11 / 42
11話 新人教育訓練
しおりを挟む
2日後、私はハティスとリオンを連れて、冒険者ギルドに向かっているのだけど、昨日までの段階で、私やハティスの特技を彼に教えている。私の特技は料理だから、冒険者としてガッカリされると思ったけど…。
『何、言ってんだ? 新人冒険者の言う特技なんて、素人に毛が生えたレベルだから、戦闘系スキルの剣術や体術を言っても、誰も驚かない。見栄を張っている可能性もあるしな。昨日の段階で、ユイの料理の腕前を見たけど、あれはかなりのレベルだと思う。後方支援としては最適だと思うけど、問題は冒険者としての基礎能力かな』
リオンは贔屓目とかなく、冒険者としての私の能力をきちんと見てくれている。昨日、厨房を借りて、残り物を使わせてもらい、炒飯を作ったら、ベイツさん、マリアンネさんレイナちゃん、リオンも絶賛してくれた。ただ、特技としての料理を褒めてくれたけど、それが冒険者として通じるのかは別の話。今日の新人訓練の結果次第で、冒険者としての資質が問われる。
冒険者ギルドに到着して、受付のミリムさんに室外の訓練場に案内されると、私と同じランクFの人たちが7名いた。今回の教師は領主でランクSのロイドさんのせいか、見学者も多い。
「ユイ、俺は見学者のいる端っこで見ているから、現時点の能力を見て、パーティーを結成するか判断させてもらうけど構わないか?」
「うん、当初の予定通りのままでいいよ。ハティス、頑張ろうね」
「うん、みんなを驚かせよう!」
驚かせる必要性はないんだけど。
参加者たちは、有名なパーティーから勧誘されたいと必死にアピールすると思うけど、私の場合、料理しかないから、どうリオンにアピールしよう?
「よし、これで全員だな。私は、ランクSのロイドだ。今日以降、不定期ではあるが、私も訓練教官として参加させてもらう。まずは、私や見学者たちに、自己紹介も兼ねて、特技を披露してもらい、現時点の能力を測らせてもらう」
う、今更になって緊張してきたよ。
「ユイ、どうする?」
「ハティスは戦闘や闇魔法で、私は料理になるけど…」
「それだったらさ、樹海の時のように、この場で何かを調理すればいい。スキルだけで調理できれば、リオンだってユイの力を認めてくれるさ」
もう、その手しか思い浮かばない。
うん、やるしかない!
私と同じ新人さんたちが、次々と特技を披露していく。
私以外の6人の参加者の中で目立ったのは、3人の特技。
獣人の女の子で13歳、名前はリリーさん。
この子の特技は、敏捷性を活かした爪術、術の意味がわからなかったけど、実際に披露してくれたことで理解できた。自分の両腕を黒く硬化させて、爪を長く伸ばし、鍵爪のような形態で攻撃していく術、斬れ味もよさそうだけど、爪がなくとも、拳だけで叩かれても、かなりの打撃力があると思う。
ハーフエルフで10歳の男の子、名前はアルトリウス。
ハーフエルフで10歳の女の子、名前はエルーザ。
2人の特技は合体魔法。アルトリウスとエルーザが協力することで、魔法による花火を打ち上げたり、虹を作ったりもして、皆を驚かせる。10歳でここまでの技量を持つ者は、この街だけでなく、王都でもかなり珍しく、見学者たちも興味津々だった。
そして……最後の自己紹介が私とハティス。
なんで、最後かな?
あの3人のような凄い特技なんて持ち合わせていないのに。
とにかく、しらける空気になっちゃうかもだけど、やるしかない!
「ハティス、行こう!」
「うん」
覚悟を決めて、私は訓練場中央へと歩いていき、ロイドさんや見学者たちの方へと向く。
「皆さん、初めまして! 私の名前はユイ、11歳です」
「僕は、ユイの従魔ブラックフェンリルのハティス。まずは僕の特技、こんな感じで闇魔法を使えるよ」
そう言った瞬間、訓練場全てが闇に覆われ、皆が慌てふためく。中には、光を照らそうと魔法を放つ人たちもいたけど、それらはすぐに闇に吸収されてしまう。10秒程経過したところで、いつもの光景に戻る。
「どう、驚いた? 光と闇は真逆の属性で、闇は光より弱いと言われているけど、実際は違う。闇の力が強ければ、光すら飲み込めるのさ。まあ、その逆もあるけどね。だから、稀少な光魔法の使い手だからといって怠けていると、闇に食われちゃうよ。これ以外にも、戦闘が得意で、さっき披露してくれたリリーの戦術に近いかな。次は、僕の主人ユイの番だ」
ハティス~~~~、物凄く目立ってるよ~~~~。
私の特技って料理なんだよ~~~。
闇魔法の後に料理って……披露しても絶対に白けちゃうよ。
あ~もうヤケクソ!
「え~と、私の特技は後方支援の料理です。こんな風に、何の器材が無くても、色んな物を調理できます。とくと、ご覧あれ」
ここは、シンプルにだし巻き卵を作ろう。昨日までの段階で、ちゃんと料理道[極み]内にどれだけのスキルがあるのか調査して、[自動制御]をオフにしてから自分で扱えるよう、ブライトさんに操作方法を教えてもらいながら練習もした。
その成果を見せないとね。
まずは、食糧保管庫から卵を取り出す。
「抽出」
卵を割らずに、中身だけを抽出する。
いらない殻は邪魔だから排除。
「分解」
ここからは、適度に調味料を加えつつ、混合だ。
「撹拌」
次は油を敷いて、そこに卵を乗せる。
まずは、そのための下拵え。
「空間固定と加熱」
固定した空間を加熱で熱して、そこに卵を乗せる。
機材なしだと全方位から炒め具合を確認できるから便利だよね。
さあ、ここからはイメージが重要。
「回転」
適度なとろみ具合を確認してから、回転させていく。
「はい、だし巻き卵の完成です!」
せっかくだから、ロイドさん、リオン、参加者たちに食べてもらおう。
私がスキル名を言おうとすると、軽い風が吹いて、砂が舞い上がる。
「あ、駄目! 障壁!」
よし、料理の周りに結界を張ったから、砂埃もついてない。
ってあれ? なんか、さっきから異様に静かな気が?
よくわかんないけど、とりあえず食べてもらおう。
「切断、8分割。移動」
だし巻き玉を8個に分割して、それらを参加者、ロイドさん、リオンに口の前に持っていく。
「皆さん、口を開けてください。ホクホクのなのでご注意を」
私の言葉に従い、8人は自然に口を開けてくれたので、そっと入れていく。さて、お味はどうかな?
「卵がふわふわだ!」「美味しい~~」「ふわふわで美味しい!」「器材なしで、この味…」「「「「……」」」」
表情だけで、みんなが美味しいと言ってくれているのがわかるよ。
やったね…ってあれ?
何で、誰もそれ以外の言葉を発しないの?
「ユイ、質問だがいいか?」
「何ですか、ロイドさん」
ロイドさんが、やっと動いてくれた。
「さっきの調理は、全てスキルによるものか?」
皆の前で私の事情を話せないから、余計なことを言わないようにしよう。
「はい、その通りです。料理が得意なので、習得しているスキルも料理系ばかりなんです」
私が断言すると、多くの人々が一斉に驚きの声をあげる。
何で、みんな驚いているの?
あ、私が料理関係のスキルしか持っていないからだ!
『何、言ってんだ? 新人冒険者の言う特技なんて、素人に毛が生えたレベルだから、戦闘系スキルの剣術や体術を言っても、誰も驚かない。見栄を張っている可能性もあるしな。昨日の段階で、ユイの料理の腕前を見たけど、あれはかなりのレベルだと思う。後方支援としては最適だと思うけど、問題は冒険者としての基礎能力かな』
リオンは贔屓目とかなく、冒険者としての私の能力をきちんと見てくれている。昨日、厨房を借りて、残り物を使わせてもらい、炒飯を作ったら、ベイツさん、マリアンネさんレイナちゃん、リオンも絶賛してくれた。ただ、特技としての料理を褒めてくれたけど、それが冒険者として通じるのかは別の話。今日の新人訓練の結果次第で、冒険者としての資質が問われる。
冒険者ギルドに到着して、受付のミリムさんに室外の訓練場に案内されると、私と同じランクFの人たちが7名いた。今回の教師は領主でランクSのロイドさんのせいか、見学者も多い。
「ユイ、俺は見学者のいる端っこで見ているから、現時点の能力を見て、パーティーを結成するか判断させてもらうけど構わないか?」
「うん、当初の予定通りのままでいいよ。ハティス、頑張ろうね」
「うん、みんなを驚かせよう!」
驚かせる必要性はないんだけど。
参加者たちは、有名なパーティーから勧誘されたいと必死にアピールすると思うけど、私の場合、料理しかないから、どうリオンにアピールしよう?
「よし、これで全員だな。私は、ランクSのロイドだ。今日以降、不定期ではあるが、私も訓練教官として参加させてもらう。まずは、私や見学者たちに、自己紹介も兼ねて、特技を披露してもらい、現時点の能力を測らせてもらう」
う、今更になって緊張してきたよ。
「ユイ、どうする?」
「ハティスは戦闘や闇魔法で、私は料理になるけど…」
「それだったらさ、樹海の時のように、この場で何かを調理すればいい。スキルだけで調理できれば、リオンだってユイの力を認めてくれるさ」
もう、その手しか思い浮かばない。
うん、やるしかない!
私と同じ新人さんたちが、次々と特技を披露していく。
私以外の6人の参加者の中で目立ったのは、3人の特技。
獣人の女の子で13歳、名前はリリーさん。
この子の特技は、敏捷性を活かした爪術、術の意味がわからなかったけど、実際に披露してくれたことで理解できた。自分の両腕を黒く硬化させて、爪を長く伸ばし、鍵爪のような形態で攻撃していく術、斬れ味もよさそうだけど、爪がなくとも、拳だけで叩かれても、かなりの打撃力があると思う。
ハーフエルフで10歳の男の子、名前はアルトリウス。
ハーフエルフで10歳の女の子、名前はエルーザ。
2人の特技は合体魔法。アルトリウスとエルーザが協力することで、魔法による花火を打ち上げたり、虹を作ったりもして、皆を驚かせる。10歳でここまでの技量を持つ者は、この街だけでなく、王都でもかなり珍しく、見学者たちも興味津々だった。
そして……最後の自己紹介が私とハティス。
なんで、最後かな?
あの3人のような凄い特技なんて持ち合わせていないのに。
とにかく、しらける空気になっちゃうかもだけど、やるしかない!
「ハティス、行こう!」
「うん」
覚悟を決めて、私は訓練場中央へと歩いていき、ロイドさんや見学者たちの方へと向く。
「皆さん、初めまして! 私の名前はユイ、11歳です」
「僕は、ユイの従魔ブラックフェンリルのハティス。まずは僕の特技、こんな感じで闇魔法を使えるよ」
そう言った瞬間、訓練場全てが闇に覆われ、皆が慌てふためく。中には、光を照らそうと魔法を放つ人たちもいたけど、それらはすぐに闇に吸収されてしまう。10秒程経過したところで、いつもの光景に戻る。
「どう、驚いた? 光と闇は真逆の属性で、闇は光より弱いと言われているけど、実際は違う。闇の力が強ければ、光すら飲み込めるのさ。まあ、その逆もあるけどね。だから、稀少な光魔法の使い手だからといって怠けていると、闇に食われちゃうよ。これ以外にも、戦闘が得意で、さっき披露してくれたリリーの戦術に近いかな。次は、僕の主人ユイの番だ」
ハティス~~~~、物凄く目立ってるよ~~~~。
私の特技って料理なんだよ~~~。
闇魔法の後に料理って……披露しても絶対に白けちゃうよ。
あ~もうヤケクソ!
「え~と、私の特技は後方支援の料理です。こんな風に、何の器材が無くても、色んな物を調理できます。とくと、ご覧あれ」
ここは、シンプルにだし巻き卵を作ろう。昨日までの段階で、ちゃんと料理道[極み]内にどれだけのスキルがあるのか調査して、[自動制御]をオフにしてから自分で扱えるよう、ブライトさんに操作方法を教えてもらいながら練習もした。
その成果を見せないとね。
まずは、食糧保管庫から卵を取り出す。
「抽出」
卵を割らずに、中身だけを抽出する。
いらない殻は邪魔だから排除。
「分解」
ここからは、適度に調味料を加えつつ、混合だ。
「撹拌」
次は油を敷いて、そこに卵を乗せる。
まずは、そのための下拵え。
「空間固定と加熱」
固定した空間を加熱で熱して、そこに卵を乗せる。
機材なしだと全方位から炒め具合を確認できるから便利だよね。
さあ、ここからはイメージが重要。
「回転」
適度なとろみ具合を確認してから、回転させていく。
「はい、だし巻き卵の完成です!」
せっかくだから、ロイドさん、リオン、参加者たちに食べてもらおう。
私がスキル名を言おうとすると、軽い風が吹いて、砂が舞い上がる。
「あ、駄目! 障壁!」
よし、料理の周りに結界を張ったから、砂埃もついてない。
ってあれ? なんか、さっきから異様に静かな気が?
よくわかんないけど、とりあえず食べてもらおう。
「切断、8分割。移動」
だし巻き玉を8個に分割して、それらを参加者、ロイドさん、リオンに口の前に持っていく。
「皆さん、口を開けてください。ホクホクのなのでご注意を」
私の言葉に従い、8人は自然に口を開けてくれたので、そっと入れていく。さて、お味はどうかな?
「卵がふわふわだ!」「美味しい~~」「ふわふわで美味しい!」「器材なしで、この味…」「「「「……」」」」
表情だけで、みんなが美味しいと言ってくれているのがわかるよ。
やったね…ってあれ?
何で、誰もそれ以外の言葉を発しないの?
「ユイ、質問だがいいか?」
「何ですか、ロイドさん」
ロイドさんが、やっと動いてくれた。
「さっきの調理は、全てスキルによるものか?」
皆の前で私の事情を話せないから、余計なことを言わないようにしよう。
「はい、その通りです。料理が得意なので、習得しているスキルも料理系ばかりなんです」
私が断言すると、多くの人々が一斉に驚きの声をあげる。
何で、みんな驚いているの?
あ、私が料理関係のスキルしか持っていないからだ!
251
あなたにおすすめの小説
きっと幸せな異世界生活
スノウ
ファンタジー
神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。
そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。
時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。
女神の導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?
毎日12時頃に投稿します。
─────────────────
いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
異世界転移! 幼女の女神が世界を救う!?
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
アイは鮎川 愛って言うの
お父さんとお母さんがアイを置いて、何処かに行ってしまったの。
真っ白なお人形さんがお父さん、お母さんがいるって言ったからついていったの。
気付いたら知らない所にいたの。
とてもこまったの。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~
志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。
自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。
しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。
身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。
しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた!
第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。
側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。
厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。
後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる