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73話 私の人だったのに〈アマンダ視点〉
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エンディミオン様の婚約相手を知るべく、私は家に帰ってからすべての情報網を駆使して、その女を特定するための情報をかき集めた。すると数時間後、その女の正体が判明した。
「クリスタ・ウィルキンス……やっぱりあの女だったのねっ……!!!!」
私は今まで、エンディミオン様の結婚相手として最有力候補だと言われてきた。私も結婚相手にはエンディミオン様を希望していたから、それについてはまったく問題なかった。
むしろ問題は、私じゃない女がエンディミオン様と結婚することだ。エンディミオン様との結婚は、私の人生の最大の目標なのに、それを潰されるなんて冗談じゃない。私の理想の人生設計図が、めちゃくちゃになってしまう。
――私がエンディミオン様と結婚できるはずだったのよ。
だから、ルアン公爵夫人も私を可愛がってくれていた。
私も夫人に好かれるために、今まで頑張ってきたのにっ……。
それなのに、結局エンディミオン様が別の女と結婚するために婚約した。そのことが事実だと知り、自然と涙が零れてくる。
これは悲しみからの涙だけではない。怒りのあまり、溢れた涙でもあった。
そう、あれは剣術大会。私の人生の歯車が狂い始めたと実感したのは、その日が最初だった。
◇◇◇
私はエンディミオン様の最有力結婚相手候補。だから、絶対にオフィーリアの花を彼からもらえると思っていた。
少なくとも、一輪は絶対にもらえると思っていた。
それなのに、エンディミオン様はあろうことか、どこの馬とも知れぬ女にオフィーリアを花束ごと捧げた。
それもよりによって、他の誰かに一輪も贈ることなく全輪だ。
あのとき、私はあの女が一体誰なのかについて調べさせて始めた。エンディミオン様にとって特別な存在になっている女を、許せる訳が無かったのだ。
そして、クリスタ・ウィルキンス。その名前に辿り着いたのは、貴族が大勢集まる大規模な舞踏会の前日だった。
普段なら当日中、もしくは翌日に調べられるはずの情報なのに、女を特定するのには予想より多くの時間を要した。
――あの女、一体何者なの……?
不審に思いながら調査報告書を読み進めていけば、あの女が舞踏会に出席するという情報も仕入れた。だが、ペアはエンディミオン様ではないらしい。
そのことにホッとしかけた。しかしそれも束の間。女のペアを見て、私は荒ぶる気持ちの中、自身の目を疑った。
あの女のエスコート役のペアとして書かれている男、それはこの国の王家の人間の次、もしくは同等程度に尊い存在だとされている、魔塔主様だったのだ。
――エンディミオン様が花を捧げた理由は、このことと何か関係があるのかしら……?
何かしらの力が働いていたの?
そう考えれば、納得できる。女はもともと魔塔で働いていた魔導士。きっと、騎士団と魔塔の間で何か取り決めでもしていたのだろうと、そう思い込むことにした。
しかし、その淡い期待は儚くも舞踏会当日に砕け散った。
舞踏会場に到着し、私は真っ先にエンディミオン様をダンスに誘った。それなのに、エンディミオン様はダンスの誘いに応じてはくれなかった。
だが、これは通常運転。彼は舞踏会に来ても、ダンスを踊らずに貴族たちと談笑することがほとんどだ。少なくとも、王妃様や自身の上司の妻など、どうしても避けられない人意外と踊っているのを見たことは無い。
そのため、他の令嬢たちの誘いに乗るわけの無い彼に、その点は安心していた。だから、ラストダンスになったら改めて誘いに行こうと思い、私はつい気を緩めてしまった。
その結果、あろうことか、私はエンディミオン様を見逃してしまった。
――どこに行ったのっ……!?
ラストダンスが始まってしまうわ……!
彼を探すべく、必死に会場中に視線を走らせるが、彼が視界に入ることは無い。控室を探してみても、彼はいない。
なんてそうこうしているうちにラストダンスの曲が流れ始めてしまった。そしてとうとう、私は彼を見つけることが出来なかった。
――見つけられなかったけれど、馬車で張っていたら彼に最後声をかけられるわよね?
今から馬車乗り場に移動しましょう。
彼と最後に話をしたい。それが無理でも、一目彼を見ておきたい。そんな思いで馬車乗り場にやって来ると、エンディミオン様の馬車を見つけられた。
そのため、彼が来る前にエンディミオン様の馬車と隣に家門の馬車を移動させ、偶然を装って声をかけられる状態にした。
それから数十分が経った。
――なかなか来ないわね。
待てども待てども、彼はなかなかやって来ない。近場を探しにいったが、彼の姿は見当たらず、どうなっているのかと困惑し始めていた。
するとそんな中、ついに彼の姿が見えた。
――あっ!
エンディミオン様だわ!
そう思った時だった。その隣になぜか例の女がいることに気付いた。しかも、エンディミオン様の上着を羽織って、ルアン家の馬車とは真逆の方へと足を進めている。
その二人を確認し、私はバレないよう隠れながら彼らを追った。そして、エンディミオン様と何やら楽しげに話をして、彼に見送られながらその女は帰る姿を捉えた。
その瞬間、私の心からは怒りの炎が上がった。その日から、クリスタ・ウィルキンスは私の最大の敵、最も嫌いな女になった。
◇◇◇
――許せない。
自分の妹に婚約者を取られたような女が、エンディミオン様と一緒になるだなんてっ……。
そんな思いで今日提出された調査報告書に目を通していると、昨日ルアン公爵夫妻が、ウィルキンス子爵家に行っていたという情報を得た。
つまり、あの女はルアン公爵も公認の存在になったということだ。
そうとなれば、私がエンディミオン様と結婚するためには、あの女に消えてもらうしか選択肢が無い。
だけど報告書を見ている限り、殺しの手は使えないと分かった。
あれだけ騎士団内で活躍している女を殺すと、入念な捜索の末、犯人だと特定される可能性が高いのは明白だったからだ。
となると、残された女に消えてもらう方法は唯一つ。ルアン公爵夫妻、特に夫人の方に、クリスタを嫌わせる方法だ。
あの女がいかに酷い人間性なのかを伝えれば、きっと夫人は結婚を反対するはず。そのために、何をするのが一番効果があるのか……。
――あの女の一番の弱みは何かしら?
あっ……。
そうだわ、アイラ・ウィルキンスがいるじゃないっ……!
これ以上ないだろうと言う名案が思い付いた。そのため、私は誰にもバレぬようアイラ・ウィルキンスを呼び出し、彼女を使いエンディミオン様とあの女の結婚を破談にするための作戦を進めることにした。
「あなたのお姉様の話を聞いたかしら?」
「姉って……クリスタですか? いえ……」
そう言うと、彼女は委縮した様子で、気まずそうに視線を逸らした。そんな態度を見せるアイラにイライラとするが今は我慢。
表情に感情を載せることなく、私はすぐアイラに答えを教えることにした。
「エンディミオン卿をご存じかしら?」
「もちろん存じております」
そう言うと、アイラは不思議そうな顔をしながら、やっと私と目を合わせた。そんな彼女に、私は言葉を続けた。
「あなたのお姉様はね、そのエンディミオン様と婚約をしたの。結婚することになったのよ」
そう告げると、アイラは「えっ……」と声を漏らし、神妙だった表情を唖然とした表情へと変化させた。その様子を見て、私は更に彼女を畳みかけることにした。
「あなた、今はお姉様のせいで、離れにいるのでしょう? 母屋に入れてもらえないし、レアード卿とも隔離されて、母親と二人、離れで暮らしていると聞いたわ」
「それは……」
「あなたをこんなに不幸にしたのに、あなたの姉は誰もが夫にしたエンディミオン様と結婚するのよ。悔しくないの?」
覗き込むようにアイラを見つめてみる。すると、彼女は唖然とした表情を歪めると、悔しさや怒りを滲ませた表情へと、その相貌を変化させた。
「っ……悔しいですよ。私を避けていたかと思えば、最近のレアードは突然抜け殻みたいだしっ……」
彼女が吐き捨てるように呟く言葉。それを聞いた瞬間、私は確信した。
――かかったわね。
次の段階に話を持って行こう。そう判断し、私はアイラに優しく声をかけた。
「ずっとつらい思いをしていたのね。あなたにしか分からない苦労が、たくさんあるんでしょう? 今もあなたは、そんな苦痛に堪え続けているのね」
「はいっ……」
「でも、そうしたのはあなたのお姉様でしょう? それなのに、あなたのお姉様はこんなに可哀想な妹を捨てて、自分だけ幸せになるのよ?」
「っ……!」
「ルアン夫人と会えるよう、約束を取り付けるわ。一緒にあなたのお姉様の酷い人間性を説明しに行きましょう。公爵夫人を目覚めさせてあげるのよ」
これは、あなたにしかできないことなの。慈善活動よ。
そう最後に付け加えると、アイラは使命に満ちた表情になり、対面にいる私を真っ直ぐに見つめ力強く頷きを返した。
こうして、私の作戦の段取りの一つが成功した。
――アイラが味方についたから、あの女もこれでお終いね。
恨みの力は何よりも怖いもの。
彼は私の人。
絶対に別れさせてやるんだから。
そんな決意を胸に、私はアイラとの打ち合わせを進めていった。
「クリスタ・ウィルキンス……やっぱりあの女だったのねっ……!!!!」
私は今まで、エンディミオン様の結婚相手として最有力候補だと言われてきた。私も結婚相手にはエンディミオン様を希望していたから、それについてはまったく問題なかった。
むしろ問題は、私じゃない女がエンディミオン様と結婚することだ。エンディミオン様との結婚は、私の人生の最大の目標なのに、それを潰されるなんて冗談じゃない。私の理想の人生設計図が、めちゃくちゃになってしまう。
――私がエンディミオン様と結婚できるはずだったのよ。
だから、ルアン公爵夫人も私を可愛がってくれていた。
私も夫人に好かれるために、今まで頑張ってきたのにっ……。
それなのに、結局エンディミオン様が別の女と結婚するために婚約した。そのことが事実だと知り、自然と涙が零れてくる。
これは悲しみからの涙だけではない。怒りのあまり、溢れた涙でもあった。
そう、あれは剣術大会。私の人生の歯車が狂い始めたと実感したのは、その日が最初だった。
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私はエンディミオン様の最有力結婚相手候補。だから、絶対にオフィーリアの花を彼からもらえると思っていた。
少なくとも、一輪は絶対にもらえると思っていた。
それなのに、エンディミオン様はあろうことか、どこの馬とも知れぬ女にオフィーリアを花束ごと捧げた。
それもよりによって、他の誰かに一輪も贈ることなく全輪だ。
あのとき、私はあの女が一体誰なのかについて調べさせて始めた。エンディミオン様にとって特別な存在になっている女を、許せる訳が無かったのだ。
そして、クリスタ・ウィルキンス。その名前に辿り着いたのは、貴族が大勢集まる大規模な舞踏会の前日だった。
普段なら当日中、もしくは翌日に調べられるはずの情報なのに、女を特定するのには予想より多くの時間を要した。
――あの女、一体何者なの……?
不審に思いながら調査報告書を読み進めていけば、あの女が舞踏会に出席するという情報も仕入れた。だが、ペアはエンディミオン様ではないらしい。
そのことにホッとしかけた。しかしそれも束の間。女のペアを見て、私は荒ぶる気持ちの中、自身の目を疑った。
あの女のエスコート役のペアとして書かれている男、それはこの国の王家の人間の次、もしくは同等程度に尊い存在だとされている、魔塔主様だったのだ。
――エンディミオン様が花を捧げた理由は、このことと何か関係があるのかしら……?
何かしらの力が働いていたの?
そう考えれば、納得できる。女はもともと魔塔で働いていた魔導士。きっと、騎士団と魔塔の間で何か取り決めでもしていたのだろうと、そう思い込むことにした。
しかし、その淡い期待は儚くも舞踏会当日に砕け散った。
舞踏会場に到着し、私は真っ先にエンディミオン様をダンスに誘った。それなのに、エンディミオン様はダンスの誘いに応じてはくれなかった。
だが、これは通常運転。彼は舞踏会に来ても、ダンスを踊らずに貴族たちと談笑することがほとんどだ。少なくとも、王妃様や自身の上司の妻など、どうしても避けられない人意外と踊っているのを見たことは無い。
そのため、他の令嬢たちの誘いに乗るわけの無い彼に、その点は安心していた。だから、ラストダンスになったら改めて誘いに行こうと思い、私はつい気を緩めてしまった。
その結果、あろうことか、私はエンディミオン様を見逃してしまった。
――どこに行ったのっ……!?
ラストダンスが始まってしまうわ……!
彼を探すべく、必死に会場中に視線を走らせるが、彼が視界に入ることは無い。控室を探してみても、彼はいない。
なんてそうこうしているうちにラストダンスの曲が流れ始めてしまった。そしてとうとう、私は彼を見つけることが出来なかった。
――見つけられなかったけれど、馬車で張っていたら彼に最後声をかけられるわよね?
今から馬車乗り場に移動しましょう。
彼と最後に話をしたい。それが無理でも、一目彼を見ておきたい。そんな思いで馬車乗り場にやって来ると、エンディミオン様の馬車を見つけられた。
そのため、彼が来る前にエンディミオン様の馬車と隣に家門の馬車を移動させ、偶然を装って声をかけられる状態にした。
それから数十分が経った。
――なかなか来ないわね。
待てども待てども、彼はなかなかやって来ない。近場を探しにいったが、彼の姿は見当たらず、どうなっているのかと困惑し始めていた。
するとそんな中、ついに彼の姿が見えた。
――あっ!
エンディミオン様だわ!
そう思った時だった。その隣になぜか例の女がいることに気付いた。しかも、エンディミオン様の上着を羽織って、ルアン家の馬車とは真逆の方へと足を進めている。
その二人を確認し、私はバレないよう隠れながら彼らを追った。そして、エンディミオン様と何やら楽しげに話をして、彼に見送られながらその女は帰る姿を捉えた。
その瞬間、私の心からは怒りの炎が上がった。その日から、クリスタ・ウィルキンスは私の最大の敵、最も嫌いな女になった。
◇◇◇
――許せない。
自分の妹に婚約者を取られたような女が、エンディミオン様と一緒になるだなんてっ……。
そんな思いで今日提出された調査報告書に目を通していると、昨日ルアン公爵夫妻が、ウィルキンス子爵家に行っていたという情報を得た。
つまり、あの女はルアン公爵も公認の存在になったということだ。
そうとなれば、私がエンディミオン様と結婚するためには、あの女に消えてもらうしか選択肢が無い。
だけど報告書を見ている限り、殺しの手は使えないと分かった。
あれだけ騎士団内で活躍している女を殺すと、入念な捜索の末、犯人だと特定される可能性が高いのは明白だったからだ。
となると、残された女に消えてもらう方法は唯一つ。ルアン公爵夫妻、特に夫人の方に、クリスタを嫌わせる方法だ。
あの女がいかに酷い人間性なのかを伝えれば、きっと夫人は結婚を反対するはず。そのために、何をするのが一番効果があるのか……。
――あの女の一番の弱みは何かしら?
あっ……。
そうだわ、アイラ・ウィルキンスがいるじゃないっ……!
これ以上ないだろうと言う名案が思い付いた。そのため、私は誰にもバレぬようアイラ・ウィルキンスを呼び出し、彼女を使いエンディミオン様とあの女の結婚を破談にするための作戦を進めることにした。
「あなたのお姉様の話を聞いたかしら?」
「姉って……クリスタですか? いえ……」
そう言うと、彼女は委縮した様子で、気まずそうに視線を逸らした。そんな態度を見せるアイラにイライラとするが今は我慢。
表情に感情を載せることなく、私はすぐアイラに答えを教えることにした。
「エンディミオン卿をご存じかしら?」
「もちろん存じております」
そう言うと、アイラは不思議そうな顔をしながら、やっと私と目を合わせた。そんな彼女に、私は言葉を続けた。
「あなたのお姉様はね、そのエンディミオン様と婚約をしたの。結婚することになったのよ」
そう告げると、アイラは「えっ……」と声を漏らし、神妙だった表情を唖然とした表情へと変化させた。その様子を見て、私は更に彼女を畳みかけることにした。
「あなた、今はお姉様のせいで、離れにいるのでしょう? 母屋に入れてもらえないし、レアード卿とも隔離されて、母親と二人、離れで暮らしていると聞いたわ」
「それは……」
「あなたをこんなに不幸にしたのに、あなたの姉は誰もが夫にしたエンディミオン様と結婚するのよ。悔しくないの?」
覗き込むようにアイラを見つめてみる。すると、彼女は唖然とした表情を歪めると、悔しさや怒りを滲ませた表情へと、その相貌を変化させた。
「っ……悔しいですよ。私を避けていたかと思えば、最近のレアードは突然抜け殻みたいだしっ……」
彼女が吐き捨てるように呟く言葉。それを聞いた瞬間、私は確信した。
――かかったわね。
次の段階に話を持って行こう。そう判断し、私はアイラに優しく声をかけた。
「ずっとつらい思いをしていたのね。あなたにしか分からない苦労が、たくさんあるんでしょう? 今もあなたは、そんな苦痛に堪え続けているのね」
「はいっ……」
「でも、そうしたのはあなたのお姉様でしょう? それなのに、あなたのお姉様はこんなに可哀想な妹を捨てて、自分だけ幸せになるのよ?」
「っ……!」
「ルアン夫人と会えるよう、約束を取り付けるわ。一緒にあなたのお姉様の酷い人間性を説明しに行きましょう。公爵夫人を目覚めさせてあげるのよ」
これは、あなたにしかできないことなの。慈善活動よ。
そう最後に付け加えると、アイラは使命に満ちた表情になり、対面にいる私を真っ直ぐに見つめ力強く頷きを返した。
こうして、私の作戦の段取りの一つが成功した。
――アイラが味方についたから、あの女もこれでお終いね。
恨みの力は何よりも怖いもの。
彼は私の人。
絶対に別れさせてやるんだから。
そんな決意を胸に、私はアイラとの打ち合わせを進めていった。
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