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6 バカンス、魔物風味
6ー1 お茶会
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6ー1 お茶会
長期休暇が始まったその日、王宮から呼び出しがあった。
アンドレア様からだ。
俺は、すぐに服装を整えて出かける準備をした。
「ルカ、ちょっと王宮のアンドレア様のところに行ってくる。夕食までには戻るから」
「いってらっしゃいませ」
ルカは、淡々としている。
俺は、寮の前で待っているアンドレア様の馬車に乗り込んだ。
なんだか胸騒ぎがする。
俺がアンドレア様の離宮を出て以来、呼び出されるなんて初めてだった。
俺が離宮に到着すると見知らぬ使用人が待っていて俺を離宮の庭へと案内してくれる。
夏の離宮の庭は、とっても日差しがきつくて暑かった。
だけど、庭のアンドレア様たちが待っていたテーブルの周辺には冷気が漂っていて涼しい。
これは、冷却の魔道具のおかげだ。
テーブルの下に壺のような形をした魔道具がおかれている。
俺は、アンドレア様の前で騎士の礼をとる。
「アンドレア様、今日は、お招きありがとうございます」
「お座りください、エドワード様」
アンドレア様がいつもの柔らかな微笑みを浮かべる。
俺がアンドレア様の正面の椅子に腰かけるとルシリアさんがすっとお茶を差し出した。
受け取ってテーブルの上に置くとアンドレア様がにこにこと口角を上げて俺を見つめる。
そして、目は、笑っていないし!
俺の心臓が跳ね上がる。
俺、なんかしました?
数分間、無言が続き、俺の緊張は極限まで高まっていた。
唐突にアンドレア様が口を開く。
「メイドを雇われたそうですね?エドワード様」
そのこと!
俺は、ちょっとホッとしていた。
が、アンドレア様は、背後に何かどんよりとしたものを背負って俺に微笑んでいる?
「あ、の、それは、実は、いろいろと深い事情がありまして」
「まあ、いったいどんな事情があるんですか?ぜひ、おききしたいですわ」
アンドレア様の貴族の微笑みがきつい。
かなりきつい。
俺は、とにかく説明した。
『ラミーア・ダンジョン』のダンジョンマスターを倒したこと。そして、そのダンジョンマスターの部屋の奥で奇妙なことがあったこと。その結果、俺が『ラミーア・ダンジョン』に隠された物の主となったこと。
「ルカは、あの、今、俺のメイドをしてくれてる子なんですけど、そのルカは、『ラミーア・ダンジョン』を本体とする何かの端末、つまり分身のようなものなんです」
長期休暇が始まったその日、王宮から呼び出しがあった。
アンドレア様からだ。
俺は、すぐに服装を整えて出かける準備をした。
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「いってらっしゃいませ」
ルカは、淡々としている。
俺は、寮の前で待っているアンドレア様の馬車に乗り込んだ。
なんだか胸騒ぎがする。
俺がアンドレア様の離宮を出て以来、呼び出されるなんて初めてだった。
俺が離宮に到着すると見知らぬ使用人が待っていて俺を離宮の庭へと案内してくれる。
夏の離宮の庭は、とっても日差しがきつくて暑かった。
だけど、庭のアンドレア様たちが待っていたテーブルの周辺には冷気が漂っていて涼しい。
これは、冷却の魔道具のおかげだ。
テーブルの下に壺のような形をした魔道具がおかれている。
俺は、アンドレア様の前で騎士の礼をとる。
「アンドレア様、今日は、お招きありがとうございます」
「お座りください、エドワード様」
アンドレア様がいつもの柔らかな微笑みを浮かべる。
俺がアンドレア様の正面の椅子に腰かけるとルシリアさんがすっとお茶を差し出した。
受け取ってテーブルの上に置くとアンドレア様がにこにこと口角を上げて俺を見つめる。
そして、目は、笑っていないし!
俺の心臓が跳ね上がる。
俺、なんかしました?
数分間、無言が続き、俺の緊張は極限まで高まっていた。
唐突にアンドレア様が口を開く。
「メイドを雇われたそうですね?エドワード様」
そのこと!
俺は、ちょっとホッとしていた。
が、アンドレア様は、背後に何かどんよりとしたものを背負って俺に微笑んでいる?
「あ、の、それは、実は、いろいろと深い事情がありまして」
「まあ、いったいどんな事情があるんですか?ぜひ、おききしたいですわ」
アンドレア様の貴族の微笑みがきつい。
かなりきつい。
俺は、とにかく説明した。
『ラミーア・ダンジョン』のダンジョンマスターを倒したこと。そして、そのダンジョンマスターの部屋の奥で奇妙なことがあったこと。その結果、俺が『ラミーア・ダンジョン』に隠された物の主となったこと。
「ルカは、あの、今、俺のメイドをしてくれてる子なんですけど、そのルカは、『ラミーア・ダンジョン』を本体とする何かの端末、つまり分身のようなものなんです」
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