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コヨタ

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第24話 こんにちは、リル

第24話・5 これはマネできるのか

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 切断された腕を再生し、再び構え直していたリル。

「さっきまでの余裕……どこいったの、リル?」

 レイが笑みとも嘲りともつかぬ表情で問う。

 リウもその後ろで身構えていた。双子のように、ふたりの動きは完全にシンクロしている。

「うるせえ……黙ってろ……ッ!」

 返す声に、かつての静かな気迫は無い。

 先程の一撃で致命傷を負ったわけでもない。
 だが、長時間の龍化、そして一瞬でもを撃ち抜かれた傷は──鈍く重く、リルの動きに影を落としていた。

「なあ、リル」

 今度はリウが、淡い声で話しかける。

「お前、すげえ孤独だよな。誰にも理解されてないって、ずっと思ってる」

「……!?」

 刹那、リルの目が大きく揺れる。

 動揺が、体を遅らせた。

「──ッ!」

 その隙を、リウは見逃さなかった。

 回し蹴りのように横へ旋回しながら、龍化した足でリルの腹部を叩きつける──。

「あ゙……ッ!!」

 リルの体が後方に大きく吹き飛んだ。

 ──ガシャアンッ……!!

 瓦礫の山へ激突し、土煙が巻き上がる。

『リル……!!』

 モニター室──。
 職員の数人が悲鳴を上げ、セセラは眉間に皺を寄せた。

「くそ……焦んなよリル……! 焦ったらこいつらの思うツボだ……!」

 映像越しに、唇を噛む。職員たちも緊迫した空気に凍り付いている。

 そして、戦場。
 瓦礫の中からゆっくりと立ち上がるリルの姿。

「……ッ…………」

 赤黒い龍因子の霧が肩口から漏れ、爪が僅かに揺れていた。

「オレは……ひとりでも、わかってくれる奴がいるって……信じてた……」

「いるよ、たぶん」

 レイは静かに頷く。

「でも……それだけで、救われるの? あなたの体は、ずっと龍になりかけてるよね」

「私たちは、あなたみたいに、存在。でもあなたは……混ざってるだけ」

「だから、どこにも属せない」

「人間じゃないし、龍にもなれない。中途半端で、不完全な、

「あなたこそ、もどき」

 言葉の連撃。
 表情も抑揚も無いまま放たれる、無慈悲な事実。

「…………っ……」

 リルの肩が、再び下がる。

(やべえ……足が、重い……思考が、鈍ってきてる)

「……クソが……ッ……」

 拳を強く握りしめる。
 だが、その拳が震えていた。

 ──心が、折れかけている。

 レイとリウは歩み寄る。
 まるで処刑を宣告する使徒のように。

「壊してあげる、リル。中途半端に、迷い続けるくらいなら」

「……ッ……!!」

 リルが歯を食いしばる。

 だがその時。

 ──リル。
 お前のファンがたくさんいるぜ。

「…………!」

 セセラのあのときの無線の声が、ふと脳裏に蘇った。

(……そうだ……)

 ぐっと目を閉じる。

(オレは……、なんだ)

「……ッ、まだ、だ……!」

 意を決したように両脚に力を込める。
 膝を揺らしながらも、龍の力が再び背に集まっていく。

 背後の瘴気が、ぐらりと揺れた。

 職員たちが再びざわめき始める。

「リルくん、持ち直しました!」

「まだ戦える……!?」

 セセラは静かに呟いた。

「よくやった……そこだ、そこから踏ん張れ……」

 そしてリルが前を見据える。
 だらりと垂れた前髪の隙間から、額を伝う血がぽたりと落ちた。

「……っ、は……」

 次の瞬間──。
 ぐらりと、頭が揺れた。

 頭部の両側──ちょうど耳の少し上あたりから生えていた角が、ゴキッ……という生々しい音と共に、更に鋭利に突き出す。

 モニター室が一瞬、先程とは質の異なる緊張に包まれた。

「角……! まさか……!」

「大きくなった……! でも、顔は……!」

 その通りだった。

 リルの顔は、まだリルそのものだった。
 あの仮面のような甲殻は出ていない。

「……自我は、保てている──!」

 セセラが低く、確信するように発言する。

 そしてリルのその背には──。

「テメェらのがオレの後に作られたんだろが……! バカにすんじゃねえよ!!」

 リルが叫ぶと同時に、背中に集まっていた瘴気が爆ぜるように弾けた。

 赤黒く光る龍因子の靄が、マントと肉体の境界を蝕むように侵食し──やがて、それは硬質な翼を形成した。

 漆黒と紅の混ざったような、異形の翼。
 しかしどこか美しく、禍々しいのに目を離せない程の存在感を放っていた。

 体全体がメキメキと龍化していき、次第にリルの顔の上半分も甲殻が覆い、角ごと巻き込んで仮面のように変質するが──。

「……後悔ッ、しろよ、オレをマネようと……したこと……!!」

 以前とは異なり、を放てていた。

 即ち、強く理性を残し自我を保ったままの──準完全龍化の完成。

「ククッ……これもマネしてみろよ、なァ……ッ……!!」

 準龍リルの赤い瞳がギラリと光る。

 その瞬間──空気が爆ぜた。

「う、わ──消えた!?」

 モニター越し、職員たちが映像を見失う。

「上だ!! リルくん、飛んでる!」

 地を蹴ったのではない。
 翼を広げ、瘴気の加速で──飛翔していた。

「──ガァア゙ア゙アッッ!!」

 上空から、龍の咆哮と共に斬り裂くような牙と爪が降り注ぐ。

「……!!!」

 レイが即座に対応しようとしたが──遅い。

「うッ……!!」

 準龍リルの爪が、レイの左肩に深く喰い込んだ。

「ぐううッ……!!」

 返しの一撃が飛ぶも、今のリルには届かない。

 宙で翻り、地へと着地。

「グル゙ル゙ルッッ……オレはな……お前ら゙みたい、に゙ッ、作られたもん゙じゃね゙え゙……!」

 龍化に蝕まれながら放つ声は所々掠れ、辛そうな声音だが、それは確かにリルの声──。

から゙、戦って、叫んで、体を壊してま゙でッ、生きてきた……ッ!!」

 リウが飛び込んでくる。
 だが──その動きは既に読まれていた。

「ガァ゙ア゙アアァ゙!!!」

 龍の右腕で受け止め、そのまま逆の腕を鋭く顎に打ち込む──!

「……あ゙……!!」

 下から顔面を抉られたリウの体が、血を撒き散らしながら宙を舞った。

 そして──。

 ──バサッ……!!

 準龍リルはそれを追うように再び飛ぶ。

「顔が似てるからって、ッ、容赦すると思うなよ……! お前゙ら゙が何でオレを模してるか知らねえけどな──」

「……ヒッ…………!」

「オリジナルには勝てね゙えってとこ、見せてや゙るよ……!!!」

 準龍リルの凶暴な顔には怒りが宿っていたが、それは制御されただった。

 そして、リウを地へと勢いよく叩きつける。

 ──モニター室では、静寂が走った。

 誰もが言葉を呑み込んだまま、その映像に見入っている。

 セセラだけが、呟いた。

「……あいつ、で自分の力を制御しようとしてる」

 誰も、すぐには返事をすることができなかった。

 ただ、皆──。

「リルくん、すごい……」

「信じられない……あれでまだ、自我があるなんて……」

「……こんな戦い方、できるんだな……」

 静かに、だが確かに。
 恐怖ではなく、“尊敬”が場を満たしていく。

 セセラは、口角を少しだけ上げると──。

「リル、お前ほんとカッケーよ」

 そして、戦場。
 
「フーッ……、フーッ……! ぁ゙が……ッ……」

 荒い呼吸で地を擦るように膝をついたのは、リウだった。
 顎に喰らった一撃の衝撃は想像以上。その顔面は下から大きく斬り上げられ、痛々しく引き裂かれていた。

「……え゙ぶッ……ぉ゙ごぁ゙……ッ……」

 大量に滴る血。
 初めて受けた衝撃で体内のセンサーが狂ったのか、動作にも乱れが見られる。

「……あれが、……」

 レイは静かに呟き息を整えながら、鋭い視線で前を見据える。
 そこには、地に降り立った準龍リルの禍々しい姿があった。

「……確かに、コピーである私たちとは……根が違う……?」

 そう言いながら、レイの瞳が赤く細く光る。

「でも……」

 その瞬間。

 ──カッ!

 ボロボロのリウの体から、微かに電気のような光が走る。

「……『勝てない』とは、言われていない」

 レイがゆっくりと手を掲げる。指先には淡く、爪のような光が灯る。

 そして。

「リウ、スイッチを切り替えて。コード・バランサー……起動」

「……り゙ょ……がい゙……」

 リウは口を閉じられないまま血を撒いて発言すると、その目が淡く、そして深く光り直す。

「──攻撃特化、連携優先。目標、オリジナル排除」

 瞬間、ふたりの動きが同時に始まった。

「……ガル゙ル゙ルルッ……!!」

 準龍リルが咄嗟に距離を取ろうとしたその一瞬。
 リウの拳が爆ぜるように伸び──翼の付け根を掠める。

「グル゙ル゙ッ……!!!」

 跳躍して地面に降り立つ前に、背後からレイの斬撃。

 ──ガギィン!!

 龍の腕で受け止めるも、刃は深く抉った。

「クソ……ッ、挟み゙撃ちかよ゙……ッ……!!」

 目がギラつき、肩からは血が滲む。

「リウ、縦追い──」

「任セ、タ、レイ」

 ふたりの動きは、まるで機械的な連携。
 リウはダメージを意に介さなくなり、レイも的確に準龍リルの動きを読み始めた。
 模造品とは思えぬ完成度の高さで、準龍リルの間合いを的確に潰していく。

「は、はは……ッ、な゙……ッ、るほど……な……」

 その最中、準龍リルは口元を歪めて笑った。

「オレのを見せてや゙ったらッ、ちゃんと喰らいついて、くんのかよ゙……ッ! いいじゃねぇか、な゙ァ゙……!!」

 準龍リルの息遣いは荒く、傷口も増えていく。
 だが、赤い瞳にはむしろ焔のような闘志が宿っていた。

(オレは、負けねえ……! こんなクソコピーには……!!)

 もう一度、地を蹴る。

「──オ゙レ゙の命はな゙ァ゙!!」

 その腕が、鋭く振り上げられた。

「……誰゙にもッ、作れね゙ぇん゙だよ!!!」

 準龍リルが人の声で叫び、レイとリウ──ふたりのが迎撃態勢を取る。

 ──激突まで、あと一瞬。

 空気が裂ける音。
 三者が一点に集束するように飛び込んだ瞬間──。

「ははッ、……あ゙ははははは……ッ……!!」

 狂気にまみれて笑う準龍リルの拳が先に走った。

 リウの拳も迫る。
 同時に、レイのブレードが横から振るわれる。

 だが、準龍リルはそれを見切っていた──。

「ッ……!!」

 ──ズバァッ!!!

 振り抜いた準龍リルの右拳が、リウの腹部を抉るように突き上げた。
 衝撃でリウの体が空中で弾け飛ぶ──!

「リウ!!」

 レイが即座にフォローへ入ろうとする──が。

「……させるかよ……」

 既に背後を取っていた準龍リルが、レイの頭をその剛腕で掴んでいた。

「テメェらがオレの模造品コピーを名乗る゙……?」

 ──ゴオッ……!!

 赤黒い瘴気が、準龍リルの腕に纏われる。

「そん゙な妄想、全部ブッ壊してや゙る゙よ゙ッッ!!」

 次の瞬間。

 ──ドガァァァァァン……ッ!!

 地が揺れるほどの、激しい衝撃。

「ぎゃ゙ッ!!!」

 準龍リルがレイを掴んだまま飛翔し、凄まじい勢いでそのまま真下へと叩きつけていたのだ。

 モニター室の映像も一瞬砂塵に包まれ、画面が揺れる。

「……紅崎くん……」

 職員の誰かの声が漏れる中──静寂が戻った。

「…………!!」

 砂煙の中で、が立っていた。

 準完全龍化が解けていた、人間の姿のリル。

 その左手には、崩れ落ちた血まみれのレイが髪を掴み上げられている。
 まだ意識はある──が、全身にひび割れたような異常なの兆候が見え始めていた。

「……クククッ……マネ……できるかよ、綺麗にプログラムされただけの、テメェらに……こんな生き方……」

 肩で息をしながら、リルは口の端で笑う。

 ──その目には、確かな“生”の光が宿っていた。

 やがて、崩れた地面の血溜まりの中で転がっていたリウの体からも力が抜け、瘴気の発生が止まっていく。

「…………クソ共が」

 リルは静かに、そして無慈悲に左手を離した。

 レイとリウ──停止。

 Z.EUSが放った模造品コピーたちは、ついに沈黙した。


 ◇


「……やった……!」

「任務完了……確認……!」

 職員たちの歓声が、静かに──しかし確かに広がっていく。

 セセラも一息つきながら、画面に映るリルを見て、ぽつり。

「……あのバカ……本当にやりやがったな」

 緊張が解けたその瞳は、静かに潤んでいる。

 戦場は、崩れた大地と生々しい血のにおいに包まれていた。

 リルの足元、崩れ落ちたレイとリウの体は──。

「…………」

 音も無く、砂のようにその輪郭がほどけていく。

 肌も、骨も、血さえも──まるで最初から存在しなかったかのように。

(……これは、死んだんじゃねえ)

(……消滅だ)

 リルはそれを見つめながら、静かに息をついた。

「っ……」

 直後、その体がふらりと揺れ──。

「……クソッ、……やべ……」

 ドサッ……と倒れ込んだ。

 呼吸はある。目も閉じていない。
 だが、全身が熱を持っている。血まみれの服の内側からは熱気すら感じられる程の発熱。

 そこへ、待機していた救護班の車両が土煙を上げて到着した。

「紅崎くん!!」

 数人の救護班職員が駆け寄り、リルの状態を確認する。

「意識あり! 体温は……っ、40度を超えてる!? 内臓もやられてる可能性が──!」

「大丈夫……死んでねぇよ……」

 苦しげな呼吸をしながら、リルが掠れた声で呟いた。

「……すげえ、喉乾いた……」

「!」

 駆けつけた女性職員が慌ててバッグを開く。

「お水!? いや、経口補水液の方が……? ええと……どっちが……」

「……いや……今は……水……で……」

 リルは視線だけで、空を見上げた。

 どこまでも澄んだ、青い空だった。

「……んで、帰ったら……ビールだな……。薊野さんの奢りで……って……伝えといて。オレ……休日出勤だし」

 そう言って、リルは目を閉じる。
 ──唇の端だけを、僅かに引き上げて。

 女性職員は思わず吹き出した。

「ふふふ……紅崎くん、明日『めーっちゃ細かい検診』があるんでしょう? ……お酒飲んで、大丈夫かな?」

「……あ゙ー……そうだった……」

 うなされるように呟いたリルの声に、救護班たちはどこかホッとしたような笑みを浮かべていた。

 ──こうして、リルは静かに、搬送されていった。

 戦いは終わった。
 だが、戦い抜いた体には深い爪痕が残る。

 それでも。

『おつかれ……お前、やりきったよ』

 モニター室でセセラが無線で放ったその言葉は──確かに、リルの胸へと届いていた。


 ◇


 ストレッチャーに乗せられたリルが搬送されてくると、医療班の職員たちが即座に対応を始めた。

 リルは──帰還中に意識を失っていた。

「紅崎くん、準備整ってます! 処置室、すぐ!」

「モニター装着、体温安定してません……! 心拍も上昇気味……これは想定以上の負荷です」

 セセラもその場に現れ、白衣を肩にかけたまま早口で指示を飛ばす。

「熱は抑え込める範囲。体内龍因子の活性化が問題だ。すぐに鎮静用点滴の準備を。あと──目の反射と反応確認、時間稼ぐなよ!」

「は、はいっ!」

 職員たちの間に緊張が走るが、それ以上に内心焦っているのは──珍しくセセラ自身だった。

(……お前……無理しねえって言ったのに、結局これかよ……!)

 処置中のリルの傍らに立ち、ふとその手を見下ろす。

 リルのこの手は確かに、相手を切り裂き、牙を振るった手だ。
 だが同時に、最後まで自我を保ち、誰ひとり巻き込まずに勝利を収めた手でもある。

 セセラは深く息を吐き、周囲に声をかけた。

「……検査が全部終わったら、一旦寝かせてやってくれ。起きたら文句言ってくるだろうけど……少しは休ませねえと」

「わかりました」

 職員の返事に、セセラは静かに頷く。

 ──その頃、レイラも医療棟の別室で職員から報告を聞かされていた。

「リルさん、勝ったよ。……ちゃんと自分を保ったままで」

 職員から伝えられたその一言に、レイラの表情がホッとしたように緩む。

「……よかった……」

 その声には、安堵と、ほんの少しの罪悪感が滲んでいた。

(本当は……私も、傍にいたかった)

 そう思いながら、レイラは包帯を巻かれた右腕を見下ろす。

 ──リルは戦った。だから、自分も。

 まだ戦いの終わりは見えない。
 だが、確かな一歩が、確かにここにあった。


 ◇


 龍調査機関とは別の場所──。
 白い無機質なこの空間に、普段の軽やかさは無かった。

「………………………………」

 その薄暗い部屋の中央──ジキルが立っている。
 静かに、しかし確実に苛立ちを滲ませていた。

 端末の画面には、崩れていくレイとリウ──。
 擬似的に生み出したはずのが、に敗れ去るその瞬間の映像がリピート再生されている。

「……んだ、あの程度じゃ……」

 ジキルの声が静かに、しかしどこか噛みつくような調子で漏れた。

(模倣じゃダメってことかい。まったく、失敗作共がよ……。せっかく可愛く作ったのにオリジナルに劣るなんて……)

「……フフ……ぁははッ……」

 傍にあるソファの背もたれを蹴飛ばすようにジキルは振り返る。
 足元には、砕けたガラス片。
 既に何かを投げつけて壊した痕がそこにはあった。

「フフフッ……まさか、あんな……理性を保ったまま……あそこまでの龍化をやってのけるとはなァ……」

 悔しさだけではない。驚きと、期待と、興奮すら混ざるその感情。

(リル……やっぱりお前がオレの傑作なのかな?)

 ジキルは再び笑みを浮かべた。

 だがそれは、普段の柔らかい笑みではなかった。

(まだ、終わらないよ……)

(……次はもっと、もっとすごいものを見せてあげる)

 深く、冷たく、そしてどこまでも執着に満ちた──酷く人間味を失った“それ”だった。




 第24話 完










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