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重なり合う身体
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時間にしたらほんの数秒…
だけど、俺には長い時間のように感じられた沈黙を破ったのは奏汰だった。
心配そうに俺を見下ろすその表情に、あの日の様な余裕は感じられない…
「ほ、本当に…いいの…?」
「…うん」
「俺…っ、やり方わかんねぇよ…?」
「そ…だよな…」
「あのさっ…はるは、その…シた事あんの…?
男と…」
「…あるよ」
「…っ、か、彼氏…とか…?」
「ううん…」
「えっ…じゃあ…」
「そう言う…お店で…」
あぁ…引いたかな…
なんでもっと上手い嘘とかつけねぇんだろう。
まだ彼氏とかのがマシだっただろ…
後ろに目覚めて試しに本物でやってみたかったなんて、こんな状況になっても言えるもんじゃない。
「はぁ…そっか、なんだ…」
「え…」
「いや、じゃあ素人は俺が初めてだな…?」
「…っ、うん…///」
「良かったぁ…俺がはるの初めてって事だろ?ヤバいな…」
「そっ、そういう事言うなよっ…恥ずいだろっ…////」
「何言ってんだよ…これからもっと恥ずかしい事すんだろ?…なぁ、教えてよ…遥のどこが気持ちいいの…?」
さっきより欲を纏った目で、伏し目がちに俺を見下ろしながらズボンを下げられ、完全に立ち上がった俺のソレを指でなぞられれば、全身がぶわっと粟立ち思わず甘い声が漏れる。
「んっ…うっ、」
「どうして欲しい…?」
「ん…っ、はぁっ…ココっ…指でっ…解して…っ」
「指…っ、入れて…いいの…?」
そうだよな…そうだよ…
こんなとこに指入れるとか、普通ありえないだろ。
そんな事初めての奏汰にさせられない。
「や、…いいっ、自分でやる…っ」
ゆっくり起き上がり奏汰と対面になると、肩に触れながらもう一方の指を舐め唾液を纏わせる。
そんな俺をポカンと口を開けたまま見てる奏汰の唇に食らいつきながら、後ろに手を伸ばし指を突っ込み解していく。
自分でもなんて大胆な事をしているんだと恥ずかしくて堪らないのに、何も分からない奏汰を俺が支配してる感じもたまらなく興奮する。
今から奏汰のが俺の中に入る…
そう思うといよいよ後ろが疼き出し指の動きも激しくなり、もう恥ずかしより気持ちいい感覚のが上回る。
「んぅ…っ、あっ…はぁっ…」
「…っ、はる…っ、気持ちい…?」
「んっ…気持ちぃ…っ、…奏汰ぁっ…前も…っ、奏汰のと一緒に触ってぇ…っ」
「ん…っ、わかった…」
二つ一緒に扱かれ先走りが溢れ出すと、ヌルヌルとした感触に刺激が増して出したい欲求に駆られる。
「あっ!ダメっ、出ちゃう…っ」
「ん…っ、出る…っ?」
「一緒がいいっ…」
「んぅっ…ばかっ!煽んなって!」
「も…っ、入れても…いいよ…っ」
「えっ…あ、あぁ…わかった」
ズルりと指を引き抜き、戸惑う奏汰の立ち上がったソレを掴み、自ら後ろに沈ませれば、奏汰の余裕のない顔が嬉しくて腰を動かしながら唇を塞いだ。
奏汰の太いものが俺の中にが入ってる…
動く度に質量が増していき、俺の中がいっぱいになる。
誰がこんな事になるなんて想像しただろうか。
奏汰…俺はもう…
「はぁっ…あっ…はぁ…っ」
「なぁ…っ、もっと動いてもいい…っ?」
「んっ…いいよ…っ」
「んふっ…じゃあ遠慮なく…っ!」
腰を掴まれ奥の奥まで沈められると、そっから一気に律動を早め、自分でやる時には得られないような快感と刺激に耐えられなくて、奏汰の首元に腕を回し必死にしがみついた。
「あ"ぁッ…!あッ…う"っ、、奥っ……!」
「奥…っ!?気持ちいい…っ!?」
「ん"…ッ、ぎもぢいっ…んっ、んッ…」
「あぁっ…やべっ…イきそう…っ」
「あ"…ぅ…っ、俺も…っ、イッちゃう…ッ」
思いっきり奥に突かれ、俺は呆気なく欲を吐き出した。
そして俺の中に奏汰のが注がれると痙攣したまま奏汰にしがみつき、そのまま奏汰にしがみつき押し倒した。
「あ…っ、おいっ…大丈夫か…っ?」
「ん…はぁ…っ、んっ…大丈夫…っ、じゃないっ…」
「え…っ、ごめんっ…あのっ…んぁっ…」
慌てふためく奏汰を他所に、奏汰のモノを俺の中からズルりと抜けば、後ろからボタボタと奏汰の欲が流れ落ち奏汰の腹の上に散った俺の欲と混ざりあった。
そして、震える体を必死に抑えながら上から奏汰を見つめた。
「はぁっ…ん、奏汰…っ、俺さ…」
「ん…っ?なぁに?」
「あの日、奏汰んちが火事になった日…燃えてるお前の家見ながら、一瞬で色んな事考えた…」
「…うん」
「こんなに突然いなくなるなら、もっとちゃんと話せばよかったとか…お前の笑った顔とか声とか仕草とか…全部…全部…っ」
今となっては元気な奏汰が目の前にいるのに、あの時突如湧いて出た感情を思い出すと今でも少し胸が痛み苦しくなる。
あの日、改めて思い起こした感情は二度と表には出しちゃいけないって、ずっと我慢して押さえ込んでいたもの…
もう、吐き出してもいいんだよね?
だけど、俺には長い時間のように感じられた沈黙を破ったのは奏汰だった。
心配そうに俺を見下ろすその表情に、あの日の様な余裕は感じられない…
「ほ、本当に…いいの…?」
「…うん」
「俺…っ、やり方わかんねぇよ…?」
「そ…だよな…」
「あのさっ…はるは、その…シた事あんの…?
男と…」
「…あるよ」
「…っ、か、彼氏…とか…?」
「ううん…」
「えっ…じゃあ…」
「そう言う…お店で…」
あぁ…引いたかな…
なんでもっと上手い嘘とかつけねぇんだろう。
まだ彼氏とかのがマシだっただろ…
後ろに目覚めて試しに本物でやってみたかったなんて、こんな状況になっても言えるもんじゃない。
「はぁ…そっか、なんだ…」
「え…」
「いや、じゃあ素人は俺が初めてだな…?」
「…っ、うん…///」
「良かったぁ…俺がはるの初めてって事だろ?ヤバいな…」
「そっ、そういう事言うなよっ…恥ずいだろっ…////」
「何言ってんだよ…これからもっと恥ずかしい事すんだろ?…なぁ、教えてよ…遥のどこが気持ちいいの…?」
さっきより欲を纏った目で、伏し目がちに俺を見下ろしながらズボンを下げられ、完全に立ち上がった俺のソレを指でなぞられれば、全身がぶわっと粟立ち思わず甘い声が漏れる。
「んっ…うっ、」
「どうして欲しい…?」
「ん…っ、はぁっ…ココっ…指でっ…解して…っ」
「指…っ、入れて…いいの…?」
そうだよな…そうだよ…
こんなとこに指入れるとか、普通ありえないだろ。
そんな事初めての奏汰にさせられない。
「や、…いいっ、自分でやる…っ」
ゆっくり起き上がり奏汰と対面になると、肩に触れながらもう一方の指を舐め唾液を纏わせる。
そんな俺をポカンと口を開けたまま見てる奏汰の唇に食らいつきながら、後ろに手を伸ばし指を突っ込み解していく。
自分でもなんて大胆な事をしているんだと恥ずかしくて堪らないのに、何も分からない奏汰を俺が支配してる感じもたまらなく興奮する。
今から奏汰のが俺の中に入る…
そう思うといよいよ後ろが疼き出し指の動きも激しくなり、もう恥ずかしより気持ちいい感覚のが上回る。
「んぅ…っ、あっ…はぁっ…」
「…っ、はる…っ、気持ちい…?」
「んっ…気持ちぃ…っ、…奏汰ぁっ…前も…っ、奏汰のと一緒に触ってぇ…っ」
「ん…っ、わかった…」
二つ一緒に扱かれ先走りが溢れ出すと、ヌルヌルとした感触に刺激が増して出したい欲求に駆られる。
「あっ!ダメっ、出ちゃう…っ」
「ん…っ、出る…っ?」
「一緒がいいっ…」
「んぅっ…ばかっ!煽んなって!」
「も…っ、入れても…いいよ…っ」
「えっ…あ、あぁ…わかった」
ズルりと指を引き抜き、戸惑う奏汰の立ち上がったソレを掴み、自ら後ろに沈ませれば、奏汰の余裕のない顔が嬉しくて腰を動かしながら唇を塞いだ。
奏汰の太いものが俺の中にが入ってる…
動く度に質量が増していき、俺の中がいっぱいになる。
誰がこんな事になるなんて想像しただろうか。
奏汰…俺はもう…
「はぁっ…あっ…はぁ…っ」
「なぁ…っ、もっと動いてもいい…っ?」
「んっ…いいよ…っ」
「んふっ…じゃあ遠慮なく…っ!」
腰を掴まれ奥の奥まで沈められると、そっから一気に律動を早め、自分でやる時には得られないような快感と刺激に耐えられなくて、奏汰の首元に腕を回し必死にしがみついた。
「あ"ぁッ…!あッ…う"っ、、奥っ……!」
「奥…っ!?気持ちいい…っ!?」
「ん"…ッ、ぎもぢいっ…んっ、んッ…」
「あぁっ…やべっ…イきそう…っ」
「あ"…ぅ…っ、俺も…っ、イッちゃう…ッ」
思いっきり奥に突かれ、俺は呆気なく欲を吐き出した。
そして俺の中に奏汰のが注がれると痙攣したまま奏汰にしがみつき、そのまま奏汰にしがみつき押し倒した。
「あ…っ、おいっ…大丈夫か…っ?」
「ん…はぁ…っ、んっ…大丈夫…っ、じゃないっ…」
「え…っ、ごめんっ…あのっ…んぁっ…」
慌てふためく奏汰を他所に、奏汰のモノを俺の中からズルりと抜けば、後ろからボタボタと奏汰の欲が流れ落ち奏汰の腹の上に散った俺の欲と混ざりあった。
そして、震える体を必死に抑えながら上から奏汰を見つめた。
「はぁっ…ん、奏汰…っ、俺さ…」
「ん…っ?なぁに?」
「あの日、奏汰んちが火事になった日…燃えてるお前の家見ながら、一瞬で色んな事考えた…」
「…うん」
「こんなに突然いなくなるなら、もっとちゃんと話せばよかったとか…お前の笑った顔とか声とか仕草とか…全部…全部…っ」
今となっては元気な奏汰が目の前にいるのに、あの時突如湧いて出た感情を思い出すと今でも少し胸が痛み苦しくなる。
あの日、改めて思い起こした感情は二度と表には出しちゃいけないって、ずっと我慢して押さえ込んでいたもの…
もう、吐き出してもいいんだよね?
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