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4 辺境スローライフ(誘拐編)
4ー1 脱走兵の村
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4ー1 脱走兵の村
僕らが暮らしている村、フェイルは、辺境の貧しい村だった。
みな、食うや食わずの日々を過ごしながらわずかな畑を耕して生き延びている。
だが。
それが僕たちが来たことで変化することになった。
ルドーさんは、まず村の外れに僕のための屋敷を建て始めた。
僕は、最初にクライドさんたちが貸してくれた小屋でも十分だったんだけど。
ロナがね。
ロナがちゃんとした屋敷が必要だと主張したのだ。
というか。
なぜ、屋敷がいるかきいた僕にロナは頬を真っ赤に染めた。
「声が」
「はい?」
「あの、ヴェルデとマクシア様が交合するときの声と匂いが辺りに漏れてしまって」
ロナが言うには僕とヴェルデがいたすときの濃厚な匂いや気配が漏れて村人たちが混乱しているのだとか。
なんでもこのフェイルの村は、もともとがアルファの多い村なのだとか。
というのもこの村の連中は、みな、脱走兵だったから。
魔境との狭間にあるグライドル王国の砦を守る騎士たちの中には時々、苦しい戦闘に堪えられずに逃げ出す者がいる。
彼らは、王都にも戻ることはできず、たどり着いたこの辺境に村を作って住み着いているのだ。
そういえば村には男しかいなかったし!
ヴェルデがいたから女子供は、隠しているんだとばかり思っていたけど、実は、いなかったわけだ。
うん。
そんな中で僕とヴェルデが盛ってるのは、みんなの心を騒がしてしまうよね。
僕は、羞恥心で顔が熱くなる。
「大丈夫、です!」
ロナが真っ赤になって力説する。
「村の連中は、しっかりと私が躾ていますから!決して、もうマクシア様を襲おうとしたりすることはございません」
ええっ?
村の人たちが僕を襲おうとしたの?
僕は、驚いて瞬きした。
てか。
ロナが村人を躾てるの?
僕は、この村に来たばかりの頃のことを思い出していた。
そういえば突然、村長が大ケガしてたことがあったし!
村の人たちもなんか、僕たちを恐れている感じだし!
でも、それは、ヴェルデを恐れているんだとばかり思っていたんだけどほんとは、ロナが怖がられていたのか!
「とにかく防音障壁をつけた屋敷を作らなくてはこちらの身がもちませんから!」
ロナの言葉に僕は、黙ってこくこくと頷いた。
ロナは、また人化しているヴェルデを見ても特に驚いた様子はなかった。
ただ、小さく舌打ちしてからどこからか服を手に入れてきてヴェルデに渡した。
「マクシア様のお側で暮らすつもりならせめてそれを隠す術ぐらい覚えることだな!この獣が!」
ヴェルデは、手渡された服を眺めていたが僕に訊ねた。
「これ、どうすれば、いい?」
ロナは、ヴェルデに関わりたがらなかったので僕が服を着せてやった。
ヴェルデは、かなり大柄なのでシャツもズボンもちょっとぱっつんぱっつんだった。
とくに前が。
僕は、ううっ、と唸った。
これは、特別な服をルドーさんに頼んで仕立ててもらわないと不味いかもしれないな。
僕らが暮らしている村、フェイルは、辺境の貧しい村だった。
みな、食うや食わずの日々を過ごしながらわずかな畑を耕して生き延びている。
だが。
それが僕たちが来たことで変化することになった。
ルドーさんは、まず村の外れに僕のための屋敷を建て始めた。
僕は、最初にクライドさんたちが貸してくれた小屋でも十分だったんだけど。
ロナがね。
ロナがちゃんとした屋敷が必要だと主張したのだ。
というか。
なぜ、屋敷がいるかきいた僕にロナは頬を真っ赤に染めた。
「声が」
「はい?」
「あの、ヴェルデとマクシア様が交合するときの声と匂いが辺りに漏れてしまって」
ロナが言うには僕とヴェルデがいたすときの濃厚な匂いや気配が漏れて村人たちが混乱しているのだとか。
なんでもこのフェイルの村は、もともとがアルファの多い村なのだとか。
というのもこの村の連中は、みな、脱走兵だったから。
魔境との狭間にあるグライドル王国の砦を守る騎士たちの中には時々、苦しい戦闘に堪えられずに逃げ出す者がいる。
彼らは、王都にも戻ることはできず、たどり着いたこの辺境に村を作って住み着いているのだ。
そういえば村には男しかいなかったし!
ヴェルデがいたから女子供は、隠しているんだとばかり思っていたけど、実は、いなかったわけだ。
うん。
そんな中で僕とヴェルデが盛ってるのは、みんなの心を騒がしてしまうよね。
僕は、羞恥心で顔が熱くなる。
「大丈夫、です!」
ロナが真っ赤になって力説する。
「村の連中は、しっかりと私が躾ていますから!決して、もうマクシア様を襲おうとしたりすることはございません」
ええっ?
村の人たちが僕を襲おうとしたの?
僕は、驚いて瞬きした。
てか。
ロナが村人を躾てるの?
僕は、この村に来たばかりの頃のことを思い出していた。
そういえば突然、村長が大ケガしてたことがあったし!
村の人たちもなんか、僕たちを恐れている感じだし!
でも、それは、ヴェルデを恐れているんだとばかり思っていたんだけどほんとは、ロナが怖がられていたのか!
「とにかく防音障壁をつけた屋敷を作らなくてはこちらの身がもちませんから!」
ロナの言葉に僕は、黙ってこくこくと頷いた。
ロナは、また人化しているヴェルデを見ても特に驚いた様子はなかった。
ただ、小さく舌打ちしてからどこからか服を手に入れてきてヴェルデに渡した。
「マクシア様のお側で暮らすつもりならせめてそれを隠す術ぐらい覚えることだな!この獣が!」
ヴェルデは、手渡された服を眺めていたが僕に訊ねた。
「これ、どうすれば、いい?」
ロナは、ヴェルデに関わりたがらなかったので僕が服を着せてやった。
ヴェルデは、かなり大柄なのでシャツもズボンもちょっとぱっつんぱっつんだった。
とくに前が。
僕は、ううっ、と唸った。
これは、特別な服をルドーさんに頼んで仕立ててもらわないと不味いかもしれないな。
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