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4 辺境スローライフ(誘拐編)
4ー8 見せしめ?
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4ー8 見せしめ?
僕が連れ去られていた砦は、村から馬で4、5時間の場所にある比較的最近作られた砦のようだった。
帰りの道すがらロナからきいたことによると魔境から魔物が攻め混んできた時のために砦を強化したいというクーリアスの提案で造られたのだとか。
クーリアス。
副騎士団長としては、優秀なのに。
僕は、獣化したヴェルデの背に乗ってため息をついた。
馬に乗ったロナがヴェルデに並走しているのをちらっと見るとロナと目があう。
ロナは、にっこりと微笑んだ。
うん。
とってもいい子なんだよ。
ロナも、ヴェルデも。
もとはといえばクーリアスが悪いんだから仕方ないか。
「もうすぐ村につきますよ、マクシア様!」
ロナの声に僕は、はっと前を見た。
うん?
遠くに小山のようなものが見えた。
近づくにつれてそれが固い土でできた壁だとわかった。
何、これ?
防護壁に周囲を囲まれた村なんて始めて見たし!
しかも、その高さが半端じゃないし!
少なく見ても二階建ての建物ぐらいの高さがある?
ロナたちは、いったい何に備えようとしているんだ?
村の門の前まで進むと鉄の門がぎぃっと重い音をたてて開く。
村の中に入ると僕は、ぎょっとしてしまった。
村を取り囲んでいる防護壁にそって数人の男たちが吊り下げられている?
それもすでにぼろぼろになった状態でみな、助けを呼ぶ力もない様子だし!
「あの、ロナ、あれ、何?」
「ああ、あれですか?」
ロナが爽やかに答える。
「あれは、この村にクーリアス様が侵入した際に手引きした連中です」
よく見るとあの日、僕が風呂に入るのを警護してくれてた冒険者もいる?
「あの連中は、クーリアス様に命じられてマクシア様の近況を報告しクーリアス様がマクシア様を誘拐する手伝いをしたのでああして見せしめにしています」
マジですか?
僕、なんか、ロナが怖くなってきたよ?
てか。
ヴェルデとすごく気があってる?
砦も2人で攻め落としたとか。
もう、軍隊並みだよね?
ヴェルデは、邪神だからともかくとして、ロナは、僕のメイドさんなんだよね?
かなりびびりまくっている僕をヴェルデがほぼほぼ完成した屋敷の前で下ろすと人化して流れるように抱き上げる。
「ここ、俺とマクシアの巣」
「もう、出来上がったの?」
僕が訊ねるとロナがふふっと可愛らしく笑った。
「クーリアス様のことがあったからみなが一刻もはやく屋敷を仕上げようと懸命に働いてくれたのです。すべてマクシア様のご人徳ですわ」
「ええっ?そうなの?」
僕は、屋敷の外に立っていた村人たちの方を見るとみな、すっと視線をそらす。
どう見ても恐れられている?
どういうこと?
困惑している僕にかまわずロナは、満面の笑顔で僕たちを屋敷へと招き入れた。
「お帰りなさいませ、マクシア様」
僕は、ひきつった笑顔のまま誓った。
ロナにだけは逆らうまい。
僕が連れ去られていた砦は、村から馬で4、5時間の場所にある比較的最近作られた砦のようだった。
帰りの道すがらロナからきいたことによると魔境から魔物が攻め混んできた時のために砦を強化したいというクーリアスの提案で造られたのだとか。
クーリアス。
副騎士団長としては、優秀なのに。
僕は、獣化したヴェルデの背に乗ってため息をついた。
馬に乗ったロナがヴェルデに並走しているのをちらっと見るとロナと目があう。
ロナは、にっこりと微笑んだ。
うん。
とってもいい子なんだよ。
ロナも、ヴェルデも。
もとはといえばクーリアスが悪いんだから仕方ないか。
「もうすぐ村につきますよ、マクシア様!」
ロナの声に僕は、はっと前を見た。
うん?
遠くに小山のようなものが見えた。
近づくにつれてそれが固い土でできた壁だとわかった。
何、これ?
防護壁に周囲を囲まれた村なんて始めて見たし!
しかも、その高さが半端じゃないし!
少なく見ても二階建ての建物ぐらいの高さがある?
ロナたちは、いったい何に備えようとしているんだ?
村の門の前まで進むと鉄の門がぎぃっと重い音をたてて開く。
村の中に入ると僕は、ぎょっとしてしまった。
村を取り囲んでいる防護壁にそって数人の男たちが吊り下げられている?
それもすでにぼろぼろになった状態でみな、助けを呼ぶ力もない様子だし!
「あの、ロナ、あれ、何?」
「ああ、あれですか?」
ロナが爽やかに答える。
「あれは、この村にクーリアス様が侵入した際に手引きした連中です」
よく見るとあの日、僕が風呂に入るのを警護してくれてた冒険者もいる?
「あの連中は、クーリアス様に命じられてマクシア様の近況を報告しクーリアス様がマクシア様を誘拐する手伝いをしたのでああして見せしめにしています」
マジですか?
僕、なんか、ロナが怖くなってきたよ?
てか。
ヴェルデとすごく気があってる?
砦も2人で攻め落としたとか。
もう、軍隊並みだよね?
ヴェルデは、邪神だからともかくとして、ロナは、僕のメイドさんなんだよね?
かなりびびりまくっている僕をヴェルデがほぼほぼ完成した屋敷の前で下ろすと人化して流れるように抱き上げる。
「ここ、俺とマクシアの巣」
「もう、出来上がったの?」
僕が訊ねるとロナがふふっと可愛らしく笑った。
「クーリアス様のことがあったからみなが一刻もはやく屋敷を仕上げようと懸命に働いてくれたのです。すべてマクシア様のご人徳ですわ」
「ええっ?そうなの?」
僕は、屋敷の外に立っていた村人たちの方を見るとみな、すっと視線をそらす。
どう見ても恐れられている?
どういうこと?
困惑している僕にかまわずロナは、満面の笑顔で僕たちを屋敷へと招き入れた。
「お帰りなさいませ、マクシア様」
僕は、ひきつった笑顔のまま誓った。
ロナにだけは逆らうまい。
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