店ほどしっかりしているだろう。
今回の敗因は、興味本位だけであまり下調べをしなかったことだと気付いた。
しっかり事前調査をするのだ。反省すべき点は反省し次に繋げよう。
バカな俺はだんだんと前向きになり、心も身体も回復してきた気がする。
よし、この体験は誰かに披露して消化してしまおうと決意。
会社に着くなりパソコンを立ち上げ、昨日の出来事を要約して文書に仕上げていく。
キーボードを叩き出すと一文字打つごとに心にかかっていたモヤモヤが消えていくような気がした。
確か、人間は許容できない程の出来事に遭遇したときには、単純作業でもなんでもいいから身体を動かすようにすると、とりあえず身体は動くようになると聞いたことがある。
そういえば後輩が仕事で失敗して落ち込んだときも、まずは簡単な作業をさせて復帰を早めたものだ。
ダメージの程度にもよるが、人間は身体を動かすと心の傷が癒えないまでも、少しずつ整理がつくようになる気がする。
仕事ならこのようなハイスピードで文書をまとめることはなかなか難しいが、始業までの20分ほどで経過と問題点、解決策をまとめることができた。
昨夜の体験以降、俺は頭の中でずっと反すうしていたので何となく頭の中で整理ができていたのだろう。
まさに俺の苦悩と涙がにじんだ、なかなかいいレポートが完成した。
レポートを持って別の部署を覗くとウエダが出勤する前だったのでウエダのノートパソコンにそっと挟んでおいた。
もちろん作成者の名前をキチンと明記して。
始業のチャイムがなり、俺の部署の入口付近で紙切れを持ったウエダが立っていた。
俺と目が合うとウエダがスッと寄ってきて「今度飲みにいきましょう」と少し涙目で言ってくれた。
普段は俺から飲みに誘うことがあってもウエダから誘ってくることは稀であったが、俺のレポートがよほど彼の心に響いたのだろう。
俺も胸にグッときてしまい、ありがとう、と言ってうなずいた。
ウエダとのやりとりを見ていた俺の職場の人達は、昨日俺が休暇を取得したことも含めて、何があったのだろうとコチラを窺う様子が見て取れたが、その後ついに誰も聞いて来なかった。
こういうときのウエダは口が固く信用に値する。
後でウエダに聞いたがレポートはシュレッダーにかけられ闇に葬られた。
その後数日が過ぎ、あの経験が何度もフラッシュバックし、はじめは思い出したくないと考えていたが、次第にキチンと苦情を言えなかった自分になんだか腹が立ってきた。
レポートを読み返し、反省点を踏まえて次に向けて対策を練るようになった。人間は失敗から学ぶことができる。
だんだん闘志が湧き上がる。
鼻息が荒くなり、髪の毛は逆立ち、全身の毛穴からふつふつと精気が放たれていく。
次の相手を探す。
完全に戦闘態勢に入った。
うぉぉぉお!、俺の次の相手は誰だぁぁ~!!!(←単なるバカ)
【今回の学び】
・失敗したら原因を分析、解決策を検討し、次に活かす
※この「ニューハーフヘルス体験」は 体験談そのものは実話を元にしていますが、人名や組織名等は架空のものです。
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