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コヨタ

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第24話 こんにちは、リル

第24話・4 VS.もどき共

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 濃緑の樹海を、紅と黒の影が駆ける。

 草木の葉を弾き、風を裂き、泥を踏みしめながら進むその影は──リル。

 周囲には、異常なほど静かな空気が流れていた。
 生き物の気配すら、ほとんど感じられない。

(……気持ちわりィくらい静かだな)

 肩を回し、首を傾けて骨を鳴らす。
 マントの内側がふわりと翻り、脚元の草を揺らした。

 その時──。

『──リル、聞こえるか』

 無線から聞き慣れたセセラの声が飛んできた。

『現在、対象区域の瘴気反応は更に増大中。擬似個体の活動も活性化している。接近は慎重にな』

「……りょ」

『……無理してねえか?』

 リルはその問いにしばし無言で耳に手を当て、短く、明瞭に返す。

「……大丈夫。緊張も興奮もしてねえよ」

 その声に、迷いも怒りも無かった。

(オレがここにいるのは、らなきゃ気が済まねえからだ)

『了解。接近を継続してくれ。通信は常時繋いだまま……無理は、すんなよ』

 セセラの声に、リルは「……わかってる」と低く返す。

(あいつら──擬似個体……)

(どんなツラして出てくんのか、見せてもらおうじゃねえか)

 ──そして、その時だった。

 前方、靄が立ち込める谷間の先。
 一際濃い瘴気の塊が、異様な静けさの中で形を取りつつある。

「……!」

 “それ”は、まるで人影のように、地の底から滲み出るように現れていた。

 リルの赤い瞳が、それを捉える。

「…………いたな」

 そして静かに、鋭く息を吐き出した。

「──行くぜ、コピー共」

 足元を、赤黒い龍の因子が這うように広がっていく。

 靄の向こう──現れたふたりの少女。

 ひとりは淡い水色の髪に、手にはブレード
 もうひとりは鋭い赤い瞳に、漆黒に染まった手と爪。

 擬似レイラレイと、擬似リルリウ

 その姿を見て、リルは確かに“何か”を感じた。

(……女のオレ、ってとこか……)

 皮肉にも、どこか自分たちの姿がそこにあった。

 だが──。

 リルは挑発するように口元を吊り上げる。

「……マジで似てんな、オレがメスガキになったらあんな感じかよ。でも、ちょっと……顔がキレイすぎじゃね? 笑えねえっての」

 レイとリウは何も言わない。
 ただ、無機質な視線でリルを見つめたまま、一歩ずつ地を踏みしめる。

 リルはスッと、右腕の袖をまくって軽く挙げると──。

 ──ゴギッ……!!

 鈍い音と共に、リルの右腕が変化を始めた。赤黒い鱗が走り、指先の爪が鋭く変質する。

 龍化、右腕のみ発動。

「来いよ……オレがオリジナルだぜ」

「…………」

 レイの足が地を蹴った。
 まるで風そのもののような軌道で、一瞬でリルの間合いに踏み込む。

 しかし──。

おせぇな……」

 リルの体はもう動いていた。
 僅かに身を反らし、レイの斬撃を紙一重で回避。

 そして、反撃。

 右腕を旋回させ──龍化した爪が、レイの腹部に迫る。

 だが、その一撃をリウが真横から入り込み防いだ。

 ──キィィィィン……!

 金属が擦れるような音。
 リウの腕もまた龍のもの。まるで盾のようにリルの爪を受け止めた。

 リルは腕を引き、距離を取る。

「へぇ……やっぱオレそっくりだな。攻防の連携、タイミング、癖……模倣ってだけじゃねえ……」

 一歩後退しながらも、リルの目は冴えていた。

(──けど、模倣じゃオレに勝てねえだろ)

 目の奥に、じわりと熱が灯る。

 冷静でいながらも、確かにリルの中にあるのは──怒りではなく闘志。

 そして、殺意。

「その顔面、笑えなくなるくらいブッ壊してやるよ……もどき共が」

 レイとリウが、無言で再び構えた。

「……!」

 次の瞬間、三者の殺気が一点に収束する。

 風が、止まる。

「──殺す」

 そして。

 衝撃と閃光が、森を貫いた。

 リウが一歩踏み込むと同時に、レイが再びリルの死角に滑り込む。

「チッ……邪魔くせえ……」

 リルは瞬時に体を捻り、龍化した右腕を回転させるように振るった。
 だが、リウの膝蹴りが腰を打ち、体勢が崩れる。

「……は?」

(なんだ? ……急に速い……)

 次の瞬間、レイが鋭く突き攻撃を放つ──!

「──させるかよッ!!」

 リルの左手が即座にレイの手首を掴み、そのまま地面に叩きつけるように背負い投げをかける。
 レイの体が地面を跳ねたその一瞬を狙って、リルはリウへ拳を放った。

 ──ゴッ!!

 重い音と共にリウの顔面が殴られ、ひとつ後ろへ飛ぶ。

 しかし──。

「……あ゙?」

 違和感を覚えるリル。
 吹き飛ばされたはずのリウの口元──。

 笑っている。

(なんだ今の……)

 思考が追いつくより早く、レイが再び間合いに入ってきた。

(こっちの動き、完璧に読まれてるな……)

 まるで、全てを見透かすような目。
 連携は緻密、無駄が無い。

(……でも、怖くねえ)

 逆に、リルの目に光が宿る。

「オレ……お前らに勝ったら、ちょっとはを許せんのかなァ……!」

 龍の力が腕を這い、背筋に熱が走った。

 再び、3つの影が衝突し、風が唸り、地が砕ける。

 レイの剣がリルの頬を掠め、切り傷が走る。
 しかしリルは怯まない。

「……ぜってえ止まんねえからな」

 龍化した右腕が地を抉り、リウの防御をこじ開けた。

 ──ドガァッ!!

 リウの腹部に拳が入り、赤黒い瘴気が飛び散る。

「……ククッ……」

 続けて、リルの眼が閃いた。
 不敵な笑みを浮かべながら全身の姿勢を低く沈め、地を蹴り飛ばす──!

「……!!」

 風がうねる。
 視界が揺らぐ程の速さ。

 リルが狙うは、レイ。

 レイは確かにレイラに似ている。

 けれど──。

(似てるからこそ、って証明してやる……!!)

 迫る爪。
 それでもレイは動じず、その攻撃を迎え撃つように、微かに口角を上げていた。

 ──衝突の直前。

「ッ……!?」

 リルが感じた違和感──。

(……今の反応……、まさかが……?)

 次の瞬間、レイの動きが激変する。

「……ッ!!」

 直線的だった動きが、軽やかに、そして不規則にうねり、まるで──レイラのように。

(おいおい……完全な模倣じゃねえか)

 リルの表情が、少しずつ強張っていく。

(こいつら……気色悪すぎるだろ……!!)

 そのときだった。

 ──ズシャアッ!!!

 龍の瘴気を纏ったリウがリルの背後に回り込み、爪を突き立てようとしていた。

「……クソがッ!!」

 リルは寸前で振り向き、右腕の龍爪で応戦する。
 爪と爪が激しくぶつかり合い、火花を散らした。

「……でもな。オレは、オレだ。……お前らのなんだよ!!」

 リルの咆哮が、瘴気を吹き飛ばす。

 その闘志は、冷静さを保ちつつも、明らかな怒りの色を帯び始めていた。

 リルの背筋を走る熱が、更に強くなる。
 脈動する龍因子が皮膚の内側でうねり、脳を覚醒させるように圧を与えていた。

「…………ッ……!」

 呼吸が浅くなる。
 一瞬だけ膝を折ったリルの脚部を、赤黒い瘴気が包み込んでいった。

 ズルズルと、衣服ごと喰らうように這い──鈍い音を立てながら、脚部が赤黒く変質する。

 膝下は鋭く爪の伸びた龍の脚──骨も関節も、戦闘に最適化されていく。

 同時に、左腕にも硬質な鱗がせり上がってきた。

「……ククッ……ァハハッ……!」

 腕、そして脚部は既に龍の装甲。
 背には龍因子が練られたマントと瘴気が反応を起こし、大きな翼のような瘴気が顕現。

 頭部には両耳の上辺りにそれぞれ1本ずつ、硬い角が出現する。

 その全身はまさに、龍と人の中間。

「ァ゙ハハハッッ……」

 歯を剥き出しにして笑うリル。
 その瞳は深く赤く、ギラついていた。

「……これはマネできねえだろ、ガキ共……!」

「…………」

 レイとリウが並び立つ。
 それでもリルは余裕を崩さない。

「オレは……オレ自身のために戦う。テメェらには負けねえ」

 その一歩は、瘴気の地面を踏み砕くほど重く──しかし、制御されていた。

 機関のモニター室では職員たちが固唾を呑んで見守っている。

「おおっ……脚部まで……!」

「暴走せず完全に制御できてる……! リルくん、すごいですね……!」

「戦闘部隊は一瞬でやられたのに……やっぱりなんだな」

「一時期、正直ちょっと怖いって思ってたけど……でも今は……本当に心強い……!」

「リルくん、カッコいいなあ……。僕、憧れちゃいます」

「……俺もあんな風に、クールになりたい……」

 称賛と感嘆の声が飛び交うモニター室。

「…………」

 セセラは無言でその様子を眺めていたが──。

(……リルは、ちゃんと……受け入れられてる)

 職員たちの笑顔を見て、胸の奥がじわっと熱くなる。

 そしてどこか我慢ができなくなったようなセセラは、鼻で笑いながら口元を緩めた。

「おい……お前ら今更何言ってんだよ? たりめーだろ、リルはガキの頃から俺がずっと見てやってんだ。俺に似てカッケーに決まってんだろが! 俺に似て!」

 お得意のドヤ顔。

 そしてポン、と無線用のマイクに指をかける。

「なあリル、ぜってえ帰ってこいよ。がたくさんいるぜ」

 ──そう、無線越しに響いたセセラの声。

 リルは何も返さなかった。
 だが、その口元。

 その口元には。

 ほんの僅かだが、確かに笑みが浮かんでいた。

 敵──レイとリウ。

 どちらも、確かに“擬似個体”とはいえ、自身の動きを完全にトレースしてくるわけでも、読みやすいわけでもない。

 だが──。

(……妙だな)

 龍化が進んだリルの視線が、ふと戦闘のに向けられる。

 レイとリウ、彼女たちの動きには躊躇いが一切無い。

 まるで──。

(訓練された兵士……いや、プログラムされたみてえだな……)

 蹴り上げられる地面、走る動線、力の加減。
 どれも完璧すぎる。

 強いというより──最初から戦うために調整されたような違和感。

(……オレの動き、見て覚えたとかじゃねえな。……最初から“コピーデータ”か……?)

 次の瞬間。

「……!」

 リウの攻撃は明らかに鋭さを増していた。

 ──ズシャッ……!!

 掠めた爪が、リルの龍化した肩を裂く。
 しかし、その動作にリルは眉ひとつ動かさない。

「……お前、ちょっと焦ってんじゃね?」

「…………」

 リルは、ニヤリと口を吊り上げた。
 目を鋭く細めると──今度はリルの方から、一気に踏み込む。

「なぁ……出来損ない」

「……!」

 その言葉に、リウの視線が揺れた。

 瞬間。
 リルの鋭い掌底がリウの腹部を捉える──!

 ──ドゴッ!!

 リウの体が派手に吹き飛ぶ。
 直後、レイがすかさずカバーに入り、その身を受け止めた。

「……仲いいじゃねぇかよ。兄妹か? 恋人か? そもそもテメェら人間か?」

 問いかけるようにニタつくリル。
 だがその内心は、完全に“討伐”へと切り替わっていた。

 ──一方、モニター室。

「動きが変わった……!? 擬似リルの個体反応が上昇しています!」

「リルくんは……冷静だ、冷静に捌いてる……!」

「いや……逆に、相手の戦術を崩しにかかってる……駆け引きに持ち込んでるんだ……!」

 その中、セセラはやや前のめりに画面を睨みつけていた。

「いいぞ……リル……。そのまま、お前のやり方で崩せ」

 職員たちが固唾を呑む中、戦場の均衡が──今ゆっくりと傾き始めている。

 ──風は、濁っていた。

 リルの爪がまたひとつ、リウの肩を裂く。
 擬似体は倒れず、痛覚も無視し、ただ黙々と再構築された動きで襲いかかる。

(……つまんねぇな)

 そう思いかけた──その時。

「──こんにちは、リル」

「……!?」

 場の空気が変わった。

 その言葉は、笑顔のように柔らかく、罠のように不気味で──明らかにこれまでと違うだった。

 言葉を発したのは、擬似レイラ──レイ。

 リルの視線がピクリと揺れる。

「……今更『こんにちは』かよ。もうだいぶ殴り合ってんのに」

 レイはニコッと笑った。

 その笑みは、あまりにもレイラに似ている。

 しかしその目は、感情ではなくプログラムで動いているようにしか見えなかった。

「だって……やっと話す許可が出たから。ね、リウ?」

「……ん」

 もう1体──リウが黙って頷く。

 その仕草までもが、を思わせる。

 だが、似て非なるもの。

「……何のマネだ」

 リルは唸るように問いかけた。

「マネ……? 違うよ。私たちは、リルとレイラ……? を素材にしたんだって。が教えてくれたよ」

 ジキル様──。

「……ッ……!」

 その名が出た途端、リルの表情に明確なイラつきが見えた。

「すごいよね、オリジナルって」

 その口ぶりに、明確な意志が宿っている。

 それが、生まれたままの模造品ではなく、ジキルの意図でを持ち始めた存在であることを証明していた。

「気持ちわりィな……。オレと、あいつの……何を見て、何をコピーしたってんだ」

「うーん……全部?」

 レイが楽しげに言ったその瞬間──。

 リルの背後、リウが一気に距離を詰めてくる。

(油断させるための“会話”──!)

 すぐさま振り返り、龍化した腕でガード。

 ──ズドン!!

 衝撃で、地面にヒビが走った。

「……ッ!!」

「私たち、試されてるんだ。あなたに勝てば、もっと進化できるかもしれないって。ね?」

 レイの笑みが、にじり寄る。

「ねえリル……って、どうやって苦しむの?」

「痛みって、どこまでなら壊れないの?」

「怒りって、誰のため??」

「生きてるって、なあに???」

 次々と浴びせられる問い。

 言葉のひとつひとつが、まるでリルのに向かって杭を打ち込むようだった。

 モニター室のセセラが、苦い顔を浮かべる。

「……揺さぶってきてるな。完全に、リルの反応と心理を研究してる……」

 リルは──それでも笑った。

「……あー……なるほどな、ジキル」

 上げた口角から除く、鋭い牙。

「テメェ……オレに人間か龍か、選ばせたいんだろ……」

 風が吹く。龍の瘴気が暴れ、空気が重く染まっていく。

「だったら、いいぜ」

 リルが、腕を、脚を、瘴気で赤黒く光らせながら構え直した。

「……テメェらをブッ壊してやるよ」

 その目はまだ冷静だったが、奥に確かに、燃えるような怒りと──悲しみが揺れている。


 ◇


 激戦は続く。

 灼けるような風の中で、3体が舞っていた。

 ──そして、一瞬。

 リウの動きが突如また変わった。

「……!」

 地を滑るように踏み込み、リルの視界から消える。

「ッ!?」

(……消え──)

 そして視界の端で、レイが刃を振り上げていた。

 セセラの無線が飛ぶ。

『リル! 右……ッ!!』

「──ッ!! くそッ……!」

 避けるも無かった。

 ──ズバッ……!!

「……ッッ!!」

 肉と骨と空気が裂ける音。
 リルの右腕が、肩から先ごと──吹き飛んだ。

「……ぁ゙、が、っ……!!」

 激痛に表情が歪む。

 ブシュッと大量に血が噴き出し、赤黒く染まった地面に──切断されたと同時に龍化がけた右腕が落ちた。

 機関のモニター室も、一瞬にして空気が冷える。

『……ゔッ……、り、リル……!』

 無線から聞こえる、嘔気を堪えるセセラの声。

「……ぐッゔぅ゙ゔ……!!!」

 玉のような冷や汗を浮かべて、歯を食いしばりながら唸り声を上げるリル。

 レイの目は感情無くそれを見下ろし、リウが背後から追い討ちを狙う。

 だが──。

「……っナメんなクソガキどもがァッ!!!」

 痛みに呻きながらも、リルは龍化した脚を振り上げ、リウの蹴りを弾き返した。
 その勢いで地面を跳ねて後方へと跳躍──同時に、転がっていた自分の右腕を回収する。

「はあ、はあ……、っ、クソが……!!」

 咄嗟に、再接合処理に入る。

 瘴気の制御と因子の練り合わせ。
 骨の軸を組み、筋繊維を繋げ、皮膚を閉じていく。

 数十秒もかからない。

「……ッ……ゔ……!!」

 これが、紅崎リルという人型龍の再生能力。

 だが──。

「……吹き飛んだ腕を、くっつけられるのが『人間』なの?」

 その問いは、レイの冷たい笑みと共に放たれた。

「……っ……!」

 リルの手が、一瞬止まる。

(……人間か……?)

 気色悪い、バケモノ──。
 幼い頃、何度も何度も言われてきた。

 それでも──。

 それでも。

「だったらテメェら、腕千切られたら泣いて大騒ぎしろよ! 人間としてやってこうとするならなァ!!」

 リルは接合を完了し、拳を握りしめた。

 その右腕が、再び龍化し音を立てて動く。

 ギリッ……と奥歯を噛みしめたリルの目には、怒りと──ほんの僅か、迷いの揺らぎが映っていた。

 セセラはモニター越しに唇を噛む。

「……っ、……この揺さぶりは、今のあいつの精神にわりィ……」

「でも……戦えてます! リルくん……強い……!」

 職員たちの声が飛び交う中、リルの拳がまた空を裂いた。

「ガキ共教えてやるよ……! オレは人間で龍だ……!!」

「どっちでもあって、どっちでもねえ……それの何が悪いってんだよ!!」

 その叫びは、レイにもリウにも届かない。
 だが、モニター越しに見ていた仲間たちには、確かに響いていた。



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