【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!

satomi

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第121話 外伝㊱ 赤川の子供(?)の処遇

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「大輝からの情報によるとだなぁ、予想外に赤川小の性格が‘遠野洋子’に似ているようで、遠野洋子のお手伝いなんかをしているそうだ」
「あの赤川がしてると思うと、なんだか気色悪いですね」
「あの赤川の子供だ。正確には。母親の気質を強く引き継いだようで、悪さの欠片も感じられないそうだ。遠野洋子は病弱だそうでな?遠野洋子は亡くなった後子供はなんとココに来るらしい。恐らくだが、赤川小には気付かれないうちに、体に盗撮器やら盗聴器なんかが仕込まれてるんじゃないかと俺は読んでいる。それでだなぁ、赤川小は大佳とジョシュアのところで生活をしてもらおうと思う。年齢的に大佳とジョシュアくらいのところで生活した方がいいだろう?二人はこの屋敷とは別のところで生活をしているが、大佳が俺の娘であることは確かだ。そっちだったら、盗聴しようが盗撮……はジョシュアが嫌がるな会社の資料なんかがあるかもしれないし。その辺は予め伝えておこう。GPSなんかもついてると思う」
「ココについていきなり二人そろって睡眠薬をかがせて麻酔をかけた後に、手術で盗聴器・盗撮器なんかを取り除くとかは?」
「サツがそんな甘っちょろいことが出来るようにしているとは思えない。例えば、盗聴器を外すと心臓も停止するとか、そんな事をしてるんじゃないかと思う」
「生きてるけど、無邪気に何もわかってないスパイね。なんか可哀そうだわ。そういう子って要らなくなると捨てられるのよね…」
「ああ、その盗撮器に爆薬が仕掛けられてるとかな?」
「うわ~、卑怯~」

 やっぱそう思うのか。今は赤川よりもサツが卑怯なんだよな。手が出せない分だけやりにくい。

「でもまぁ、この屋敷の内部をアレコレ撮影されたり、盗聴されるよりも大佳とジョシュアのところで生活をしてもらった方が平和だ」
「そうですね。大佳さんは人畜無害って感じだし」
「ジョシュアの会社とココとは無関係だからな。どれだけ探っても出てこないだろう。赤川小が来る前に、ジョシュアの会社のPCを全部大輝にチェックしてもらう。結構な量になるんだろうか?やはり?」
「うーん、こことの繋がりがある文章を削除すればいいんでしょ?楽なもんよ。白虎商事と繋がりがある文章はどうするの?」
「ヤバそうだったら削除とか頼む。判断は大輝に任せる」
「任されたよ……。そっちの方が重要な感じする」
 重要なんだよ。

 赤川小が伸び伸びと生活できればいいんだけどな。
「言い忘れてたんだけど、赤川小って女の子の双子……。警察としても何にしても予定外だったんじゃないかな?使い道が捨て駒のスパイしかなかった…とか?」
 そうだなぁ。卑怯な連中が考えることだ。
「大佳とジョシュアとしては娘が突然二人増えるような感じで不思議な感じだろうな」
 
 普段はこういう会議の時に発言しない茜が話し出す。
「赤川小が風邪を引いたとかそういう時にさりげなく、全身をチェックしましょうか?どこに探査機とかが仕掛けられているのかとか?」
 それは助かる。風邪を引くだろうか?

 偶然に風邪を引いた時にチェックしたのだが、赤川小二人とも盗聴器・盗撮器・GPSという類のものはついていなかった。直接話すようにしてたんだろうか?予定外に屋敷とは違うところで育てられているけれども。

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