元構造解析研究者の異世界冒険譚

犬社護

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《シャーロットが帝王となった場合のifルート》第2部 8歳〜アストレカ大陸編【ガーランド法王国

魔鬼族の目的

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○○○ シャーロット視点

間者の男が取調室に入った段階で、私は彼に構造解析をかけていた。だから、彼……ではなく彼女の正体に気づいていたため、奥歯を抜く時や爪を剥がす時も、痛みを最小限に抑えるよう、カムイにお願いした。カムイも魔法【真贋】を使用して、1度彼女の姿を確認していることもあって、スッとあの作業をやってくれた。

でも、アルさんからは拷問行為だと言われ、その後カムイが精神的に彼女を追い詰めたこともあって、現在魔鬼族の彼女は身体全体をガタガタ震わせ、カムイを見て怯えている。若い女性ならば、全裸の状態で【鳥啄ばみ地獄】を味わいたくないよね。やろうと思えば、外に出て実行可能な分、余計にタチが悪い。しかも、カムイは簡易神具の拷問も話そうとしていた。どうも話が盛り上がると、あの子は喋りすぎる傾向がある。

あとで注意しておこう。

「シャーロットちゃんは、カムイの言った【鳥啄ばみ地獄】という拷問を見たことがあるのかしら?」

ルルリア様の笑顔が怖い。この人なら、性別問わずやりそうな気がする。

「……あります。あの時、私達は盗賊に襲われたので、連中を気絶させた後、お仕置きも兼ねて行いました。拘束され、ずっと鳥達に啄まれているので、魔法を詠唱する暇もありません。それは、もう無残な最後でしたね。その後、盗賊達は牢獄に入れられたのですが、聞いた話によると、鳥達の悪夢に毎晩毎晩魘されているそうです」

これは実話だ。それ程までに、恐ろしい拷問なのだ。

「その拷問を開発し実行したのが、リリヤという女の子なのね。その子には、お礼を言わないといけないわ。新たな拷問方法を教えてくれたのだから。鳥の大群に啄まれる男女、良いわね~。是非ここでも試して、その光景を拝みたいわ~。幸い、犯罪者達は大勢いる。まずは、貴族で試そうかな」

ルルリア様、何故にそんな恍惚な表情を浮かべながら、とんでもない事を口走っているのでしょうか? ……この人は本気だ、本気で犯罪者達の処罰方法に、この拷問を加えようとしている。私、リーラ、オーキス、マリルは、ウットリしているルルリア様を見てひいた……盛大にひきました。

「ね、ねえシャーロット、あの女の人が可哀想だよ。カムイも彼女を死なせないために、あんな行為をしたんでしょ? そろそろ許してあげようよ」

リーラの意見に同感だ。彼女のあの怯えよう、私の称号とリーラのユニークスキルのおかげで取り乱すことはないと思っていたのだけど、カムイの脅迫が相当効いているんだ。私が部屋に行って、あの人を安心させてあげよう。聖女である私が行ったら、彼女の心も、きっと落ち着くと思う。

「ルルリア様、私も取調室に入っていいですか? このままだと、彼女は拷問に怯えて、何も話さないかもしれません」

「そうね~あの子、【鳥啄ばみ地獄】を異常に怖がっているものね。真実を話しても話さなくても、アレをやられるという脅迫観念に囚われている。仕方ない……許可しましょう」

私は今いる部屋を出て、隣の取調室のドアをノックした。

「誰だ?」
「お父様、私です。シャーロットです。入ってもいいですか?」

「シャーロット!?……わかった、入りなさい」
お父様から許可を貰えたので、私は扉を開け、部屋に入り、お父様のいる壁際へ移動した。

「ルルリア王妃様から許可を得ました。魔鬼族の女性と話をさせて下さい。彼女を安心させたいのです」

「この怯えようだ、仕方ない…許可する」
「あと……お父様だけに、お伝えしたいことが」

私の顔色を見て、緊急性を読み取ってくれたのか、お父様はすぐにしゃがんでくれた。

「(隣室にいるルルリア王妃様が、カムイの【鳥啄ばみ地獄】の話を聞いた時、恍惚の笑みを浮かべていました。そして……アレを貴族の犯罪者に試すつもりです。近い将来、アレが新たな処罰方法に加わりますよ)」

私がお父様の耳元で、先程聞いた内容を呟くと、お父様の身体がブルっと震えた。罪を犯した者が平民だろうと貴族だろうと、今後試されると思い、戦慄したのだろう。リリヤさんの預かり知らぬところで、彼女の名前がどんどん広がっていくかもしれない。
リリヤさん……ごめんね。

魔鬼族の女性は震えながらも、私を見ている。
そして、ガロウ隊長もアルさんも同じだ。

「ガロウ隊長、アルさん、お久しぶりです」

「シャーロット、久しぶりだな。私は、ここで行われる内容をノートに記載する係だ。気にせず、彼…彼女と話し合うといい。俺もアルも、魔鬼族を見るのは初めてだ。私も、内心かなり動揺している。君の方が捗るだろう」

ガロウ隊長からも、許可を貰えた。あとは、アルさんだ。魔鬼族の女性が美人すぎるせいか、さっきから挙動不審な態度となっている。

「公爵様から聞いてはいたんだが、いきなり男から女に……しかも(美人だ)……とにかく、今の俺じゃあ混乱して無理だ。シャーロットなら見慣れているし、同性でもあるから話しやすい。あとは、任せた」

お父様はガロウ隊長やアルさんに、間者の正体を伝えていたはずだ。それでも、2人は動揺を抑えられていない。アルさんの言う通り、私なら彼女と上手くコミニュケーションをとれるだろう。

「わかりました。カムイは、私の横で見ていてね」
「はーい」

私は、アルさんと入れ替わりで椅子に座った。向かい合うことで、魔鬼族の女性と、初めて目が合った。薄い紫色の長い髪、薄い青色の瞳、つぶらな可愛い目、22歳の美女、名前はネルエル・シークエンス。

これだけ優れた容姿を持っていたら、普通に角だけを変異で消したとしても、かなり目立つ。別の女性になってもいいけど、女性の場合、男に絡まれる危険性もある。余計な波風を立たないよう、慎重にこちらの国内情勢を調べるため、男に変異していたのか。

「はじめまして。この国の聖女、シャーロット・エルバランと言います。先程、私の従魔でもあるカムイが、あなたを脅してしまい申し訳ありません。まずは、あなたの傷を癒しましょう。【リムーバル】【マックスヒール】」

柔らかな暖かい光が、ネルエルさんを優しく包み込んだ。彼女の左奥歯と剥がされた爪が、どんどん再生していく。

「マックスヒール……あなたの年齢で使えるなんて……本物の聖女?」

「ハーモニック大陸から帰還した本物の聖女です。あなたと同じ種族である魔鬼族やダークエルフ族など、多くの人達と知り合いました。皆、心優しく、いい人達でした。この絵を見てください」

私はアッシュさんにお願いし、これまでに訪れた街の風景画を描いてもらっていた。そこで知り合った多くの人物画もある。人物の場合、幻惑魔法【幻夢】を使って映し出し、描いてもらっている。ここで幻夢を使用してもいいけど、別の問題に発展する危険性もあるので、絵だけに留めておく。

ただ、クロイス女王のような王族関係の人を見せるわけにはいかないので、アッシュさんやリリヤさん、レドルカ、ヴェロキ三兄妹、ザンギフさん、ネーベリック戦で知り合った獣猿族の人達を見せた。

「ケルビウム大森林、ジストニス王国王都ムーンベルト、私は様々な場所に行きました」

これらは全て実在する。ネルエルさんは、どう反応するかな? 彼女の方を見ると……

「ハーモニック大陸の中でも、ケルビウム大森林にしか生息しないと言われているザウルス族と獣猿族……以前お父様に見せてもらった絵と似ているわ。あなたは……本当にハーモニック大陸へ転移されていたのね」

彼女の目には、大粒の涙が溜まり、そして流れ落ちてきた。

「これが……私達の故郷……」

「ハーモニック大陸で経験したことは、既に国王様に話しています。ですから、魔人族だからといって、忌避感を持たれることはありません。あなたの話す内容次第となりますが、処分に関しても、少し減刑してもらえるよう、私から国王陛下や王妃陛下に嘆願します」

ネルエルさん、警戒心を解いてくれるかな? 


○○○


しばらくの間、ネルエルさんはアッシュさんの描いた絵を見つめ、涙を流していた。そして、心が落ち着いたのか、私を見つめ返した。

「絵を見せてくれてありがとう。私の名前は、ネルエル・シークエンス。見ての通り、魔鬼族よ。あなたなら信頼できる」

彼女の目から、怯えが消えた。やっと、平常心を取り戻してくれたようだ。

「早速で悪いのですが、ここに来た目的は何ですか?」

「全てをお話しします。私は、ガーランド法王国からここへ訪れた間者です。偽聖女イザベルによるイムノブースト事件、ヒール系の回復魔法の発見と露見、これらの事件によって、全ての教会支部が本国を裏切った。だから、本国の者達が他国に大勢の間者を送り込み、周辺諸国が本国に対して、今後どういった対応をしていくのかを知ろうとしていたのです」

ふむふむ、嘘を付いていない。彼女は解析通りの内容を私に話している。国王陛下やお父様から、各教会の裏切りについては聞いていた。ただ、ガーランド法王国の動向については、完全に把握しきれていなかった。

大勢の間者を他国に送り込んでくるとは…相手さんもこちらの動向を知るべく、相当焦っているのか。

以前、国王陛下は……

『我々も含めた周辺国家は、弱体化しているガーランド法王国を侵略すべきか、それとも法王と話し合い内乱終結に協力すべきか、どちらの策を実行するか悩んでいる。数百年もの間、神の名前を使用しているにも関わらず、なんの神罰も下されていない。ガーランド様の加護があると、我々は考えているが、恐れているのは……【神罰】だ。どちらの手段をとっても、神罰が下されるかもしれない。その恐怖で、我々も一歩踏み出せないでいる』

と言っていた。あの時、帰還したばかりということもあって、私は何も言わなかった。国王陛下の抱えている疑問の答えを、私は既に持っている。今ならば、私の帰還も落ち着いた頃合いだし、話してもいいだろう。

「ガーランド法王国…ですか。かつての勇者様と聖女様が、ガーランド様の名前をお借りして建国した国でしたね。ネルエルさん、ハッキリ言いましょう。ガーランド様は、『あの国が滅ぼうが生存しようが、私は一切関与しない』と仰っていました」

「「「「え……」」」」

私の解答に、お父様達も驚いている。
ネルエルさんは目を見開き、私を凝視している。

「シャーロット…様、あなたは神ガーランド様とお話ししたことが?」

「転移されてから、直接何度か会っています。ガーランド法王国についても、お話を伺っています。あの方は、建国者の勇者と聖女様を気に入っただけであって、国自体に愛着などはありません。従って、国がどんな道筋を辿ろうとも、ガーランド様ご自身が神罰を振り下ろすことはありません」

その時、取調室の扉が、突然バンッと開いた。そこにいたのは、ルルリア王妃様だった。

「シャーロットちゃん、その話は本当なの!?」

ルルリア様、顔が怖いです。

「はい、断言します。あの方にとって、ガーランド教という存在は、あってもなくてもどうでもいいのです。ただ、当時の勇者様と聖女様が素晴らしいお方であったため、名前の利用を許したと聞いています」

「なんてことなの。シャーロットちゃんが、そこまで断言するのなら間違いないわね。急いでブライアンに知らせないと。あなた達は、そのまま取調べを!」

私達が返事をする前に、ルルリア様は大慌てで取調室を出て行った。この私の一言で、事態が大きく動き出すだろう。遅かれ早かれ、何処かの国が勝手に侵攻していく可能性もある。最悪、周辺国家を巻き込む泥沼の戦争になりかねない。それならば、今の時点で教えてあげたほうがいい。その方が互いに協力し合って、【侵略】か【援助】かを選びやすいだろう。

ただ、私もこの発言をした以上、責任を持たないといけない。ガーランド法王国で起きている内乱を早期解決させるためにも、私にしか知り得ない情報を皆に与えたのだから。今後、周辺国家がどの選択肢を選ぶのか、それ次第で私の行動も大きく変化する。まずは、周辺国家の判断を待とう。

さあ、取調べの再開だ!

「えーとネルエルさん、あなたは魔鬼族なのに、どうして間者をしているんですか?」

どうしてだろう? 何か妙な間を感じるんですけど?

「え…あれ? とんでもないことを聞かされたような……今の王妃様では? え…続けるの?」

当然やりますよ。

「はい。そういうご命令なので……私達は私達のお仕事をしましょう」
「あ…そうね……え、仕事……あれ?」

私の爆弾発言により、全員のリズムが崩れたようだ。仕方ないので、私がリードしていこう。

「私の発言で、国王陛下達も大きく動き出します。ネルエルさんも間者なんかやめて、冒険者とかになるべきでは? ユニークスキルもあるんですから簡単でしょ?」

構造解析スキルで全てわかっているんだけど、彼女の口から言わせないとね。

「……それができたら、とっくにやってます。私達のような魔人族は、アストレカ大陸内では忌み嫌われています。だから、全員が人間やエルフに変異して、平穏な生活を営んでいるの。私の住んでいる場所はガーランド法王国内ですが、王都のような賑やかな場所ではありません。街から遠く離れた山の麓にある村です。10年前……」

何か言いずらそうだけど、一番重要な箇所なんで言ってください。

「数人の子供達が誤って変異を解除した時、教会関係者に偶然目撃されてしまったんです。その結果、村人全員が魔鬼族だとバレてしまい、我々は殺されると思いました。でも、私にはユニークスキル【幻魔眼】があります。だから、私が間者になることを条件に、村の秘密を隠蔽してくれるようお願いしました」

うんうん、正直に話してくれてありがとうございます。

「教会の人達は、約束を守っているんですか?」

「私自身が実績を積み重ねていますから、村は今のところ平穏無事です。でも…イザベルのせいで、全てが狂い出した。国内では多くの内乱が発生し、各地で被害が出ています。皆が、現王族を排除して、新たな国を建国しようと躍起になっているんです」

イザベルの起こした事件を解決できても、それが引き金となって、新たな事件が生まれている。フレヤとしても、複雑だろう。

「ネルエルさん、イザベルのせいではありませんよ。全ては、ヒール系を長年隠蔽してきたガーランド法王国が悪いのです。イザベルの事件は、ただのキッカケにしか過ぎません。この国の国民達もそうなんですが、全ての責任をイザベル1人に押し付けている節があります。教会の方々が、イザベルの教育方法をきちんとしていれば、彼女だって死なずにすんだ未来もあったはずです。勿論、イザベルの性格にも、問題がありましたけどね」

現段階において、ガーランド法王国の悪事も公になりつつある。貴族のような高い身分を持った人達は、【全ての責任はガーランド法王国にある】と認識しているけど、平民達の殆どが身近にいたイザベルを恨みの対象にしている。平民達の心に蓄積している鬱憤を晴らすため、国王陛下も対処に遅れている。当のフレヤ自身も、『私が悪い』の一点張り。イザベルの与えたインパクトが強烈すぎるせいもあって、彼女への恨み辛みはすぐに消えないだろう。実際、彼女のせいで、大勢の人々が死んでいる。でも何処かの時点で、イザベルもガーランド法王国に利用された被害者であることを訴えたい。それは、もう少し先の話になるかな。

「そうですね。全ては、ガーランド法王国の責任だわ。……内乱は、日増しに酷くなっていく。このままだと、魔人族とか関係なく、村にも被害が及ぶかもしれない。それに、多分聖女シャーロット様も巻き込まれます」

お、やっと私の名前が出てきた。
ここから、話もどんどん進展していくね。

「ネルエルと言ったか。シャーロットが巻き込まれる? どういうことか説明してもらえるか?」

お父様が私の隣にやってきた。突然、私の名前が出てきたから、当然気になるよね。

「ガーランド法王国の間者は、私だけではありません。王都内に6名潜伏しています。拘束されていない者達が、【聖女シャーロット様の帰還】を本国に報告しているはずです。おそらく……」

「まさか……法王はシャーロットを誘拐して、ガーランド法王国のトップにするつもりか?」

ああ、ありうる。今の私の評判は、うなぎ上りのようだし、私をトップに据えれば、失った権威を取り戻せるかもしれない。

「おそらく、その考えに辿り着くと思います。1ヶ月以内にシャーロット様を誘拐して、本国に連れて行くかと」

既に1国の帝王なのに、こっちの大陸でも王に君臨するなんて、絶対に嫌だ。お父様も、右手で顔を覆い、苦悶の表情となっている。

「勘弁してくれ。そんなことになったら……ややこしい事になる」

お父様は、私が帝王であることを知ってるもんね~。

「お父様、全員返り討ちにしますから安心してください。……やるのは、カムイですけど」

「そうだね。僕が、全員やっけるよ」

危ない危ない、今の私は、一応か弱い聖女なんだよ。

「そう…だな。カムイ、シャーロットを護ってくれ」
「任せてよ!」

ネルエルさんだけは、威圧でカムイの強さをちょっとだけ理解しただろうから、この会話の意味もわかっているはずだ。

「ところでネルエルさん、あなたは拘束されましたけど、村の方はどうなるんでしょうか?」

通常ならば、教会連中が村人を皆殺しにするという最悪の事象が発生するのだけど?

「それなら大丈夫です。本国の教会連中も、今はそれどころではありません。上手い具合に、私や魔人族のことを忘れてくれると嬉しいのですけど、そんな都合の良い展開は起こらないでしょう。それでも、内乱騒動が落ち着くまでは、教会連中の方からは何もしてこないと思います。むしろ、内乱に巻き込まれないかが心配ですね」

そればかりは、私の方でもなんとも言えない。村人達限定でれば、私の力であっという間に解決するだろうけど、勝手な行動はできない。

他国との兼ね合いもあるし、私は迂闊な行動をとれないな~。

一先ず、ネルエルさんの事情もわかったことだし、もう一つ気になる点があるから、そっちを追求してみよう。
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