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は?
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あっ、挨拶してなかったわ。
私はとりあえずカテーシーをし、その人に挨拶をした。
「初めてお目にかかります。ヴィヴィアンヌ・シュラットと申します」
「初めてではない。アイザックだ。アイクと呼んでくれ。ヴィヴィアンヌ嬢は皆に何と呼ばれているんだ?」
初めてじゃない?
全く知らない人なんだけど。
その人……アイク様はフィル兄様と同じくらい年だから、もの心つかない位の小さい頃に会ったのかしら? それにしてもかなり年上そうだからか、上からだわ。
いきなり知らない人に愛称で呼べと言われてもなぁ。
私はめんどくさいのでとりあえず答えることにした。
「ヴィヴィと呼ばれております」
「では、私はヴィーと呼んでもいいか?」
もう、会うことも無いだろうし、なんでもいいか。
「仰せのままに」
さっきのフィル兄様と同じように返事をした。
「ヴィー、行くぞ」
アイク様にエスコートされて私たちはホールに出た。
ホールでは沢山の人が踊っている。私は夜会で踊るのは今日が初めてだ。
家で練習する時は父やフィル兄様、家令のジャックと踊ったことはあるけど、どんな風にリードしてくれるんだろ。
まぁ、なんとかなるだろう。
『上手いな……』
アイク様が驚いた顔をしながら呟き、私に聞いた。
「夜会で踊るのは初めてかな?」
「はい。練習では父や兄様と踊ることはありますが、夜会に出るのも初めてなので、踊るのも初めてですわ」
優雅ににっこり微笑んでみた。
前世では大学時代に何度も学生チャンピオンになった経験がある。
昔取った杵柄を舐めんなよ。
しかし、この人ダンス上手いわ。今まで踊った誰よりも踊りやすい。
久しぶりに楽しい時間だ。
あっという間に音楽が終わった。
身体を離そうとしたが、離してくれない。
アイク様、力に強いわ。
「もう一曲踊ろう」
え~っ、婚約者でも無いのに勘弁してほしい。
「ほらほら、音楽がはじまった」
いや、連続はまずいでしょ? 周りがなんだか騒ぎ出してませんか?
「ヴィーはダンスが上手いな。こんなに楽しいダンスは初めてだ。ヴィーとなら何時間でも踊れそうだな」
私をくるくる回しながら、訳の分からないことを言う。
「何時間もは無理です」
私は思わず言ってしまった。強化合宿じゃあるまいし、それは無理だ。
アイク様は笑っている。
別に私、面白いこと言ってないんですが。
とは言え、アイク様と踊るダンスは楽しくてあっと言う間に曲が終わる。
さすがに婚約者じゃないので3回連続はマズイ。
身体を離そうとしたが、全く動かない。
「さすがに婚約者でも無いのに3回連続で踊るのは困ります。離して下さいませ」
私は空いている方の手を力一杯突っぱねた。
「婚約すればいいじゃないか。私はもうヴィー以外と踊りたくない」
「大人の癖に何を言ってるのですか!」
イラッとして公爵令嬢らしからぬ大きな声を出してしまったが音楽にかき消されてしまい、アイク様以外には聞こえなかったようだ。
「わかった。いちど休憩しよう」
アイク様は私の手を取ったままホールから離れた。
やれやれ、3回連続はとりあえず免れた。適当な理由をつけてさっさと逃げよう。
「ヴィヴィ!」
父だ。助かった。
「お父様!」
父に駆け寄ろうとするけど、まだ手を離してくれない。
離せ! 私の心の声が叫ぶ。
「殿下、お戯が過ぎますぞ」
父の言葉に固まる。
殿下? えっ殿下って王太子殿下? なんで~!
「公爵、父から話は聞いているであろう? 私はヴィーと結婚するつもりだ」
「はぁ?」
アイク様の爆弾発言に思わず声が出た。
私はとりあえずカテーシーをし、その人に挨拶をした。
「初めてお目にかかります。ヴィヴィアンヌ・シュラットと申します」
「初めてではない。アイザックだ。アイクと呼んでくれ。ヴィヴィアンヌ嬢は皆に何と呼ばれているんだ?」
初めてじゃない?
全く知らない人なんだけど。
その人……アイク様はフィル兄様と同じくらい年だから、もの心つかない位の小さい頃に会ったのかしら? それにしてもかなり年上そうだからか、上からだわ。
いきなり知らない人に愛称で呼べと言われてもなぁ。
私はめんどくさいのでとりあえず答えることにした。
「ヴィヴィと呼ばれております」
「では、私はヴィーと呼んでもいいか?」
もう、会うことも無いだろうし、なんでもいいか。
「仰せのままに」
さっきのフィル兄様と同じように返事をした。
「ヴィー、行くぞ」
アイク様にエスコートされて私たちはホールに出た。
ホールでは沢山の人が踊っている。私は夜会で踊るのは今日が初めてだ。
家で練習する時は父やフィル兄様、家令のジャックと踊ったことはあるけど、どんな風にリードしてくれるんだろ。
まぁ、なんとかなるだろう。
『上手いな……』
アイク様が驚いた顔をしながら呟き、私に聞いた。
「夜会で踊るのは初めてかな?」
「はい。練習では父や兄様と踊ることはありますが、夜会に出るのも初めてなので、踊るのも初めてですわ」
優雅ににっこり微笑んでみた。
前世では大学時代に何度も学生チャンピオンになった経験がある。
昔取った杵柄を舐めんなよ。
しかし、この人ダンス上手いわ。今まで踊った誰よりも踊りやすい。
久しぶりに楽しい時間だ。
あっという間に音楽が終わった。
身体を離そうとしたが、離してくれない。
アイク様、力に強いわ。
「もう一曲踊ろう」
え~っ、婚約者でも無いのに勘弁してほしい。
「ほらほら、音楽がはじまった」
いや、連続はまずいでしょ? 周りがなんだか騒ぎ出してませんか?
「ヴィーはダンスが上手いな。こんなに楽しいダンスは初めてだ。ヴィーとなら何時間でも踊れそうだな」
私をくるくる回しながら、訳の分からないことを言う。
「何時間もは無理です」
私は思わず言ってしまった。強化合宿じゃあるまいし、それは無理だ。
アイク様は笑っている。
別に私、面白いこと言ってないんですが。
とは言え、アイク様と踊るダンスは楽しくてあっと言う間に曲が終わる。
さすがに婚約者じゃないので3回連続はマズイ。
身体を離そうとしたが、全く動かない。
「さすがに婚約者でも無いのに3回連続で踊るのは困ります。離して下さいませ」
私は空いている方の手を力一杯突っぱねた。
「婚約すればいいじゃないか。私はもうヴィー以外と踊りたくない」
「大人の癖に何を言ってるのですか!」
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「わかった。いちど休憩しよう」
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やれやれ、3回連続はとりあえず免れた。適当な理由をつけてさっさと逃げよう。
「ヴィヴィ!」
父だ。助かった。
「お父様!」
父に駆け寄ろうとするけど、まだ手を離してくれない。
離せ! 私の心の声が叫ぶ。
「殿下、お戯が過ぎますぞ」
父の言葉に固まる。
殿下? えっ殿下って王太子殿下? なんで~!
「公爵、父から話は聞いているであろう? 私はヴィーと結婚するつもりだ」
「はぁ?」
アイク様の爆弾発言に思わず声が出た。
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