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46 え?あるんですか、秘密の約束
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「残念だが、収まる所に収まったという感じが否めないな」
「むしろ、アリシア嬢に声をかけやすくなったぞ」
「それはあるかもしれんな」
お兄様と正式に婚約をしたという話は何故か2.3日で学園のクラスメイト達のほとんどが知っていた……なんでかしら?
「私がしゃべりました」
「ミオさん……」
犯人はすぐ名乗り出てくれたけれど、どうしてそんなにドヤ顔なのかしら?
「アリシア様専用警備員ですよ!クレス様じゃかなり不安なので、これくらい強力な人がいないと駄目なんです!」
「それはちょっと失礼ではないかしら」
「喜びで地に足がついていないエヴァン様に今なら何を言っても怒られませんから! 」
「そんなことないと思うわよ……」
もう、何を言ってるのかしらね。本当ならミオさんがお兄様と仲良くなってエヴァンルートなら二人は仲良く手を取り合って、この世界のために頑張るのよ。
「だってお兄様と手を取り合って」
「いーえ、私が手を取り合うのはアリシア様だけで十分です。あ、アリシア様が空いている手でエヴァン様の手を取れば間接的に手を取り合えますね、それでお願いします」
私を間に挟まなくても……。でも想像してみるとなんだか面白くて笑ってしまったわ。
「ふふっミオさんったら」
「アリシア様のその笑顔が世界を救うんですよ、間違いないです。だから笑っていて下さいね」
「分かったわ」
そう言ってもらって少し心が軽くなる。ゲームの内容から外れてしまったけれど、物語が危険な方向に進まないことを祈るばかりだ。
「アリシアっ!! どういうつもりだ、私との王家との約束はどうするんだ!!わっ」
王太子殿下がこちらに来る前にクラスメイトの人垣ができて助けてくれた。あ、ありがとうございます……ってどうして?
「ふふふ、賄賂をちょっと」
「ミオさん!? 」
一体何をしたのかしら??
「アリシア、話を」
あっという間にクラスメイトの人の波に押されて、王太子殿下は廊下に押し出されてしまった……えっと不敬ではなくて……?
「あれは殿下を慕うが故の行動なのですよ、間違いありません。あとちょっと癒しの魔法などを個人的に」
「そ、そうなの……ね?」
最近ミオさんの手際の良さと押しの強さには逆らわない方が良い気がしている。流石主人公ね。
「でも少し面倒なことになりそうですから、アリシア様は今日はお帰りになられた方が良さそうです。あの方、何か勘違いしていそうですもの」
「そう……ですね。私は王家との約束は聞いたことがありませんが、もしかしたらお父様と何か約束している可能性もあります……家に戻って確かめた方が確実だわ」
あれだけ王家の人々に閉口しているお父様やお母様がそんなことをなさるはずがないけれど、確認は大切だ。私が立ち上がるとカタリナはもう勉強道具が入ったカバンを持っていた。
「アリシア、アリシアーー!話を、話を聞いてくれアリシアーー!! 」
教室には出入り口が二つある。王太子殿下が押し出されていった出入り口ではない方からクラスメイトに挨拶をしてそそくさと退出した。
「アリシア!また騒ぎが起こっていると知らせが……」
「お兄様、またあの方が私と王家に何か約束があると大声て仰っていて……お父様に確認が必要かと思い」
「いい加減にして欲しいな。でも確かに確認は必要そうだ、家に帰ろう」
「はい」
背中を優しく押され、私は教室を後にする。
「アリシアーー、なぜ私を選ばない、アリシア、アリシアーー!」
大きな声だけが聞こえてきたけれど、なぜそこまで私に執着するのか怖くなってきた。
「むしろ、アリシア嬢に声をかけやすくなったぞ」
「それはあるかもしれんな」
お兄様と正式に婚約をしたという話は何故か2.3日で学園のクラスメイト達のほとんどが知っていた……なんでかしら?
「私がしゃべりました」
「ミオさん……」
犯人はすぐ名乗り出てくれたけれど、どうしてそんなにドヤ顔なのかしら?
「アリシア様専用警備員ですよ!クレス様じゃかなり不安なので、これくらい強力な人がいないと駄目なんです!」
「それはちょっと失礼ではないかしら」
「喜びで地に足がついていないエヴァン様に今なら何を言っても怒られませんから! 」
「そんなことないと思うわよ……」
もう、何を言ってるのかしらね。本当ならミオさんがお兄様と仲良くなってエヴァンルートなら二人は仲良く手を取り合って、この世界のために頑張るのよ。
「だってお兄様と手を取り合って」
「いーえ、私が手を取り合うのはアリシア様だけで十分です。あ、アリシア様が空いている手でエヴァン様の手を取れば間接的に手を取り合えますね、それでお願いします」
私を間に挟まなくても……。でも想像してみるとなんだか面白くて笑ってしまったわ。
「ふふっミオさんったら」
「アリシア様のその笑顔が世界を救うんですよ、間違いないです。だから笑っていて下さいね」
「分かったわ」
そう言ってもらって少し心が軽くなる。ゲームの内容から外れてしまったけれど、物語が危険な方向に進まないことを祈るばかりだ。
「アリシアっ!! どういうつもりだ、私との王家との約束はどうするんだ!!わっ」
王太子殿下がこちらに来る前にクラスメイトの人垣ができて助けてくれた。あ、ありがとうございます……ってどうして?
「ふふふ、賄賂をちょっと」
「ミオさん!? 」
一体何をしたのかしら??
「アリシア、話を」
あっという間にクラスメイトの人の波に押されて、王太子殿下は廊下に押し出されてしまった……えっと不敬ではなくて……?
「あれは殿下を慕うが故の行動なのですよ、間違いありません。あとちょっと癒しの魔法などを個人的に」
「そ、そうなの……ね?」
最近ミオさんの手際の良さと押しの強さには逆らわない方が良い気がしている。流石主人公ね。
「でも少し面倒なことになりそうですから、アリシア様は今日はお帰りになられた方が良さそうです。あの方、何か勘違いしていそうですもの」
「そう……ですね。私は王家との約束は聞いたことがありませんが、もしかしたらお父様と何か約束している可能性もあります……家に戻って確かめた方が確実だわ」
あれだけ王家の人々に閉口しているお父様やお母様がそんなことをなさるはずがないけれど、確認は大切だ。私が立ち上がるとカタリナはもう勉強道具が入ったカバンを持っていた。
「アリシア、アリシアーー!話を、話を聞いてくれアリシアーー!! 」
教室には出入り口が二つある。王太子殿下が押し出されていった出入り口ではない方からクラスメイトに挨拶をしてそそくさと退出した。
「アリシア!また騒ぎが起こっていると知らせが……」
「お兄様、またあの方が私と王家に何か約束があると大声て仰っていて……お父様に確認が必要かと思い」
「いい加減にして欲しいな。でも確かに確認は必要そうだ、家に帰ろう」
「はい」
背中を優しく押され、私は教室を後にする。
「アリシアーー、なぜ私を選ばない、アリシア、アリシアーー!」
大きな声だけが聞こえてきたけれど、なぜそこまで私に執着するのか怖くなってきた。
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