37 / 47
Ⅸ リンの生きる場所
⑤
しおりを挟む
翌朝目覚めるとカロール殿下とドーラ殿下がソファーの下の床に布団を運んで寝ていた。殿下二人が床にゴロ寝している現状にリンとセレスは飛び起きてしまった。
「どうしよう。これ、僕たちは不敬罪にならない?」
「ちょっと考えられない状況で、どうしようか」
身分の低いリンとセレスがソファーを使い王子殿下二人が床にいるなど咎められても仕方が無い。夜が遅かったのか二人とも爆睡している。
起こさないようにリンはソファーから立ち上がる。そっとカロール殿下を見ると、リンの服を抱え込んでいる。その姿に吹き出しそうになりセレスに目線を向ける。
するとセレスは下を向いて笑いをかみ殺している。セレスに目線で『ドーラ殿下もセレスの服を抱えている?』とたずねるとセレスが手招きする。
リンがセレスの傍にいきドーラ殿下を見ると、一抱え分のセレスの服を抱きかかえていた。これにはさすがに笑いが我慢できず「ブハッ」と吹き出してしまった。
「リン、笑うなよぉ。せっかく我慢していたのに」
「いやいや、これは笑うだろ」
小声で囁き合いキッチンに避難する。直視していたら笑いが我慢できない。
気持ちを立て直すためにキッチンで座り込み、コソコソ会話していた。
「リン! リンがいない!」
「何? あ! セレスもいない!」
急な叫び声にリンとセレスがビクっとなる。
『ここです』と言う前にカロール殿下の叫びが響く。
「衛兵! すぐに城中を探せ! 不審者は皆捕まえろ! 城から一人も出すな! 城中の者を総動員してリンを見つけろ! 万が一リンに何かあったら全員処刑するぞ!」
ものすごい圧を感じてリンとセレスが震えあがる。心臓が痛い感覚。「ここに居ます」と言いたいのに声が上げられない。
呼吸が苦しくて冷汗が出る。苦悶の表情のセレスが息のような声で「ドーラ」と呼んだ。
「まて! セレスだ! カロール、室内にいる。威圧を解くんだ!」
すぐにドーラ殿下がキッチンを覗く。苦しさに冷汗が出ていたリンとセレスは床に座り込んだまま動けずにいた。
「セレス! 大丈夫か?」
すぐにドーラ殿下がセレスを抱き上げる。セレスが震えながらドーラ殿下にしがみ付くのをリンは見ていた。
「リン! ゴメン、室内にいると思わなくて」
リンのところにも青い顔をしたカロール殿下が駆け付ける。ドーラ殿下に甘えるセレスを見たせいだろうか、リンもカロール殿下に抱きつく。
「悪いが一部屋借りる。セレスのケアを優先したい」
ドーラ殿下とセレスがベッドルームに入り扉を閉めた。
「リン。俺だけに集中して。俺のフェロモン、分かる?」
リンはカロール殿下の腕の中で頷きを返す。
「ごめん。焦っちゃった。居なくなったと思った。心が破裂しそうになってアルファの威圧が出てしまった。怖かったよね。もう大丈夫だから」
カロール殿下の清涼な若木の匂いがリンを包む。
温かな抱擁と幸福な匂いにリンの心が満たされる。芯まで冷えた身体が生き返るようだ。このまま寝てしまいそうな安心感があるけれど、十分睡眠をとったおかげで眠れそうにない。
「もう、大丈夫です」
三十分ほどでリンの気持ちが落ち着いた。慈しむように包んでくれていたカロール殿下の腕から抜け出る。
「うん。ごめんね。リンは発情期を迎えた後だからこれで大丈夫だったか。セレスは、ちょっとマズいかな。発情を誘発してしまったかも。もしかしたら一週間ほど王城に滞在になるかも、な。タイミングを見てセレスたちにはドーラの部屋に移ってもらおう。そうなったら俺がリンと居てもいい?」
ドーラ殿下とセレスが籠っている寝室から甘い香りが漏れている。
「はい。セレスは大丈夫でしょうか?」
「ドーラが付いている。セレスには申し訳ない事をしてしまったが、あとはドーラに任せるしかない。」
「そうですね」
ガチャリとドアが開いてドーラ殿下がシーツに包んだセレスを抱えて出て来た。ドーラ殿下のフェロモンが強くてリンはカロール殿下の後ろに隠れる。
「リン、俺の後ろから出ないで」
リンがカロール殿下のフェロモンに守られる。
「カロール、俺の部屋に戻る。セレスが発情した。終わるまで籠る。ザザ国の護衛を城内につけるが許してほしい。あとは侍女を数名頼めるか?」
「もちろんだ。俺の威圧のせいだ。悪かった。ドーラの身の安全はアローラ国国王陛下の名にかけて保障する。全面的にサポートするからセレスだけに集中してくれ」
「助かる」
いつの間にか現れたザザ国の護衛と共にドーラ殿下が早足で立ち去った。ドーラ殿下の腕の中のセレスは頭からシーツにくるまれていて様子が全く分からなかった。
「換気しようか。フェロモンが凄かったね」
「はい。カロール殿下以外のアルファのフェロモンは初めてです。嫌ではないけれど、カロール殿下の匂いに比べて胸やけがしそうな感覚です」
「なるほど。そう感じたのか。俺も同じ。セレスのオメガフェロモンは甘くて強烈だけど、リンの匂いを知っているから惹かれはしない」
カロール殿下が侍女を呼んで部屋の換気と片付け、ドーラ殿下の状況と護衛の指示、サポートの指示、朝食用意を指示する。ついでに先ほどの城内の護衛兵へのリンを探す指示を取り消していた。
あっという間に綺麗に片付いた室内。ついでに大きな檻が運ばれてルーがこの部屋に来た。これには飛び上がるほど喜んでしまった。
「ルーだ! 書斎の檻ごと移して大丈夫なのですか?」
「いいよ。ルーは昨日から『リンに会わせろ』って檻をガジガジしていたから、ここに居るほうがお互いに良さそうだ」
早速リンはルーに近寄る。
「ルー。また一緒にいられるね。昼間だから休んでいてね。夜にまたお散歩しよう。ルーが飛ぶ姿をまた見たいな」
リンが話しかけるとルーが目をクリクリさせて優しい表情をする。
「じゃ、夜にお茶会としようか。王城に長く居るつもりは無かったのだが、これも運かもしれん。リンと二人の貴重な時間だ。楽しまなくては勿体ない」
「では僕は終戦記念祝賀祭でにぎわう市街地を見てみたいです」
「ブハッ!」
急にカロール殿下がむせ込む。驚いてリンは殿下の背中をさする。
「どうされたのですか?」
「いや、何でもない。その、ちょっと思い出し笑いと言うか。ははは。リンが市街地に行きたいと言ったのは二回目だからね。懐かしくて」
カロール殿下は嬉しそうに笑っている。
「では僕は王都の終戦記念祭を見るのは二回目ですか?」
「いや。リンが王城に来たのは初夏の終戦記念祭の後だ。そこからここに居たのは半年弱だ。その半年が俺の全てを覆すような濃い時間だった」
「どういうことですか? 半年しかカロール殿下と過ごしていないのなら、残りの半年、僕はどうしていたのでしょう? ずっと行方不明だったのですか?」
「辛いことが重なったのだ。それに耐えかねてリンは記憶を閉ざしている。だから無理に思い出さなくていい。疑問に思うこともあるだろうが、目の前の俺を信じて欲しい」
「もし、思い出したら僕はどうなるのでしょう」
「今は考えなくていい。疑問に思うことを受け流すのだ。気分が悪くなる場所に行かず、触れない。それが最善だな」
リンは「はい」と頷くしか出来なかった。カロール殿下が悲しそうな顔で話していたから。
「どうしよう。これ、僕たちは不敬罪にならない?」
「ちょっと考えられない状況で、どうしようか」
身分の低いリンとセレスがソファーを使い王子殿下二人が床にいるなど咎められても仕方が無い。夜が遅かったのか二人とも爆睡している。
起こさないようにリンはソファーから立ち上がる。そっとカロール殿下を見ると、リンの服を抱え込んでいる。その姿に吹き出しそうになりセレスに目線を向ける。
するとセレスは下を向いて笑いをかみ殺している。セレスに目線で『ドーラ殿下もセレスの服を抱えている?』とたずねるとセレスが手招きする。
リンがセレスの傍にいきドーラ殿下を見ると、一抱え分のセレスの服を抱きかかえていた。これにはさすがに笑いが我慢できず「ブハッ」と吹き出してしまった。
「リン、笑うなよぉ。せっかく我慢していたのに」
「いやいや、これは笑うだろ」
小声で囁き合いキッチンに避難する。直視していたら笑いが我慢できない。
気持ちを立て直すためにキッチンで座り込み、コソコソ会話していた。
「リン! リンがいない!」
「何? あ! セレスもいない!」
急な叫び声にリンとセレスがビクっとなる。
『ここです』と言う前にカロール殿下の叫びが響く。
「衛兵! すぐに城中を探せ! 不審者は皆捕まえろ! 城から一人も出すな! 城中の者を総動員してリンを見つけろ! 万が一リンに何かあったら全員処刑するぞ!」
ものすごい圧を感じてリンとセレスが震えあがる。心臓が痛い感覚。「ここに居ます」と言いたいのに声が上げられない。
呼吸が苦しくて冷汗が出る。苦悶の表情のセレスが息のような声で「ドーラ」と呼んだ。
「まて! セレスだ! カロール、室内にいる。威圧を解くんだ!」
すぐにドーラ殿下がキッチンを覗く。苦しさに冷汗が出ていたリンとセレスは床に座り込んだまま動けずにいた。
「セレス! 大丈夫か?」
すぐにドーラ殿下がセレスを抱き上げる。セレスが震えながらドーラ殿下にしがみ付くのをリンは見ていた。
「リン! ゴメン、室内にいると思わなくて」
リンのところにも青い顔をしたカロール殿下が駆け付ける。ドーラ殿下に甘えるセレスを見たせいだろうか、リンもカロール殿下に抱きつく。
「悪いが一部屋借りる。セレスのケアを優先したい」
ドーラ殿下とセレスがベッドルームに入り扉を閉めた。
「リン。俺だけに集中して。俺のフェロモン、分かる?」
リンはカロール殿下の腕の中で頷きを返す。
「ごめん。焦っちゃった。居なくなったと思った。心が破裂しそうになってアルファの威圧が出てしまった。怖かったよね。もう大丈夫だから」
カロール殿下の清涼な若木の匂いがリンを包む。
温かな抱擁と幸福な匂いにリンの心が満たされる。芯まで冷えた身体が生き返るようだ。このまま寝てしまいそうな安心感があるけれど、十分睡眠をとったおかげで眠れそうにない。
「もう、大丈夫です」
三十分ほどでリンの気持ちが落ち着いた。慈しむように包んでくれていたカロール殿下の腕から抜け出る。
「うん。ごめんね。リンは発情期を迎えた後だからこれで大丈夫だったか。セレスは、ちょっとマズいかな。発情を誘発してしまったかも。もしかしたら一週間ほど王城に滞在になるかも、な。タイミングを見てセレスたちにはドーラの部屋に移ってもらおう。そうなったら俺がリンと居てもいい?」
ドーラ殿下とセレスが籠っている寝室から甘い香りが漏れている。
「はい。セレスは大丈夫でしょうか?」
「ドーラが付いている。セレスには申し訳ない事をしてしまったが、あとはドーラに任せるしかない。」
「そうですね」
ガチャリとドアが開いてドーラ殿下がシーツに包んだセレスを抱えて出て来た。ドーラ殿下のフェロモンが強くてリンはカロール殿下の後ろに隠れる。
「リン、俺の後ろから出ないで」
リンがカロール殿下のフェロモンに守られる。
「カロール、俺の部屋に戻る。セレスが発情した。終わるまで籠る。ザザ国の護衛を城内につけるが許してほしい。あとは侍女を数名頼めるか?」
「もちろんだ。俺の威圧のせいだ。悪かった。ドーラの身の安全はアローラ国国王陛下の名にかけて保障する。全面的にサポートするからセレスだけに集中してくれ」
「助かる」
いつの間にか現れたザザ国の護衛と共にドーラ殿下が早足で立ち去った。ドーラ殿下の腕の中のセレスは頭からシーツにくるまれていて様子が全く分からなかった。
「換気しようか。フェロモンが凄かったね」
「はい。カロール殿下以外のアルファのフェロモンは初めてです。嫌ではないけれど、カロール殿下の匂いに比べて胸やけがしそうな感覚です」
「なるほど。そう感じたのか。俺も同じ。セレスのオメガフェロモンは甘くて強烈だけど、リンの匂いを知っているから惹かれはしない」
カロール殿下が侍女を呼んで部屋の換気と片付け、ドーラ殿下の状況と護衛の指示、サポートの指示、朝食用意を指示する。ついでに先ほどの城内の護衛兵へのリンを探す指示を取り消していた。
あっという間に綺麗に片付いた室内。ついでに大きな檻が運ばれてルーがこの部屋に来た。これには飛び上がるほど喜んでしまった。
「ルーだ! 書斎の檻ごと移して大丈夫なのですか?」
「いいよ。ルーは昨日から『リンに会わせろ』って檻をガジガジしていたから、ここに居るほうがお互いに良さそうだ」
早速リンはルーに近寄る。
「ルー。また一緒にいられるね。昼間だから休んでいてね。夜にまたお散歩しよう。ルーが飛ぶ姿をまた見たいな」
リンが話しかけるとルーが目をクリクリさせて優しい表情をする。
「じゃ、夜にお茶会としようか。王城に長く居るつもりは無かったのだが、これも運かもしれん。リンと二人の貴重な時間だ。楽しまなくては勿体ない」
「では僕は終戦記念祝賀祭でにぎわう市街地を見てみたいです」
「ブハッ!」
急にカロール殿下がむせ込む。驚いてリンは殿下の背中をさする。
「どうされたのですか?」
「いや、何でもない。その、ちょっと思い出し笑いと言うか。ははは。リンが市街地に行きたいと言ったのは二回目だからね。懐かしくて」
カロール殿下は嬉しそうに笑っている。
「では僕は王都の終戦記念祭を見るのは二回目ですか?」
「いや。リンが王城に来たのは初夏の終戦記念祭の後だ。そこからここに居たのは半年弱だ。その半年が俺の全てを覆すような濃い時間だった」
「どういうことですか? 半年しかカロール殿下と過ごしていないのなら、残りの半年、僕はどうしていたのでしょう? ずっと行方不明だったのですか?」
「辛いことが重なったのだ。それに耐えかねてリンは記憶を閉ざしている。だから無理に思い出さなくていい。疑問に思うこともあるだろうが、目の前の俺を信じて欲しい」
「もし、思い出したら僕はどうなるのでしょう」
「今は考えなくていい。疑問に思うことを受け流すのだ。気分が悪くなる場所に行かず、触れない。それが最善だな」
リンは「はい」と頷くしか出来なかった。カロール殿下が悲しそうな顔で話していたから。
307
あなたにおすすめの小説
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
伯爵家次男は、女遊びの激しい(?)幼なじみ王子のことがずっと好き
メグエム
BL
伯爵家次男のユリウス・ツェプラリトは、ずっと恋焦がれている人がいる。その相手は、幼なじみであり、王位継承権第三位の王子のレオン・ヴィルバードである。貴族と王族であるため、家や国が決めた相手と結婚しなければならない。しかも、レオンは女関係での噂が絶えず、女好きで有名だ。男の自分の想いなんて、叶うわけがない。この想いは、心の奥底にしまって、諦めるしかない。そう思っていた。
釣った魚、逃した魚
円玉
BL
瘴気や魔獣の発生に対応するため定期的に行われる召喚の儀で、浄化と治癒の力を持つ神子として召喚された三倉貴史。
王の寵愛を受け後宮に迎え入れられたかに見えたが、後宮入りした後は「釣った魚」状態。
王には放置され、妃達には嫌がらせを受け、使用人達にも蔑ろにされる中、何とか穏便に後宮を去ろうとするが放置していながら縛り付けようとする王。
護衛騎士マクミランと共に逃亡計画を練る。
騎士×神子 攻目線
一見、神子が腹黒そうにみえるかもだけど、実際には全く悪くないです。
どうしても文字数が多くなってしまう癖が有るので『一話2500文字以下!』を目標にした練習作として書いてきたもの。
ムーンライト様でもアップしています。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完結】完璧アルファな推し本人に、推し語りするハメになったオレの顛末
竜也りく
BL
物腰柔らか、王子様のように麗しい顔、細身ながら鍛えられた身体、しかし誰にも靡かないアルファの中のアルファ。
巷のお嬢さん方を骨抜きにしているヴァッサレア公爵家の次男アルロード様にオレもまたメロメロだった。
時に男友達に、時にお嬢さん方に混ざって、アルロード様の素晴らしさを存分に語っていたら、なんとある日ご本人に聞かれてしまった。
しかも「私はそういう人の心の機微が分からなくて困っているんだ。これからも君の話を聞かせて欲しい」と頼まれる始末。
どうやら自分の事を言われているとはこれっぽっちも思っていないらしい。
そんなこんなで推し本人に熱い推し語りをする羽目になって半年、しかしオレも末端とはいえど貴族の一員。そろそろ結婚、という話もでるわけで見合いをするんだと話のついでに言ったところ……
★『小説家になろう』さんでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる