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アルプラゾラム王国編
私のやりたいこと?
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これから私がやりたいこと?
なんだろう?
私はこの国に鑑定魔法や攻撃魔法、魔法医療、魔法薬師の勉強に来ている。それらを身につけ、国の為に尽くすつもりだったのだが、それは私のやりたいことなのだろうか。
できそうな事ではあるのだが。
医療や薬は母方の遺伝で力が使えるので、やるべき事なのだと思う。好きだし。
でも覚悟はまだ無い。
ミディアローズ様は私を見て微笑む。
「そんなに難しく考えなくていいの。私なんてやりたいと思った事、後先の考えなしに打ち上げたわ。あとはこのリカルド様や息子達や周りの人がフォローしてくれた。ミオリアもやりたいと思ったらやってみたらいい。それが本当に必要なら周りが動くわ。アルプラゾラム王国は魔法に強いし、いい先生も揃っているわ。この1年は基礎をしっかり学んで、いろんなものを見てみればいい。みんながあなたにミランダを求めていて辛いなら学校の寮に入るのもいいと思うわ。ミランダを利用してみんなに可愛がってもらうのも良いかもしれないわよ。みんなは自己満足のためにあなたに良くしたいのだしね。それも人助けよ」
ミディアローズ様はクスクス笑う。
私が割り切れば、私も助けてもらえて、みんなも満足するのか。そんな事思ってもみなかった。
なんだかミディアローズ様と話していると目から鱗がパラパラと落ちるような気がするわ。
「じゃあ、私がフェノバールに戻ったら、毎月うちでお茶会をしましょう。転移魔法で来てくれればいいわ。その時にミオリア、あなたのその時に思っているやりたいことを聞くわ。決まりね」
ミディアローズ様はいたずらっ子のような笑顔を見せた。
「いいなぁ。私も行きたいです」
ミッシェル殿下が羨ましがる。
「くればいいじゃない。転移魔法使えるでしょ?」
「いいんですか?」
「もちろんよ、ねっ?」
ミディアローズ様は公爵閣下の顔を見る。
「まぁ、ミディアがそう言うなら」
公爵閣下は不服そうだがミディアローズ様には嫌とは言えないようだ。
「じゃあ、一回目は来月ね。また日にちは伝書バードを飛ばすわ。さぁ、ミッシェル。この国を案内してちょうだい。ミオリアも来たばかりでしょ? 一緒に観光しましょう!」
その日はずっとミディアローズ様、公爵閣下と一緒にミッシェル殿下の案内でアルプラゾラム王国の港町を散策した。
私にとって、アルプラゾラム王国に来てからいちばん肩の力が抜けた楽しい日になった。
なんだろう?
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できそうな事ではあるのだが。
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でも覚悟はまだ無い。
ミディアローズ様は私を見て微笑む。
「そんなに難しく考えなくていいの。私なんてやりたいと思った事、後先の考えなしに打ち上げたわ。あとはこのリカルド様や息子達や周りの人がフォローしてくれた。ミオリアもやりたいと思ったらやってみたらいい。それが本当に必要なら周りが動くわ。アルプラゾラム王国は魔法に強いし、いい先生も揃っているわ。この1年は基礎をしっかり学んで、いろんなものを見てみればいい。みんながあなたにミランダを求めていて辛いなら学校の寮に入るのもいいと思うわ。ミランダを利用してみんなに可愛がってもらうのも良いかもしれないわよ。みんなは自己満足のためにあなたに良くしたいのだしね。それも人助けよ」
ミディアローズ様はクスクス笑う。
私が割り切れば、私も助けてもらえて、みんなも満足するのか。そんな事思ってもみなかった。
なんだかミディアローズ様と話していると目から鱗がパラパラと落ちるような気がするわ。
「じゃあ、私がフェノバールに戻ったら、毎月うちでお茶会をしましょう。転移魔法で来てくれればいいわ。その時にミオリア、あなたのその時に思っているやりたいことを聞くわ。決まりね」
ミディアローズ様はいたずらっ子のような笑顔を見せた。
「いいなぁ。私も行きたいです」
ミッシェル殿下が羨ましがる。
「くればいいじゃない。転移魔法使えるでしょ?」
「いいんですか?」
「もちろんよ、ねっ?」
ミディアローズ様は公爵閣下の顔を見る。
「まぁ、ミディアがそう言うなら」
公爵閣下は不服そうだがミディアローズ様には嫌とは言えないようだ。
「じゃあ、一回目は来月ね。また日にちは伝書バードを飛ばすわ。さぁ、ミッシェル。この国を案内してちょうだい。ミオリアも来たばかりでしょ? 一緒に観光しましょう!」
その日はずっとミディアローズ様、公爵閣下と一緒にミッシェル殿下の案内でアルプラゾラム王国の港町を散策した。
私にとって、アルプラゾラム王国に来てからいちばん肩の力が抜けた楽しい日になった。
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