魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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3 楽しい学園生活?

3ー5 カートリア寮

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 3ー5 カートリア寮

 「カートリア寮にようこそ!」
 寮に入ることになった俺を迎えてくれたのは、クレアとエリュメだった。
 俺は、アンドレア王女のおかげで男爵位を与えられていた。
 あくまでも仮だったが。
 貴族の多い王立モスキュラード学園で俺が困ることがないように、というアンドレア王女の心遣いだった。
 そのおかげで寮では俺は、貴族用の部屋に入ることになった。
 まあ、ちょっと大きめの立派な個室ということだ。
 家具もついているので俺は、ほんとに身一つで入寮した。
 アンドレア王女から与えられた空間収納能力の付与された肩掛け鞄にすべての荷物を入れていたので本当に荷物は他にない。
 「これ、厨房のおばさんに頼んで用意してもらったんだよ!」
 クレアが籠に入った美味しそうな匂いのする料理を見せる。
 エリュメは、ワインの瓶とグラスを手にしている。
 「まさか、あなたがこの寮に入ってくるとは思わなかったわ、エドワード君」
 うん。
 俺も思ってなかった。
 というか、この寮、男女一緒の寮なんだな。
 俺がそう思っているとエリュメが説明してくれた。
 「この寮は、王立モスキュラード学園の唯一の寮なのよ」
 もともと貴族や、裕福な商人の子供たちばかりなので寮に入ることを選択する者が少ないのだとか。
 それで、男女で同じ寮になっているらしい。
 いや。
 それは、ダメなんじゃ?
 俺が考えているとエリュメがにっこりと笑った。
 「この寮では、学生の自治を認めていて、ある程度までは、自由がありますが、厳しい規則があります」
 つまり、男女がお互いの部屋を訪ねる時は、部屋のドアを開けておくようにする、とか、そういうことらしい。
 うん。
 なんか、甘くない?
 寮に入るときに寮長からきいたんだが、この寮の規則は、他にもあるがどれもしごく当然なルールばかりだったし。
 「このカートリア寮は、自由な気風が売りなんですよ!」
 クレアがグラスにワインを注いで俺に渡した。
 しかし、こうして俺の部屋を女子が訪れているなんてこのスキャンダルに厳しい世界では、考えられないな。
 そう思いつつも俺は、彼女らの気持ちが嬉しかった。
 俺の学費は、アンドレア王女が支払ってくれていたが、王女の離宮を出た以上は、これからの生活費は、自分で賄わなくてはならない。
 要するに俺は、貧乏学生なのだ。
 寮費は、入寮時に1年分支払うことになっていて、なんとか支払うことができたが、生活費についてはこれからなんとかしていかなくてはならなかった。
 アンドレア王女のもとで暮らした間、俺は、王女の護衛として扱われたので給金が発生していたからしばらくはなんとかなるが、4年間の学生生活を考えるととても賄えそうにない。
 
 
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