魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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6 バカンス、魔物風味

6ー2 選ばれし者

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 6ー2 選ばれし者

 「お待ちください!エドワード様、今、『ラミーア・ダンジョン』を攻略したと言われましたか?」
 うん。
 俺は、こくん、と頷いた。
 「しかも、『ラミーア・ダンジョン』のダンジョンコアと接触し、その主になられた。そう、おっしゃたのですか?」
 「まあ、そういうことかと」
 俺がちょっとしまらない笑いを浮かべるとアンドレア様がはぁっとため息を漏らす。
 「どうされましたか?アンドレア様」
 慌てて俺が問いかけると、アンドレア様が優しい笑みを浮かべる。
 「ほんとにエドワード様は、我々の想定の斜め上をいかれてしまいますわね」
 斜め上?
 首を傾げる俺にアンドレア様がん、と顎に指をあてて天を仰いだ。
 「どういえばいいのかしら?でも、私にいえることは、あなたは、英雄クラスの事業を成し遂げられたということぐらいしかありませんわね」
 はい?
 俺は、キョトンとしてアンドレア様のことを凝視していた。
 アンドレア様は、考えながら、言葉を選んで話し出す。
 「あなたは、なぜ、『ラミーア・ダンジョン』が攻略されなかったか、わかりますか?」
 「攻略されなかった理由、ですか?」
 俺は、考えた。
 あの『ラミーア・ダンジョン』が攻略されなかった理由?
 「攻略できなかったではなくて?」
 「ええ」
 アンドレア様がじっと俺の目を覗き込んで問いかけられた。
 「あの『ラミーア・ダンジョン』がこの王国に現れてからすでに200年以上の時がたっていますが、誰も、あのダンジョンを攻略できなかった。いえ、攻略しなかった。それは、攻略するに相応しい力を持つ者がいなかったからというわけではないのです。ただ、あのダンジョンは、攻略するべき人物を選ぶダンジョンなのです。エドワード様、あなたは、それに相応しい方なのですか?」
 「それは…難しいお話ですね」
 俺は、どう答えるべきか悩んでいた。
 俺があのダンジョンの主になるに相応しいかどうか?
 そんなこと、俺にわかるわかがないし!
 やっぱりみつけた時に正直に申告するべきだったのか?
 俺がうつ向いて考え込んでいるとアンドレア様がくすっと笑った。
 「そんなに難しく考えられなくても大丈夫ですわ、エドワード様」
 「しかし」
 「ただ、あなたは、王国を揺るがすほどの大きな力を手に入れられたということだけ、理解していただければいいのです」
 アンドレア様が目を細める。
 「私は、あのダンジョンを手に入れたのがあなたでよかった、と思っておりますわ」
 
 
 
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