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Ⅲ いざ、王城へ! 嫌われるぞ!
④
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籠に入れられた愛らしい子兎。三匹がモゾモゾ動いている。白色と茶色の兎。身体を寄せ合うように寝ている。リンの片手に納まってしまう大きさ。
「可愛い……」
籠を見入ってリンが一言を漏らした。
「だろ? きっとリンは動物が好きだと思って」
籠を挟んで正面に位置したカロール殿下が嬉しそうに笑っている。一瞬その笑顔を目にしてしまい、リンは慌てて目線を子兎に戻す。
「触ってごらん」
そう言われても、兎が小さすぎて触れて大丈夫なのか心配になる。リンが触って泣かれたら困る。
「見ているだけで、いいです」
すると正面の殿下の手が籠に伸び、一匹を包み込むように手の上に乗せる。兎は目を開けることはなく眠り続けている。
「生後十日だ。お乳を飲むか寝ているかの時期だ。抱き上げても起きないよ」
殿下と兎の様子を見て、恐る恐るリンも一匹を手に乗せる。
「わ! 温かい。柔らかい」
手の上の小さな存在から温かさが伝わる。兎を見ながら、ふふっと笑みがこぼれた。
「綺麗だ……」
吐息のような一言にリンはカロール殿下を見た。まっすぐリンを見つめているカロール殿下。心臓がドキリと鳴る。ゾワゾワする感覚が怖くてリンは目線を外す。
「大丈夫だよ。俺は離れている。そこのソファーでお茶しているから、気にせず兎を愛でると良い」
優しい声を残してカロール殿下が離れたソファーに移動する。侍女たちがカロール殿下のお世話に向かう。
部屋の一角にリンと兎が切り離されたような状況。リンが構われないことに安心する心。そっと兎を撫でるとモゾッと動く。寝返りしただけだと言いたそうな熟眠姿。可愛くて、またリンの頬が緩む。無理して貼り付ける笑顔に慣れ過ぎていたから、こうして自然と微笑むのは久しぶりの気がする。しばらくリンは夢中で兎を撫でて過ごした。
「ねぇ、リン。何か、して欲しいことはない? できるだけ希望を叶えてあげたい。欲しいものは無い?」
急にカロール殿下からの声がかかり、現実逃避のように兎に熱中していたリンは顔をあげた。これは、チャンスかもしれない。胸ポケットのセレスが書いてくれた紙にそっと触れる。
「殿下と、二人で話せますか?」
「もちろん! もちろんだよ!」
カロール殿下が直ぐに指示を出し侍女を下がらせる。兎の籠を挟んでリンの正面にカロール殿下が座る。殿下が真横に座らなかったことにリンは胸を撫でおろした。
「リン、何か希望があるのかな?」
殿下が嬉しそうに聞いてくる。リンは深呼吸して作戦実行を決意する。
「はい。ぜひ、殿下と行きたい場所があります」
「いいよ。どこでも!」
「では、市民の行く酒場や飲み屋に行きたいです。屋台で飲食とか経験してみたいと思います。できたら殿下とお忍びで、護衛も付けずに出てみたいです」
カロール殿下の反応が怖くて恐る恐るリンは言葉にした。場合によっては怒るかもしれないとリンは身構えた、が。
「いいよ! 大歓迎だ。じゃ、二人で城から脱走だ。ワクワクするな」
思ったのと違う反応にリンは愕然とする。
「は? ええ? あの、いいのです、か?」
「いいよ」
満面の笑みで返事をされてリンが困ってしまう。
「あの、王家のマナーに反するとか、貴族らしくないとか……」
「全然オッケ。何かあってもリンは守る。それにバレたら市勢の調査とでも言うよ。あぁ、楽しみすぎる!」
頬を染めて喜んでいる殿下。想定外なカロール殿下の態度にリンは唖然としてしまう。
リンの頭の中は『作戦失敗……』という絶望で真っ白になった。
子兎は母乳の時間になり母兎のもとに返した。殿下が楽しそうに「明日の夜に決行だ」とリンに囁き自室に戻って行った。
「どうしよう。フクロウ君。本当にどうしよう~~」
夜になり侍女を下がらせて、リンはベランダに出ている。
四日ぶりにベランダに出たら大フクロウが欄干に止まっていた。嬉しくなって、フクロウと夜のお茶会を始めている。
今日は保温ポットの紅茶を用意している。ハカルがベランダ用の厚手上着を準備してくれて防寒対策はバッチリだ。フクロウは相変わらず首を左右に動かし『ホー?』と鳴く。
「カロール殿下は汚い酒場に行くオメガなんて嫌うと思ったんだ。なのに、喜んじゃって。本当に居酒屋に行くことになっちゃったよ。僕、お酒は飲めないよぉ。抑制剤と相乗効果があるから避けているんだ。とても言えないよ……」
リンの泣き言に『ま、頑張れ』とでも言いたげに羽を広げるフクロウ。
「今日は王子殿下に『もう痛くないか?』って聞かれたよ。大丈夫って答えたけどさ。まだまだ痛いし熱だって下がったばっかしで体力が戻ってないっての。大体さぁ、四日で打撲や傷が治ると思っていることがオカシイよ。王族だからカロール殿下は怪我とかしたことないのだろうなぁ。人の痛みが分からない人種なんだ。だから酷いことができるんだ」
リンが話していると隣のベランダでカタンと音がする。リンは少し警戒するが、フクロウの仲間が居るのだろうと思った。王城には動物が居ることが分かったから物音はそれほど怖くない。
「フウロウ君、仲間でもいるの? 居るなら今度連れて来てよ。僕には君しかいないから。あ、でも僕にも心を許す人が一人居るんだよ。君に紹介できたら良かったなぁ。あぁ、早く伯爵領に帰りたい。セレスの可愛い笑顔が見たい」
リンは溜息をついて星空を見上げる。フクロウのように空を飛べたら良いなぁと考える。ひゅうっと夜風が吹く。ブルリと身震いしてリンは温かな紅茶を飲む。
「う~、寒い。フクロウ君、僕はまだ体調が万全じゃないんだ。悪いけれど今日はここまでだ。ねぇ、また明日も来てくれるかな? お願いだよ」
リンの問いかけに『クルル』と小さな声を溢すフクロウ。その優しさにリンが微笑む。「おやすみ」と声をかけて外に運んだ茶器を室内に戻す。
リンが片付け終わるまで見守っているてくれるフクロウ。人間味のある様子が可愛らしくてリンの頬が緩む。リンが室内から鍵を締めるとバサバサと空に飛び立つフクロウ。月夜に美しい姿。
(いいな。飛ぶ自由が、羨ましい)
綺麗な姿を見てリンは静かに涙を流した。
『夕刻には迎えに行くから、コレを着ていてね カロール・ロディ・アローラ』
翌日、手書きのメモと共にリンのもとに届けられたカジュアルな服。一般市民の物よりやや上品だ。伯爵領地にいた頃は平服で出かけていたからリンには質が分かる。
細身のベージュのボトムに深い緑のシャツ。それに紺のジャケットと首の保護帯を隠すストール。ジャケットは軽くて着易いのに温かい。靴は動きやすい黒のスニーカー。世間の若者のように肩に斜めにバックをかける。バックはリンの私物だが、コレが無いとオメガのリンは困る。いつも内服するオメガフェロモン抑制剤と緊急用の即効性発情抑制剤。それをカバンに詰めて溜息をつく。
本当に行くことになるとは考えていなかった。でも、コレはチャンスかもしれない。リンはセレスの書いてくれた紙を握り締める。この外出に侍女はついてこないし、城のルールは守らなくていい。殿下に『こんなオメガは嫌だ!』と思わせたらリンの勝ちだ。そう考えると沸々とやる気が湧いてきた。
『王子に嫌われる十の作戦』をそっと見る。セレスの字を指でなぞる。
リンが自分を『僕ってかわいい』と自画自賛する作戦と、殿下に『アルファは大したことが無い』と言う作戦なら出来るかもしれない。
城の中では上品にふるまっているリンがナルシストの様な発言をしたら、カロール殿下はどう思うだろう。驚いて口を開けたままアホ顔するかもしれない。そんなことを考えるとクスクスと笑えてくる。『こんなオメガには二度と興奮しない』と殿下が幻滅する姿を想像して、リンは元気が出て来た。
(カロール殿下、お出かけ楽しみにしている場合じゃないぞ。やってやるぞ! 覚悟しろよ!)
そう考えて、少しリンの心が明るくなった。
「可愛い……」
籠を見入ってリンが一言を漏らした。
「だろ? きっとリンは動物が好きだと思って」
籠を挟んで正面に位置したカロール殿下が嬉しそうに笑っている。一瞬その笑顔を目にしてしまい、リンは慌てて目線を子兎に戻す。
「触ってごらん」
そう言われても、兎が小さすぎて触れて大丈夫なのか心配になる。リンが触って泣かれたら困る。
「見ているだけで、いいです」
すると正面の殿下の手が籠に伸び、一匹を包み込むように手の上に乗せる。兎は目を開けることはなく眠り続けている。
「生後十日だ。お乳を飲むか寝ているかの時期だ。抱き上げても起きないよ」
殿下と兎の様子を見て、恐る恐るリンも一匹を手に乗せる。
「わ! 温かい。柔らかい」
手の上の小さな存在から温かさが伝わる。兎を見ながら、ふふっと笑みがこぼれた。
「綺麗だ……」
吐息のような一言にリンはカロール殿下を見た。まっすぐリンを見つめているカロール殿下。心臓がドキリと鳴る。ゾワゾワする感覚が怖くてリンは目線を外す。
「大丈夫だよ。俺は離れている。そこのソファーでお茶しているから、気にせず兎を愛でると良い」
優しい声を残してカロール殿下が離れたソファーに移動する。侍女たちがカロール殿下のお世話に向かう。
部屋の一角にリンと兎が切り離されたような状況。リンが構われないことに安心する心。そっと兎を撫でるとモゾッと動く。寝返りしただけだと言いたそうな熟眠姿。可愛くて、またリンの頬が緩む。無理して貼り付ける笑顔に慣れ過ぎていたから、こうして自然と微笑むのは久しぶりの気がする。しばらくリンは夢中で兎を撫でて過ごした。
「ねぇ、リン。何か、して欲しいことはない? できるだけ希望を叶えてあげたい。欲しいものは無い?」
急にカロール殿下からの声がかかり、現実逃避のように兎に熱中していたリンは顔をあげた。これは、チャンスかもしれない。胸ポケットのセレスが書いてくれた紙にそっと触れる。
「殿下と、二人で話せますか?」
「もちろん! もちろんだよ!」
カロール殿下が直ぐに指示を出し侍女を下がらせる。兎の籠を挟んでリンの正面にカロール殿下が座る。殿下が真横に座らなかったことにリンは胸を撫でおろした。
「リン、何か希望があるのかな?」
殿下が嬉しそうに聞いてくる。リンは深呼吸して作戦実行を決意する。
「はい。ぜひ、殿下と行きたい場所があります」
「いいよ。どこでも!」
「では、市民の行く酒場や飲み屋に行きたいです。屋台で飲食とか経験してみたいと思います。できたら殿下とお忍びで、護衛も付けずに出てみたいです」
カロール殿下の反応が怖くて恐る恐るリンは言葉にした。場合によっては怒るかもしれないとリンは身構えた、が。
「いいよ! 大歓迎だ。じゃ、二人で城から脱走だ。ワクワクするな」
思ったのと違う反応にリンは愕然とする。
「は? ええ? あの、いいのです、か?」
「いいよ」
満面の笑みで返事をされてリンが困ってしまう。
「あの、王家のマナーに反するとか、貴族らしくないとか……」
「全然オッケ。何かあってもリンは守る。それにバレたら市勢の調査とでも言うよ。あぁ、楽しみすぎる!」
頬を染めて喜んでいる殿下。想定外なカロール殿下の態度にリンは唖然としてしまう。
リンの頭の中は『作戦失敗……』という絶望で真っ白になった。
子兎は母乳の時間になり母兎のもとに返した。殿下が楽しそうに「明日の夜に決行だ」とリンに囁き自室に戻って行った。
「どうしよう。フクロウ君。本当にどうしよう~~」
夜になり侍女を下がらせて、リンはベランダに出ている。
四日ぶりにベランダに出たら大フクロウが欄干に止まっていた。嬉しくなって、フクロウと夜のお茶会を始めている。
今日は保温ポットの紅茶を用意している。ハカルがベランダ用の厚手上着を準備してくれて防寒対策はバッチリだ。フクロウは相変わらず首を左右に動かし『ホー?』と鳴く。
「カロール殿下は汚い酒場に行くオメガなんて嫌うと思ったんだ。なのに、喜んじゃって。本当に居酒屋に行くことになっちゃったよ。僕、お酒は飲めないよぉ。抑制剤と相乗効果があるから避けているんだ。とても言えないよ……」
リンの泣き言に『ま、頑張れ』とでも言いたげに羽を広げるフクロウ。
「今日は王子殿下に『もう痛くないか?』って聞かれたよ。大丈夫って答えたけどさ。まだまだ痛いし熱だって下がったばっかしで体力が戻ってないっての。大体さぁ、四日で打撲や傷が治ると思っていることがオカシイよ。王族だからカロール殿下は怪我とかしたことないのだろうなぁ。人の痛みが分からない人種なんだ。だから酷いことができるんだ」
リンが話していると隣のベランダでカタンと音がする。リンは少し警戒するが、フクロウの仲間が居るのだろうと思った。王城には動物が居ることが分かったから物音はそれほど怖くない。
「フウロウ君、仲間でもいるの? 居るなら今度連れて来てよ。僕には君しかいないから。あ、でも僕にも心を許す人が一人居るんだよ。君に紹介できたら良かったなぁ。あぁ、早く伯爵領に帰りたい。セレスの可愛い笑顔が見たい」
リンは溜息をついて星空を見上げる。フクロウのように空を飛べたら良いなぁと考える。ひゅうっと夜風が吹く。ブルリと身震いしてリンは温かな紅茶を飲む。
「う~、寒い。フクロウ君、僕はまだ体調が万全じゃないんだ。悪いけれど今日はここまでだ。ねぇ、また明日も来てくれるかな? お願いだよ」
リンの問いかけに『クルル』と小さな声を溢すフクロウ。その優しさにリンが微笑む。「おやすみ」と声をかけて外に運んだ茶器を室内に戻す。
リンが片付け終わるまで見守っているてくれるフクロウ。人間味のある様子が可愛らしくてリンの頬が緩む。リンが室内から鍵を締めるとバサバサと空に飛び立つフクロウ。月夜に美しい姿。
(いいな。飛ぶ自由が、羨ましい)
綺麗な姿を見てリンは静かに涙を流した。
『夕刻には迎えに行くから、コレを着ていてね カロール・ロディ・アローラ』
翌日、手書きのメモと共にリンのもとに届けられたカジュアルな服。一般市民の物よりやや上品だ。伯爵領地にいた頃は平服で出かけていたからリンには質が分かる。
細身のベージュのボトムに深い緑のシャツ。それに紺のジャケットと首の保護帯を隠すストール。ジャケットは軽くて着易いのに温かい。靴は動きやすい黒のスニーカー。世間の若者のように肩に斜めにバックをかける。バックはリンの私物だが、コレが無いとオメガのリンは困る。いつも内服するオメガフェロモン抑制剤と緊急用の即効性発情抑制剤。それをカバンに詰めて溜息をつく。
本当に行くことになるとは考えていなかった。でも、コレはチャンスかもしれない。リンはセレスの書いてくれた紙を握り締める。この外出に侍女はついてこないし、城のルールは守らなくていい。殿下に『こんなオメガは嫌だ!』と思わせたらリンの勝ちだ。そう考えると沸々とやる気が湧いてきた。
『王子に嫌われる十の作戦』をそっと見る。セレスの字を指でなぞる。
リンが自分を『僕ってかわいい』と自画自賛する作戦と、殿下に『アルファは大したことが無い』と言う作戦なら出来るかもしれない。
城の中では上品にふるまっているリンがナルシストの様な発言をしたら、カロール殿下はどう思うだろう。驚いて口を開けたままアホ顔するかもしれない。そんなことを考えるとクスクスと笑えてくる。『こんなオメガには二度と興奮しない』と殿下が幻滅する姿を想像して、リンは元気が出て来た。
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