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70 秘密がある病状ですから
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私が学園に行くと王太子殿下は出席していなかった。
「エヴァンのいっていたことは本当だった。王宮に医者が何人も出入りしていて、国王の部屋から叫び声が聞こえたりしているそうだ」
「ルストバーン家としてお父様がお見舞いに行ったようですが、陛下も王妃殿下もげっそりやつれて、ぶつぶつと何かを呟いているそうです……きっと耳元でずっと妖精が悪態をつき続けているんでしょうね」
ファルク様とブランシェ様が少し気の毒そうに教えてくださいましたが、これはもうエヴァンお兄様にももう止められないそうです。
「妖精達が相当怒っていましたから。実をいうと私がつけたわけではなくて、妖精達が私が付けたように見せかけて勝手に自分達で的を張り付けて行ったというのが正解なのです。だからあれだけ容赦なく的がついてしまったらしく……年輪が一つでもあれば相当辛いそうですが、あの数は大変そうです」
「何もしていないのに、突然あちこちがズキッと痛むらしい……きっとそこには的があって何かされたんだろうね。やはり医者では全く分からずお手上げで、聖女が呼ばれても……」
「思わず心の底から「妖精さん頑張って、もっとやれーーー!」って応援しちゃいました~えへっ」
ミオさんがぺろっと舌を出して楽しそうにしている。これでは絶対に回復しないわね……。
「このまま病状が収まらなかったら陛下には国王の椅子を降りて頂くしかないみたいだ」
「あの状態ではまともに外交どころか民の前にも出せませんもの」
きっとリッツプール大公家にもルストバーン公爵家にも予定があっただろうけれど、早送りしてしまったみたいで調整が大変らしい……その辺はなんだか申し訳ない気がしている。でもファルク様のお父様が新しい国王になれば、我が家も私も何かと安泰なので是非そうなって欲しいものだ。
「大丈夫ですよ、フェンリースはリッツプール大公と仲良くやっていけますもの、ねえエヴァンお兄様」
「その通りです、ファルク様。私達は末永く協力していきましょう」
「これは心強いなあ」
ファルク様のお父様、リッツプール大公が国王になればこの国はよりよくなっていくだろうし、私も安心して学園に通い続けることができる。
「一件落着ですなあ!」
何故か〆の一言をミオさんが宣言してしまったので、その場にいた皆で笑ってしまった。なんだかゲームの内容と全然違う感じになってしまったけれど、ゲームよりいい世界になるんじゃないかなと思ってしまう。王太子殿下と陛下と妃殿下には申し訳ない気がするけれど、政治の一番偉い人としての今の国王は頼りなかった。リッツプール大公はその辺色々考えてくださっているから、この世界を生きている私達にはそちらの方が助かる。
それによくわからないけれどミオさんもやる気満々で、浄化なんてさくっと終わらせちゃいますよーーなんて心強いことを言ってくれている……本当にありがたいことだった。
「エヴァンのいっていたことは本当だった。王宮に医者が何人も出入りしていて、国王の部屋から叫び声が聞こえたりしているそうだ」
「ルストバーン家としてお父様がお見舞いに行ったようですが、陛下も王妃殿下もげっそりやつれて、ぶつぶつと何かを呟いているそうです……きっと耳元でずっと妖精が悪態をつき続けているんでしょうね」
ファルク様とブランシェ様が少し気の毒そうに教えてくださいましたが、これはもうエヴァンお兄様にももう止められないそうです。
「妖精達が相当怒っていましたから。実をいうと私がつけたわけではなくて、妖精達が私が付けたように見せかけて勝手に自分達で的を張り付けて行ったというのが正解なのです。だからあれだけ容赦なく的がついてしまったらしく……年輪が一つでもあれば相当辛いそうですが、あの数は大変そうです」
「何もしていないのに、突然あちこちがズキッと痛むらしい……きっとそこには的があって何かされたんだろうね。やはり医者では全く分からずお手上げで、聖女が呼ばれても……」
「思わず心の底から「妖精さん頑張って、もっとやれーーー!」って応援しちゃいました~えへっ」
ミオさんがぺろっと舌を出して楽しそうにしている。これでは絶対に回復しないわね……。
「このまま病状が収まらなかったら陛下には国王の椅子を降りて頂くしかないみたいだ」
「あの状態ではまともに外交どころか民の前にも出せませんもの」
きっとリッツプール大公家にもルストバーン公爵家にも予定があっただろうけれど、早送りしてしまったみたいで調整が大変らしい……その辺はなんだか申し訳ない気がしている。でもファルク様のお父様が新しい国王になれば、我が家も私も何かと安泰なので是非そうなって欲しいものだ。
「大丈夫ですよ、フェンリースはリッツプール大公と仲良くやっていけますもの、ねえエヴァンお兄様」
「その通りです、ファルク様。私達は末永く協力していきましょう」
「これは心強いなあ」
ファルク様のお父様、リッツプール大公が国王になればこの国はよりよくなっていくだろうし、私も安心して学園に通い続けることができる。
「一件落着ですなあ!」
何故か〆の一言をミオさんが宣言してしまったので、その場にいた皆で笑ってしまった。なんだかゲームの内容と全然違う感じになってしまったけれど、ゲームよりいい世界になるんじゃないかなと思ってしまう。王太子殿下と陛下と妃殿下には申し訳ない気がするけれど、政治の一番偉い人としての今の国王は頼りなかった。リッツプール大公はその辺色々考えてくださっているから、この世界を生きている私達にはそちらの方が助かる。
それによくわからないけれどミオさんもやる気満々で、浄化なんてさくっと終わらせちゃいますよーーなんて心強いことを言ってくれている……本当にありがたいことだった。
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