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61.答え合わせ
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まるで何事もなかったかのように数日が経過した。2人はどちらも怪我の療養を第一に考えてもらって、公務は書類に目を通すものを優先された。
だが、それまで視察で外出をする以外は毎日のように謁見を行っていたアルフォンスの姿が見えないことを、臣下だけではなく王城に出入りする者、謁見を希望する者の間であれこれ噂がたった。どうやら陛下はお出かけにはなっておらず、王城にいらっしゃるようだ。しかし、謁見をなさらないとは体調がお悪いのか。またあの呪いでも発生しているのではないか……。
そのような多くの懸念でなんとなく王城近辺はざわついており、それは、王太后の所業を公にするかどうかの結論を早めろと背中を押されているようでもあった。だが、この件を知っている者たち――宰相やランバルトと数名の臣下、そして護衛騎士や侍女たち――には焦らぬようにとアルフォンスから通達があった。
「なるほどな……鉱石関係を手に入れようとしていたのは、自身を守るため、ですか……」
エレインの傷も未だに癒えていなかったが、もともと彼女は公的な場にほとんど出ていなかったので問題はない。王太后から聞き出した話をミレッカー宰相が彼女に持ってきた。彼もここ数日あまり眠っていないようで、目の下の隈がひどい。出来るだけ手早く解放してあげたいものだ……と思うエレイン。
「戦争が起きる前。戦争が起きなければ、国家間で鉱山を巡った話し合いを行う予定でした。もちろん、それは協力的な」
そうか。だから、戦争を起こしたのか。エレインは腑に落ちた。ガリアナ王国が所有する鉱山からは、天恵を制御する力を秘めた鉱石が出る。それらをマリエン王国が手にすることが出来るようになっては、自分の天恵を封じるものももっと量産されてしまう。今は天恵封じのバングルだけだが……と彼女は思ったのだろう。
「マリエン王国に『天恵封じなどを作らせないように』することが王太后にとって優先順位が高かったのでしょう。最初は、鉱山をマリエン王国側で抑えることが出来れば、と彼女は戦争を始めました」
「うん」
「しかし、考えてみたら、アルフォンス様の御父上の代ならば鉱山に手を出さないようにと命じることは可能ですが、万が一クリスティアン様が代替わりをしたら、それは無理だと思ったのでしょうね。実際、クリスティアン様は、王太后が天恵を持つことを知っていて、天恵封じのバングルを彼女がしていることも理解をしていましたし……」
だから、戦で勝利をすることよりも、戦を続けることが良いと考えを変えた。しかし、懸念していたことが起きたのだ。それはもちろん、アルフォンスの父王が死んだこと。彼の死因は紛れもなく病死で、彼女が怖れていたクリスティアンが即位してしまった。
しかし、クリスティアンは戦争を止めなかった。彼は鉱山の有用性をよくわかっていたため、ガリアナ王国を攻め落として、それらを自国のものにしようと思っていた。しかし、思いのほかガリアナ王国はしぶとく、なかなか戦が終わらない……。
「そうして、クリスティアン前国王陛下は、ガリアナ王国に完全勝利をすることは諦めました。とても簡単に」
戦が終わらなかった理由はわかっている。エレインの存在だ。そして、クリスティアンが内政に困ってアルフォンスを前線から撤退させたこと。その2つが戦力の拮抗を招いたことは明白だ。それでも、少しずつマリエン王国が優勢になっていったのだが……。
「クリスティアン前国王陛下は、思ったよりも国費を戦争で使ったことにようやくお気づきになったのと、今の時点でも勝利国としての体裁は整ったと言える状態を見極めて戦を止めました。ある意味では、その辺りの才能は有ったご様子です」
そして、かねてより噂を聞いていたエレインを手に入れようとした。エレインを王城に呼んで、自分の好きにするために、王太后がしていたバングルを外させた。何故ならば、クリスティアンは王太后の天恵によって操られない。もし、護衛騎士を操ったとしても大したことは出来ないだろうと思っていたし、ガリアナ王国を手に入れた後に鉱山の石を使って代替品を作ろうとしていたらしい。
「とはいえ、錬金術の天恵がある者は死んでいたのでは?」
「ガリアナ王国の鉱山から出る石は、地術師の腕前でも同じような加工ができる、要するに、この国でとれるものに比べて本当に上質なものなのですよ。それは、ガリアナ王国の方々は知らないと思うのですが」
それについてエレインは恥ずかしながら「確かに」と言わざるを得ない。そもそも天恵というわけがわからないものについて、ガリアナ王国はいまひとつ知識がない。一方のマリエン王国は大国ゆえ人口も多く、ガリアナ王国に比べて天恵を持つ人数が多い。それゆえ、研究が進んでいる。その結果のことだと思うが、もう少しガリアナ王国にその知識を提供してあげられないだろうか……と眉根を潜めた。
「何にせよ、王太后は戦争を続けたかったのでしょう。終わって、クリスティアン前国王陛下が戦争以外のことに目を向ければ、ご自身が殺されるかもしれないと思っていたのではないかと」
「なので、最初はわたしを殺そうとしていたわけですね」
「はい。しかし、それがうまくいかなかったので、国王陛下の手を借りようとしたのでしょう。むしろ、王妃陛下さえいなくなれば、自分の味方である貴族の女性を陛下の伴侶に据え置ける。そう思っていた矢先に、陛下がしていらした魔除けのブレスレットが……」
あとは、ごらんのとおり、というわけだ。一通りミレッカーの話を聞いたエレインは「ありがとう。少しでも時間があれば休んでください」と言って、彼を解放した。一応彼は「はい」と返事をしたものの、多分休んでいる暇はないのだろう。
「うーん……」
考えるのは、王太后の今後と、エリーストの今後について。そして、アルフォンスと自分の立場について。
王太后がクリスティアン前国王殺害の首謀者であることがわかった。国王殺しとなれば大罪だ。この国における刑罰についてエレインは調べたが、王族殺し、しかも国王となれば、子々孫々まで刑罰を受ける。そこには例外があって、嫁いだ子供はもうその家系の者ではないとみなされ、許される。だから、クリスティアン殺しをした公爵の娘、要するにクリスティアンの正妻は、生かされた。しかし、公爵の息子は死刑の執行を待っている状態らしい。死んでしまった公爵は気の毒ではあるが、それは良かったことの一つだろう。今ならば、まだ救うことが出来る。
だが。王太后が真犯人だとわかった今。その刑罰を適応させたとしたら、エリーストもまた死刑になってしまうだろう。それは、きっとアルフォンスの本意ではない。
(とはいえ、エリーストの子供に女児が生まれた場合。また、王太后のような天恵を持って生まれる可能性もある……そんな風に、人を操ってしまうような、とんでもない天恵を……)
ずっと、バングルをつけて過ごすしかないのだろうか。だが、そうしてまた子供を産んで、と増えていったら?
(ここで、終えた方が良いのか……? 王族の血統を失ってしまった方が良いのだろうか……)
エリーストが育っても妻を与えない。あるいは女児が生まれたら相変わらず殺す。それしかないのだろうか。今まだ5歳の、本当に幼く小さな少年だ。その将来を今から縛るか。その将来を今から失わせるか。
エレインは立ち上がって、部屋を出る。脇腹の傷はまだ少し痛むが、移動が出来ないほどではない。護衛騎士が前後についての移動はいささかだるいと思えたが、彼らも彼らでそれが仕事だから仕方がない。
だが、それまで視察で外出をする以外は毎日のように謁見を行っていたアルフォンスの姿が見えないことを、臣下だけではなく王城に出入りする者、謁見を希望する者の間であれこれ噂がたった。どうやら陛下はお出かけにはなっておらず、王城にいらっしゃるようだ。しかし、謁見をなさらないとは体調がお悪いのか。またあの呪いでも発生しているのではないか……。
そのような多くの懸念でなんとなく王城近辺はざわついており、それは、王太后の所業を公にするかどうかの結論を早めろと背中を押されているようでもあった。だが、この件を知っている者たち――宰相やランバルトと数名の臣下、そして護衛騎士や侍女たち――には焦らぬようにとアルフォンスから通達があった。
「なるほどな……鉱石関係を手に入れようとしていたのは、自身を守るため、ですか……」
エレインの傷も未だに癒えていなかったが、もともと彼女は公的な場にほとんど出ていなかったので問題はない。王太后から聞き出した話をミレッカー宰相が彼女に持ってきた。彼もここ数日あまり眠っていないようで、目の下の隈がひどい。出来るだけ手早く解放してあげたいものだ……と思うエレイン。
「戦争が起きる前。戦争が起きなければ、国家間で鉱山を巡った話し合いを行う予定でした。もちろん、それは協力的な」
そうか。だから、戦争を起こしたのか。エレインは腑に落ちた。ガリアナ王国が所有する鉱山からは、天恵を制御する力を秘めた鉱石が出る。それらをマリエン王国が手にすることが出来るようになっては、自分の天恵を封じるものももっと量産されてしまう。今は天恵封じのバングルだけだが……と彼女は思ったのだろう。
「マリエン王国に『天恵封じなどを作らせないように』することが王太后にとって優先順位が高かったのでしょう。最初は、鉱山をマリエン王国側で抑えることが出来れば、と彼女は戦争を始めました」
「うん」
「しかし、考えてみたら、アルフォンス様の御父上の代ならば鉱山に手を出さないようにと命じることは可能ですが、万が一クリスティアン様が代替わりをしたら、それは無理だと思ったのでしょうね。実際、クリスティアン様は、王太后が天恵を持つことを知っていて、天恵封じのバングルを彼女がしていることも理解をしていましたし……」
だから、戦で勝利をすることよりも、戦を続けることが良いと考えを変えた。しかし、懸念していたことが起きたのだ。それはもちろん、アルフォンスの父王が死んだこと。彼の死因は紛れもなく病死で、彼女が怖れていたクリスティアンが即位してしまった。
しかし、クリスティアンは戦争を止めなかった。彼は鉱山の有用性をよくわかっていたため、ガリアナ王国を攻め落として、それらを自国のものにしようと思っていた。しかし、思いのほかガリアナ王国はしぶとく、なかなか戦が終わらない……。
「そうして、クリスティアン前国王陛下は、ガリアナ王国に完全勝利をすることは諦めました。とても簡単に」
戦が終わらなかった理由はわかっている。エレインの存在だ。そして、クリスティアンが内政に困ってアルフォンスを前線から撤退させたこと。その2つが戦力の拮抗を招いたことは明白だ。それでも、少しずつマリエン王国が優勢になっていったのだが……。
「クリスティアン前国王陛下は、思ったよりも国費を戦争で使ったことにようやくお気づきになったのと、今の時点でも勝利国としての体裁は整ったと言える状態を見極めて戦を止めました。ある意味では、その辺りの才能は有ったご様子です」
そして、かねてより噂を聞いていたエレインを手に入れようとした。エレインを王城に呼んで、自分の好きにするために、王太后がしていたバングルを外させた。何故ならば、クリスティアンは王太后の天恵によって操られない。もし、護衛騎士を操ったとしても大したことは出来ないだろうと思っていたし、ガリアナ王国を手に入れた後に鉱山の石を使って代替品を作ろうとしていたらしい。
「とはいえ、錬金術の天恵がある者は死んでいたのでは?」
「ガリアナ王国の鉱山から出る石は、地術師の腕前でも同じような加工ができる、要するに、この国でとれるものに比べて本当に上質なものなのですよ。それは、ガリアナ王国の方々は知らないと思うのですが」
それについてエレインは恥ずかしながら「確かに」と言わざるを得ない。そもそも天恵というわけがわからないものについて、ガリアナ王国はいまひとつ知識がない。一方のマリエン王国は大国ゆえ人口も多く、ガリアナ王国に比べて天恵を持つ人数が多い。それゆえ、研究が進んでいる。その結果のことだと思うが、もう少しガリアナ王国にその知識を提供してあげられないだろうか……と眉根を潜めた。
「何にせよ、王太后は戦争を続けたかったのでしょう。終わって、クリスティアン前国王陛下が戦争以外のことに目を向ければ、ご自身が殺されるかもしれないと思っていたのではないかと」
「なので、最初はわたしを殺そうとしていたわけですね」
「はい。しかし、それがうまくいかなかったので、国王陛下の手を借りようとしたのでしょう。むしろ、王妃陛下さえいなくなれば、自分の味方である貴族の女性を陛下の伴侶に据え置ける。そう思っていた矢先に、陛下がしていらした魔除けのブレスレットが……」
あとは、ごらんのとおり、というわけだ。一通りミレッカーの話を聞いたエレインは「ありがとう。少しでも時間があれば休んでください」と言って、彼を解放した。一応彼は「はい」と返事をしたものの、多分休んでいる暇はないのだろう。
「うーん……」
考えるのは、王太后の今後と、エリーストの今後について。そして、アルフォンスと自分の立場について。
王太后がクリスティアン前国王殺害の首謀者であることがわかった。国王殺しとなれば大罪だ。この国における刑罰についてエレインは調べたが、王族殺し、しかも国王となれば、子々孫々まで刑罰を受ける。そこには例外があって、嫁いだ子供はもうその家系の者ではないとみなされ、許される。だから、クリスティアン殺しをした公爵の娘、要するにクリスティアンの正妻は、生かされた。しかし、公爵の息子は死刑の執行を待っている状態らしい。死んでしまった公爵は気の毒ではあるが、それは良かったことの一つだろう。今ならば、まだ救うことが出来る。
だが。王太后が真犯人だとわかった今。その刑罰を適応させたとしたら、エリーストもまた死刑になってしまうだろう。それは、きっとアルフォンスの本意ではない。
(とはいえ、エリーストの子供に女児が生まれた場合。また、王太后のような天恵を持って生まれる可能性もある……そんな風に、人を操ってしまうような、とんでもない天恵を……)
ずっと、バングルをつけて過ごすしかないのだろうか。だが、そうしてまた子供を産んで、と増えていったら?
(ここで、終えた方が良いのか……? 王族の血統を失ってしまった方が良いのだろうか……)
エリーストが育っても妻を与えない。あるいは女児が生まれたら相変わらず殺す。それしかないのだろうか。今まだ5歳の、本当に幼く小さな少年だ。その将来を今から縛るか。その将来を今から失わせるか。
エレインは立ち上がって、部屋を出る。脇腹の傷はまだ少し痛むが、移動が出来ないほどではない。護衛騎士が前後についての移動はいささかだるいと思えたが、彼らも彼らでそれが仕事だから仕方がない。
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