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第四章 知る七月、八月
63.打ち上げ花火、先輩と見るか、友人と見るか その4
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人混みの中、先輩と俺はいつになくぴったりと寄り添って歩いた。
香水なのかヘアスタイリング剤なのか、はたまた制汗剤なのかは定かでないけれど、先輩から漂ういい香りが俺の鼻腔をくすぐる。ほんのちょっと汗の匂いが混ざっているのが、なんとも蠱惑的で、とてもイケナイ。煩悩退散!
「ほんと、いきなり呼び出してすみませんでした」
「ぜんぜん大丈夫だよ。すぐに来れる距離にいたしね」
「そ、そうですか。思い切って誘ってみてよかったです。浴衣姿、本当にす、素敵ですから」
噛みながら思いの丈を伝えると、先輩は口元に手をやってくすりと笑ったあと、横目で俺を見る。
「ありがと」
「お世辞じゃないですからね。本当に本当ですから!」
「うん、わかってる」
と、先輩は俺の背中をぱしんと叩いた。なんかこのやり取りいいなぁ……。
ぽやっとしていると、向かいから歩いてきた大学生くらいの集団に圧され、先輩と分断されてしまった。すぐに合流できたけれど、ちょっとだけ肝が冷えた。
「ねぇゴウくん、腕、掴んでもいい?」
「はっ、はい、どうぞ?!」
まさかの提案に声が裏返ってしまった。もちろんそれは迷子を防ぐための合理的措置なのだから、ドキドキしてはいけない。服を掴むと伸びちゃうし、かといって手をつなぐのもおかしいし。
先輩は宣言通り、俺の左手首の少し上あたりをぐっと掴んだ。一気に緊張した俺は、つい拳を握り締めてしまう。
「あ、硬くなった!」
先輩がくすくすと笑声をたてた。腕に力を入れたことで、筋肉が膨らんだからだ。そんなちょっとしたことが、そこまで愉快だったのかな。
「ゴウくん、細身だけどやっぱり男の子だよねぇ。筋トレとかしてるの?」
「……してないです」
「じゃあ、『料理筋』だね。フライパンで鍛えられたんじゃない?」
「か、かもしれませんね」
先輩のお茶目な発言に戸惑いつつ、俺も冗談半分で言ってみる。
「もし足が痛くなったら言ってくださいね。おんぶしてシャトルバスの乗り場まで連れて行くくらい、できますから」
「ふふ、ありがと」
妄想とは異なり、さらりと流されてしまったけれど。でも、『キモーい』みたいな反応はされなかったから、それだけで満足だ。
「あそこのお店で買おっか。あんまり並んでないし」
「はい」
先輩に腕を掴まれたまま、俺は指さされた方向へと足を向ける。なんか操縦されているみたいだけれど、だがそれがいい。
「お友達たくさんいるから、千円を二袋くらい買っとこうか?」
掲示されている値段表を見ながら首をかしげる先輩に、俺は慌ててかぶりを振る。
「いやそんな、五百円一袋で十分です!」
「でも、みんな食べ盛りでしょ? 遠慮しないで」
結局、先輩は千円を一袋、五百円を一袋注文した。
愛想のいいおっちゃんが、狐色に焼けたカステラをよそってくれる。「サービスしといたよ!」というのは事実なのか、それとも社交辞令みたいなもんなのか、俺たちには知るすべがない。
目当てのものを購入できたため、人混みから逸れて元居た管理棟の方へと戻る。たまに背後を振り返って、打ち上がる花火を眺めた。
うっとりした表情で、輝く夜空を見上げる先輩。そしてその隣に立つ俺。なんて贅沢なシチュエーションだろう。まさしく青春。
俺の口から、恋する乙女のように甘いため息が漏れた。
「ねぇ、先につまみ食いしちゃおっか」
と、先輩が紙袋に手を突っ込んだ。引き抜かれた指先には、しっかりとベビーカステラが掴まれている。
俺はてっきり、そのまま先輩が食べるのだと思ったのだけど……。
「はい、どうぞ」
眼前に突き付けられたベビーカステラを見て、俺はごくりと喉を鳴らす。甘い香りに食欲が刺激されたからではなく、激しい動揺からだ。
こ、これは、まさか……『あーんして』ということだろうか。『受け取って』という意味なら、手元に近づけてくるだろうし。
でもこれじゃ、食べるときに俺のくちびるが先輩の指に触れてしまう……。そのような破廉恥極まりない行為、恋人でない俺たちに許されていいのだろうか?!
いや、先輩だって多少は覚悟をしているはず。さもなくばもうちょっと端っこの方を掴むはずだ。
ならば、先輩の先っちょと俺の粘膜がほんの少し触れ合うくらい、なんてことないだろう!
意を決した俺は口を開いて、甘~い球体にかぶりつく……。
「お、お、おいしいですね……」
もしゃもしゃと咀嚼しながら、内心で疑問符を浮かべる。
先輩の指先と俺のくちびるは、これっぽっちも接触を果たさなかったからだ。なんだか狐につままれたような気分……。
いったいどういう原理で俺たちのファーストコンタクトが失敗したのか、あとから単独で検証してみよう。
それはさておき、久しぶりに食べるベビーカステラはなかなかウマかった。ほんのり甘く香ばしく、飲み込んだあとは身体が『もう一個!』と熱望する。理性で抑圧しなければ、際限なく食べてしまいそうになる。
「ん~、おいし~い!」
一方の先輩も、至福の表情で悶えている。その姿はとびきりかわいいんだけれど、ふつふつと嫉妬心が湧き上がってくる。俺以外の奴が作ったモノに舌鼓を打つなんて、けしからん!
……そんなこと思ったってどうしようもない、ガキっぽい考えだってわかってはいるんだけどさ。
よし、今度先輩のために、渾身のパンケーキを焼いてあげよう!
さっそく明日試作して、母ちゃんに味見してもらうぞ。
香水なのかヘアスタイリング剤なのか、はたまた制汗剤なのかは定かでないけれど、先輩から漂ういい香りが俺の鼻腔をくすぐる。ほんのちょっと汗の匂いが混ざっているのが、なんとも蠱惑的で、とてもイケナイ。煩悩退散!
「ほんと、いきなり呼び出してすみませんでした」
「ぜんぜん大丈夫だよ。すぐに来れる距離にいたしね」
「そ、そうですか。思い切って誘ってみてよかったです。浴衣姿、本当にす、素敵ですから」
噛みながら思いの丈を伝えると、先輩は口元に手をやってくすりと笑ったあと、横目で俺を見る。
「ありがと」
「お世辞じゃないですからね。本当に本当ですから!」
「うん、わかってる」
と、先輩は俺の背中をぱしんと叩いた。なんかこのやり取りいいなぁ……。
ぽやっとしていると、向かいから歩いてきた大学生くらいの集団に圧され、先輩と分断されてしまった。すぐに合流できたけれど、ちょっとだけ肝が冷えた。
「ねぇゴウくん、腕、掴んでもいい?」
「はっ、はい、どうぞ?!」
まさかの提案に声が裏返ってしまった。もちろんそれは迷子を防ぐための合理的措置なのだから、ドキドキしてはいけない。服を掴むと伸びちゃうし、かといって手をつなぐのもおかしいし。
先輩は宣言通り、俺の左手首の少し上あたりをぐっと掴んだ。一気に緊張した俺は、つい拳を握り締めてしまう。
「あ、硬くなった!」
先輩がくすくすと笑声をたてた。腕に力を入れたことで、筋肉が膨らんだからだ。そんなちょっとしたことが、そこまで愉快だったのかな。
「ゴウくん、細身だけどやっぱり男の子だよねぇ。筋トレとかしてるの?」
「……してないです」
「じゃあ、『料理筋』だね。フライパンで鍛えられたんじゃない?」
「か、かもしれませんね」
先輩のお茶目な発言に戸惑いつつ、俺も冗談半分で言ってみる。
「もし足が痛くなったら言ってくださいね。おんぶしてシャトルバスの乗り場まで連れて行くくらい、できますから」
「ふふ、ありがと」
妄想とは異なり、さらりと流されてしまったけれど。でも、『キモーい』みたいな反応はされなかったから、それだけで満足だ。
「あそこのお店で買おっか。あんまり並んでないし」
「はい」
先輩に腕を掴まれたまま、俺は指さされた方向へと足を向ける。なんか操縦されているみたいだけれど、だがそれがいい。
「お友達たくさんいるから、千円を二袋くらい買っとこうか?」
掲示されている値段表を見ながら首をかしげる先輩に、俺は慌ててかぶりを振る。
「いやそんな、五百円一袋で十分です!」
「でも、みんな食べ盛りでしょ? 遠慮しないで」
結局、先輩は千円を一袋、五百円を一袋注文した。
愛想のいいおっちゃんが、狐色に焼けたカステラをよそってくれる。「サービスしといたよ!」というのは事実なのか、それとも社交辞令みたいなもんなのか、俺たちには知るすべがない。
目当てのものを購入できたため、人混みから逸れて元居た管理棟の方へと戻る。たまに背後を振り返って、打ち上がる花火を眺めた。
うっとりした表情で、輝く夜空を見上げる先輩。そしてその隣に立つ俺。なんて贅沢なシチュエーションだろう。まさしく青春。
俺の口から、恋する乙女のように甘いため息が漏れた。
「ねぇ、先につまみ食いしちゃおっか」
と、先輩が紙袋に手を突っ込んだ。引き抜かれた指先には、しっかりとベビーカステラが掴まれている。
俺はてっきり、そのまま先輩が食べるのだと思ったのだけど……。
「はい、どうぞ」
眼前に突き付けられたベビーカステラを見て、俺はごくりと喉を鳴らす。甘い香りに食欲が刺激されたからではなく、激しい動揺からだ。
こ、これは、まさか……『あーんして』ということだろうか。『受け取って』という意味なら、手元に近づけてくるだろうし。
でもこれじゃ、食べるときに俺のくちびるが先輩の指に触れてしまう……。そのような破廉恥極まりない行為、恋人でない俺たちに許されていいのだろうか?!
いや、先輩だって多少は覚悟をしているはず。さもなくばもうちょっと端っこの方を掴むはずだ。
ならば、先輩の先っちょと俺の粘膜がほんの少し触れ合うくらい、なんてことないだろう!
意を決した俺は口を開いて、甘~い球体にかぶりつく……。
「お、お、おいしいですね……」
もしゃもしゃと咀嚼しながら、内心で疑問符を浮かべる。
先輩の指先と俺のくちびるは、これっぽっちも接触を果たさなかったからだ。なんだか狐につままれたような気分……。
いったいどういう原理で俺たちのファーストコンタクトが失敗したのか、あとから単独で検証してみよう。
それはさておき、久しぶりに食べるベビーカステラはなかなかウマかった。ほんのり甘く香ばしく、飲み込んだあとは身体が『もう一個!』と熱望する。理性で抑圧しなければ、際限なく食べてしまいそうになる。
「ん~、おいし~い!」
一方の先輩も、至福の表情で悶えている。その姿はとびきりかわいいんだけれど、ふつふつと嫉妬心が湧き上がってくる。俺以外の奴が作ったモノに舌鼓を打つなんて、けしからん!
……そんなこと思ったってどうしようもない、ガキっぽい考えだってわかってはいるんだけどさ。
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