オメガ判定されました日記~俺を支えてくれた大切な人~

伊織

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第1章

12

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○月✖日
桜庭に蓮を紹介してと、また言われた。
連絡先のメモを渡されたけど、モヤモヤして、帰りに蓮に渡せなかった。
明日、渡さないと。桜庭はオメガだし、可愛い系だし。
蓮は、桜庭と付き合うのかな。

蓮は俺が「距離が近い」と言ってから、もう触れてこない。
きっと勘違いだったんだって、気が付いたんだ。
でも、俺は、蓮が好きだって、気付いた。
親友のヒートを助けてたら、好きになられてた、なんて。
「そんなつもりはなくて、本当に助けたかっただけ」って言われたら。
優しい蓮なら、ありえそうで。怖い。


○月✖日
桜庭のメモを渡そうとしたら、蓮が不機嫌になった。
その顔を見て思い出した。蓮はこういうのいつも断ってた。
俺はバカだ。蓮の嫌がることやって。
桜庭には「渡した」と伝えた。
本当は受け取ってもらえなかったけど。
帰りに、蓮はもう怒ってないと言ってくれた。


○月✖日
最近の蓮は俺のことをよく褒めてくれる。
「すぐ顔に出るとこ、俺は好きだよ」
「素直でわかりやすいとこ、ほんと可愛い」
褒めてるんだよな?
なんか「好き」って言われてるみたいで。
ちょっと、勘違いしそうになる。
でも、俺も、そうやって蓮に「好き」を伝えてみたいと思った。


○月✖日
蓮に、優しいところが好きだって、言ってみた。
蓮はびっくりしてた。
でも「嬉しい」って言ってくれた。
こんな風に「好き」って言ってたら、俺の気持ちがバレそうだな。
気を付けないと。
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