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9 ライゾソープ商会
9ー3 ルナ
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9ー3 ルナ
俺は、王都リアラトスにつくと王立モスキュラード学園の寮へと戻った。
寮ではクレアが俺を出迎えてくれた。
クレアは、一度、実家に戻ったものの、王立魔道具研究所に通うために研究所に近いこの寮に早めに戻っていたのだという。
「もしかしてメイドさんの数、増えてません?」
クレアがちょっとムッとしている?
俺は、クレアにルナを紹介した。
「ルナは、ハウルズ侯爵からの紹介で預かることになったんだ」
「よろしくお願い、する、ルナという」
ルナがぺこりと頭を下げるのを見てクレアがはぁ、とため息をつく。
「また、かわいい女の子が増えちゃって。婚約者がいるっていうのに!」
クレアがぶつぶつ言うが気にしない。
もとよりエリュメと俺は、擬装婚約だし!
「エリュメは、元気にしてる?」
俺が聞くとクレアがむっとした表情で俺に告げた。
「知らない!自分で聞けばいいでしょ?」
まあ、それはそうなんだけど。
実は、ハウルズ侯爵領にいる間にもエリュメから手紙が届いていた。
なんでも学園卒業後に騎士にならないかと正式にお誘いを受けている、とか。
しかし、俺もいろいろ忙しくて返事を書くことができなかったのだ。
これは、素直に俺が悪いと思っている。
「エリュメは、実家に戻ってるんだよね?」
俺は、明日ぐらいにライゾソープ商会に顔を出すという手紙を『魔法』で出していた。
カインさんからも待っているというような手紙が帰ってきていたし。
ライゾソープ商会は、エリュメの実家だから、そこでエリュメには会えるだろう。
だが、クレアは、頭を振った。
「エリュメは、今、近衛騎士団の寮に住み込んで騎士見習いをしてるから実家にはいないよ」
そんなことも知らないの?
というようなクレアの視線が痛い。
だから!
あくまで俺とエリュメは、擬装婚約者同士なんだから!
お互いに何をしてても縛ることはない。
それが俺たちの約束だし!
とはいえ、クレアの責めるような眼差しに俺の良心も傷ついた。
確かに、例え擬装であっても婚約者なんだからもっとお互いのことを知るべきなのかもしれない。
俺は、少し反省していた。
寮の部屋に戻ってすぐに俺は、寮長にメイドが一人増えてことを報告したんだが、さすがにいい顔はされなかった。
「王族でも従者は、1人だけですよ?」
そういう寮長に俺は、頭を下げて頼み込む。
「どうしてもこの子を預かって欲しいってハウルズ侯爵から頼まれたんです」
俺の懇願にやっと寮長もうん、と言ってくれたので俺は,ホッとしていた。
アラクネであるルナは、王立学園の広い敷地内で充分自力で生活していけることだろうし、なんなら天井裏でも暮らせるだろうけど、俺は、ルナにそんな扱いはしたくなかった。
俺は、王都リアラトスにつくと王立モスキュラード学園の寮へと戻った。
寮ではクレアが俺を出迎えてくれた。
クレアは、一度、実家に戻ったものの、王立魔道具研究所に通うために研究所に近いこの寮に早めに戻っていたのだという。
「もしかしてメイドさんの数、増えてません?」
クレアがちょっとムッとしている?
俺は、クレアにルナを紹介した。
「ルナは、ハウルズ侯爵からの紹介で預かることになったんだ」
「よろしくお願い、する、ルナという」
ルナがぺこりと頭を下げるのを見てクレアがはぁ、とため息をつく。
「また、かわいい女の子が増えちゃって。婚約者がいるっていうのに!」
クレアがぶつぶつ言うが気にしない。
もとよりエリュメと俺は、擬装婚約だし!
「エリュメは、元気にしてる?」
俺が聞くとクレアがむっとした表情で俺に告げた。
「知らない!自分で聞けばいいでしょ?」
まあ、それはそうなんだけど。
実は、ハウルズ侯爵領にいる間にもエリュメから手紙が届いていた。
なんでも学園卒業後に騎士にならないかと正式にお誘いを受けている、とか。
しかし、俺もいろいろ忙しくて返事を書くことができなかったのだ。
これは、素直に俺が悪いと思っている。
「エリュメは、実家に戻ってるんだよね?」
俺は、明日ぐらいにライゾソープ商会に顔を出すという手紙を『魔法』で出していた。
カインさんからも待っているというような手紙が帰ってきていたし。
ライゾソープ商会は、エリュメの実家だから、そこでエリュメには会えるだろう。
だが、クレアは、頭を振った。
「エリュメは、今、近衛騎士団の寮に住み込んで騎士見習いをしてるから実家にはいないよ」
そんなことも知らないの?
というようなクレアの視線が痛い。
だから!
あくまで俺とエリュメは、擬装婚約者同士なんだから!
お互いに何をしてても縛ることはない。
それが俺たちの約束だし!
とはいえ、クレアの責めるような眼差しに俺の良心も傷ついた。
確かに、例え擬装であっても婚約者なんだからもっとお互いのことを知るべきなのかもしれない。
俺は、少し反省していた。
寮の部屋に戻ってすぐに俺は、寮長にメイドが一人増えてことを報告したんだが、さすがにいい顔はされなかった。
「王族でも従者は、1人だけですよ?」
そういう寮長に俺は、頭を下げて頼み込む。
「どうしてもこの子を預かって欲しいってハウルズ侯爵から頼まれたんです」
俺の懇願にやっと寮長もうん、と言ってくれたので俺は,ホッとしていた。
アラクネであるルナは、王立学園の広い敷地内で充分自力で生活していけることだろうし、なんなら天井裏でも暮らせるだろうけど、俺は、ルナにそんな扱いはしたくなかった。
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