【完結】王子から婚約解消されましたが、次期公爵様と婚約して、みんなから溺愛されています

金峯蓮華

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お義父さまとお義母さまはちょっと過激かも?

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 私の婚約者、ユリウス・アルブランは私より8歳年上でもうすぐ23歳になる。

 今は第二騎士団の副団長をしながら、お義父さまについて公爵家の仕事もしている。
 大変そうだが騎士の仕事が好きなのだろう、頑張って両立しているようだ。

 結婚したら、私ももっと公爵家の仕事を手伝えるし、そうすればユリウス様も少し楽になるかな? 
 王家に嫁ぐよりはよく知っているアルブラン公爵家に嫁ぐ方が良い。

 年も離れていて子供みたいなら私と結婚させられるユリウス様のためにもっといろんなことができるように頑張ろうと思っている。

「ユリウスに王女殿下の護衛騎士にならないかと打診があったらしいの」
 お義母さまはめんどくさそうに扇子をパチパチとしている。

「護衛騎士ですか? 凄いですね。ユリウス様、信頼されているのですね」
 ユリウス様は真面目で優しい。そして強い。

「どうだか。見た目なんじゃないのかしら? イケメン好きの王女殿下が自分の周りに見目麗しい男を侍らせたいだけなんじゃない」

「そんなことはないと思います。きっとユリウス様なら安心だからではないでしょうか」

「ヴィオちゃんはユリウスを過大評価しすぎですわ。ねぇ、ヴィオちゃん、もしも、王女殿下がユリウスと結婚したいって言ったらどうする?」

 王女殿下とユリウス様が? また婚約解消か? 私は返事に困った。

「どうお返事をすればいいのか難しいです。また婚約解消でしょうか?」

 私は困った顔をしてしまっているのだろう。お義母さまは扇子を口元を隠した。

「もし、そんなことになったら私は離縁してこの家を出るわ。
 やっとヴィオちゃんを手に入れたのに、あんな馬鹿姫に降嫁されるなんてまっぴらごめんよ。
 私の商会の仕事で生活はできるし、ヴィオちゃんにも素敵な相手を紹介するわね」

「おいおい、物騒な話だな。不敬罪で捕らえられるぞ。
 しかし、そうなったら私もこの家を出ることにする。
 私も商会の仕事で生活は困らないし、この家をユリウスに押し付けて隣国に行くのもいいな」

「まぁ、あなた。気が合いますわね」

 どこからともなく現れたお義父さまもお義母さまと同じような物騒なことを言う。

 アルブラン公爵家はいくつもの商会を持っていて、あちらこちらの国と商売をしている。
 隣国にも貢献しているのであちらの国の爵位もある。現実的に移住することも可能だ。

「本当に王女殿下とユリウス様の縁談があるのですか?」

 私はおふたりに聞いてみた。

「まことしやかな噂だな。ユリウスは王太子殿下の側近でもあるし、殿下も我儘な妹殿下に手を焼いているようなので、ユリウスに何とかしてもらいたいのかもな」

 お義父さまはそう言うとお菓子を口に放り込んだ。

「大丈夫、そうはさせんさ。まぁ、最悪そうなったら、私達はユリウスを捨ててヴィオちゃんをとるからね。
 私達にとってはヴィオちゃんの方がユリウスより大事な存在なんだよ」

 お義父さまは私の頭を撫でながらそんなことを言う。

 お義母さまもにこにこしながら頷いている。

 私はどうしていいのかわからず、ただただ笑って誤魔化すだけだった。
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