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俺
7 もしもし?突然ですね?
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「え、エイム様?カレンじゃなくて?」
一つ下の妹はカレンと言う。俺が言うのもなんだが、結構可愛い。
「ああ、リトが良い」
「あの!あの!俺、男です!」
「知っているよ」
「あ、頭にハゲがあるんです!かなりでっかい!」
「それは知らなかった。髪型には気を付けよう」
「ええっと……本気、ですか?」
あ!田舎の子供をからかって遊んでるんですよね?
「ああ、本気だ。私の妻になって欲しい」
何故そうなった????
「えっと……どうしてか聞いても良いですか?」
まずは、それだ!なんで良いところのお坊ちゃんみたいなエイム様が木こりの息子に告白したのかな??俺、全然分かんないや!
「……一目惚れだ」
「ヒトメボレ」
「あの日、あの朝日の中で見た君の姿がどうしても忘れられない。頼む!私の妻になってくれないか?!」
……あの山鳥とウサギの下処理の終わった奴を片手にぶら下げていた時ですかね?なかなか血生臭い一目惚れですね?えーないわー……。
「あの、俺は……」
「頼む、リト!この私、エイムド・ウィシュバーグのもとに来ては貰えないだろうか?」
因みに俺たちが住んでいる国の名前はウィシュバーグ王国っていうのね……うん。やっぱりそうなのね。
「……ごめんなさい、エイム様。すごく、すごく……木こりの息子には夢みたいなお話です……でも、俺はここから離れる訳にはいきません」
「家族のことか?」
俺はこくんと頷く。もし、働き手筆頭の俺が居なくなったら、この家は確実に終わってしまう。
やっと少し安心して、冬を越す算段がついたのに。俺がいなかったら、みんなどうなる?考えたくもない。
「では、私はリトに嫌われている訳ではないのだな?」
「え……あ、はい……」
嫌うほど触れ合ってませんし。貴方ことよく分かりません。
「それなら……今は。しかし、必ず頷かせてみせよう。私はしつこいたちなのだ」
そう言ってにっこり笑うが硝子達の反射の中で、もともとキラキラした笑顔が、更に煌めいた。うわ!眩しい王子様スマイル!ひぇっ!
「所でリト。このあり得ない精密な硝子細工達はどうやってつくったのかな?ん?ん?お前、何か秘密がありそうだね?ん?ん?」
きゃーーーー!
「それでここで硝子を溶かします。それをこう、きゅっと丸めてグニっとして棒に巻き付けて……冷ますと、はい出来ました」
「……良く分からなかったので、もう一回」
「……ここから、溶けた硝子を取り出して……型にいれて……ほいほいのほい、で出来ました……」
「良く……」
「もういいでしょ!10回目ですっ!」
目の前でやってくれっていうから、やったけどもう怒っていいよね?!
「あっ!済まない……さっぱり分からなくて」
エイム様は笑ってごまかそうとしてますね?!大丈夫です、俺にもよくわかりませんから!
何せ感覚で作っていることが多い。元々俺の場合、才能はあっても経験が圧倒的に足りない。それを神様の特別パワーでカバーしてステンドグラスを作っていたんだ。
本当なら修練に修練を重ねた先にある技術なんだから、分かんないんだよね!
「所でリト。折角といっては何だが今作った物、貰っても構わないだろうか?」
「ええ、いいですよ。どれもまた壊して別の物にする予定ですから」
ばっ!と凄い勢いでエイム様に肩を掴まれた。
「壊す?!壊すと言ったか?!壊すなんてとんでもない!!あり得ないぞ!リトッ!!」
「えっ!だって硝子ですから……」
材料は川から集められるし……。ここの山はどうやら硝子質が多いようで、川砂には素材が多く含まれている。
意外と素材には苦労しない。
「壊すくらいなら、私に譲ってくれないか!頼む!」
「……あの、でも……俺、広めたくないんです……」
トラブルの元になりそうな予感がビンビンする。下を向く俺にエイム様は気付いてくださった。あの人好きする笑顔で笑うと
「私の宝箱にしまっておけば良いかな?外には極力出さないよ。少しくらいは家族に分けるかもしれないが。それでどうかな?」
「それなら……」
俺は頷いてしまった。だって俺の作った物を褒めてくれるんだ。サラやんや家族以外に褒められるなんて、木こりの息子のリトになってから初めてだったんだ。
「ありがとう!」
エイム様はごっそり、がっぱり持ち出した。なかなか容赦ない!!
「リト、代わりと言ってはなんだけど、これを」
エイム様は指輪を取り出した。銀細工の小さな石がついた可愛らしい指輪だ。
「手を」
そう言われて、つい差し出してしまった右手を払い落とされ左手にスポッと嵌められた。
「あれ?」
「ん?」
左手の薬指に華奢な指輪が嵌っている。
あれ?
「……エイム様?これ……」
にこっ!笑った。だが俺は学習した!この人のあの眩しい笑顔は何か裏があると!
華奢な指輪を抜こうと引っ張ってみる。手に張り付いたかのようにびくともしなかった。
「と、取れない!」
俺が指輪を必死に引っ張る様子を楽しそうにニコニコみている。あれっ?エイム様って性格……悪い……?
「その指輪を取る方法は1つ」
「え?」
「私と結婚して結婚指輪を嵌めたら取れるよ」
「は?」
「これで君は私の婚約者だ。ふふふ、よろしくね?」
「え?えーーーー?!」
なんじゃそりゃーーーー!
一つ下の妹はカレンと言う。俺が言うのもなんだが、結構可愛い。
「ああ、リトが良い」
「あの!あの!俺、男です!」
「知っているよ」
「あ、頭にハゲがあるんです!かなりでっかい!」
「それは知らなかった。髪型には気を付けよう」
「ええっと……本気、ですか?」
あ!田舎の子供をからかって遊んでるんですよね?
「ああ、本気だ。私の妻になって欲しい」
何故そうなった????
「えっと……どうしてか聞いても良いですか?」
まずは、それだ!なんで良いところのお坊ちゃんみたいなエイム様が木こりの息子に告白したのかな??俺、全然分かんないや!
「……一目惚れだ」
「ヒトメボレ」
「あの日、あの朝日の中で見た君の姿がどうしても忘れられない。頼む!私の妻になってくれないか?!」
……あの山鳥とウサギの下処理の終わった奴を片手にぶら下げていた時ですかね?なかなか血生臭い一目惚れですね?えーないわー……。
「あの、俺は……」
「頼む、リト!この私、エイムド・ウィシュバーグのもとに来ては貰えないだろうか?」
因みに俺たちが住んでいる国の名前はウィシュバーグ王国っていうのね……うん。やっぱりそうなのね。
「……ごめんなさい、エイム様。すごく、すごく……木こりの息子には夢みたいなお話です……でも、俺はここから離れる訳にはいきません」
「家族のことか?」
俺はこくんと頷く。もし、働き手筆頭の俺が居なくなったら、この家は確実に終わってしまう。
やっと少し安心して、冬を越す算段がついたのに。俺がいなかったら、みんなどうなる?考えたくもない。
「では、私はリトに嫌われている訳ではないのだな?」
「え……あ、はい……」
嫌うほど触れ合ってませんし。貴方ことよく分かりません。
「それなら……今は。しかし、必ず頷かせてみせよう。私はしつこいたちなのだ」
そう言ってにっこり笑うが硝子達の反射の中で、もともとキラキラした笑顔が、更に煌めいた。うわ!眩しい王子様スマイル!ひぇっ!
「所でリト。このあり得ない精密な硝子細工達はどうやってつくったのかな?ん?ん?お前、何か秘密がありそうだね?ん?ん?」
きゃーーーー!
「それでここで硝子を溶かします。それをこう、きゅっと丸めてグニっとして棒に巻き付けて……冷ますと、はい出来ました」
「……良く分からなかったので、もう一回」
「……ここから、溶けた硝子を取り出して……型にいれて……ほいほいのほい、で出来ました……」
「良く……」
「もういいでしょ!10回目ですっ!」
目の前でやってくれっていうから、やったけどもう怒っていいよね?!
「あっ!済まない……さっぱり分からなくて」
エイム様は笑ってごまかそうとしてますね?!大丈夫です、俺にもよくわかりませんから!
何せ感覚で作っていることが多い。元々俺の場合、才能はあっても経験が圧倒的に足りない。それを神様の特別パワーでカバーしてステンドグラスを作っていたんだ。
本当なら修練に修練を重ねた先にある技術なんだから、分かんないんだよね!
「所でリト。折角といっては何だが今作った物、貰っても構わないだろうか?」
「ええ、いいですよ。どれもまた壊して別の物にする予定ですから」
ばっ!と凄い勢いでエイム様に肩を掴まれた。
「壊す?!壊すと言ったか?!壊すなんてとんでもない!!あり得ないぞ!リトッ!!」
「えっ!だって硝子ですから……」
材料は川から集められるし……。ここの山はどうやら硝子質が多いようで、川砂には素材が多く含まれている。
意外と素材には苦労しない。
「壊すくらいなら、私に譲ってくれないか!頼む!」
「……あの、でも……俺、広めたくないんです……」
トラブルの元になりそうな予感がビンビンする。下を向く俺にエイム様は気付いてくださった。あの人好きする笑顔で笑うと
「私の宝箱にしまっておけば良いかな?外には極力出さないよ。少しくらいは家族に分けるかもしれないが。それでどうかな?」
「それなら……」
俺は頷いてしまった。だって俺の作った物を褒めてくれるんだ。サラやんや家族以外に褒められるなんて、木こりの息子のリトになってから初めてだったんだ。
「ありがとう!」
エイム様はごっそり、がっぱり持ち出した。なかなか容赦ない!!
「リト、代わりと言ってはなんだけど、これを」
エイム様は指輪を取り出した。銀細工の小さな石がついた可愛らしい指輪だ。
「手を」
そう言われて、つい差し出してしまった右手を払い落とされ左手にスポッと嵌められた。
「あれ?」
「ん?」
左手の薬指に華奢な指輪が嵌っている。
あれ?
「……エイム様?これ……」
にこっ!笑った。だが俺は学習した!この人のあの眩しい笑顔は何か裏があると!
華奢な指輪を抜こうと引っ張ってみる。手に張り付いたかのようにびくともしなかった。
「と、取れない!」
俺が指輪を必死に引っ張る様子を楽しそうにニコニコみている。あれっ?エイム様って性格……悪い……?
「その指輪を取る方法は1つ」
「え?」
「私と結婚して結婚指輪を嵌めたら取れるよ」
「は?」
「これで君は私の婚約者だ。ふふふ、よろしくね?」
「え?えーーーー?!」
なんじゃそりゃーーーー!
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