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第6部 聖帝国ギウリークの終わりの始まり
第289話 あなたの道の先に
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朝っぱらから何を書いているのだとお思いでしょうが、書いたのは深夜です。
……………………………
夜はふけていく。
ドロシーとぼくのいる部屋は、アライアス侯爵の邸の離れにある。
ベッドに腰掛けて、前かがみになったドロシーは、胸元から膨らみがみえた。
顎に手を当てて、ふふっと笑う彼女から、視線を離したぼくは、ふと彼女のセリフに気になった。
「ボルテックの妖怪じじいとしてたことの『 先』?」
「そう、ジウルとは最後までしてない。」
ルトは、目を丸くした。
ドロシーのそういうモードに入ったときの積極さを体験しているルトにとって、あり得ない話だった。
「あ、あの、アキルとかから若干の話しというか苦情はもらってて!」
「それには心あたりはあります。」
頬を赤らめながらも艶然と、ドロシーは微笑む。
「そういうことは、けっこうしてましたから。」
「ま、まさか、下半身だけは140歳のままだったとかっ!?」
我ながら品のないことを言うな、とぼくは顔が熱くなるのを感じた。
「いえ、そんなことは」
ドロシーもさすがにうつむいた。
「あの、わたしもその、なんていうか比較するのが、あんまりないんだけど、ジウルは、とっても固くって熱くって」
「『あんまり』ない?」
「ああ、それは、マシューの。マシューにも結局最後までは許してないので。」
ドロシーは挑むように、ぼくを見据えた。
「わたしは、いわゆる処女です。」
ぼくは、ジウル・ボルテックという男の偏屈ぶりに思いをはせた。
弟子志願の成人前の女の子に手を出して(これは多少、擁護の余地はあるかもしれない。グランダでは成人は16歳だ)いや、単純に若いからではない。ドロシーの魔法の才能や直向きな努力、性格面も含めて彼女を愛しながらも、その行為にだけをしなかったというのが、なんとも魔道院の妖怪らしく性格が捻じ曲がっている。
それから、最初からてをださなければいいだけの話なのだから、ほんとうにねじ曲がりまきっていた。
ドロシーの処女を散らさなかったのが、その捻じ曲がった愛情から出ていることは、間違い無さそうだった。
少なくとも、ジウル・ボルテックに結婚して一つ所に落ち着き、家庭を育む気が、ない以上ドロシーに、それを求めなかったのはドロシーを奥さん迎える男の配慮したため、と考えると、思いは複雑だ。だって、その男ってのは、悪さが過ぎて子爵家を勘当になり、冒険者学校に転がり込んだマシューという、ぼくと同い年のガキなのだ。
ドロシーはマシューを好んでいるのは間違いない。
生家の子爵家を勘当されたマシューに「じゃあわたしの姓を名乗ったらいかがです?」
と、プロポーズまがいのせいリフも吐いているし。
デートしているところを見たって、実際に歳が上のドロシーがマシューを、引っ張っているようでなかなか微笑ましくて。
「ルトくんは、ルトくんの生きたいように生きるべきです。」
ドロシーはキッパリと言った。
「わたしは、そのお手伝いをします。ルトくんたちに助けてもらったわたしが言うのは変かもしれないけど、まわりのみんなは、ルトくんなしでもそれぞれちゃんと自分の道をあるくんだと思う。
それこそ、グランダやクローディア、ミトラのような国から、わたしやマシュー、ジウル、魔王宮のものたちまで。」
ドロシーは、部屋着に着替えたその胸に、ぼくの頭を抱き寄せた。
「もう大丈夫。わたしたちはすべて、行くべき道を歩むから。
ルトは自分のしたいことをして?」
むせるような女性の肌の薫りに、ぼくは眩暈がした。
「フィオリナさんにしたいこと。
わたしにして?」
「何言ってる!」
「わたしはねえ、強い男の人が好きなの、たぶん。戦ってる時は、相手はみんな恋人だと思ってる、こいつらが、わたしを痛くするのは愛情表現なんだって。
そうでもかんがえてないと恐くって恐くって、戦いなんてできないよ。
ジウルに一目惚れしたのも、アイツが強かったから。
たぶん、寝屋以外の相性はあんまり良くなかったかもしれないけど、ね。
ルトくん。
ルトくんは強いよねえ。たぶん、ボルテックよりも。」
ドロシーは、抱き寄せたルトの体の下で、体をくねらせて下着を脱ぎ捨てた。
「せっかく、ボルテックのじじいが、大事にとっておけと、みょうな愛情表現をしたものを別れたその日の夜に、婚約者でもないやつを相手に。」
細い指が脇用にぼくの、上着のボタンをはずしていく。柔らかい唇が、ぼくの頬に額に顎に、言ってしまえぼ唇以外の顔中をはい回った。
「来てください、ルトくん。」
魔女は、体を広げた。
広げる、ていうのもよくわからない表現だったが、たぶん、ほくを受け入れてくれることを宣言してるような、そんな格好だった。
前に見た時よりも、肩幅が少し広くなっているような気がする。その分、腰の細さが際立っている。
上気した顔、開いた唇、潤んだ瞳。
ぼくは。
「ルトさまっ! ルールス校長がっ!」
嵐のように流れ込んできた霧が、ひとの形をとった。
「ルトさまを全速力で呼んでこいっ、とええっ!」
爵位持ちの吸血鬼は、あわてて部屋の隅を向いて正座した。
「すいません。なにも見てないし聞いてません。終わったら声をかけてください。あ、分かりにくいところなどありましたら、お聴きいただければお教えできますので。」
「・・・そっちの要件は?」
「ルールス校長がまた酔っ払いまして」
冒険者学校ルールス校長付の吸血鬼ネイア先生は、翠の瞳を曇らせて、困ったように言った。
「ルトにこの前のイロジカケの続きをするから、連れてこいと。」
ぼくは。ドロシーとネイアを見比べた。
ドロシーは・・・
さすがに脚を閉じて、胸元をシーツで覆っていたが、まったく引く気はないようだった。
これは、ボルテックとの「経験」の賜物だよなあ。
ぼくは、ため息をついた。
ルールス先生は眼鏡をとるとけっこうな美人なのだが、酔っ払うとどうしょうもなくなる。
体内でのアルコール分解の術式を持っていないのだろうか。
「・・・」
ドロシーは無言で、僕の腕をつかんだ。
「いかせないよ。
ルトくんは今夜は私と過ごすの。」
「ドロシー、あなたがしようとしているのは、それぞれ婚約者のいる男女女性には推奨できない行為です。」
「ルールス先生とはさらにまずいでしょう?」
「たしかに教師と生徒というのは、ろくでもないと思う。」
ネイア先生は、ホームルームのときの顔で言う。
「しかし、主な問題は教師の側からの強要であって、そもそも銀級冒険者がまたまた、冒険者学校に在籍しているルトさまには、適用されない。
学内の秩序という面では、ここは冒険者学校ではなく、ミトラだし、ルールス校長も学校関係者ではなく、ランゴバルドの王族としてここを訪れている。そして王族、貴族などというものはたいてい理不尽なことを言うものです。」
……………………………
夜はふけていく。
ドロシーとぼくのいる部屋は、アライアス侯爵の邸の離れにある。
ベッドに腰掛けて、前かがみになったドロシーは、胸元から膨らみがみえた。
顎に手を当てて、ふふっと笑う彼女から、視線を離したぼくは、ふと彼女のセリフに気になった。
「ボルテックの妖怪じじいとしてたことの『 先』?」
「そう、ジウルとは最後までしてない。」
ルトは、目を丸くした。
ドロシーのそういうモードに入ったときの積極さを体験しているルトにとって、あり得ない話だった。
「あ、あの、アキルとかから若干の話しというか苦情はもらってて!」
「それには心あたりはあります。」
頬を赤らめながらも艶然と、ドロシーは微笑む。
「そういうことは、けっこうしてましたから。」
「ま、まさか、下半身だけは140歳のままだったとかっ!?」
我ながら品のないことを言うな、とぼくは顔が熱くなるのを感じた。
「いえ、そんなことは」
ドロシーもさすがにうつむいた。
「あの、わたしもその、なんていうか比較するのが、あんまりないんだけど、ジウルは、とっても固くって熱くって」
「『あんまり』ない?」
「ああ、それは、マシューの。マシューにも結局最後までは許してないので。」
ドロシーは挑むように、ぼくを見据えた。
「わたしは、いわゆる処女です。」
ぼくは、ジウル・ボルテックという男の偏屈ぶりに思いをはせた。
弟子志願の成人前の女の子に手を出して(これは多少、擁護の余地はあるかもしれない。グランダでは成人は16歳だ)いや、単純に若いからではない。ドロシーの魔法の才能や直向きな努力、性格面も含めて彼女を愛しながらも、その行為にだけをしなかったというのが、なんとも魔道院の妖怪らしく性格が捻じ曲がっている。
それから、最初からてをださなければいいだけの話なのだから、ほんとうにねじ曲がりまきっていた。
ドロシーの処女を散らさなかったのが、その捻じ曲がった愛情から出ていることは、間違い無さそうだった。
少なくとも、ジウル・ボルテックに結婚して一つ所に落ち着き、家庭を育む気が、ない以上ドロシーに、それを求めなかったのはドロシーを奥さん迎える男の配慮したため、と考えると、思いは複雑だ。だって、その男ってのは、悪さが過ぎて子爵家を勘当になり、冒険者学校に転がり込んだマシューという、ぼくと同い年のガキなのだ。
ドロシーはマシューを好んでいるのは間違いない。
生家の子爵家を勘当されたマシューに「じゃあわたしの姓を名乗ったらいかがです?」
と、プロポーズまがいのせいリフも吐いているし。
デートしているところを見たって、実際に歳が上のドロシーがマシューを、引っ張っているようでなかなか微笑ましくて。
「ルトくんは、ルトくんの生きたいように生きるべきです。」
ドロシーはキッパリと言った。
「わたしは、そのお手伝いをします。ルトくんたちに助けてもらったわたしが言うのは変かもしれないけど、まわりのみんなは、ルトくんなしでもそれぞれちゃんと自分の道をあるくんだと思う。
それこそ、グランダやクローディア、ミトラのような国から、わたしやマシュー、ジウル、魔王宮のものたちまで。」
ドロシーは、部屋着に着替えたその胸に、ぼくの頭を抱き寄せた。
「もう大丈夫。わたしたちはすべて、行くべき道を歩むから。
ルトは自分のしたいことをして?」
むせるような女性の肌の薫りに、ぼくは眩暈がした。
「フィオリナさんにしたいこと。
わたしにして?」
「何言ってる!」
「わたしはねえ、強い男の人が好きなの、たぶん。戦ってる時は、相手はみんな恋人だと思ってる、こいつらが、わたしを痛くするのは愛情表現なんだって。
そうでもかんがえてないと恐くって恐くって、戦いなんてできないよ。
ジウルに一目惚れしたのも、アイツが強かったから。
たぶん、寝屋以外の相性はあんまり良くなかったかもしれないけど、ね。
ルトくん。
ルトくんは強いよねえ。たぶん、ボルテックよりも。」
ドロシーは、抱き寄せたルトの体の下で、体をくねらせて下着を脱ぎ捨てた。
「せっかく、ボルテックのじじいが、大事にとっておけと、みょうな愛情表現をしたものを別れたその日の夜に、婚約者でもないやつを相手に。」
細い指が脇用にぼくの、上着のボタンをはずしていく。柔らかい唇が、ぼくの頬に額に顎に、言ってしまえぼ唇以外の顔中をはい回った。
「来てください、ルトくん。」
魔女は、体を広げた。
広げる、ていうのもよくわからない表現だったが、たぶん、ほくを受け入れてくれることを宣言してるような、そんな格好だった。
前に見た時よりも、肩幅が少し広くなっているような気がする。その分、腰の細さが際立っている。
上気した顔、開いた唇、潤んだ瞳。
ぼくは。
「ルトさまっ! ルールス校長がっ!」
嵐のように流れ込んできた霧が、ひとの形をとった。
「ルトさまを全速力で呼んでこいっ、とええっ!」
爵位持ちの吸血鬼は、あわてて部屋の隅を向いて正座した。
「すいません。なにも見てないし聞いてません。終わったら声をかけてください。あ、分かりにくいところなどありましたら、お聴きいただければお教えできますので。」
「・・・そっちの要件は?」
「ルールス校長がまた酔っ払いまして」
冒険者学校ルールス校長付の吸血鬼ネイア先生は、翠の瞳を曇らせて、困ったように言った。
「ルトにこの前のイロジカケの続きをするから、連れてこいと。」
ぼくは。ドロシーとネイアを見比べた。
ドロシーは・・・
さすがに脚を閉じて、胸元をシーツで覆っていたが、まったく引く気はないようだった。
これは、ボルテックとの「経験」の賜物だよなあ。
ぼくは、ため息をついた。
ルールス先生は眼鏡をとるとけっこうな美人なのだが、酔っ払うとどうしょうもなくなる。
体内でのアルコール分解の術式を持っていないのだろうか。
「・・・」
ドロシーは無言で、僕の腕をつかんだ。
「いかせないよ。
ルトくんは今夜は私と過ごすの。」
「ドロシー、あなたがしようとしているのは、それぞれ婚約者のいる男女女性には推奨できない行為です。」
「ルールス先生とはさらにまずいでしょう?」
「たしかに教師と生徒というのは、ろくでもないと思う。」
ネイア先生は、ホームルームのときの顔で言う。
「しかし、主な問題は教師の側からの強要であって、そもそも銀級冒険者がまたまた、冒険者学校に在籍しているルトさまには、適用されない。
学内の秩序という面では、ここは冒険者学校ではなく、ミトラだし、ルールス校長も学校関係者ではなく、ランゴバルドの王族としてここを訪れている。そして王族、貴族などというものはたいてい理不尽なことを言うものです。」
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