122 / 129
第122話 外伝㊲ 白虎組の女子会
しおりを挟む
「ズバリ!『今日の議題は姐・若頭夫人としての武器について』よ」
ユキが三代目の姐として高らかに宣言した。
参加者は、三代目の姐・ユキ、若頭婦人の蘭、四代目の姐・茜、若頭婦人の大輝、五代目の姐・香、若頭婦人の遊佐の六人。
「私の武器は鉄扇よ?あんまり実践では使わないんだけどね。だって、今までで活躍したの1回だけなんだもの。蘭さんと茜ちゃんの武器は医療でしょ?大輝の武器はIT技術かしら?問題は香ちゃんと遊佐ちゃんの武器なのよ~。あ、基本は護身術よ?そっちが重要だからね?」
香は考える。
鉄扇は叩くと痛そうだけど、常に持ち歩けて便利そうだなぁ。うーん、鞭とかヌンチャクとかも考えたけど、どっちも練習が必要そう。練習中にヌンチャクは自分に当たって痛そう。あと、持ち運ぶのに不便そう。鞭は…女王様チックでなんかなー。やっぱ私も鉄扇かな?
「私は鉄扇にします。私も後々は着物生活ですよね?鉄扇が合う気がします!」
「それじゃあ、私は鞭にしようかな?練習しなきゃなんなそうだけど。大斗さんが私に鞭を持たせたそうだし」
「「大斗ぉぉおぉ!!」」
私と大輝は憤った。
「大輝!大斗をそんな子に育てたの?」
「そんなつもりは全くない。朔斗さんの影響かなぁ?」
「えっ、私が鞭持つの不味いですか?」
「遊佐ちゃんは悪くないのよ?」
「そうそう、悪いのは大斗よ?」
爆乳が好きなのは育った環境だから仕方ない。にしても、SM好きは違うな。朔斗君の影響なの?朔斗君がコスプレ好きなのは知ってるけど、SM~?
「あ、それとわたしと遊佐ちゃんはユキ姐さんを見習って帳簿が読めるように訓練中です!」
「私は特殊訓練したわけじゃなくて、商業系の高校に通ってただけの事なんだけどね」
「「それでも素敵です‼」」
褒められてしまった。照れてしまう。
「鉄扇も鞭も実際に使う事があるかどうかわからないけど、鉄扇はほら」
鉄扇で遊佐ちゃんの顎を持ち上げた。
「こういう使い方もできるのよ。なんかこれだけで服従します!って感じになるでしょ?」
「なりました!」
元気に遊佐ちゃんが答える。いや、そういうもんじゃないのよ?
「鞭は使ったことないけど、こういう使い方はできないわよね?地面に叩きつけて脅すとかかな?」
あとは鞭で縛る?よくわからない??それこそ大斗の方がよく知ってそう。
「とりあえず、いざという時に使えるように練習しなきゃなんないわね。鉄扇、地味に開くと鉄扇の先が刃になってるのよ?恐ろしいわね。大抵閉じてるけど!とにかく護身術をマスターしてね。特に最近きな臭いみたいだし」
「「はい」」
「あと、香ちゃん。大地を一応守るような感じで。大地は六代目(予定)だから」
「そうですね。そのように育てたいと思います!」
「それじゃあ、この女子会は今回は終了!」
私と大輝がこの後に大斗に詰め寄ったのは仕方がないと思う。
ユキが三代目の姐として高らかに宣言した。
参加者は、三代目の姐・ユキ、若頭婦人の蘭、四代目の姐・茜、若頭婦人の大輝、五代目の姐・香、若頭婦人の遊佐の六人。
「私の武器は鉄扇よ?あんまり実践では使わないんだけどね。だって、今までで活躍したの1回だけなんだもの。蘭さんと茜ちゃんの武器は医療でしょ?大輝の武器はIT技術かしら?問題は香ちゃんと遊佐ちゃんの武器なのよ~。あ、基本は護身術よ?そっちが重要だからね?」
香は考える。
鉄扇は叩くと痛そうだけど、常に持ち歩けて便利そうだなぁ。うーん、鞭とかヌンチャクとかも考えたけど、どっちも練習が必要そう。練習中にヌンチャクは自分に当たって痛そう。あと、持ち運ぶのに不便そう。鞭は…女王様チックでなんかなー。やっぱ私も鉄扇かな?
「私は鉄扇にします。私も後々は着物生活ですよね?鉄扇が合う気がします!」
「それじゃあ、私は鞭にしようかな?練習しなきゃなんなそうだけど。大斗さんが私に鞭を持たせたそうだし」
「「大斗ぉぉおぉ!!」」
私と大輝は憤った。
「大輝!大斗をそんな子に育てたの?」
「そんなつもりは全くない。朔斗さんの影響かなぁ?」
「えっ、私が鞭持つの不味いですか?」
「遊佐ちゃんは悪くないのよ?」
「そうそう、悪いのは大斗よ?」
爆乳が好きなのは育った環境だから仕方ない。にしても、SM好きは違うな。朔斗君の影響なの?朔斗君がコスプレ好きなのは知ってるけど、SM~?
「あ、それとわたしと遊佐ちゃんはユキ姐さんを見習って帳簿が読めるように訓練中です!」
「私は特殊訓練したわけじゃなくて、商業系の高校に通ってただけの事なんだけどね」
「「それでも素敵です‼」」
褒められてしまった。照れてしまう。
「鉄扇も鞭も実際に使う事があるかどうかわからないけど、鉄扇はほら」
鉄扇で遊佐ちゃんの顎を持ち上げた。
「こういう使い方もできるのよ。なんかこれだけで服従します!って感じになるでしょ?」
「なりました!」
元気に遊佐ちゃんが答える。いや、そういうもんじゃないのよ?
「鞭は使ったことないけど、こういう使い方はできないわよね?地面に叩きつけて脅すとかかな?」
あとは鞭で縛る?よくわからない??それこそ大斗の方がよく知ってそう。
「とりあえず、いざという時に使えるように練習しなきゃなんないわね。鉄扇、地味に開くと鉄扇の先が刃になってるのよ?恐ろしいわね。大抵閉じてるけど!とにかく護身術をマスターしてね。特に最近きな臭いみたいだし」
「「はい」」
「あと、香ちゃん。大地を一応守るような感じで。大地は六代目(予定)だから」
「そうですね。そのように育てたいと思います!」
「それじゃあ、この女子会は今回は終了!」
私と大輝がこの後に大斗に詰め寄ったのは仕方がないと思う。
41
あなたにおすすめの小説
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
ある日、憧れブランドの社長が溺愛求婚してきました
蓮恭
恋愛
恋人に裏切られ、傷心のヒロイン杏子は勤め先の美容室を去り、人気の老舗美容室に転職する。
そこで真面目に培ってきた技術を買われ、憧れのヘアケアブランドの社長である統一郎の自宅を訪問して施術をする事に……。
しかも統一郎からどうしてもと頼まれたのは、その後の杏子の人生を大きく変えてしまうような事で……⁉︎
杏子は過去の臆病な自分と決別し、統一郎との新しい一歩を踏み出せるのか?
【サクサク読める現代物溺愛系恋愛ストーリーです】
婚約破棄された私を拾ったのは、冷徹領主様でした。——不器用なのに過保護で、どうしてそんなに愛してくるんですか!?
鷹 綾
恋愛
婚約破棄されたその日、私の人生は——終わるどころか、むしろ始まった。
控えめで、影が薄いとさえ言われてきた令嬢ミリア。
突然の婚約破棄に戸惑うミリアの前に現れたのは、
冷徹で不器用、誰も近づけないと噂の若き領主・アーロンだった。
「来い。——おまえを、俺が雇う」
淡々とした声の奥に隠された、誰より優しい本心。
ぶっきらぼうなのに過保護すぎる態度。
毎日少しずつ距離が縮まり、気づけばミリアは彼の隣が一番安心できる場所になっていた。
しかし——
アーロンには“狙われる理由”があり、
ミリアは敵から“アーロンの弱点”として標的にされてしまう。
「ミリアを傷つける者は……俺が終わらせる」
影が迫る中、不器用な領主は初めて感情を露わにし、
ミリアを守るため命をかけて戦う。
そして明かされる真実——
彼が守りたい理由は、弱点ではなく“特別”だから。
婚約破棄から始まる、甘くて切なくて止まらない恋。
不器用領主 × こつこつ健気令嬢の、守られ愛されラブストーリー!
---
ブラック企業に勤めていた私、深夜帰宅途中にトラックにはねられ異世界転生、転生先がホワイト貴族すぎて困惑しております
さくら
恋愛
ブラック企業で心身をすり減らしていた私。
深夜残業の帰り道、トラックにはねられて目覚めた先は――まさかの異世界。
しかも転生先は「ホワイト貴族の領地」!?
毎日が定時退社、三食昼寝つき、村人たちは優しく、領主様はとんでもなくイケメンで……。
「働きすぎて倒れる世界」しか知らなかった私には、甘すぎる環境にただただ困惑するばかり。
けれど、領主レオンハルトはまっすぐに告げる。
「あなたを守りたい。隣に立ってほしい」
血筋も財産もない庶民の私が、彼に選ばれるなんてあり得ない――そう思っていたのに。
やがて王都の舞踏会、王や王妃との対面、数々の試練を経て、私たちは互いの覚悟を誓う。
社畜人生から一転、異世界で見つけたのは「愛されて生きる喜び」。
――これは、ブラックからホワイトへ、過労死寸前OLが掴む異世界恋愛譚。
お前が欲しくて堪らない〜年下御曹司との政略結婚
ラヴ KAZU
恋愛
忌まわしい過去から抜けられず、恋愛に臆病になっているアラフォー葉村美鈴。
五歳の時の初恋相手との結婚を願っている若き御曹司戸倉慶。
ある日美鈴の父親の会社の借金を支払う代わりに美鈴との政略結婚を申し出た慶。
年下御曹司との政略結婚に幸せを感じることが出来ず、諦めていたが、信じられない慶の愛情に困惑する美鈴。
慶に惹かれる気持ちと過去のトラウマから男性を拒否してしまう身体。
二人の恋の行方は……
白い結婚に、猶予を。――冷徹公爵と選び続ける夫婦の話
鷹 綾
恋愛
婚約者である王子から「有能すぎる」と切り捨てられた令嬢エテルナ。
彼女が選んだ新たな居場所は、冷徹と噂される公爵セーブルとの白い結婚だった。
干渉しない。触れない。期待しない。
それは、互いを守るための合理的な選択だったはずなのに――
静かな日常の中で、二人は少しずつ「選び続けている関係」へと変わっていく。
越えない一線に名前を付け、それを“猶予”と呼ぶ二人。
壊すより、急ぐより、今日も隣にいることを選ぶ。
これは、激情ではなく、
確かな意思で育つ夫婦の物語。
地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!
楓乃めーぷる
恋愛
見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。
秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。
呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――
地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。
ちょっとだけ三角関係もあるかも?
・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。
・毎日11時に投稿予定です。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。
エリート役員は空飛ぶ天使を溺愛したくてたまらない
如月 そら
恋愛
「二度目は偶然だが、三度目は必然だ。三度目がないことを願っているよ」
(三度目はないからっ!)
──そう心で叫んだはずなのに目の前のエリート役員から逃げられない!
「俺と君が出会ったのはつまり必然だ」
倉木莉桜(くらきりお)は大手エアラインで日々奮闘する客室乗務員だ。
ある日、自社の機体を製造している五十里重工の重役がトラブルから莉桜を救ってくれる。
それで彼との関係は終わったと思っていたのに!?
エリート役員からの溺れそうな溺愛に戸惑うばかり。
客室乗務員(CA)倉木莉桜
×
五十里重工(取締役部長)五十里武尊
『空が好き』という共通点を持つ二人の恋の行方は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる