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第一章
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「ここだよ。入って」
これまで見た店でも、特に大きい店のドアを新が開けて、中に入る。
「あら、悠様いらっしゃい」
「久しぶり。薫、こちらは新の母親で、この店の店長だ」
新は元気な感じだけど、新のお母さんは優しそうで穏やかそうな人だ。
「はじめまして、薫と言います。よろしくお願いします。素敵なお店ですね」
「こちらこそ、よろしく。そう言ってもらえて嬉しいわ」
新のお母さんは微笑む。つられて僕も微笑み返すと、
「悠様と並ぶと、目の保養だわ」
と言う。確かに悠はカッコいいですよね、と返すと、悠が照れていた。そしてその隣で新が不貞腐れたように言う。
「母さん、俺はー?」
「あんたはお喋りだからねぇ」
ほのぼのとした会話に心が和む。僕の母親は早くに亡くなってしまったし、僕には五歳までの記憶がほとんどないから、羨ましい。
「何か食べて行かれますか?」
「あぁ、席は空いているか?」
「はい、悠様達が来るよりも先に店のものが知らせてくれたので、席を開けておりましたよ」
「それはありがたい」
そう言う悠と一緒に僕もありがとうございます、と言う。そして、新に案内されて僕たちは席へと向かった。
これまで見た店でも、特に大きい店のドアを新が開けて、中に入る。
「あら、悠様いらっしゃい」
「久しぶり。薫、こちらは新の母親で、この店の店長だ」
新は元気な感じだけど、新のお母さんは優しそうで穏やかそうな人だ。
「はじめまして、薫と言います。よろしくお願いします。素敵なお店ですね」
「こちらこそ、よろしく。そう言ってもらえて嬉しいわ」
新のお母さんは微笑む。つられて僕も微笑み返すと、
「悠様と並ぶと、目の保養だわ」
と言う。確かに悠はカッコいいですよね、と返すと、悠が照れていた。そしてその隣で新が不貞腐れたように言う。
「母さん、俺はー?」
「あんたはお喋りだからねぇ」
ほのぼのとした会話に心が和む。僕の母親は早くに亡くなってしまったし、僕には五歳までの記憶がほとんどないから、羨ましい。
「何か食べて行かれますか?」
「あぁ、席は空いているか?」
「はい、悠様達が来るよりも先に店のものが知らせてくれたので、席を開けておりましたよ」
「それはありがたい」
そう言う悠と一緒に僕もありがとうございます、と言う。そして、新に案内されて僕たちは席へと向かった。
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