【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!

satomi

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第51話 ユキの両親の後始末

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「女の子の孫もいるのかい?可愛いなぁ。名前は?ヒロミちゃん?」
「大海、後で説明する。そいつらに関わるな。他の奴らにも言っておけ。特に俺の親族」
「わかった」
 大海はそそくさと元の部屋へと戻って行った。
「面倒だな、玄関から出て行ってもらおうか?」
 庭に出た瞬間、俺は二人のうちの母親の方の首に刃物を突き付けた。
「目的はなんだ?今頃現れたのに何か意味があるんだろ?」
「金だよ金。25億って使いきるまでこんなに時間がかかった」
「嘘だな。お前ら二人碌に働いてないだろう?面倒だな二人ともここの牢にぶち込む。そして尋問する。尋問て名ばかりの拷問だけどな。さっさと吐いた方が身のため…。あ、そうだ!自白剤を注射するって方法もあったな。まあ、牢に入ってもらおう。それからだな」
「自白剤?はははっ、あれは医者の国家資格がないと手に入れられない代物のはず」
「ここには二人ばかりいるんだよなぁ国家資格保持者。割合高いよなぁ」
「……」
「金を使うのに時間がかかったってさぁ。大海にかかれば一晩で6千万以上使うぜ?25億なんて簡単に無くなる。お前ら二人でも持ってまぁ、5年ってところじゃないのか?あれからもう25年近く経ってるったのに、本当に今更だよ」
 その日は二人を牢に入れて終わった。

 さて、大海への説明だけど、ユキからしてもらおうか?
「あの二人は一応私の両親だから大海の祖父母になるわね。血の上で。というのも私と私の両親との関係は最悪だから。私が高校を卒業してすぐあの人達は私にバイトするように強要してきたの。それも何軒も掛け持ち。睡眠時間は一日に数時間よ。バイトの賃金なんかはあの両親が全部私から奪い取っていった。今でこそじいさんばあさんぽいけど、まだまだ働けますって時に私に言ったのが「親を養うのが子供の義務でしょ?」だそうよ?」
「うわぁ、母さんよく生きてたね」
「うん、自分でもそう思う。そんな時に大雄さんが25億と引き換えに私をあの地獄から連れ出したのよ。翌日はよく眠れたから元気だったわ」
「父さん、金と引き換えって…」
「無理矢理私を連れ去ったら誘拐じゃない?お金は大義名分みたいなものよ。そんな私の両親だから一体何を企んでいる事やら……」

「説明終わった?」
「父さん!」「大雄さん!」
「二人はここの地下牢に入れている。先生特製の自白剤でも明日使っていろいろと聞こうかなぁと思ってる」
「大海。色々話したけど、それでも私の両親に会いたいと思う?」
「思わない……。何されるかわからない。なんかお金のために何でもしそう。私を売り飛ばしたり」
「あー、あり得る話!大輝なんかは爆乳だし、高く売れそうねー」
「ちびっこもどっか金持ちの養子に金と引き換えに出しそう」
「男だし、跡継ぎにちょうどいいからな」
「そう考えると恐ろしいでしょ?私の両親」
「血の上では祖父母なんだよねー。なんか凹むわー」
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