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第13章 2度目の学園生活
39 救出班
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時は数日遡る。
レイガード侯爵とのやり取りを終えて、アスカルテとティアの救出に向かうことになったカトレアとコルネリアス、レジーナ、イザークの4人は常闇の大迷宮の地下へ向けて出発した。
急に増えた魔物との戦いを最小限に抑えつつカトレアの先導で下層へ降りる階段がある場所を最短ルートで走っていく。10階層までの調査済みの区画については把握していて、迷うことなく進むことができるとのことだった。
「カトレア先生。しばらくは問題ないと思いますが、いずれアスカルテたちと入れ違いになる危険があるのでは?」
「一定間隔で壁に通信魔術を刻みます。あの2人であれば術式を見て意図に気付くでしょう」
通信魔術の原理は対になっている術式同士で魔力によるやりとりを行うというものだ。微弱とはいえ常に魔力を流して魔術を発動状態にしなくてはいけないため、どちらかといえば魔術具として使うことが多い。
欠点として通信を行う距離が長くなるほど送るための魔力が多くことと、魔力が乱れていると通信が乱れたり届かなくなったりすることだろう。
だがそれも、中継となる魔術を刻んでおけば解消することができた。魔力濃度が高い迷宮内であれば集束魔術を併用することで魔術を発動させたままにできることも大きい。
「それに広範囲への探知魔術の媒介とすることもできますから何かと便利なはずです」
魔術を刻みながら動き続けること2日くらいで把握している中で最下層となる11層で辿り着くことができた。
11階層に突入すると地理的な情報がほとんどないため探索速度は大分遅くなったが探索を進めることに支障はなかった。
魔物との戦闘も一般的な兵士にとっては難しいだけでエスペルト王国内でも上位の実力を持つ4人であれば余程のことがなければ無理なく敵を倒すことが可能だ。
無傷とはいかない場合もあるが、4人全員が治癒系統の魔術を扱えることも大きいだろう。
そして、数日の時間を掛けて未踏の15層へと辿り着いた時だった。
「っ!?この力はアスカルテの……」
コルネリアスは遠くから感じる力に見知ったものを感じた。過去に何回か見たことがあるアスカルテの中に眠る精霊の力を解放したものだ。
魔力を通しにくい常闇の大迷宮内で、距離がそれなりに遠いはずの魔力を感じるということは全力で戦っているということに他ならない。
「お兄様から話は聞いていましたが……これがそうなのですね」
カトレアも宰相である兄からアスカルテが精霊の力を使えることは知らされていた。だが話で聞いていたのと実際に力を肌で感じるのでは全く違っていた。精霊の力を解放したアスカルテの魔力が想像していたよりも強力すぎて驚きを露わにする。
「ですが、残り2つの魔力も相当なものですわね。片方はティアの魔力のようですが……正直ここまでとは思ってもいませんでしたわ」
「敵の方も凄まじい……魔力同士の衝突がここまで響くとはな」
時折、遠く離れたこの場所まで地響きが伝わってくるくらいだ。この揺れと魔力同士の衝突が見えない場所で行われている戦いの激しさを物語っていた。
「急ぎましょう。これだけの戦いです。何が起こったとしてもおかしくはない」
コルネリアスたち4人は走る速度を上げた。
感じる魔力を頼りにすればおおよその方向を絞り込むことはできる。進みたい先が壁や行き止まりになっていることもあるが距離的には大分近い場所までは来ている。多少は消耗が激しくなったとしても最短ルートを突き進んでいく。
「っ……凄まじいな」
途中で一際大きな衝撃が迷宮内を駆け巡る。
迷宮全体が揺れるほどの魔力同時の激突だ。これほどの戦いにもなれば敵の強さも相当なのだろうと一層気を引き締める。
それから、さらに移動すると、アスカルテとティアの元に辿り着くことができた。ボロボロになりながらも2人を見下ろしている敵の姿がコルネリアスの視界に映る。
コルネリアスは咄嗟に2本の剣を抜いて、聖属性と炎熱属性を融合させた白く輝く炎を纏わせる。
そのまま敵の背後へ瞬時に距離を詰めると2本の剣で交差させるようにして斬った。
敵は4等分に両断されると斬り口から白い炎に焼かれていく。白い炎が全体へと広がった頃には、身体そのものが燃え尽きて跡形もなく消滅していた。
「またせたね」
敵が復活しないことを確認してから2人の元へ駆け寄った。素早く2人の様子を窺うと、どちらもボロボロな恰好こそしているものの大きな怪我はないようだった。だが、アスカルテが少し顔色あ悪いだけに対して、ティアは息が荒く高熱に冒されているような表情をしていて重症に見えた。
「わたくしよりもティアのことをお願いします。数日前から毒に冒されているのと、先ほどの戦闘の反動が凄まじいはずです」
「わたくしが見ましょう」
カトレアはアスカルテの言葉を聞いてティアの元にしゃがみこむ。治癒の魔術を全身に行使して治療しながら容体を確認すると思わず顔を顰めた。
「毒の影響で思ったよりも衰弱してますね。恐らくは全力の魔術の行使に弱った身体が耐えられなかったのでしょう。こちらは治癒の魔術で治せそうですが、解毒魔術は……いえ、汎用解毒魔術は効果がないのでしょうね」
カトレアもアスカルテが得意とする魔術はよく知っている。全属性の適性があり、その中でも聖属性を最も得意としていて治癒を得意としている。アスカルテの魔術で治せないのであれば汎用の解毒だけでなく、ある程度使われることの多い解毒も意味がないということだ。
「恐らくですが、わたくしも知らない毒だと思います。ただ、ティアよりもわたくしの方が症状が軽いところを考えると既存の毒と似ている性質はあるかもしれません」
「わかりました。どちらにせよ、ここでも治療は難しそうですね。急いで王立学園まで運ぶとしましょうか」
王立学園の中にはエスペルト王国内で最高峰の施設が揃っていた。医療についても高度で最先端の医術を修めている医師や薬師が常駐していて王城と同等の医療を受けることが可能なため、なるべく早く常闇の大迷宮を脱出する手立てを考える。
「……レジーナさんはアルカルテさんを支えてあげてください。わたくしがティアさんを運びます。コルネリアスさんとイザークさんは周囲の警戒をお願いします」
少し悩んだカトレアはそのような指示を出して、ティアを助け起こそうとする。
「ありがとう……ございます」
「いえ、刀を仕舞ったら背負いますので、少し休んでいてください」
カトレアはティアが刀を鞘に納めたのを確認すると、身体強化を僅かに行使して背負った。思ったよりも軽い体重に驚きつつも辛くないか不安になって視線を向けると「だいじょうぶ、です」と辿々しい返事が聞こえてきた。
「皆さん準備はいいですか?」
レジーナはアスカルテに肩を貸しながら「大丈夫ですわ」と言い、アスカルテも「問題ありません」と頷く。
「では私が先行しよう。イザーク援護を頼む」
「任せてくれ」
コルネリアスが剣を持ったまま斥候も兼ねて前を歩き、イザークが弓を構えながら索敵しつつ周りを警戒する。
「では行きましょうか」
救出班の4人とアスカルテとティアを合わせた6人はゆっくりと地上を目指して歩き出すのだった。
レイガード侯爵とのやり取りを終えて、アスカルテとティアの救出に向かうことになったカトレアとコルネリアス、レジーナ、イザークの4人は常闇の大迷宮の地下へ向けて出発した。
急に増えた魔物との戦いを最小限に抑えつつカトレアの先導で下層へ降りる階段がある場所を最短ルートで走っていく。10階層までの調査済みの区画については把握していて、迷うことなく進むことができるとのことだった。
「カトレア先生。しばらくは問題ないと思いますが、いずれアスカルテたちと入れ違いになる危険があるのでは?」
「一定間隔で壁に通信魔術を刻みます。あの2人であれば術式を見て意図に気付くでしょう」
通信魔術の原理は対になっている術式同士で魔力によるやりとりを行うというものだ。微弱とはいえ常に魔力を流して魔術を発動状態にしなくてはいけないため、どちらかといえば魔術具として使うことが多い。
欠点として通信を行う距離が長くなるほど送るための魔力が多くことと、魔力が乱れていると通信が乱れたり届かなくなったりすることだろう。
だがそれも、中継となる魔術を刻んでおけば解消することができた。魔力濃度が高い迷宮内であれば集束魔術を併用することで魔術を発動させたままにできることも大きい。
「それに広範囲への探知魔術の媒介とすることもできますから何かと便利なはずです」
魔術を刻みながら動き続けること2日くらいで把握している中で最下層となる11層で辿り着くことができた。
11階層に突入すると地理的な情報がほとんどないため探索速度は大分遅くなったが探索を進めることに支障はなかった。
魔物との戦闘も一般的な兵士にとっては難しいだけでエスペルト王国内でも上位の実力を持つ4人であれば余程のことがなければ無理なく敵を倒すことが可能だ。
無傷とはいかない場合もあるが、4人全員が治癒系統の魔術を扱えることも大きいだろう。
そして、数日の時間を掛けて未踏の15層へと辿り着いた時だった。
「っ!?この力はアスカルテの……」
コルネリアスは遠くから感じる力に見知ったものを感じた。過去に何回か見たことがあるアスカルテの中に眠る精霊の力を解放したものだ。
魔力を通しにくい常闇の大迷宮内で、距離がそれなりに遠いはずの魔力を感じるということは全力で戦っているということに他ならない。
「お兄様から話は聞いていましたが……これがそうなのですね」
カトレアも宰相である兄からアスカルテが精霊の力を使えることは知らされていた。だが話で聞いていたのと実際に力を肌で感じるのでは全く違っていた。精霊の力を解放したアスカルテの魔力が想像していたよりも強力すぎて驚きを露わにする。
「ですが、残り2つの魔力も相当なものですわね。片方はティアの魔力のようですが……正直ここまでとは思ってもいませんでしたわ」
「敵の方も凄まじい……魔力同士の衝突がここまで響くとはな」
時折、遠く離れたこの場所まで地響きが伝わってくるくらいだ。この揺れと魔力同士の衝突が見えない場所で行われている戦いの激しさを物語っていた。
「急ぎましょう。これだけの戦いです。何が起こったとしてもおかしくはない」
コルネリアスたち4人は走る速度を上げた。
感じる魔力を頼りにすればおおよその方向を絞り込むことはできる。進みたい先が壁や行き止まりになっていることもあるが距離的には大分近い場所までは来ている。多少は消耗が激しくなったとしても最短ルートを突き進んでいく。
「っ……凄まじいな」
途中で一際大きな衝撃が迷宮内を駆け巡る。
迷宮全体が揺れるほどの魔力同時の激突だ。これほどの戦いにもなれば敵の強さも相当なのだろうと一層気を引き締める。
それから、さらに移動すると、アスカルテとティアの元に辿り着くことができた。ボロボロになりながらも2人を見下ろしている敵の姿がコルネリアスの視界に映る。
コルネリアスは咄嗟に2本の剣を抜いて、聖属性と炎熱属性を融合させた白く輝く炎を纏わせる。
そのまま敵の背後へ瞬時に距離を詰めると2本の剣で交差させるようにして斬った。
敵は4等分に両断されると斬り口から白い炎に焼かれていく。白い炎が全体へと広がった頃には、身体そのものが燃え尽きて跡形もなく消滅していた。
「またせたね」
敵が復活しないことを確認してから2人の元へ駆け寄った。素早く2人の様子を窺うと、どちらもボロボロな恰好こそしているものの大きな怪我はないようだった。だが、アスカルテが少し顔色あ悪いだけに対して、ティアは息が荒く高熱に冒されているような表情をしていて重症に見えた。
「わたくしよりもティアのことをお願いします。数日前から毒に冒されているのと、先ほどの戦闘の反動が凄まじいはずです」
「わたくしが見ましょう」
カトレアはアスカルテの言葉を聞いてティアの元にしゃがみこむ。治癒の魔術を全身に行使して治療しながら容体を確認すると思わず顔を顰めた。
「毒の影響で思ったよりも衰弱してますね。恐らくは全力の魔術の行使に弱った身体が耐えられなかったのでしょう。こちらは治癒の魔術で治せそうですが、解毒魔術は……いえ、汎用解毒魔術は効果がないのでしょうね」
カトレアもアスカルテが得意とする魔術はよく知っている。全属性の適性があり、その中でも聖属性を最も得意としていて治癒を得意としている。アスカルテの魔術で治せないのであれば汎用の解毒だけでなく、ある程度使われることの多い解毒も意味がないということだ。
「恐らくですが、わたくしも知らない毒だと思います。ただ、ティアよりもわたくしの方が症状が軽いところを考えると既存の毒と似ている性質はあるかもしれません」
「わかりました。どちらにせよ、ここでも治療は難しそうですね。急いで王立学園まで運ぶとしましょうか」
王立学園の中にはエスペルト王国内で最高峰の施設が揃っていた。医療についても高度で最先端の医術を修めている医師や薬師が常駐していて王城と同等の医療を受けることが可能なため、なるべく早く常闇の大迷宮を脱出する手立てを考える。
「……レジーナさんはアルカルテさんを支えてあげてください。わたくしがティアさんを運びます。コルネリアスさんとイザークさんは周囲の警戒をお願いします」
少し悩んだカトレアはそのような指示を出して、ティアを助け起こそうとする。
「ありがとう……ございます」
「いえ、刀を仕舞ったら背負いますので、少し休んでいてください」
カトレアはティアが刀を鞘に納めたのを確認すると、身体強化を僅かに行使して背負った。思ったよりも軽い体重に驚きつつも辛くないか不安になって視線を向けると「だいじょうぶ、です」と辿々しい返事が聞こえてきた。
「皆さん準備はいいですか?」
レジーナはアスカルテに肩を貸しながら「大丈夫ですわ」と言い、アスカルテも「問題ありません」と頷く。
「では私が先行しよう。イザーク援護を頼む」
「任せてくれ」
コルネリアスが剣を持ったまま斥候も兼ねて前を歩き、イザークが弓を構えながら索敵しつつ周りを警戒する。
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