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第十二章
『敵の逆襲に備えて』
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方針だけ決めてその後はお開き。軍人を集めて改めて別途に会議となった。
先ほどクレメンス団長と話していたのは西部のヤコブ騎士団の団長だったそうだ。名前はイワンだそうだが、イワンさんは沢山いるのでヤコブ騎士団長と呼ぶことが多いとか。性格は本来は豪勇なのだが……ヨセフ伯がイケイケなので、ある程度は慎重な立ち回りをして平均化させているらしい。
そこに南部のドルニエ騎士団の団長を加えて会議を始めることになる。
「食用になる魔獣を討ち、畑も森も焼くという方針は構わない。具体的にはどのように動くのだ? 反撃として敵が来るのは当然の事、迎撃はするがあれほどの攻撃力だ。防備は常に固めておかねばならん」
「積極的に焼き払うべきですが、占領してはならぬのが南側になります」
人間ではないから非人道的でも構わないというビックリな作戦である。
相手の食料供給を奪って、種族的に根絶やしを計るという凄惨な作戦になる。だが、自分たちが優勢な時は平然と人間社会を蹂躙する存在であり、魔王を生み出す魔族に容赦は不要とばかりに軍人たちも武闘派貴族も納得している。俺だって前世があるから引っかかるだけで、命を懸けて正面から挑めとは言えなかった。
それに、相手の動きを縛るのにこれほどやり易い作戦はない。
「例のスライムが居るであろう場所か。アレは面倒だったそうだな」
「はい。何処に研究所があるのか判りませんが、その周囲に居る魔物は全て危険だと判断すべきでしょう。見つけ次第に焼き殺すとしても、何処に潜んでいるかも判りません。仮に敵部隊が危険を承知で潜んでいるとしても、彼らに処分を任せるくらいのつもりで放置すべきです。仮に逃げられても……行きつく先は限られて居ますから対処は出来ます」
「そうだな。勇敢で親愛なる同盟者殿にお任せしよう」
諸島群は魔族の島から見て西側になる。
そちら側からオロシャは進軍したので、西部沿岸に上陸しているというべきか。そこにある沼沢地帯にある砦を落し、中州一帯を占拠していると思えば判り易い。そこから南側の何処かにスライムを研究していた場所があると思われる。とりあえず、そちらは危険なので示威行為として焼き払う行為を見せつけるだけで良いだろう。
魔族が逃げ出した場合、諸島群には我々の増援が居るし……そこから逃げれば海流の関係でイル・カナンに辿り着く。まさにザマアでしかない。
「同盟者殿と言えば船はどうする? 奪い返せとは言われておるが、アレを使って逃げられたらコトだぞ。カナン河流域と違って、遊牧民の領域だからな」
「むしろ放置して目印にすべきでしょう。監視の目を二重に付けておきます」
「現状ではとうてい北部沿岸全体を抑えることは不可能だ。それが妥当か」
イル・カナン政府は俺たちの行動を知って相乗りして来た。
しかも少ない戦力で最大限の効果を得ようと、海軍の水兵隊を北部沿岸に上陸させて既成事実化しようとしていたのだ。それもオロシャ軍が着実に西部沿岸を抑えて居た頃であり、その先見の明そのものは素晴らしいとしか言いようがない。実査愛に占拠する地域は広くなくとも、上陸に成功して居たら、一部地域の占領を認めなければならなかったほどだ。
もっとも、肝心のオロシャ軍でさえ進軍が停滞しているのである。真っ先に魔族の部隊に襲われて水兵隊は壊滅してしまった。一部の生き残りはこちらと合流したので、船は放置されたままである。
「相手が出来る事を狭めるためにも、戦力に自然な傾斜はつけるべきでしょう。まずはこの砦の周囲を干拓する為、川を掘り下げて天然の防壁にします。西岸南部を焼き払う隊、北岸周囲を威力偵察する隊、大陸中央部への偵察する隊は、一つ一つが終了し次第に、助っ人たちは入れ替えて行きましょう」
「干拓だと? 相変わらず無茶を言う。だが、助っ人が居るのはありがたい」
「治水を守るのを本隊として、有力な騎士を派遣する訳だな? 悪くない」
「それぞれの騎士団に精鋭が増援として加わるのか。それならば、まあ」
やるべきことは多いが、全てを同時並行にはできない。
まずは砦を中心にした占領地域を拡充していくべきだろう。沼沢地帯なのは延々と水が入り込んでいるからで、輪中の様にあちこちへ小さな盆地と堤のようなナニカがある。大抵は草むらやら木々で水が流れ込まないとか、土や砂が溜まって丘陵になっているから水没してない程度だ。だから流れ込む川の方向を変えて、同時にその周囲を浚渫ないし二本目の川とすべく掘って行く。そうすれば次第に水が引いて行くという寸法である。
もちろん、その間に敵部隊が邪魔しない筈は無い。特に序盤の川の流れを変える前は、堤防を作って水の侵入を防ぐので、水攻めをするなら絶好の機会だろう。だから主力として戦力の大半を置いておくのだ。
「敵がこちらを島から追い出すのに出来る事は限られて居ます。それを一つ一つ潰しながら行きましょう。船の航行と上陸は水棲種族に頼むとして、治水に戦力の大部分を投入。攻撃をためらわせつつ、仮にやってきたら全軍で叩きます。そして精鋭を抽出し、西岸南部・北部・中央の順番で敵の優位を誘引して行きましょう」
「了解した。今の案を元にこちらでも策を練ってみよう」
「それもだが、派遣する騎士の選定も重要だろうよ」
「強さ重視で良いだろうが、性格に難があるものは避けるべきだな」
騎士団長たちは有能なので方針さえ固めれば問題なく進めてくれる。
視野が狭いのは仕方が無いし、そもそも所持の中から軍務に限り、更に目の前へ全力で当たるのが騎士団だ。すべきことを明示しておけば万事抜かりが無いだろう。俺としては可能な限りの装備を回しつつ、全体方針が間違いで無いかを再計算するのみである。それこそ前提事項に間違いがあるとか、そんな事があれば大変だからな。
とはいえ、魔族の部隊司令官が魔王の息子だとか、最後に残った魔人で発言権が減っても問題がない程度では全体方針は覆らない。相手の食料を焼き払い種族を意地出来無くしてしまえば、例え全盛期の魔王たちだって何もできないのだから。
(後はこちらの想定外の戦力が残ってる場合にどうするか、かな?)
(あるいは最初からこの島を維持できないと判断し、北なりもっと南へ逃走)
(それともイル・カナンなり他の人間国家と連合を組んでる……はないか)
(そういった疑惑を押し付けられる疑念も含めて、基本的には対処できる。現状から言っても大軍説もない。後は決定的な強さを向こうの方が有している場合くらいだな。持っているなら既に出している筈だが、暴走するから出してないくらいで……ああ、それは確かに想定してないか。この局面であり得るとしたら……ドラゴン、かな?)
念のために、何か重大な思い違いをしていてピンチに陥ると仮定してみた。
ただ、そういう状態は何処かで誰かが想像しているものだ。恐怖に振るえる者は相手の部隊が多いのではないかとか、陰謀論者はイル・カナンが奴らと手を組んで我が国を落としてめているとか、そういう理由で帰りの船を焼き払って孤立させようとするとか……まあ、たいていの場合は大軍だろう同盟軍が寝返りだろうと対抗できる。ただ、片鱗も見せていないことはまずないし、たいていの場合は兆候くらいはあるモノだ。
その中でまるで想像していなかった、魔将はいないが眠れるドラゴンは存在するくらいの想像をして、対処だけはしておくことにしたのである。
方針だけ決めてその後はお開き。軍人を集めて改めて別途に会議となった。
先ほどクレメンス団長と話していたのは西部のヤコブ騎士団の団長だったそうだ。名前はイワンだそうだが、イワンさんは沢山いるのでヤコブ騎士団長と呼ぶことが多いとか。性格は本来は豪勇なのだが……ヨセフ伯がイケイケなので、ある程度は慎重な立ち回りをして平均化させているらしい。
そこに南部のドルニエ騎士団の団長を加えて会議を始めることになる。
「食用になる魔獣を討ち、畑も森も焼くという方針は構わない。具体的にはどのように動くのだ? 反撃として敵が来るのは当然の事、迎撃はするがあれほどの攻撃力だ。防備は常に固めておかねばならん」
「積極的に焼き払うべきですが、占領してはならぬのが南側になります」
人間ではないから非人道的でも構わないというビックリな作戦である。
相手の食料供給を奪って、種族的に根絶やしを計るという凄惨な作戦になる。だが、自分たちが優勢な時は平然と人間社会を蹂躙する存在であり、魔王を生み出す魔族に容赦は不要とばかりに軍人たちも武闘派貴族も納得している。俺だって前世があるから引っかかるだけで、命を懸けて正面から挑めとは言えなかった。
それに、相手の動きを縛るのにこれほどやり易い作戦はない。
「例のスライムが居るであろう場所か。アレは面倒だったそうだな」
「はい。何処に研究所があるのか判りませんが、その周囲に居る魔物は全て危険だと判断すべきでしょう。見つけ次第に焼き殺すとしても、何処に潜んでいるかも判りません。仮に敵部隊が危険を承知で潜んでいるとしても、彼らに処分を任せるくらいのつもりで放置すべきです。仮に逃げられても……行きつく先は限られて居ますから対処は出来ます」
「そうだな。勇敢で親愛なる同盟者殿にお任せしよう」
諸島群は魔族の島から見て西側になる。
そちら側からオロシャは進軍したので、西部沿岸に上陸しているというべきか。そこにある沼沢地帯にある砦を落し、中州一帯を占拠していると思えば判り易い。そこから南側の何処かにスライムを研究していた場所があると思われる。とりあえず、そちらは危険なので示威行為として焼き払う行為を見せつけるだけで良いだろう。
魔族が逃げ出した場合、諸島群には我々の増援が居るし……そこから逃げれば海流の関係でイル・カナンに辿り着く。まさにザマアでしかない。
「同盟者殿と言えば船はどうする? 奪い返せとは言われておるが、アレを使って逃げられたらコトだぞ。カナン河流域と違って、遊牧民の領域だからな」
「むしろ放置して目印にすべきでしょう。監視の目を二重に付けておきます」
「現状ではとうてい北部沿岸全体を抑えることは不可能だ。それが妥当か」
イル・カナン政府は俺たちの行動を知って相乗りして来た。
しかも少ない戦力で最大限の効果を得ようと、海軍の水兵隊を北部沿岸に上陸させて既成事実化しようとしていたのだ。それもオロシャ軍が着実に西部沿岸を抑えて居た頃であり、その先見の明そのものは素晴らしいとしか言いようがない。実査愛に占拠する地域は広くなくとも、上陸に成功して居たら、一部地域の占領を認めなければならなかったほどだ。
もっとも、肝心のオロシャ軍でさえ進軍が停滞しているのである。真っ先に魔族の部隊に襲われて水兵隊は壊滅してしまった。一部の生き残りはこちらと合流したので、船は放置されたままである。
「相手が出来る事を狭めるためにも、戦力に自然な傾斜はつけるべきでしょう。まずはこの砦の周囲を干拓する為、川を掘り下げて天然の防壁にします。西岸南部を焼き払う隊、北岸周囲を威力偵察する隊、大陸中央部への偵察する隊は、一つ一つが終了し次第に、助っ人たちは入れ替えて行きましょう」
「干拓だと? 相変わらず無茶を言う。だが、助っ人が居るのはありがたい」
「治水を守るのを本隊として、有力な騎士を派遣する訳だな? 悪くない」
「それぞれの騎士団に精鋭が増援として加わるのか。それならば、まあ」
やるべきことは多いが、全てを同時並行にはできない。
まずは砦を中心にした占領地域を拡充していくべきだろう。沼沢地帯なのは延々と水が入り込んでいるからで、輪中の様にあちこちへ小さな盆地と堤のようなナニカがある。大抵は草むらやら木々で水が流れ込まないとか、土や砂が溜まって丘陵になっているから水没してない程度だ。だから流れ込む川の方向を変えて、同時にその周囲を浚渫ないし二本目の川とすべく掘って行く。そうすれば次第に水が引いて行くという寸法である。
もちろん、その間に敵部隊が邪魔しない筈は無い。特に序盤の川の流れを変える前は、堤防を作って水の侵入を防ぐので、水攻めをするなら絶好の機会だろう。だから主力として戦力の大半を置いておくのだ。
「敵がこちらを島から追い出すのに出来る事は限られて居ます。それを一つ一つ潰しながら行きましょう。船の航行と上陸は水棲種族に頼むとして、治水に戦力の大部分を投入。攻撃をためらわせつつ、仮にやってきたら全軍で叩きます。そして精鋭を抽出し、西岸南部・北部・中央の順番で敵の優位を誘引して行きましょう」
「了解した。今の案を元にこちらでも策を練ってみよう」
「それもだが、派遣する騎士の選定も重要だろうよ」
「強さ重視で良いだろうが、性格に難があるものは避けるべきだな」
騎士団長たちは有能なので方針さえ固めれば問題なく進めてくれる。
視野が狭いのは仕方が無いし、そもそも所持の中から軍務に限り、更に目の前へ全力で当たるのが騎士団だ。すべきことを明示しておけば万事抜かりが無いだろう。俺としては可能な限りの装備を回しつつ、全体方針が間違いで無いかを再計算するのみである。それこそ前提事項に間違いがあるとか、そんな事があれば大変だからな。
とはいえ、魔族の部隊司令官が魔王の息子だとか、最後に残った魔人で発言権が減っても問題がない程度では全体方針は覆らない。相手の食料を焼き払い種族を意地出来無くしてしまえば、例え全盛期の魔王たちだって何もできないのだから。
(後はこちらの想定外の戦力が残ってる場合にどうするか、かな?)
(あるいは最初からこの島を維持できないと判断し、北なりもっと南へ逃走)
(それともイル・カナンなり他の人間国家と連合を組んでる……はないか)
(そういった疑惑を押し付けられる疑念も含めて、基本的には対処できる。現状から言っても大軍説もない。後は決定的な強さを向こうの方が有している場合くらいだな。持っているなら既に出している筈だが、暴走するから出してないくらいで……ああ、それは確かに想定してないか。この局面であり得るとしたら……ドラゴン、かな?)
念のために、何か重大な思い違いをしていてピンチに陥ると仮定してみた。
ただ、そういう状態は何処かで誰かが想像しているものだ。恐怖に振るえる者は相手の部隊が多いのではないかとか、陰謀論者はイル・カナンが奴らと手を組んで我が国を落としてめているとか、そういう理由で帰りの船を焼き払って孤立させようとするとか……まあ、たいていの場合は大軍だろう同盟軍が寝返りだろうと対抗できる。ただ、片鱗も見せていないことはまずないし、たいていの場合は兆候くらいはあるモノだ。
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