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1週間の謹慎が明けても、アシュトン殿下は変わりませんでした。相変わらず学院では男爵家の娘と独身の貴族男女では有り得ない距離で接しておられました。そして週末。
執務室に入り、わたくしは緊張しておりました。恐らく今日で全てが決まります。そのため、執務室には王妃殿下もおられます。
「おい、コーデリア! 貴様のせいで俺は散々な目にあったんだぞ! その罰だ! 今日中にこれを仕上げておけ!!」
部屋に入るや否や、アシュトン殿下はそう言ってわたくしの執務机に書類と印璽を叩きつけました。どうやら執務机と対面にあるソファに座っておられる王妃殿下にはお気づきになっていないご様子。元々視野が狭く猪突猛進なところのあるアシュトン殿下ですから、仕方ございません。
「まあ、そなたは王太子の責務を放棄するのですね」
凍えるように冷たい王妃殿下のお声に、アシュトン殿下は凍り付いたかのように固まり、油を注していない古い絡繰りのようにギギギと音がしそうな動きで振り返られました。そこには恐ろしいほどに冷たい眼をした王妃殿下がいらっしゃいます。
「は…母上……」
「そなたに申したはずです。そなたに任された書類はそなた自身が為さねばならぬと。何度も何度も申しましたよ。印璽はそなたが王太子である証ゆえ誰の手にも預けてはならぬとも。それを手放すは王太子位を手放すと同じ事と」
これまで一度も向けられたことのない母君からの冷たい視線と声に、アシュトン殿下は言葉も出ないようでした。
「そなたは王太子の仕事をコーデリアに任せ、王太子の証である印璽をコーデリアに渡した。つまり、そなたは王太子位をコーデリアに譲ったということです」
王妃殿下はアシュトン殿下に己の行為の意味を告げられます。そういう意味があることを謹慎前に陛下から叱責されているはずですのに、アシュトン殿下は理解しておられなかったようです。
いいえ、国王夫妻の唯一子という甘えがあったのでしょう。どんなに叱責されても、結局両親は自分に甘いし、一人息子である自分以外に王位に就ける者はいないのだと。
そんなことございませんのに。確かに国王夫妻の御子はアシュトン殿下お一人ですけれど、王位継承権を持つ者は他にもおります。例えば、わたくしとか。
わたくしの父は国王陛下の従弟です。先の王弟の息子ですから、王位継承権を持ちます。更にわたくしの母は先々王の王弟の娘で、国王陛下や父の再従妹です。母も王位継承権を持ちます。二人の子であるわたくしも当然王位継承権を持ち、その順位はアシュトン殿下に次ぐ第二位なのです。
「アシュトン、そなたにはほとほと呆れました。人の目も憚らず浮気するだけでなく、まともに己の責務を果たさない。そなたに王太子たる資格はない」
反論を許さぬ王妃殿下の宣告に、アシュトン殿下は真っ青になって震え、膝をつきました。王妃殿下の命を受けた侍従と近衛騎士がアシュトン殿下を立ち上がらせ、執務室から連れ出します。
「母上……母上ぇ……」
アシュトン殿下は涙や洟で顔中を濡らしながら情けない声で王妃殿下を呼びますが、王妃殿下はアシュトン殿下を見ることはございませんでした。
アシュトン殿下は母君に見捨てられたと思っておられるのでしょう。自分が哀れで可哀想だと思っておられるのでしょう。けれど、遅くに出来たただ一人の可愛い息子を切り捨てねばならなかった陛下や妃殿下の御心を何故思うことが出来ないのでしょう。お二人がどれほどの苦しみの上で決断なさったのか、そうさせたのは誰の行いなのか、ご自覚がないのでしょう。
「コーデリア、これまで苦労を掛けましたね。数日の後に正式にあれを廃太子し、そなたの立太子を宣言します。そなたを女王としアレを王配とする未来もあったのでしょうが、簡単に女に誑かされるようではそれも出来ませんわね。そなたの王配選びもしなくてはね」
王妃殿下は寂し気に微笑まれました。妃殿下をお姑様とお呼びする未来は消えてしまったことが残念です。
アシュトン殿下が無能なだけであれば、わたくしを女王としアシュトン殿下を王配とする案も検討されていたそうです。王妃に執政権を与えるのではなく、わたくし自身が女王となる道筋を国の上層部は考えていたと、先日殿下の謹慎が明ける前に伺いました。
けれど、それは殿下の側近候補からの報告によって潰えました。アシュトン殿下はわたくしを第一王妃として白い結婚の上で執務をさせ、かの男爵家の娘を第二王妃として世継ぎを産ませる計画を立てていたそうです。
我が国に第一王妃や第二王妃などという制度はございません。側室制度はありますが、飽くまでもそれは白い結婚ではないことが証明されたうえで子が出来なかった場合に限られます。
国の制度に反してまで愛人を娶ろうとするアシュトン殿下に国王陛下は激怒されたそうです。陛下は10年も子が出来ずとも王妃殿下だけを一途に愛され大切にされた方ですから、我が子の行いに失望されたのだとか。
わたくしを女王とする案は比較的早い段階から検討されていたらしく、わたくしのお妃教育には帝王学も含まれておりました。道理で厳しい内容だったわけです。通常のお妃教育に合わせて王太子教育も受けていたのですからね。
それから数日後、アシュトン殿下の廃嫡と王位継承権剥奪、わたくしの立太子が発表されました。合わせてわたくしとアシュトン殿下の婚約も白紙撤回されました。
今、わたくしの周囲には側近候補という名の王配候補たちがいます。伯爵家以上の次男・三男の子息たちです。彼らをわたくしだけではなく、国王陛下と王妃殿下と両親がしっかりと見極めようとしています。重要視するのはわたくしを支え包み込んでくれるかどうか。政への野心は不要です。というより野心がある者は不適格です。
アシュトン殿下は王族とはいえ、学院卒業後は臣籍降下が決まっています。学院ではこれまでの傲岸不遜な態度から遠巻きにされ、王位継承権を失ったことで男爵家の娘も離れていったようです。
アシュトン殿下の処分に関しては、前国王夫妻から物言いがあったようですが、国王陛下はそれを一蹴。前国王夫妻がアシュトン殿下を甘やかしたことが、健やかなご成長の妨げになったことは否めませんから、当然でしょう。前国王夫妻は男爵領よりも小さな私領を与えられ、そこにアシュトン殿下を引き取ることとなりました。
将来的にその小さな領地でアシュトン殿下は一代限りの公爵位を与えられる予定です。その補佐として、アシュトン殿下の教育係兼補佐官だったハウエルズ補佐官もついて行かれるそうです。教育係としてアシュトン殿下を正しく導けなかった責任を取るとのことでした。何れは王都に呼び戻したいとも思いますが、彼の決意は固いので無理かもしれませんね。
国王陛下と王妃殿下はやはりアシュトン殿下の教育を誤った責任を取るとのことで、私財の半分を国へと寄付なさいました。更に、わたくしが王配を迎え、世継ぎを産み、離乳が済んだ段階でご退位なさり、アシュトン殿下の治める領地へ隠居なさるとのこと。アシュトン殿下に与えられる領地はかなり貧しい土地ですから、ご苦労なさることでしょう。けれど、それも自分たちには相応しいと陛下は微笑んで仰いました。
アシュトン殿下が王太子としての責務を果たされなかったことについてはわたくしにも責任がございます。たとえご勘気に触れてもわたくしは厳しくお諫めするべきだったのではないでしょうか。いいえ、厳しくではなく、殿下が受け入れやすいように言葉を選んで申し上げるべきだったのではないでしょうか。
「それは貴女のなさることではありませんよ。ご両親や教育係、幼いころの傅役が為すべきことです。同じ年齢の、身分が下の婚約者がすることではありません。貴女がお気になさることではありません。どうしても責任を感じるのであれば、将来の御子の教育に留意なさいませ」
わたくしの後悔を婚約者となったギデオンが慰めてくれました。そうですわね。今更後悔してもどうにもなりません。ならば、その後悔を役立てねばなりませんわ。次期女王として母として、次代を健やかに、まともに育てることが肝要ですわ。
執務室に入り、わたくしは緊張しておりました。恐らく今日で全てが決まります。そのため、執務室には王妃殿下もおられます。
「おい、コーデリア! 貴様のせいで俺は散々な目にあったんだぞ! その罰だ! 今日中にこれを仕上げておけ!!」
部屋に入るや否や、アシュトン殿下はそう言ってわたくしの執務机に書類と印璽を叩きつけました。どうやら執務机と対面にあるソファに座っておられる王妃殿下にはお気づきになっていないご様子。元々視野が狭く猪突猛進なところのあるアシュトン殿下ですから、仕方ございません。
「まあ、そなたは王太子の責務を放棄するのですね」
凍えるように冷たい王妃殿下のお声に、アシュトン殿下は凍り付いたかのように固まり、油を注していない古い絡繰りのようにギギギと音がしそうな動きで振り返られました。そこには恐ろしいほどに冷たい眼をした王妃殿下がいらっしゃいます。
「は…母上……」
「そなたに申したはずです。そなたに任された書類はそなた自身が為さねばならぬと。何度も何度も申しましたよ。印璽はそなたが王太子である証ゆえ誰の手にも預けてはならぬとも。それを手放すは王太子位を手放すと同じ事と」
これまで一度も向けられたことのない母君からの冷たい視線と声に、アシュトン殿下は言葉も出ないようでした。
「そなたは王太子の仕事をコーデリアに任せ、王太子の証である印璽をコーデリアに渡した。つまり、そなたは王太子位をコーデリアに譲ったということです」
王妃殿下はアシュトン殿下に己の行為の意味を告げられます。そういう意味があることを謹慎前に陛下から叱責されているはずですのに、アシュトン殿下は理解しておられなかったようです。
いいえ、国王夫妻の唯一子という甘えがあったのでしょう。どんなに叱責されても、結局両親は自分に甘いし、一人息子である自分以外に王位に就ける者はいないのだと。
そんなことございませんのに。確かに国王夫妻の御子はアシュトン殿下お一人ですけれど、王位継承権を持つ者は他にもおります。例えば、わたくしとか。
わたくしの父は国王陛下の従弟です。先の王弟の息子ですから、王位継承権を持ちます。更にわたくしの母は先々王の王弟の娘で、国王陛下や父の再従妹です。母も王位継承権を持ちます。二人の子であるわたくしも当然王位継承権を持ち、その順位はアシュトン殿下に次ぐ第二位なのです。
「アシュトン、そなたにはほとほと呆れました。人の目も憚らず浮気するだけでなく、まともに己の責務を果たさない。そなたに王太子たる資格はない」
反論を許さぬ王妃殿下の宣告に、アシュトン殿下は真っ青になって震え、膝をつきました。王妃殿下の命を受けた侍従と近衛騎士がアシュトン殿下を立ち上がらせ、執務室から連れ出します。
「母上……母上ぇ……」
アシュトン殿下は涙や洟で顔中を濡らしながら情けない声で王妃殿下を呼びますが、王妃殿下はアシュトン殿下を見ることはございませんでした。
アシュトン殿下は母君に見捨てられたと思っておられるのでしょう。自分が哀れで可哀想だと思っておられるのでしょう。けれど、遅くに出来たただ一人の可愛い息子を切り捨てねばならなかった陛下や妃殿下の御心を何故思うことが出来ないのでしょう。お二人がどれほどの苦しみの上で決断なさったのか、そうさせたのは誰の行いなのか、ご自覚がないのでしょう。
「コーデリア、これまで苦労を掛けましたね。数日の後に正式にあれを廃太子し、そなたの立太子を宣言します。そなたを女王としアレを王配とする未来もあったのでしょうが、簡単に女に誑かされるようではそれも出来ませんわね。そなたの王配選びもしなくてはね」
王妃殿下は寂し気に微笑まれました。妃殿下をお姑様とお呼びする未来は消えてしまったことが残念です。
アシュトン殿下が無能なだけであれば、わたくしを女王としアシュトン殿下を王配とする案も検討されていたそうです。王妃に執政権を与えるのではなく、わたくし自身が女王となる道筋を国の上層部は考えていたと、先日殿下の謹慎が明ける前に伺いました。
けれど、それは殿下の側近候補からの報告によって潰えました。アシュトン殿下はわたくしを第一王妃として白い結婚の上で執務をさせ、かの男爵家の娘を第二王妃として世継ぎを産ませる計画を立てていたそうです。
我が国に第一王妃や第二王妃などという制度はございません。側室制度はありますが、飽くまでもそれは白い結婚ではないことが証明されたうえで子が出来なかった場合に限られます。
国の制度に反してまで愛人を娶ろうとするアシュトン殿下に国王陛下は激怒されたそうです。陛下は10年も子が出来ずとも王妃殿下だけを一途に愛され大切にされた方ですから、我が子の行いに失望されたのだとか。
わたくしを女王とする案は比較的早い段階から検討されていたらしく、わたくしのお妃教育には帝王学も含まれておりました。道理で厳しい内容だったわけです。通常のお妃教育に合わせて王太子教育も受けていたのですからね。
それから数日後、アシュトン殿下の廃嫡と王位継承権剥奪、わたくしの立太子が発表されました。合わせてわたくしとアシュトン殿下の婚約も白紙撤回されました。
今、わたくしの周囲には側近候補という名の王配候補たちがいます。伯爵家以上の次男・三男の子息たちです。彼らをわたくしだけではなく、国王陛下と王妃殿下と両親がしっかりと見極めようとしています。重要視するのはわたくしを支え包み込んでくれるかどうか。政への野心は不要です。というより野心がある者は不適格です。
アシュトン殿下は王族とはいえ、学院卒業後は臣籍降下が決まっています。学院ではこれまでの傲岸不遜な態度から遠巻きにされ、王位継承権を失ったことで男爵家の娘も離れていったようです。
アシュトン殿下の処分に関しては、前国王夫妻から物言いがあったようですが、国王陛下はそれを一蹴。前国王夫妻がアシュトン殿下を甘やかしたことが、健やかなご成長の妨げになったことは否めませんから、当然でしょう。前国王夫妻は男爵領よりも小さな私領を与えられ、そこにアシュトン殿下を引き取ることとなりました。
将来的にその小さな領地でアシュトン殿下は一代限りの公爵位を与えられる予定です。その補佐として、アシュトン殿下の教育係兼補佐官だったハウエルズ補佐官もついて行かれるそうです。教育係としてアシュトン殿下を正しく導けなかった責任を取るとのことでした。何れは王都に呼び戻したいとも思いますが、彼の決意は固いので無理かもしれませんね。
国王陛下と王妃殿下はやはりアシュトン殿下の教育を誤った責任を取るとのことで、私財の半分を国へと寄付なさいました。更に、わたくしが王配を迎え、世継ぎを産み、離乳が済んだ段階でご退位なさり、アシュトン殿下の治める領地へ隠居なさるとのこと。アシュトン殿下に与えられる領地はかなり貧しい土地ですから、ご苦労なさることでしょう。けれど、それも自分たちには相応しいと陛下は微笑んで仰いました。
アシュトン殿下が王太子としての責務を果たされなかったことについてはわたくしにも責任がございます。たとえご勘気に触れてもわたくしは厳しくお諫めするべきだったのではないでしょうか。いいえ、厳しくではなく、殿下が受け入れやすいように言葉を選んで申し上げるべきだったのではないでしょうか。
「それは貴女のなさることではありませんよ。ご両親や教育係、幼いころの傅役が為すべきことです。同じ年齢の、身分が下の婚約者がすることではありません。貴女がお気になさることではありません。どうしても責任を感じるのであれば、将来の御子の教育に留意なさいませ」
わたくしの後悔を婚約者となったギデオンが慰めてくれました。そうですわね。今更後悔してもどうにもなりません。ならば、その後悔を役立てねばなりませんわ。次期女王として母として、次代を健やかに、まともに育てることが肝要ですわ。
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