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きっかけ
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俺が大学生の頃バイトもせずプラプラしてる奏汰をほっとけずに、一時期俺の家に住まわせてた事があった。
あの頃の奏汰も今と変わらず、女を取っかえ引っ変え来る者拒まず相手してて、俺に何も言わずに家に連れてくる事も度々あった。
そしてある日、俺が彼女を連れて家に帰ってくると、既に奏汰が知らない女を連れ込んでてもうすでに今から入れます状態で、俺は自分の家にも関わらず彼女を連れて家を出ようとした。
するとあろう事か彼女の方がそれを見て興奮したのか、俺の手を掴み私もしたいと言ってきたのだ。
元はと言えば俺の部屋なわけで出ていくべきは奏汰達。
納まりが効かなくなったのは俺も同じで、俺は奏汰に出ていくように言った。
「おいっ…お前ら出てけよ」
「んでだよ…今いいとこなのに…なぁ?」
「んっ…あっ…奏汰ぁっ♡」
「…もういいよ、遥香ぁ?うちらもシよ?」
「えっ!?だってお前っ…こいつもいんのにっ…」
「あっ…!あぁっ…も、入れてっ?」
「ねぇ、私も…っ」
「んっ…分かったよ…っ」
部屋が2つある訳でも何か仕切りがある訳でもない、ただのワンルームの小さな部屋で…
今思えば完全に若気の至りだが、奏汰達がシてる横で俺らもおっぱじめたのだ。
最初は俺だって彼女に夢中だった…
隣の奏汰の事なんて、気にもならなかったのに。
なのに―――
「ねぇっ…私が動く…」
「んっ…マジ…っ?じゃあ乗れよ…」
「んぁっ…あっ…気持ちぃっ…」
「…っ、あ…っ」
思わず声を上げた俺に、奏汰がニヤリと笑った…
「はるちゃん…っ、気持ちいい…っ!?」
「…っ///うっせぇ…黙れっ////」
「あ…っ、俺もヤベぇっ…イきそ…っ」
俺は、奏汰のその言動に一瞬ドキッとして目を逸らした。
だけど顔を顰め伏し目がちに落とす視線と長いまつ毛に目を奪われ、目の前にいる彼女の事なんか忘れて奏汰が果てそうになるのをじっと見いっていた。
「んっ…ねっ…よそ見しないでっ…」
「えっ…あぁ…」
だけど俺は、快感に顔を歪めはぁはぁと息を漏らしながら律動を早めていく奏汰から目が離せず、ソレを眺めながら一瞬…
奏汰に突かれてる自分を想像してしまったんだ…
これが俺の最初の過ち。
そしていよいよ奏汰が絶頂を迎える瞬間…
「あ…っ、、イクッッ」
「…っ、あっ…///」
ゾクッと全身が粟立ち、それと同時に俺もイってしまったのだ。
その時ばかりは彼女の中が気持ちよかったんだと思い込もうとしたが、俺はあの時…間違いなく自分の彼女より、女の上で腰を振る奏汰に欲情したんだ。
それからというもの、勝手に女を連れ込んだ罰として奏汰を出禁にして、罪悪感から彼女とも別れた。
奏汰からは何度も追い出した事を責められたけど、家賃も払ってないのに勝手な事ばっかすっからだと言えば渋々納得してくれた。
そして、この感情をなかった事にしたくて俺は色々考えた。
あれは別に奏汰に対する個人的な感情じゃない、単に他人がシてる所を始めてあんな間近で見せられたせいだと。
それと同時に、自分が入れる側ではなく入れられる側になったら…
という妙な興味が湧いたんだと半ば無理やりに思い込み、どうにか忘れようと都合よく思考をチェンジしたのだ。
なのに、ここになってまた蘇るあの時の感情…
目の前にはあの日欲情した親友の、俺に欲情した顔…
俺は今からこいつと、一つになろうとしてた―――
あの頃の奏汰も今と変わらず、女を取っかえ引っ変え来る者拒まず相手してて、俺に何も言わずに家に連れてくる事も度々あった。
そしてある日、俺が彼女を連れて家に帰ってくると、既に奏汰が知らない女を連れ込んでてもうすでに今から入れます状態で、俺は自分の家にも関わらず彼女を連れて家を出ようとした。
するとあろう事か彼女の方がそれを見て興奮したのか、俺の手を掴み私もしたいと言ってきたのだ。
元はと言えば俺の部屋なわけで出ていくべきは奏汰達。
納まりが効かなくなったのは俺も同じで、俺は奏汰に出ていくように言った。
「おいっ…お前ら出てけよ」
「んでだよ…今いいとこなのに…なぁ?」
「んっ…あっ…奏汰ぁっ♡」
「…もういいよ、遥香ぁ?うちらもシよ?」
「えっ!?だってお前っ…こいつもいんのにっ…」
「あっ…!あぁっ…も、入れてっ?」
「ねぇ、私も…っ」
「んっ…分かったよ…っ」
部屋が2つある訳でも何か仕切りがある訳でもない、ただのワンルームの小さな部屋で…
今思えば完全に若気の至りだが、奏汰達がシてる横で俺らもおっぱじめたのだ。
最初は俺だって彼女に夢中だった…
隣の奏汰の事なんて、気にもならなかったのに。
なのに―――
「ねぇっ…私が動く…」
「んっ…マジ…っ?じゃあ乗れよ…」
「んぁっ…あっ…気持ちぃっ…」
「…っ、あ…っ」
思わず声を上げた俺に、奏汰がニヤリと笑った…
「はるちゃん…っ、気持ちいい…っ!?」
「…っ///うっせぇ…黙れっ////」
「あ…っ、俺もヤベぇっ…イきそ…っ」
俺は、奏汰のその言動に一瞬ドキッとして目を逸らした。
だけど顔を顰め伏し目がちに落とす視線と長いまつ毛に目を奪われ、目の前にいる彼女の事なんか忘れて奏汰が果てそうになるのをじっと見いっていた。
「んっ…ねっ…よそ見しないでっ…」
「えっ…あぁ…」
だけど俺は、快感に顔を歪めはぁはぁと息を漏らしながら律動を早めていく奏汰から目が離せず、ソレを眺めながら一瞬…
奏汰に突かれてる自分を想像してしまったんだ…
これが俺の最初の過ち。
そしていよいよ奏汰が絶頂を迎える瞬間…
「あ…っ、、イクッッ」
「…っ、あっ…///」
ゾクッと全身が粟立ち、それと同時に俺もイってしまったのだ。
その時ばかりは彼女の中が気持ちよかったんだと思い込もうとしたが、俺はあの時…間違いなく自分の彼女より、女の上で腰を振る奏汰に欲情したんだ。
それからというもの、勝手に女を連れ込んだ罰として奏汰を出禁にして、罪悪感から彼女とも別れた。
奏汰からは何度も追い出した事を責められたけど、家賃も払ってないのに勝手な事ばっかすっからだと言えば渋々納得してくれた。
そして、この感情をなかった事にしたくて俺は色々考えた。
あれは別に奏汰に対する個人的な感情じゃない、単に他人がシてる所を始めてあんな間近で見せられたせいだと。
それと同時に、自分が入れる側ではなく入れられる側になったら…
という妙な興味が湧いたんだと半ば無理やりに思い込み、どうにか忘れようと都合よく思考をチェンジしたのだ。
なのに、ここになってまた蘇るあの時の感情…
目の前にはあの日欲情した親友の、俺に欲情した顔…
俺は今からこいつと、一つになろうとしてた―――
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