妹の身代りに生け贄にされたんだけどガチでマジ恋しちゃいました~世界にただ1人の男Ωは、邪神の激愛に絆される~

トモモト ヨシユキ

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4 辺境スローライフ(誘拐編)

4ー9 許せない!

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 4ー9 許せない!

 ヴェルデに連れられて屋敷の2階にある部屋に向かった。
 ロナいわくこの屋敷で1番いい部屋だという僕の部屋は、がらんとしていてまだ普通より少し大きなベッド以外の家具は揃ってはいないようだった。
 「家具は、マクシア様のお好みもお聞きしておいおい揃えていきましょう」
 ロナが空いていた大きな窓を閉めて分厚い赤いカーテンを閉める。
 「そちらの浴室に湯も用意しておりますのでどうかごゆっくりお休みくださいませ」
 そういうとロナは、部屋を出ていった。
 「おろして」
 僕は、ヴェルデに下に降ろしてもらうとよろめきながら浴室へと向かった。
 中から鍵をかけると僕は、上にはおっていた白いシャツをまくりあげてお尻を出した。
 浴槽に手をつくと後孔へと手を伸ばす。
 そこは、ぐっしょりと濡れていた。
 僕は、声が出ないようにシャツの裾を噛むとそこに指をつぷっと差し込んで中をまさぐった。
 こつん、と指先に固いものがあたる。
 クーリアスに入れられた丸薬だ。
 僕は、なんとかそれを取り出そうと指でほじった。
 「ぅんっ・・ふっ・・ぐっ・・」
 丸薬は、なかなか取り出せなくて。
 僕は、目尻に涙を滲ませて膝をついて呼吸を乱す。
 なんとかしてこれを取り出さなくては。
 部屋のドアがどんどん、と叩かれた。
 「マクシア!」
 まずい!
 このままだと扉を壊されそうだし!
 僕は、よろりと立ち上がると部屋の鍵を開けた。
 「マクシア?」
 ヴェルデが僕の腰に腕をまわして僕の目を覗き込む。
 「どうした?」
 心配そうなヴェルデに僕は、微笑んで見せる。
 「ちょっと体を洗いたくて」
 「俺、洗う」
 ヴェルデが僕を浴槽まで連れていくと羽織っているシャツを脱がせ出す。
 「待って!」
 もうすでに遅く。
 ヴェルデは、僕の立ち上がったものを目にしてごくりと唾を飲んだ。
 「こ、これは・・」
 僕は、前を隠そうと手を伸ばした。
 ヴェルデは、僕の手を掴むと僕の前に跪いた。
 くんくんと匂いを嗅がれて顔が熱くなる。
 「だめっ!匂い、嗅いじゃ、ダメっ!」
 「ここ、あいつの匂い、する」
 ヴェルデが不機嫌そうに眉をよせた。
 「ここも、ここも」
 僕は、さっきまでクーリアスにされていたことを思い出して体が火照ってくるのを隠せなかった。
 「ヴェルデ・・・僕を許してくれる?」
 僕は、ヴェルデから視線を反らした。
 自然と涙が溢れる。
 「許せない!」
 ヴェルデが低い怒りのこもった声で告げた。
 「俺、許せない!」
 
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