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23 可食外もヤベェでした。
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「まさかとは思うけれど、タトの家庭菜園の野菜って……食えるところ以外も強い……?」
「強いって言うか……便利よ?この完熟して固くなったお豆を外したサヤなんだけど……」
姉ちゃんがぽいっと台所の窯の中に入れた。乾燥したサヤに火が燃え移ってコウコウと音を立てる。
「ずーっと燃えてるのよね~便利よ、煮込み料理とかサヤ一個でずーっと煮えてるから」
「そ、そんな馬鹿な……」
豆のサヤなんてちっさいもの、一瞬で燃え尽きるじゃねえか!?普通!
「タトの家庭菜園だからねえ。あの稲の茎の部分とか滅茶苦茶丈夫だし。トモロコスの葉っぱなんてあんたの腰の剣よりよく切れるんじゃない?気を付けてよ~」
「あーさっき指をざっくりきっちまったよ……ってアレもおかしくねえか!?」
「今更、タトの野菜にあーだこーだ言われてもねえ」
姉ちゃんがやれやれと肩を竦めるけどさ。タトやべえよ!
「タトやべえよな……」
「コーディ、あんたもヤベェ以外の言葉覚えたらどうなのよ?それってヤバいんじゃないの?」
確かに勇者様がヤベェしか言わないのは絶対ヤベェよな。ヤベェな、何とかしなきゃ。俺はヤベェ勇者にはなりたくないぜ。
「タト様、おヤベぇでございます」
「コーディ、一段と頭悪そうだね?変な物拾って食った?」
俺はヤバェ事をしてしまったので、とりあえずタトに助けを求めたんだ。
「いや……あのな。トモロコスの葉っぱ超切れるだろ?もしかして俺の王様から貰った剣とどっちが強いのかなーって……」
「そりゃ葉っぱと剣なら剣に決まってるだろ?」
俺もそう思ったよ?だから軽い気持ちでコン、っと当てた訳よ。
俺の手には真ん中あたりからすっぱりきれいに折れた?いいえ、切れた剣が握られている訳さ。
「すいません、タト様助けてください」
「い、いや無理!無理だから!!俺が出来るのは家庭菜園だけだし!?」
王様から貰った大事な剣を二つに切ってしまったよ……どうしよう、これ。泣きたい。
「村の鍛冶屋のおっちゃんに直るかどうか聞いてみよう……それまで仕方がないからこれで素振りでもしてなよ」
「直るといいなあ……ううう」
タトは枯れたトモロコスの茎を剣くらいの長さに切って渡してくれた。そうだな、素振りだけでも違うはずだ。とても軽いトモロコスの茎。これじゃ振った気にもならないよ……。
「タト様、おヤベェでございます」
「タト……すまない……」
今度はダナンも一緒だったのでタトはびっくりしている。俺もまさかこんな事になるとは思ってなかったんだ……。
「い、一応聞くけど、何があった?」
「タトがくれたトモロコスの茎で素振りしてたんだけど……」
「そこに俺が冗談で切りかかって行ってな……そしてあの枯れた茎と俺の剣が……ガツーンと……」
ダナンの手には柄だけが残った大剣の残骸が握られている……。
「嘘、だろ?」
「タト様……助けてくださいぃいい」
タトは砕け散った破片を集めて村の鍛冶屋のおっちゃんの所に持って行ってくれたけれど、ダナンには固くて巨大になりすぎて食べられないキューカンパが渡された。
「とりあえずそれで……」
「何をしろと……?」
「す、素振りかな……?」
魔王退治の勇者一行の武器がトモロコスの茎とキューカンパになってしまった。
「強いって言うか……便利よ?この完熟して固くなったお豆を外したサヤなんだけど……」
姉ちゃんがぽいっと台所の窯の中に入れた。乾燥したサヤに火が燃え移ってコウコウと音を立てる。
「ずーっと燃えてるのよね~便利よ、煮込み料理とかサヤ一個でずーっと煮えてるから」
「そ、そんな馬鹿な……」
豆のサヤなんてちっさいもの、一瞬で燃え尽きるじゃねえか!?普通!
「タトの家庭菜園だからねえ。あの稲の茎の部分とか滅茶苦茶丈夫だし。トモロコスの葉っぱなんてあんたの腰の剣よりよく切れるんじゃない?気を付けてよ~」
「あーさっき指をざっくりきっちまったよ……ってアレもおかしくねえか!?」
「今更、タトの野菜にあーだこーだ言われてもねえ」
姉ちゃんがやれやれと肩を竦めるけどさ。タトやべえよ!
「タトやべえよな……」
「コーディ、あんたもヤベェ以外の言葉覚えたらどうなのよ?それってヤバいんじゃないの?」
確かに勇者様がヤベェしか言わないのは絶対ヤベェよな。ヤベェな、何とかしなきゃ。俺はヤベェ勇者にはなりたくないぜ。
「タト様、おヤベぇでございます」
「コーディ、一段と頭悪そうだね?変な物拾って食った?」
俺はヤバェ事をしてしまったので、とりあえずタトに助けを求めたんだ。
「いや……あのな。トモロコスの葉っぱ超切れるだろ?もしかして俺の王様から貰った剣とどっちが強いのかなーって……」
「そりゃ葉っぱと剣なら剣に決まってるだろ?」
俺もそう思ったよ?だから軽い気持ちでコン、っと当てた訳よ。
俺の手には真ん中あたりからすっぱりきれいに折れた?いいえ、切れた剣が握られている訳さ。
「すいません、タト様助けてください」
「い、いや無理!無理だから!!俺が出来るのは家庭菜園だけだし!?」
王様から貰った大事な剣を二つに切ってしまったよ……どうしよう、これ。泣きたい。
「村の鍛冶屋のおっちゃんに直るかどうか聞いてみよう……それまで仕方がないからこれで素振りでもしてなよ」
「直るといいなあ……ううう」
タトは枯れたトモロコスの茎を剣くらいの長さに切って渡してくれた。そうだな、素振りだけでも違うはずだ。とても軽いトモロコスの茎。これじゃ振った気にもならないよ……。
「タト様、おヤベェでございます」
「タト……すまない……」
今度はダナンも一緒だったのでタトはびっくりしている。俺もまさかこんな事になるとは思ってなかったんだ……。
「い、一応聞くけど、何があった?」
「タトがくれたトモロコスの茎で素振りしてたんだけど……」
「そこに俺が冗談で切りかかって行ってな……そしてあの枯れた茎と俺の剣が……ガツーンと……」
ダナンの手には柄だけが残った大剣の残骸が握られている……。
「嘘、だろ?」
「タト様……助けてくださいぃいい」
タトは砕け散った破片を集めて村の鍛冶屋のおっちゃんの所に持って行ってくれたけれど、ダナンには固くて巨大になりすぎて食べられないキューカンパが渡された。
「とりあえずそれで……」
「何をしろと……?」
「す、素振りかな……?」
魔王退治の勇者一行の武器がトモロコスの茎とキューカンパになってしまった。
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