【完結】好きになったら命懸けです。どうか私をお嫁さんにして下さいませ〜!

金峯蓮華

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まさかのヤンデレ?

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 結婚式の日になっても私の足はまだ戻らなかった。
 力が入らなくて立ったり、歩いたりすることができない。
 式は特製の車椅子に乗って挙げることになった。

 花嫁の父は全然涙を見せるわけでもなく薄笑いを浮かべている。

「シャーロットは動けないくらいでちょうどいいのではないか? 
 自由に動けるようになったらまた無鉄砲な事をするからな。
 ハインリッヒ殿、本当にシャーロットでよろしいのか? 
 罪の意識を感じて結婚すると言ってくれているのなら、もう少しすれば魔力が完全に戻り歩けるようになるので気にしなくていいのだよ」

 お父様、娘の恋を引き裂くつもりか?

「お義父上、私はシャーロットを愛しています。もう手放すつもりはありません」

 きゃー! ハインリッヒ様! 嬉しい。

「その言葉お忘れなく。くれぐれも離縁して我が家に戻さないようにお願いする」

 お父様、酷すぎるわ。

「肝に銘じます」

 車椅子で、ヴォージンロードを進むと思っていたのに、ハインリッヒ様にお姫様抱っこされて、祭壇の前まで連れて行かれた。そしてそこで車椅子に座らせれる。
 私たちは永遠の愛を誓った。

 それ以来、王都の結婚式では新郎が、花嫁をお姫様抱っこして祭壇まで連れて行くのが流行っている。
 大きなハインリッヒ様と小さな私だからすんなりいったけど、体格差の無い新郎新婦は大変みたいだ。

「おめでとう。やっと落ち着いたな。ハインリッヒがそこまで溺愛するとは思わなかった。シャーロット嬢、足が治っても多分、外には出られない気がするな」
 アーノルド殿下何を言っているんだろう?足が治ったら外にでるわよ。

「はい。私と一緒でないと外には出しません。殿下もシャーロットに気軽に話しかけないでください」
 えっ? ハインリッヒ様、何言ってるの? まさかヤンデレ?

 それから私はヤンデレと化したハインリッヒ様に屋敷に閉じ込められた。
 式が終わってすぐ、屋敷の部屋に連れて行かれ、1週間、18禁の濃い日々を過ごした。
 騎士の体力は半端ない。
 私が気を失う度に回復魔法をかけられて、また続きが始まる。
 魔力は戻って来ても体力が持つだろうか?

 まぁ、そんな事は杞憂に終わり、すっかり、私の身体は慣らされてしまった。

 今は、子供も産まれてお気楽な次期侯爵夫人になっている。

 私の膨大な魔力は子供達に受け継がれている。

 無鉄砲な性格はどうなったかって?

 ヤンデレのハインリッヒ様が自分と一緒でないと、私を屋敷から出してくれないので、最初はイライラしだけど、めちゃくちゃ愛されて、満たされているのでだんだんそれでもよくなった。

 今は屋敷で子供達に魔法を教えたり、ハインリッヒ様の警護つきで、怪我や病気の人に回復魔法をかけたり、教会や孤児院でボランティアをしている。

 あの日一目惚れして、無鉄砲に走って本当によかった。

 ハインリッヒ様に出会えて良かった。

 ヤンデレでも大好きよ♡
        
        〈了〉

~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
シャーロットとハインリッヒの物語はこれにて完結いたします。



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