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55.天恵
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「……?」
感じたのは、違和感。王太后はうっすらと笑みを浮かべて、アルフォンスを正面からじっと見つめている。そして、アルフォンスもまた、難しい表情で王太后をみつめていた……のだが、その「難しい」表情が緩和をして、ゆるやかに無表情になっていくではないか。それは、何か王太后を見限ったとか、そういった心の動きなのだろうか? エレインがそう思っていると、王太后は勝ち誇ったように叫ぶ。
「そう。わたしに言うことがありますよね? たとえば……あなたは、わたしの傀儡になってくださるでしょう?」
「っ!?」
エレインは王太后を見た。なんと醜悪な笑みを浮かべているのだろうか、この女性は。驚いて「アルフォンス」と声をかけるが、アルフォンスはその場から動かず、ただ「はい」と王太后に頷くだけだ。
「あはははは! あはははは! あら、あら、本当にアルフォンスは魔除けのブレスレットをつけていないのね? あなたがもらったんでしょう? エレイン」
「!」
「王族の直系ではない者なんて、みんなこんなものよ。アルフォンス。最初の命令ですよ。この女を、あなたの天恵を使って殺しなさい」
その次の瞬間、彼は腰につけていた剣を抜き、だん、と踏み込んでエレインに切りかかった。寸でのところ、エレインはそれを避けて、数歩後ずさりする。
「アルフォンス!?」
声をあげたが、彼は即座にもう一度エレインに切りかかる。いくらか乱暴な太刀筋だ。鍛錬所で手合わせをした時の彼とは違う。なるほど、今の彼は正気ではないことか。正気ではない彼がそんな天恵を使っては……。
「アルフォンス! わたしです。エレインです!」
もう一度声をかけるが、彼は静かな目でエレインを見るだけだ。表情が変わらない。心が何も動いていないような、その様子を見てエレインの背筋は凍り付くようだった。
彼が自分の剣を向ける。その、昔だったら当たり前だったことを、今は受け入れることが出来ない。そして、何よりそこには「恐怖」がある。彼の剣の鋭さを彼女は誰よりも知っている。あの鍛錬所での手合わせで、彼がどれほど強い剣士であるのかを彼女はわかっていたからだ。
(いけない。この部屋を出て、通路の先にいる護衛騎士を呼んでも……)
彼の天恵「ペネトレイト」が発動していれば、どんなものでも貫いてしまう。要するに、どんなものでも剣で切り裂かれてしまう。きっと、なんとか護衛騎士を呼んでも、王太后は「全員殺せ」とでも言うに違いない。となれば、あとは自分が逃げるしかないではないか。逃げて、どうにかランバルトにでも話をして。
それから、そうだ。天恵封じのバングルを王太后に……ぐるぐると考えていると、アルフォンスの剣がエレインの脇腹をかすめた。ドレスが切り裂かれ、その下のコルセットまでがえぐられ、皮膚を切り裂く。血が出たかどうかはわからなかったが、痛い。痛いということは、切られたのだろう……そう思いながらも、確認をする余裕がない。
部屋の隅でターニャが「王太后様、さすがにそれは!」と叫んだが「黙りなさい」と王太后に一喝される様子が視界にわずかに入る。その間にも、ダンッ、ダンッ、とアルフォンスはすさまじい勢いでエレインに向けて剣を振るう。彼は部屋の壁側にまでエレインを追い詰めた。彼の鋭い剣の前では、残念ながらエレインはうまく扉にたどり着けなかったのだ。
「はっ……はぁっ……」
なるほど。こうする予定だったから、王太后は半刻もああだこうだと言って自分を少しでも疲れさせようとしたのだな……そんなことに気付いたが、それはまったく何の役にもたたない気付きだ。むしろ、あの「鍛錬」をしたことで体が温まっている。それは逆に感謝をするべきところだったが、今はそんなことをしている余裕はない。
「どちらの天恵の方が強いのか、楽しみね! ペネトレイトの力が強ければ、あなたの天恵なぞ破って、刺し殺してくれるでしょう!」
王太后は楽しそうにそう言って笑った。すっかりターニャは青ざめて見ているしか出来ないようだったが、それすらエレインは見ていない。気を抜くとすぐにでも殺されてしまう。それがわかっているからだ。
アルフォンスの剣筋はわかっている。わかっているから、なんとか避けられるが、どれもこれもギリギリだ。壁を背にした以上、もう避けきれない。
(だが。ここで天恵を使うよりも)
もう少し。もう少し時間を稼ぎたい。ペネトレイトの天恵の持続時間をエレインは知らない。下手をしたら自分のガーディアンの天恵よりも長い可能性がある。いや、それ以前に。
(わたしは、そんな風に彼と力比べをしたいわけではない……!)
避けきれない一撃が飛んできた。エレインはドレスの裾をまくりあげ、その下に隠し持っていた短剣でその一撃を弾いた。ギィンッ、と音が鳴り、彼の剣を弾くことが出来たものの、あまりの力の強さに短剣もまたエレインの手から吹っ飛ばされてしまう。手がびりびりと痺れる。
「っ……!」
アルフォンスは弾かれた剣を手首の力だけで返して、もう一度切りかかった。駄目だ。もう避けることが出来ない。天恵を使う時か……エレインはみぞおちに力を入れた。ペネトレイトの力が強いか、それともガーディアンの力が強いか。ガーディアンの力が弱ければ、自分は彼に切られてしまうだろう。彼女は両腕を体の前で交差させて、剣を受けようとした。
恐ろしい。彼の鋭い剣で、自分の腕が切り落とされたら。戦場でずっと感じ続けていた死への恐怖感がエレインを襲う。だが。
「えっ……」
アルフォンスからの一撃は、自分には振り下ろされなかった。次の瞬間、目の前の彼はぐらりと倒れる。
「……アルフォンス!?」
手から剣が床に落ちる。それは、血に濡れていた。
「アルフォンス! しっかりしてください! アルフォンス!」
「……抗うのも、この程度しか無理だったか……」
苦し気な声。彼の剣は、エレインではなく彼の太ももをざっくりと切り裂いていた。いけない。歩けなくなってしまうのではないか。いや、そういうことではなくて……混乱をするエレインに、彼はかすれ声で続ける。
「ランバルトの……天恵で抗ったが……いや、さすがに強いな……解けるまで時間がかかった……」
ようだ、と彼は言いたかったのかもしれない。が、それはわからない。アルフォンスはそのまま、床にどうっと倒れて瞳を閉じる。どくどくと血が流れる様子を見て、エレインは青ざめる。
「い、一体、どうして……? どうして、言うことを聞かないの!? アルフォンス!」
焦って叫ぶ王太后。エレインはターニャに「すぐに医者を呼んで来なさい!」と叫んだ。ターニャは王太后とエレインを交互に見てから「は、はい……」とか細い声をあげて部屋からよたよたと出て行く。王太后は怒り狂って「アルフォンス! 起きなさい!」と叫び続ける。
「っ……」
エレインは舌打ちを一つした。よくわからない。王太后が天恵を使ってアルフォンスを操ったことまではわかった。そして、アルフォンスは何と言っていたか。ランバルトがどうのと言っていた。その辺りもよくわからない。よくわからないが、一つだけわかることがある。
この女は、アルフォンスを使って自分を殺そうとしたのだ。エレインは、立ち上がってみぞおちに手を触れた。間違いない。ガーディアンの力はきちんと発動している。
「王太后」
「っ……!」
床に落ちているアルフォンスの剣を見る。が、それをエレインは手にしない。彼女は、つかつかと王太后に近寄った。
感じたのは、違和感。王太后はうっすらと笑みを浮かべて、アルフォンスを正面からじっと見つめている。そして、アルフォンスもまた、難しい表情で王太后をみつめていた……のだが、その「難しい」表情が緩和をして、ゆるやかに無表情になっていくではないか。それは、何か王太后を見限ったとか、そういった心の動きなのだろうか? エレインがそう思っていると、王太后は勝ち誇ったように叫ぶ。
「そう。わたしに言うことがありますよね? たとえば……あなたは、わたしの傀儡になってくださるでしょう?」
「っ!?」
エレインは王太后を見た。なんと醜悪な笑みを浮かべているのだろうか、この女性は。驚いて「アルフォンス」と声をかけるが、アルフォンスはその場から動かず、ただ「はい」と王太后に頷くだけだ。
「あはははは! あはははは! あら、あら、本当にアルフォンスは魔除けのブレスレットをつけていないのね? あなたがもらったんでしょう? エレイン」
「!」
「王族の直系ではない者なんて、みんなこんなものよ。アルフォンス。最初の命令ですよ。この女を、あなたの天恵を使って殺しなさい」
その次の瞬間、彼は腰につけていた剣を抜き、だん、と踏み込んでエレインに切りかかった。寸でのところ、エレインはそれを避けて、数歩後ずさりする。
「アルフォンス!?」
声をあげたが、彼は即座にもう一度エレインに切りかかる。いくらか乱暴な太刀筋だ。鍛錬所で手合わせをした時の彼とは違う。なるほど、今の彼は正気ではないことか。正気ではない彼がそんな天恵を使っては……。
「アルフォンス! わたしです。エレインです!」
もう一度声をかけるが、彼は静かな目でエレインを見るだけだ。表情が変わらない。心が何も動いていないような、その様子を見てエレインの背筋は凍り付くようだった。
彼が自分の剣を向ける。その、昔だったら当たり前だったことを、今は受け入れることが出来ない。そして、何よりそこには「恐怖」がある。彼の剣の鋭さを彼女は誰よりも知っている。あの鍛錬所での手合わせで、彼がどれほど強い剣士であるのかを彼女はわかっていたからだ。
(いけない。この部屋を出て、通路の先にいる護衛騎士を呼んでも……)
彼の天恵「ペネトレイト」が発動していれば、どんなものでも貫いてしまう。要するに、どんなものでも剣で切り裂かれてしまう。きっと、なんとか護衛騎士を呼んでも、王太后は「全員殺せ」とでも言うに違いない。となれば、あとは自分が逃げるしかないではないか。逃げて、どうにかランバルトにでも話をして。
それから、そうだ。天恵封じのバングルを王太后に……ぐるぐると考えていると、アルフォンスの剣がエレインの脇腹をかすめた。ドレスが切り裂かれ、その下のコルセットまでがえぐられ、皮膚を切り裂く。血が出たかどうかはわからなかったが、痛い。痛いということは、切られたのだろう……そう思いながらも、確認をする余裕がない。
部屋の隅でターニャが「王太后様、さすがにそれは!」と叫んだが「黙りなさい」と王太后に一喝される様子が視界にわずかに入る。その間にも、ダンッ、ダンッ、とアルフォンスはすさまじい勢いでエレインに向けて剣を振るう。彼は部屋の壁側にまでエレインを追い詰めた。彼の鋭い剣の前では、残念ながらエレインはうまく扉にたどり着けなかったのだ。
「はっ……はぁっ……」
なるほど。こうする予定だったから、王太后は半刻もああだこうだと言って自分を少しでも疲れさせようとしたのだな……そんなことに気付いたが、それはまったく何の役にもたたない気付きだ。むしろ、あの「鍛錬」をしたことで体が温まっている。それは逆に感謝をするべきところだったが、今はそんなことをしている余裕はない。
「どちらの天恵の方が強いのか、楽しみね! ペネトレイトの力が強ければ、あなたの天恵なぞ破って、刺し殺してくれるでしょう!」
王太后は楽しそうにそう言って笑った。すっかりターニャは青ざめて見ているしか出来ないようだったが、それすらエレインは見ていない。気を抜くとすぐにでも殺されてしまう。それがわかっているからだ。
アルフォンスの剣筋はわかっている。わかっているから、なんとか避けられるが、どれもこれもギリギリだ。壁を背にした以上、もう避けきれない。
(だが。ここで天恵を使うよりも)
もう少し。もう少し時間を稼ぎたい。ペネトレイトの天恵の持続時間をエレインは知らない。下手をしたら自分のガーディアンの天恵よりも長い可能性がある。いや、それ以前に。
(わたしは、そんな風に彼と力比べをしたいわけではない……!)
避けきれない一撃が飛んできた。エレインはドレスの裾をまくりあげ、その下に隠し持っていた短剣でその一撃を弾いた。ギィンッ、と音が鳴り、彼の剣を弾くことが出来たものの、あまりの力の強さに短剣もまたエレインの手から吹っ飛ばされてしまう。手がびりびりと痺れる。
「っ……!」
アルフォンスは弾かれた剣を手首の力だけで返して、もう一度切りかかった。駄目だ。もう避けることが出来ない。天恵を使う時か……エレインはみぞおちに力を入れた。ペネトレイトの力が強いか、それともガーディアンの力が強いか。ガーディアンの力が弱ければ、自分は彼に切られてしまうだろう。彼女は両腕を体の前で交差させて、剣を受けようとした。
恐ろしい。彼の鋭い剣で、自分の腕が切り落とされたら。戦場でずっと感じ続けていた死への恐怖感がエレインを襲う。だが。
「えっ……」
アルフォンスからの一撃は、自分には振り下ろされなかった。次の瞬間、目の前の彼はぐらりと倒れる。
「……アルフォンス!?」
手から剣が床に落ちる。それは、血に濡れていた。
「アルフォンス! しっかりしてください! アルフォンス!」
「……抗うのも、この程度しか無理だったか……」
苦し気な声。彼の剣は、エレインではなく彼の太ももをざっくりと切り裂いていた。いけない。歩けなくなってしまうのではないか。いや、そういうことではなくて……混乱をするエレインに、彼はかすれ声で続ける。
「ランバルトの……天恵で抗ったが……いや、さすがに強いな……解けるまで時間がかかった……」
ようだ、と彼は言いたかったのかもしれない。が、それはわからない。アルフォンスはそのまま、床にどうっと倒れて瞳を閉じる。どくどくと血が流れる様子を見て、エレインは青ざめる。
「い、一体、どうして……? どうして、言うことを聞かないの!? アルフォンス!」
焦って叫ぶ王太后。エレインはターニャに「すぐに医者を呼んで来なさい!」と叫んだ。ターニャは王太后とエレインを交互に見てから「は、はい……」とか細い声をあげて部屋からよたよたと出て行く。王太后は怒り狂って「アルフォンス! 起きなさい!」と叫び続ける。
「っ……」
エレインは舌打ちを一つした。よくわからない。王太后が天恵を使ってアルフォンスを操ったことまではわかった。そして、アルフォンスは何と言っていたか。ランバルトがどうのと言っていた。その辺りもよくわからない。よくわからないが、一つだけわかることがある。
この女は、アルフォンスを使って自分を殺そうとしたのだ。エレインは、立ち上がってみぞおちに手を触れた。間違いない。ガーディアンの力はきちんと発動している。
「王太后」
「っ……!」
床に落ちているアルフォンスの剣を見る。が、それをエレインは手にしない。彼女は、つかつかと王太后に近寄った。
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