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4部 女神の末裔編
魔物の気配2
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反応が少しばかり変わったセルティに、リーシュは待つことにした。今は話しかけるべきではないと感じたのだ。
「状況はわかった。こちらに連絡してきたということは、それだけ緊迫しているのだろう。とはいえ、こちらも月神の件があるからな」
すでに変化が起き始めていることから、目を離すことができない。
だが、こちらもどうにかしなければいけないと思っていた。どうにかする手が、セルティにはある。
可能であればギリギリまで隠しておきたいのだが、そうも言っていられない状況だとも感じていたセルティ。最悪を想定して動かなくては、精霊の巫女どころか虹の女神にも危険が及ぶ。
「少し考える。俺一人で判断できないことだからな」
気持ちとしては行きたいと思っていたが、騎士団長という立場が許さない。
こんなときは表に出てしまったことが悔やまれるが、仕方ないことだっただけに文句も言えないと言うのが本音。精霊の巫女は妹のような存在なだけに、動けるか確認すると連絡を切った。
自分を映す鏡を見ながら、リーシュはありがとうと呟く。彼が動けなくても、なにかしらの手を打ってくれることだけは確信していたのだ。
静かな室内、リーシュは自分の無力を感じながら外を見る。これから起きるであろう魔物との戦いで、一番足手まといなのは自分だとわかっているのだ。
精霊の巫女と呼ばれているが、実際にできることは少ない。声が聞けるだけではいけないのだ。
(力が使えなければ、この先はただの役立たず)
それだけは避けなければいけない。自分のために精霊契約までしたヴェルトのために、自分も戦うのだと決めた少女。
「精霊達よ、我が声に応えよ」
巫女は女神の血を引く者。故に、その血に女神の力が宿っているのだが、精霊達が封じているのだった。
強い力であることから、意図的に使えないようにしている。けれど使えるようにする手があるのだ。
「我、女神の末裔として血の解放を求める」
精霊達に封じを解いてもらうことができれば、精霊の巫女は女神の力を行使することができる。
問題があるとしたら、精霊達が絶対に解いてくれるというわけではないこと。なにを基準にしているのかはわからないが、過去に解いてもらえた巫女はいない。
知っていても、これに縋るしかないのだ。
日が暮れた中、外で火を囲う三人。いつ来ても動けるようにと待つが、だからといってピリピリしているわけではない。
どことなく穏やかな時間を過ごしている。魔物が来るかもしれないといのに、こんなに穏やかでいいのかと思うほどだ。
「いつ頃来るかしらね」
空を見上げながらイリティスが言えば、なにかあるのかと見上げる二人。
「流れ星があるかもと思ってね。外からの侵入は流れ星として表れるから」
「流れ星……そんなにわかりやすく現れてくれるなんて、親切ですね」
アシルが笑いながら言えば、同意するようにシャルも頷く。
兆候があるなど、こちらとしては身構える時間をもらえるということだ。空さえ気にしていれば、いくらでも準備できる。
もちろん、絶対ではないのだろうとも思うのだが、これがひとつの目安になることは間違いない。
「絶対ではないから、空ばかり見ているわけにはいかないけどね。あと、私は後方支援しかできないから」
前で盾になってね、とにこやかに言う女神。アシルは引きつった笑みを浮かべ、シャルはわかっていると頷く。
どうして、自分の周りにいる女性はこうなのだろうか、などと思いながらも、アシルは傍らに置いてあった曲刀を手に取る。
「さすが傭兵。察知能力は高いな」
同じように剣を片手に立ち上がったシャルは、目の前に黒い霧が表れるのを見ていた。
「どうやら、なにか見えているようね」
「見えないのですか?」
シャルが見ているものが普通ではないことはわかる。アシルが見えないことはわかるのだが、虹の女神であるイリティスが見えていないのは不思議だ。
彼女は自分達とは違う次元の存在。これぐらい見えているものだと思っていた。
「暗闇で目が利くのは月神の力を持つ者よ。あなたはイェルクが使っていた聖槍を持つから、夜に強いのでしょう。あれは月になるそうだから」
「なるほど…」
言われてみれば、夜だというのに見やすいと納得する。焚火もあって、さほど気にしていなかったのだ。
「便利な力だな」
これなら戦いやすいと思ったが、逆に二人がどう見えているのかはわからない。戦いづらくないだろうかと思い直す。
考えを察してか、二人とも問題ないと言う。
「これでも傭兵だ。それに、シザが俺を選んだのは夜目が利くからというのもある」
ニヤリと笑ったハーフエルフは、夜の方が得意なのだと言った。生まれつき目に異常があるとも言われれば、イリティスは首を傾げる。
「時折、そのようなハーフエルフがいるとは聞いたことがあったが」
会ったのは初めてだとシャルも驚く。
正確にはわからないが、人間が魔力を持つようになったことが原因ではないか、と言われている。そのため、ハーフエルフに多いのだと言われれば、イリティスは頷く。
セレンにいるとわからない変化があり、これもそのうちのひとつなのだろうと納得したのだ。
「そんなわけで、俺は気にしなくていい」
特殊な力を持つわけではないから、黒い霧は見えないが、と付け足すことは忘れない。
「それはおそらくだけど、外から流れてきたなんらかが魔物になろうとしているのでしょうね」
こちらの世界に流れ着いてから、流れ着いたものは魔物になるのだろう、というのがグレンから聞かされた話。そのまま伝えれば、二人もなるほどと納得した。
警戒しながらも話していれば、黒い霧が形になっていく。見えているのはシャルだけだが、異様な空気が辺りを包むため二人とも気付いていた。
朝から感じていたものよりも遥かに濃い。普通ではないことが起きようとしているのは、明らかである。
「これは、いきなり目当ての魔物が来てくれそうだな」
それまで冷静に落ち着いた雰囲気だったシャルが、好戦的な表情を浮かべていた。別人なのではないかと思わせるほどだ。
グレンが見ていたなら、先祖によく似ていると思ったかもしれない。
「最初は様子見をさせていただいても」
「構わないわ。聖槍は負担がかかるものだものね」
もっとも、彼は聖槍を使ったあとも倒れなかったという報告。力を制御することで、限界を理解しているのだろうと思っていた。
この戦いでは聖弓を持つイリティスがいるのだから、力はもっと抑えることができる。
(計算ぐらいはしているでしょうね。アクアと協力して戦えたなら、私の方が力として組み入れているでしょうし)
さすがメリシル国の騎士だと思えば、イリティスは前を見た。
・
「状況はわかった。こちらに連絡してきたということは、それだけ緊迫しているのだろう。とはいえ、こちらも月神の件があるからな」
すでに変化が起き始めていることから、目を離すことができない。
だが、こちらもどうにかしなければいけないと思っていた。どうにかする手が、セルティにはある。
可能であればギリギリまで隠しておきたいのだが、そうも言っていられない状況だとも感じていたセルティ。最悪を想定して動かなくては、精霊の巫女どころか虹の女神にも危険が及ぶ。
「少し考える。俺一人で判断できないことだからな」
気持ちとしては行きたいと思っていたが、騎士団長という立場が許さない。
こんなときは表に出てしまったことが悔やまれるが、仕方ないことだっただけに文句も言えないと言うのが本音。精霊の巫女は妹のような存在なだけに、動けるか確認すると連絡を切った。
自分を映す鏡を見ながら、リーシュはありがとうと呟く。彼が動けなくても、なにかしらの手を打ってくれることだけは確信していたのだ。
静かな室内、リーシュは自分の無力を感じながら外を見る。これから起きるであろう魔物との戦いで、一番足手まといなのは自分だとわかっているのだ。
精霊の巫女と呼ばれているが、実際にできることは少ない。声が聞けるだけではいけないのだ。
(力が使えなければ、この先はただの役立たず)
それだけは避けなければいけない。自分のために精霊契約までしたヴェルトのために、自分も戦うのだと決めた少女。
「精霊達よ、我が声に応えよ」
巫女は女神の血を引く者。故に、その血に女神の力が宿っているのだが、精霊達が封じているのだった。
強い力であることから、意図的に使えないようにしている。けれど使えるようにする手があるのだ。
「我、女神の末裔として血の解放を求める」
精霊達に封じを解いてもらうことができれば、精霊の巫女は女神の力を行使することができる。
問題があるとしたら、精霊達が絶対に解いてくれるというわけではないこと。なにを基準にしているのかはわからないが、過去に解いてもらえた巫女はいない。
知っていても、これに縋るしかないのだ。
日が暮れた中、外で火を囲う三人。いつ来ても動けるようにと待つが、だからといってピリピリしているわけではない。
どことなく穏やかな時間を過ごしている。魔物が来るかもしれないといのに、こんなに穏やかでいいのかと思うほどだ。
「いつ頃来るかしらね」
空を見上げながらイリティスが言えば、なにかあるのかと見上げる二人。
「流れ星があるかもと思ってね。外からの侵入は流れ星として表れるから」
「流れ星……そんなにわかりやすく現れてくれるなんて、親切ですね」
アシルが笑いながら言えば、同意するようにシャルも頷く。
兆候があるなど、こちらとしては身構える時間をもらえるということだ。空さえ気にしていれば、いくらでも準備できる。
もちろん、絶対ではないのだろうとも思うのだが、これがひとつの目安になることは間違いない。
「絶対ではないから、空ばかり見ているわけにはいかないけどね。あと、私は後方支援しかできないから」
前で盾になってね、とにこやかに言う女神。アシルは引きつった笑みを浮かべ、シャルはわかっていると頷く。
どうして、自分の周りにいる女性はこうなのだろうか、などと思いながらも、アシルは傍らに置いてあった曲刀を手に取る。
「さすが傭兵。察知能力は高いな」
同じように剣を片手に立ち上がったシャルは、目の前に黒い霧が表れるのを見ていた。
「どうやら、なにか見えているようね」
「見えないのですか?」
シャルが見ているものが普通ではないことはわかる。アシルが見えないことはわかるのだが、虹の女神であるイリティスが見えていないのは不思議だ。
彼女は自分達とは違う次元の存在。これぐらい見えているものだと思っていた。
「暗闇で目が利くのは月神の力を持つ者よ。あなたはイェルクが使っていた聖槍を持つから、夜に強いのでしょう。あれは月になるそうだから」
「なるほど…」
言われてみれば、夜だというのに見やすいと納得する。焚火もあって、さほど気にしていなかったのだ。
「便利な力だな」
これなら戦いやすいと思ったが、逆に二人がどう見えているのかはわからない。戦いづらくないだろうかと思い直す。
考えを察してか、二人とも問題ないと言う。
「これでも傭兵だ。それに、シザが俺を選んだのは夜目が利くからというのもある」
ニヤリと笑ったハーフエルフは、夜の方が得意なのだと言った。生まれつき目に異常があるとも言われれば、イリティスは首を傾げる。
「時折、そのようなハーフエルフがいるとは聞いたことがあったが」
会ったのは初めてだとシャルも驚く。
正確にはわからないが、人間が魔力を持つようになったことが原因ではないか、と言われている。そのため、ハーフエルフに多いのだと言われれば、イリティスは頷く。
セレンにいるとわからない変化があり、これもそのうちのひとつなのだろうと納得したのだ。
「そんなわけで、俺は気にしなくていい」
特殊な力を持つわけではないから、黒い霧は見えないが、と付け足すことは忘れない。
「それはおそらくだけど、外から流れてきたなんらかが魔物になろうとしているのでしょうね」
こちらの世界に流れ着いてから、流れ着いたものは魔物になるのだろう、というのがグレンから聞かされた話。そのまま伝えれば、二人もなるほどと納得した。
警戒しながらも話していれば、黒い霧が形になっていく。見えているのはシャルだけだが、異様な空気が辺りを包むため二人とも気付いていた。
朝から感じていたものよりも遥かに濃い。普通ではないことが起きようとしているのは、明らかである。
「これは、いきなり目当ての魔物が来てくれそうだな」
それまで冷静に落ち着いた雰囲気だったシャルが、好戦的な表情を浮かべていた。別人なのではないかと思わせるほどだ。
グレンが見ていたなら、先祖によく似ていると思ったかもしれない。
「最初は様子見をさせていただいても」
「構わないわ。聖槍は負担がかかるものだものね」
もっとも、彼は聖槍を使ったあとも倒れなかったという報告。力を制御することで、限界を理解しているのだろうと思っていた。
この戦いでは聖弓を持つイリティスがいるのだから、力はもっと抑えることができる。
(計算ぐらいはしているでしょうね。アクアと協力して戦えたなら、私の方が力として組み入れているでしょうし)
さすがメリシル国の騎士だと思えば、イリティスは前を見た。
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