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68 キラキラの秘密?
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それから3日ほど眠り続け、一度目を覚まして更に二日眠って更に普通に歩けるようになるまで10日ほどかかった……とても情けない。
「うわーうわーうわー!アリシア様あああ、私の!私の渾身のワイドヒールエクストラをーーー!」
「ミ、ミオさん、ミオさん。我が家の使用人達が全員元気になってしまいますわ」
「アリシア様を看病してくれる方々だもん、それくらい感謝させてくださいーー! 」
我が家の周りがやけに神聖な感じがするとご近所で噂になってしまいそうだわ。でも言い出したら聞かないミオさんのお陰で、メイドの指先のあかぎれまで治ったり、我が家の周囲に来ると簡単な風邪は治ってしまうという噂まで流れて大変だった。
「私達のも責任があることだ。何が起こったか話してくれるね」
「分かる限りのことはお話いたします」
中々起き上がれない私のために、我が家にファルク様やブランシェ様、そしてミオさんと皆が集まって今回の事件のあらましを確認した。
「私が一人で帰っていると、殿下の乗った馬車に無理やり引き込まれました」
「ああ、何人もの生徒から証言を得ている。皆急いで私達に知らせようとしてくれていたみたいで、アリシアを探しに飛び出した途中で呼び止められたよ」
「そうだったんですね……」
皆、優しい……あとでお礼を言いたいな。
「そして、殿下は私と結婚したいと。フェンルース家の妖精の加護があれば王になれると聞いたこともない話を信じているようでした」
これにはお父様が皆に説明してくれた。
「そんな話は聞いたことがない。ただ、フェンルースは王家と協力してこの国を豊かにしていこうと約束を遠い昔にしている。王家の嫁いだ血族もいるが、片手で数えられる程だな。どこで勘違いしたのか、あの陛下は」
「だから執拗に私達に側妃になれ、愛人になれと声をかけて来たのかしら……気持ち悪いわ」
お母様が臭虫を見るような顔で吐き捨てた。きっとこの場に集まった全員が同じ表情をしていたに違いない。
「アリシアに起ったことは……想定できることだった。もっときちんと対処すべきだった、すまなかったアリシア」
「いいえ、まさか殿下がこんな乱暴な手段に出るなんて、私は考えた事もありませんでした」
ファルク様とブランシェ様が深々と頭を下げる。なんとか頭を上げてもらうのに必死になってしまった……。
「それより私はエヴァンお兄様のお話を聞きたいんです。どうして突然現れることができたのですか?」
「ああ、それはね。妖精が力を貸してくれたんだよ」
「妖精が?」
にこりと微笑むお兄様は前と少し雰囲気が変わっていて、いうなればここにいる誰よりフェンルースの雰囲気を纏っている。
「妖精達はアリシアのことが大好きだからね。君が危機に陥っているのに気が付いて私に伝えに来たんだよ。そしてキノコを使って妖精の輪から妖精界を通ってあの場所へ移動したんだ」
「よ、妖精界!?そんな場所へ行ってお兄様、お体は大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよ……でもまだ妖精の粉が出ちゃうけどね」
お兄様が笑って手を振るとキラキラした粉が空中に舞った。ええええ、大丈夫なの??
「もう少ししたら粉も出なくなるって言ってる。色々制約があるから気軽に出来るものじゃないけれど、今回は特別らしい……間に合ってよかったよ」
「そ、そうなのですね……」
言ってる、ということはお兄様はきっと妖精と話をしているんだ。妖精界を少し通ったことでお兄様の中で何かが変化をしたんだろう。きっと私より妖精とよく話せるようになったのかもしれない。キラキラした粉のせいかお兄様がいつもより輝いて見えるわ……。
「うわーうわーうわー!アリシア様あああ、私の!私の渾身のワイドヒールエクストラをーーー!」
「ミ、ミオさん、ミオさん。我が家の使用人達が全員元気になってしまいますわ」
「アリシア様を看病してくれる方々だもん、それくらい感謝させてくださいーー! 」
我が家の周りがやけに神聖な感じがするとご近所で噂になってしまいそうだわ。でも言い出したら聞かないミオさんのお陰で、メイドの指先のあかぎれまで治ったり、我が家の周囲に来ると簡単な風邪は治ってしまうという噂まで流れて大変だった。
「私達のも責任があることだ。何が起こったか話してくれるね」
「分かる限りのことはお話いたします」
中々起き上がれない私のために、我が家にファルク様やブランシェ様、そしてミオさんと皆が集まって今回の事件のあらましを確認した。
「私が一人で帰っていると、殿下の乗った馬車に無理やり引き込まれました」
「ああ、何人もの生徒から証言を得ている。皆急いで私達に知らせようとしてくれていたみたいで、アリシアを探しに飛び出した途中で呼び止められたよ」
「そうだったんですね……」
皆、優しい……あとでお礼を言いたいな。
「そして、殿下は私と結婚したいと。フェンルース家の妖精の加護があれば王になれると聞いたこともない話を信じているようでした」
これにはお父様が皆に説明してくれた。
「そんな話は聞いたことがない。ただ、フェンルースは王家と協力してこの国を豊かにしていこうと約束を遠い昔にしている。王家の嫁いだ血族もいるが、片手で数えられる程だな。どこで勘違いしたのか、あの陛下は」
「だから執拗に私達に側妃になれ、愛人になれと声をかけて来たのかしら……気持ち悪いわ」
お母様が臭虫を見るような顔で吐き捨てた。きっとこの場に集まった全員が同じ表情をしていたに違いない。
「アリシアに起ったことは……想定できることだった。もっときちんと対処すべきだった、すまなかったアリシア」
「いいえ、まさか殿下がこんな乱暴な手段に出るなんて、私は考えた事もありませんでした」
ファルク様とブランシェ様が深々と頭を下げる。なんとか頭を上げてもらうのに必死になってしまった……。
「それより私はエヴァンお兄様のお話を聞きたいんです。どうして突然現れることができたのですか?」
「ああ、それはね。妖精が力を貸してくれたんだよ」
「妖精が?」
にこりと微笑むお兄様は前と少し雰囲気が変わっていて、いうなればここにいる誰よりフェンルースの雰囲気を纏っている。
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「そ、そうなのですね……」
言ってる、ということはお兄様はきっと妖精と話をしているんだ。妖精界を少し通ったことでお兄様の中で何かが変化をしたんだろう。きっと私より妖精とよく話せるようになったのかもしれない。キラキラした粉のせいかお兄様がいつもより輝いて見えるわ……。
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