2 / 79
普通科の彼女と特進科の彼。
パン、あたためますか?
しおりを挟む
ホットスナックの入れ替えをしていると、レジに人影が見えたので、私は素早くレジに戻った。
「お待たせしました、いらっしゃいませ!」
笑顔でいらっしゃいませを言うと、目の前の客は目を丸くしていた。
そして私もその顔に見覚えがあって、怪訝な顔をしてしまう。
「「あ」」
早朝6時前のお客さんは、食パン一袋を持ったイケメンだった。お昼寝の妨害をした挙げ句に人を変人呼ばわりした特進科のイケメンがなぜここに……
「お前、普通科の」
私は商品のバーコードをスキャンしながら問いかけた。
「パンあたためますかー」
「あたためねーよ、これ食パンだろうが」
あと袋もいらない。と言ったイケメンは千円札を出してきた。
「…お前のバイト先ってここだったんだ?」
「まぁね、そっちこそ、このマンションの住民なの?」
マンション下にこのコンビニは入っているが、このマンションは分譲も賃貸もめちゃくちゃ高いと聞く。コンビニに来るお客さんもお金持ってそうな人ばかりで、客層もいい。店員に暴言吐く客が少ないって他のコンビニ勤務経験のある人が言っていた。
ここに住んでいるということはこのイケメン、金持ちなのか。特進科の生徒っぽいから賢いのは当然のこと、顔は芸能人ばりの美形で高身長、親が金持ちってとんだ勝ち組だな。
「親の持ってるマンションの内の1つ。学校が近いからこっちに住んでる」
わぁ、サラリと吐き出されたお金持ち発言である。
「じゃあ一人暮らしなんだ」
お釣りを渡すと、イケメンは首を横に振った。
「いや、姉貴と一緒に住んでる。これも姉貴に買ってこいって言われて買いに来た」
「へぇ」
先日の印象からしててっきり女性にあまり優しくない人なのかなぁと思っていたけど、お姉さんには優しいみたいだ。
「お前は? 何時から働いてんだよ」
「朝5時からだよ」
「マジか…」
このイケメンがここに住んでいるのに今まで会わなかったのがすごい。まぁ会ったとしても知り合いじゃないからどこの誰だかわかんないだろうけどさ。
同じ学校でも科が違えば見知らぬ人同然である。
「今日は8時まで働くよ」
法律で高校生は朝5時から夜の22時まで働けるのだ。ギリギリまで働いて登校するのさ!
「…遅刻するぞ?」
見た目によらず真面目なイケメンに指摘されたが、私は鼻で笑ってやる。
「特進科みたいに0時間目なんて存在しないからねー。平気でーす」
私が普通科にいるのはそのためだ。特進科は7時30分から朝課外の0時間目が始まるが、普通科は8時40分までに行けば間に合うのだ。
この差は大きいぞ。
■□■
1学期末テストの順位表が出たとのことだったので、私は帰る前に掲示板を見に行った。
上に特進科、下に普通科の上位100位までが貼り出されている。私は普通科トップに自分の名前が輝いているのを見て息を吐き出した。
良かった。今回も成績維持できて。
「すごいな、トップじゃん」
「あ、イケメン」
「……俺の名前知らないの?」
横からイケメンがヌッと現れたのでびっくりして、心のなかで呼んでいる呼び名がスルッと口から飛び出してしまった。
知ってるよ、「ユウキ君」って呼ばれていたよね。
「ユウキ君は何位だった?」
「23位」
すごいな、特進科で23位か。中々いい成績じゃないか。
特進科の順位表の23位を探して、【悠木夏生】という名前を見て首を傾げた。
ユウキって下の名前じゃないのか。
「…ゆうき、なつお?」
「なおだよ、悠木夏生。よく読み間違われる」
こりゃ失礼。
悠木君は読み間違いされたのをあまり気にしていないようだ。掲示板の順位表を右から左に流し見して、「なぁ」と呟く。
どうやら私に話しかけているようなので、首を動かす。
「なんで頑なに普通科にいるんだ? 特進科行けばいいのに。進学に有利になるぞ」
彼の問いかけに私は肩をすくめた。
進学は大事だよね、わかっている。だけど私にだって私が定めた目標があって、自分が一番動きやすいルートを選んでいるのだ。
「だって特進科じゃバイトできないもん」
バイトするために校則のゆるいこの公立校に来たのに意味がなくなるじゃないか!
私立はバイト禁止な所も多いし、他の公立に通うにもバイトするためだけに偏差値を下げるわけにもいかなかった。自分レベルの偏差値の別の公立校を目指すとなると今度は通学が大変になる。
私にはこの学校の普通科が丁度いいのだ。
「バイトって…そんなに金に困ってんの?」
公立校なんだから私立みたいに学費が馬鹿高いわけじゃないだろ、って悠木君が突っ込んでくるが、そういう話ではないのだ。
だが親しくもない相手に私がバイトする理由を語るのもはばかられる。なので私は口を閉ざして回答を控えた。
「森宮さん、ちょっといいかね」
背後から掛けられた声に、隣にいた悠木君のほうが先に反応した。
私は「またか」と少しばかりげんなりした気分になったが、表情を装って振り返る。見よ、接客業のバイトで培った営業スマイルを!
後ろにいたのは特進科のクラスの担任の先生と学年主任の先生だ。入学して何度も声を掛けられたからしっかり顔を覚えているぞ。渋る私も頑固だけど、あんたらも大概諦めが悪いと思わないか。
「普通科クラス1位おめでとう。入学して以降慢心することなく成績維持に努めているようだね」
「ありがとうございます。学業は学生の本分ですから」
バイトを反対されたくないから、頑張っているだけなんだよ。とは口には出さない。
にこ、と愛想よく笑顔を向けておく。
「それでだね、森宮さん、特進科のテストを受けてみないか?」
えぇ…嫌だぁ面倒くさい……
私の鉄壁の営業スマイルが少し引きつった。
「いえいえそんな私にはとてもとても……前にも何度かお話しましたが、私は普通科から離れる気はありません」
どうせ先生たちも実績を作って、一人でも多くいい大学に進学させたいだけなんだろう。
悪いが私は先生たちの評価のために動く気はサラサラないぞ。
「…うちの高校ではバイトは禁止ではないが、できれば君には学業に専念してほしいと思っているんだよ」
そこに学年主任の先生が口を挟んできた。
禁止じゃないのになんでだよ。生徒の自由でしょうが。落第点とってるわけじゃないんだからいいでしょ、別に。
「うちにはお金がなくて、母が病気で寝たきりに…」
「えっ」
私がよよよ…と泣いたふりをしていると、悠木君がハッとした顔で反応していた。
……ピュアかよ。そんな百戦錬磨みたいな顔して簡単に信じちゃうのか。そんなピュアで君はやっていけるの?
「嘘をつくんじゃない。お母さんは隣町の総合病院で元気に看護師してるじゃないか。この間も耳の遠いうちの婆さんに大声で話しかけてたぞ」
しかし学年主任の先生は騙せなかった。
「あ、先生のお母様が入院してるんでしたっけ…じゃあ父が…」
「親父さんは今日の朝、会社前で元気よくラジオ体操して、先生に気づくと挨拶してきたぞ」
……この高校は私のお姉ちゃんの母校という事もあって、両親と顔見知りなんだった。こんなところで弊害が出るとは……
「うちには多額のローンがあと15年残ってて」
「ローンなら先生もある! それは親御さんの借金だろうが。話をそらそうとくだらん嘘を付くんじゃない」
くっそぅ、ごまかせないか…
察してくれよ、私は特進科に入るのを断ってるんだってば。別に特進科が悪いわけじゃないよ、ただ私にとってバイトができなくなるのは痛手なんだ。収入が減ったら貯金ができなくなるでしょうが!
──キーンコーンカーンコーン……
チャイムが鳴った。
私ははっとして腕時計に目を落とす。時間は15時40分を示している。
──マズイ。
「バイトなんでお先に失礼します!」
「あっこら森宮! 待ちなさい話はまだ…!」
いくら話し合いを重ねても私の意志は変わらない。
それよりも今日もガッツリ稼がなきゃ!
先生の呼び止める声を背にして、私は急いでバイト先へと向かったのであった。
「お待たせしました、いらっしゃいませ!」
笑顔でいらっしゃいませを言うと、目の前の客は目を丸くしていた。
そして私もその顔に見覚えがあって、怪訝な顔をしてしまう。
「「あ」」
早朝6時前のお客さんは、食パン一袋を持ったイケメンだった。お昼寝の妨害をした挙げ句に人を変人呼ばわりした特進科のイケメンがなぜここに……
「お前、普通科の」
私は商品のバーコードをスキャンしながら問いかけた。
「パンあたためますかー」
「あたためねーよ、これ食パンだろうが」
あと袋もいらない。と言ったイケメンは千円札を出してきた。
「…お前のバイト先ってここだったんだ?」
「まぁね、そっちこそ、このマンションの住民なの?」
マンション下にこのコンビニは入っているが、このマンションは分譲も賃貸もめちゃくちゃ高いと聞く。コンビニに来るお客さんもお金持ってそうな人ばかりで、客層もいい。店員に暴言吐く客が少ないって他のコンビニ勤務経験のある人が言っていた。
ここに住んでいるということはこのイケメン、金持ちなのか。特進科の生徒っぽいから賢いのは当然のこと、顔は芸能人ばりの美形で高身長、親が金持ちってとんだ勝ち組だな。
「親の持ってるマンションの内の1つ。学校が近いからこっちに住んでる」
わぁ、サラリと吐き出されたお金持ち発言である。
「じゃあ一人暮らしなんだ」
お釣りを渡すと、イケメンは首を横に振った。
「いや、姉貴と一緒に住んでる。これも姉貴に買ってこいって言われて買いに来た」
「へぇ」
先日の印象からしててっきり女性にあまり優しくない人なのかなぁと思っていたけど、お姉さんには優しいみたいだ。
「お前は? 何時から働いてんだよ」
「朝5時からだよ」
「マジか…」
このイケメンがここに住んでいるのに今まで会わなかったのがすごい。まぁ会ったとしても知り合いじゃないからどこの誰だかわかんないだろうけどさ。
同じ学校でも科が違えば見知らぬ人同然である。
「今日は8時まで働くよ」
法律で高校生は朝5時から夜の22時まで働けるのだ。ギリギリまで働いて登校するのさ!
「…遅刻するぞ?」
見た目によらず真面目なイケメンに指摘されたが、私は鼻で笑ってやる。
「特進科みたいに0時間目なんて存在しないからねー。平気でーす」
私が普通科にいるのはそのためだ。特進科は7時30分から朝課外の0時間目が始まるが、普通科は8時40分までに行けば間に合うのだ。
この差は大きいぞ。
■□■
1学期末テストの順位表が出たとのことだったので、私は帰る前に掲示板を見に行った。
上に特進科、下に普通科の上位100位までが貼り出されている。私は普通科トップに自分の名前が輝いているのを見て息を吐き出した。
良かった。今回も成績維持できて。
「すごいな、トップじゃん」
「あ、イケメン」
「……俺の名前知らないの?」
横からイケメンがヌッと現れたのでびっくりして、心のなかで呼んでいる呼び名がスルッと口から飛び出してしまった。
知ってるよ、「ユウキ君」って呼ばれていたよね。
「ユウキ君は何位だった?」
「23位」
すごいな、特進科で23位か。中々いい成績じゃないか。
特進科の順位表の23位を探して、【悠木夏生】という名前を見て首を傾げた。
ユウキって下の名前じゃないのか。
「…ゆうき、なつお?」
「なおだよ、悠木夏生。よく読み間違われる」
こりゃ失礼。
悠木君は読み間違いされたのをあまり気にしていないようだ。掲示板の順位表を右から左に流し見して、「なぁ」と呟く。
どうやら私に話しかけているようなので、首を動かす。
「なんで頑なに普通科にいるんだ? 特進科行けばいいのに。進学に有利になるぞ」
彼の問いかけに私は肩をすくめた。
進学は大事だよね、わかっている。だけど私にだって私が定めた目標があって、自分が一番動きやすいルートを選んでいるのだ。
「だって特進科じゃバイトできないもん」
バイトするために校則のゆるいこの公立校に来たのに意味がなくなるじゃないか!
私立はバイト禁止な所も多いし、他の公立に通うにもバイトするためだけに偏差値を下げるわけにもいかなかった。自分レベルの偏差値の別の公立校を目指すとなると今度は通学が大変になる。
私にはこの学校の普通科が丁度いいのだ。
「バイトって…そんなに金に困ってんの?」
公立校なんだから私立みたいに学費が馬鹿高いわけじゃないだろ、って悠木君が突っ込んでくるが、そういう話ではないのだ。
だが親しくもない相手に私がバイトする理由を語るのもはばかられる。なので私は口を閉ざして回答を控えた。
「森宮さん、ちょっといいかね」
背後から掛けられた声に、隣にいた悠木君のほうが先に反応した。
私は「またか」と少しばかりげんなりした気分になったが、表情を装って振り返る。見よ、接客業のバイトで培った営業スマイルを!
後ろにいたのは特進科のクラスの担任の先生と学年主任の先生だ。入学して何度も声を掛けられたからしっかり顔を覚えているぞ。渋る私も頑固だけど、あんたらも大概諦めが悪いと思わないか。
「普通科クラス1位おめでとう。入学して以降慢心することなく成績維持に努めているようだね」
「ありがとうございます。学業は学生の本分ですから」
バイトを反対されたくないから、頑張っているだけなんだよ。とは口には出さない。
にこ、と愛想よく笑顔を向けておく。
「それでだね、森宮さん、特進科のテストを受けてみないか?」
えぇ…嫌だぁ面倒くさい……
私の鉄壁の営業スマイルが少し引きつった。
「いえいえそんな私にはとてもとても……前にも何度かお話しましたが、私は普通科から離れる気はありません」
どうせ先生たちも実績を作って、一人でも多くいい大学に進学させたいだけなんだろう。
悪いが私は先生たちの評価のために動く気はサラサラないぞ。
「…うちの高校ではバイトは禁止ではないが、できれば君には学業に専念してほしいと思っているんだよ」
そこに学年主任の先生が口を挟んできた。
禁止じゃないのになんでだよ。生徒の自由でしょうが。落第点とってるわけじゃないんだからいいでしょ、別に。
「うちにはお金がなくて、母が病気で寝たきりに…」
「えっ」
私がよよよ…と泣いたふりをしていると、悠木君がハッとした顔で反応していた。
……ピュアかよ。そんな百戦錬磨みたいな顔して簡単に信じちゃうのか。そんなピュアで君はやっていけるの?
「嘘をつくんじゃない。お母さんは隣町の総合病院で元気に看護師してるじゃないか。この間も耳の遠いうちの婆さんに大声で話しかけてたぞ」
しかし学年主任の先生は騙せなかった。
「あ、先生のお母様が入院してるんでしたっけ…じゃあ父が…」
「親父さんは今日の朝、会社前で元気よくラジオ体操して、先生に気づくと挨拶してきたぞ」
……この高校は私のお姉ちゃんの母校という事もあって、両親と顔見知りなんだった。こんなところで弊害が出るとは……
「うちには多額のローンがあと15年残ってて」
「ローンなら先生もある! それは親御さんの借金だろうが。話をそらそうとくだらん嘘を付くんじゃない」
くっそぅ、ごまかせないか…
察してくれよ、私は特進科に入るのを断ってるんだってば。別に特進科が悪いわけじゃないよ、ただ私にとってバイトができなくなるのは痛手なんだ。収入が減ったら貯金ができなくなるでしょうが!
──キーンコーンカーンコーン……
チャイムが鳴った。
私ははっとして腕時計に目を落とす。時間は15時40分を示している。
──マズイ。
「バイトなんでお先に失礼します!」
「あっこら森宮! 待ちなさい話はまだ…!」
いくら話し合いを重ねても私の意志は変わらない。
それよりも今日もガッツリ稼がなきゃ!
先生の呼び止める声を背にして、私は急いでバイト先へと向かったのであった。
2
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?
中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け!
※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる