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普通科の彼女と特進科の彼。
円に内接する四角形の対角線の長さと面積を求めよ。
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「美玖ー来たよー! わぁ可愛いね、チャイナ風メイド?」
文化祭当日、お昼前のまだ少し空いている時間帯にひょこっと教室の入口から顔をのぞかせたのは4つ上の我が姉である。現役医大生、そしてこの高校の特進科出身である。ちなみに私と姉はそっくりであるとよく言われる。お姉ちゃんのほうが幾分しっかりしているけども。
文化祭に来るか来ないかを確認したところ、「行く行く! わー高校久しぶりだなぁ」と軽いノリで返ってきたのだ。そんなわけで来店した彼女を早速席に案内すると、姉は興味深そうに店内をキョロキョロしていた。
「結構お客さん入っているねぇ」
「うん。ちょっとしたら時間制限設けなきゃいけなくなるかも」
ありがたいことにうちの店はそこそこ客入りがある。所詮学生の出し物と思うな。教室の飾り付けはチープでも、うちの本気は料理なんだぞ、と私はほくそ笑む。
カフェは回転率が悪いので、一定の客数に達したら時間制限を設ける決まりだ。姉を個人客専用の壁際のおひとりさま席に案内すると、メニューを見せた。
「お腹空いているなら魯肉飯とスープセットがおすすめだよ。それとお菓子とお茶のセットもあるよ」
「んー! ちょっと考える!」
お姉ちゃんはメニュー表とにらめっこして悩んでいた。邪魔しないように一旦離れようとしたら、横から「森宮君」と呼ばれた。
「「はい?」」
私とお姉ちゃんの返事がハモった。だってふたりとも森宮だもの。
「卒業式以来だな。元気にしているのかね、莉子君」
「あ、富永先生。お久しぶりです」
相手が呼んだのはお姉ちゃんの方だったらしい。
学年主任の先生は親しげにお姉ちゃんに笑顔をみせていた。そう言えばお姉ちゃんが在学中、学年主任である富永先生が担任だったこともあったんだっけな。
「妹さんの様子を見に来たのかね」
「はい、面白そうな出し物するって聞いたので」
先生の前でもお姉ちゃんはお姉ちゃんだった。
高校時代、お姉ちゃんは特進科の中でもぶっちぎりの優等生だったという。そのため、先生から多大な期待を寄せられていたとか……そのせいで妹の私まで変な期待を寄せられていて現在とても肩身が狭い…スルーしてるけど。
「大学でも随分優秀とか。君は自分が決めた道を一直線に駆け上っているんだね」
「小学校時代からの夢でしたから。私は医者になるんだって」
お姉ちゃんは昔からずっとそうだった。医者になるのが夢だと語っていた。勉強が好きというわけじゃなく、医者という仕事に夢を抱いて、真剣に勉強するようになった。
そしてそれを親兄弟、祖父母が全力でバックアップして、彼女は現役医大合格を果たせたのだ。それは彼女自身の地頭の良さもあるけど、一番は努力の結果だと私も思っている。
「…美玖君は、将来なりたい職業とかはないのかな?」
ちらりとこっちに視線を向けられた時点で嫌な予感はしていたけど、先生が私に話を振ってきた。
あーあー。特進科の話蹴り続けているから、嫌味でも言われちゃうのかなー。姉妹で比べられることはあるけど、私も成績は良いほうなので、「さすが莉子ちゃんの妹さんね」と言われて終わる。
姉のことは尊敬しているが、比較されても平気かと言われると否だ。むしろうんざりしている。私はお姉ちゃんの付属品じゃなく、一人の人間なんだぞって。普通にムカつくよ。
「…具体的には決まってないですが」
目的はあるけど、それが仕事につながるかと言われたらそんなことはない。ていうか高校一年の時点ではっきり将来の夢が決まっている方が珍しいと思うんだが。
「学業に専念していないから、意識がアチラコチラに向かうのだろう。そんな風に高校生活を過ごしていくつもりか? お姉さんみたいになりたいと思わないのか」
「はは…医業には関心ないので…」
私は骨とか内臓とかそういうものを見るのは苦手だ。姉が読んでいる医学書見るだけでめまいしちゃうから、医師も看護師も無理であろう。慣れもあるんだろうけど、医業の人はすごいよね。
「何も医者に限定しているわけじゃない。今や大学進学がいい就職先への足がかりになる。大学のレベルによって選別されるのだぞ。君も自分のレベルを知って、自分にあった環境で学習するべきだとは思わないのか。もっとお姉さんを見習いなさい」
私は口を閉ざして沈黙した。
私は遊ぶために普通科に居るんじゃないし、不真面目に学校生活を送っているわけでもないのになぜお説教されねばならんのか。まったくもって理不尽である。
「何を言いますか! うちの美玖は実力テストでも優秀な点数を取っているでしょう! 彼女が普通科に居るのは彼女なりの目的があるんです。周りに迷惑をかけているわけじゃないんだからいいじゃないですか!」
黙っていられなかったのは姉の方であった。ガタッと席を立つと、私の方に手を伸ばしてきて犬を撫でるみたいにわしゃわしゃされた。
やめて、そんなオーバーな撫で方しないで。
「うちの両親も言ってたと思いますが、うちは基本的に自主性を重んじるので、進路や学業に関しては道が外れていない限りノータッチなんです。先生が心配されているのはよく伝わってきますが、美玖は大丈夫です!」
私の弁護をしてくれているのはわかるんだが、ワシャワシャ撫でる手を止めてほしい。人に見られて恥ずかしいのだが。クラスの男子から「あいつ高1にもなって姉ちゃんに甘えてるんだぜ」ってからかわれるじゃないか…
「ただでさえ毎日ハードワークで毎日遅くまで勉強しているのに、特進科に進んだら美玖が倒れてしまいます! そんなの私見ていられません!」
「だからバイトを辞めるとか…」
「そのバイトは美玖の進む道のために必要なんです! 辞めろなんてそんな事簡単におっしゃらないでください!」
カッと目を見開いて反論してみせたお姉ちゃんの態度に富永先生は圧倒されていた。
なでこなでこされるがヘアセットは乱れぬよう撫でられているので、お姉ちゃんなりに気遣ってくれているらしい。
「と、とにかく自分の将来のことだ。よく考えたほうがいい…」
「はい…」
お姉ちゃんの熱意(?)に負けた富永先生はとぼとぼとお店を去っていった。
私は昔からお姉ちゃんと比較されてきた。
それでもお姉ちゃんを妬んだりしないのは、お姉ちゃんが一番の理解者だからだ。
「美玖が頑張ってるのは私が一番良くわかってるからね?」
「うん、知ってる…」
ワッシャワッシャ撫でられている私は教室中の注目を浴びていた。……恥ずかしい。
「森宮さん来たよ!」
「はっ! その方は…!」
「お姉さん!」
教室のど真ん中で公開ナデナデを受けていると、空気を読まない3人組の声が響き渡った。彼女たちは私と一緒にいるのが例の秘伝の書作成者である姉だとひと目でわかったのだろう。素早く接近すると、姉に向かって両手を差し出してきた。
「あの! ありがとうございます!」
「握手! 握手してください!」
「秘伝の書のお陰でわたし、はぷっ」
3人娘の内のひとりが口を滑らせようとしていたので、手で塞いで口止めしておく。内緒だって言ってんだろう。
お姉ちゃんは「あぁ」と納得して3人からの握手に答えているが。周りからしてみれば何故?って状況だろう。姉は芸能人というわけでもないし、高校の伝説というわけでもない。
しかし3人娘には賢者のような存在。アイドルに握手されたみたいな反応ではしゃいでいる。……この3人に秘伝の書の存在を教えたのは間違っていたのだろうかと思う日が来るかもしれないのがとても怖い。試験対策取れなくなるから秘伝の書の存在がバレるような発言やめてよ。
お姉ちゃんとお茶がしたいと言う3人娘の要望に応えて、4人が座れる席に誘導すると、彼らから注文を受け取った。全員魯肉飯セットを注文していた。
サービスのジャスミン茶をそれぞれに配っていると、3人娘の内の1人が「あっ!」となにかひらめいたような反応をしていた。
「森宮さん、聞いてぇ! わたし見たの!」
興奮した様子で目を輝かせる彼女の様子に私は首をかしげる。
見たってなに。幽霊?
「悠木君がね、モデルみたいな美女と一緒に歩いてたの! すっごい美男美女でびっくりしちゃった!」
「桐生さんじゃなくて?」
「ちがうちがう! ゴージャスな美女だったよー! 桐生さんとよりも親しげだったよ!」
…なんと、悠木君の目撃情報であった。それもモデル風美女と一緒だったと。
まさかの四角関係…だと…? …サイン・コサイン・タンジェントじゃないのか……。
「ねぇねぇ美玖、悠木君って誰?」
期待の眼差しを向けるお姉ちゃんの問いに私は「友達」と返す。
ウワァ…四角関係とか超めんどくさい……彼らなんでそんなドロドロなの…?
桐生礼奈には目をつけられているし、眼鏡はサインペン痴漢だし……悠木君はトラブルを引き寄せる体質なの…? それともジゴロ体質なのは本当だったりして…
「悠木君と森宮さんは仲がいいんですよー」
「生徒会役選では森宮さん大活躍だったんですからー」
「その話詳しく」
「えっとですねー悠木君ってめっちゃカッコいい男の子なんですけどー」
これから荒れるであろう四角関係に震えていると、その端で姉と3人娘が私の噂を堂々としていた。
「そこの3人娘と姉、人の噂はやめなさい」
私の話はどうでもいいだろう。
今重要なのは四角関係の話だ!
文化祭当日、お昼前のまだ少し空いている時間帯にひょこっと教室の入口から顔をのぞかせたのは4つ上の我が姉である。現役医大生、そしてこの高校の特進科出身である。ちなみに私と姉はそっくりであるとよく言われる。お姉ちゃんのほうが幾分しっかりしているけども。
文化祭に来るか来ないかを確認したところ、「行く行く! わー高校久しぶりだなぁ」と軽いノリで返ってきたのだ。そんなわけで来店した彼女を早速席に案内すると、姉は興味深そうに店内をキョロキョロしていた。
「結構お客さん入っているねぇ」
「うん。ちょっとしたら時間制限設けなきゃいけなくなるかも」
ありがたいことにうちの店はそこそこ客入りがある。所詮学生の出し物と思うな。教室の飾り付けはチープでも、うちの本気は料理なんだぞ、と私はほくそ笑む。
カフェは回転率が悪いので、一定の客数に達したら時間制限を設ける決まりだ。姉を個人客専用の壁際のおひとりさま席に案内すると、メニューを見せた。
「お腹空いているなら魯肉飯とスープセットがおすすめだよ。それとお菓子とお茶のセットもあるよ」
「んー! ちょっと考える!」
お姉ちゃんはメニュー表とにらめっこして悩んでいた。邪魔しないように一旦離れようとしたら、横から「森宮君」と呼ばれた。
「「はい?」」
私とお姉ちゃんの返事がハモった。だってふたりとも森宮だもの。
「卒業式以来だな。元気にしているのかね、莉子君」
「あ、富永先生。お久しぶりです」
相手が呼んだのはお姉ちゃんの方だったらしい。
学年主任の先生は親しげにお姉ちゃんに笑顔をみせていた。そう言えばお姉ちゃんが在学中、学年主任である富永先生が担任だったこともあったんだっけな。
「妹さんの様子を見に来たのかね」
「はい、面白そうな出し物するって聞いたので」
先生の前でもお姉ちゃんはお姉ちゃんだった。
高校時代、お姉ちゃんは特進科の中でもぶっちぎりの優等生だったという。そのため、先生から多大な期待を寄せられていたとか……そのせいで妹の私まで変な期待を寄せられていて現在とても肩身が狭い…スルーしてるけど。
「大学でも随分優秀とか。君は自分が決めた道を一直線に駆け上っているんだね」
「小学校時代からの夢でしたから。私は医者になるんだって」
お姉ちゃんは昔からずっとそうだった。医者になるのが夢だと語っていた。勉強が好きというわけじゃなく、医者という仕事に夢を抱いて、真剣に勉強するようになった。
そしてそれを親兄弟、祖父母が全力でバックアップして、彼女は現役医大合格を果たせたのだ。それは彼女自身の地頭の良さもあるけど、一番は努力の結果だと私も思っている。
「…美玖君は、将来なりたい職業とかはないのかな?」
ちらりとこっちに視線を向けられた時点で嫌な予感はしていたけど、先生が私に話を振ってきた。
あーあー。特進科の話蹴り続けているから、嫌味でも言われちゃうのかなー。姉妹で比べられることはあるけど、私も成績は良いほうなので、「さすが莉子ちゃんの妹さんね」と言われて終わる。
姉のことは尊敬しているが、比較されても平気かと言われると否だ。むしろうんざりしている。私はお姉ちゃんの付属品じゃなく、一人の人間なんだぞって。普通にムカつくよ。
「…具体的には決まってないですが」
目的はあるけど、それが仕事につながるかと言われたらそんなことはない。ていうか高校一年の時点ではっきり将来の夢が決まっている方が珍しいと思うんだが。
「学業に専念していないから、意識がアチラコチラに向かうのだろう。そんな風に高校生活を過ごしていくつもりか? お姉さんみたいになりたいと思わないのか」
「はは…医業には関心ないので…」
私は骨とか内臓とかそういうものを見るのは苦手だ。姉が読んでいる医学書見るだけでめまいしちゃうから、医師も看護師も無理であろう。慣れもあるんだろうけど、医業の人はすごいよね。
「何も医者に限定しているわけじゃない。今や大学進学がいい就職先への足がかりになる。大学のレベルによって選別されるのだぞ。君も自分のレベルを知って、自分にあった環境で学習するべきだとは思わないのか。もっとお姉さんを見習いなさい」
私は口を閉ざして沈黙した。
私は遊ぶために普通科に居るんじゃないし、不真面目に学校生活を送っているわけでもないのになぜお説教されねばならんのか。まったくもって理不尽である。
「何を言いますか! うちの美玖は実力テストでも優秀な点数を取っているでしょう! 彼女が普通科に居るのは彼女なりの目的があるんです。周りに迷惑をかけているわけじゃないんだからいいじゃないですか!」
黙っていられなかったのは姉の方であった。ガタッと席を立つと、私の方に手を伸ばしてきて犬を撫でるみたいにわしゃわしゃされた。
やめて、そんなオーバーな撫で方しないで。
「うちの両親も言ってたと思いますが、うちは基本的に自主性を重んじるので、進路や学業に関しては道が外れていない限りノータッチなんです。先生が心配されているのはよく伝わってきますが、美玖は大丈夫です!」
私の弁護をしてくれているのはわかるんだが、ワシャワシャ撫でる手を止めてほしい。人に見られて恥ずかしいのだが。クラスの男子から「あいつ高1にもなって姉ちゃんに甘えてるんだぜ」ってからかわれるじゃないか…
「ただでさえ毎日ハードワークで毎日遅くまで勉強しているのに、特進科に進んだら美玖が倒れてしまいます! そんなの私見ていられません!」
「だからバイトを辞めるとか…」
「そのバイトは美玖の進む道のために必要なんです! 辞めろなんてそんな事簡単におっしゃらないでください!」
カッと目を見開いて反論してみせたお姉ちゃんの態度に富永先生は圧倒されていた。
なでこなでこされるがヘアセットは乱れぬよう撫でられているので、お姉ちゃんなりに気遣ってくれているらしい。
「と、とにかく自分の将来のことだ。よく考えたほうがいい…」
「はい…」
お姉ちゃんの熱意(?)に負けた富永先生はとぼとぼとお店を去っていった。
私は昔からお姉ちゃんと比較されてきた。
それでもお姉ちゃんを妬んだりしないのは、お姉ちゃんが一番の理解者だからだ。
「美玖が頑張ってるのは私が一番良くわかってるからね?」
「うん、知ってる…」
ワッシャワッシャ撫でられている私は教室中の注目を浴びていた。……恥ずかしい。
「森宮さん来たよ!」
「はっ! その方は…!」
「お姉さん!」
教室のど真ん中で公開ナデナデを受けていると、空気を読まない3人組の声が響き渡った。彼女たちは私と一緒にいるのが例の秘伝の書作成者である姉だとひと目でわかったのだろう。素早く接近すると、姉に向かって両手を差し出してきた。
「あの! ありがとうございます!」
「握手! 握手してください!」
「秘伝の書のお陰でわたし、はぷっ」
3人娘の内のひとりが口を滑らせようとしていたので、手で塞いで口止めしておく。内緒だって言ってんだろう。
お姉ちゃんは「あぁ」と納得して3人からの握手に答えているが。周りからしてみれば何故?って状況だろう。姉は芸能人というわけでもないし、高校の伝説というわけでもない。
しかし3人娘には賢者のような存在。アイドルに握手されたみたいな反応ではしゃいでいる。……この3人に秘伝の書の存在を教えたのは間違っていたのだろうかと思う日が来るかもしれないのがとても怖い。試験対策取れなくなるから秘伝の書の存在がバレるような発言やめてよ。
お姉ちゃんとお茶がしたいと言う3人娘の要望に応えて、4人が座れる席に誘導すると、彼らから注文を受け取った。全員魯肉飯セットを注文していた。
サービスのジャスミン茶をそれぞれに配っていると、3人娘の内の1人が「あっ!」となにかひらめいたような反応をしていた。
「森宮さん、聞いてぇ! わたし見たの!」
興奮した様子で目を輝かせる彼女の様子に私は首をかしげる。
見たってなに。幽霊?
「悠木君がね、モデルみたいな美女と一緒に歩いてたの! すっごい美男美女でびっくりしちゃった!」
「桐生さんじゃなくて?」
「ちがうちがう! ゴージャスな美女だったよー! 桐生さんとよりも親しげだったよ!」
…なんと、悠木君の目撃情報であった。それもモデル風美女と一緒だったと。
まさかの四角関係…だと…? …サイン・コサイン・タンジェントじゃないのか……。
「ねぇねぇ美玖、悠木君って誰?」
期待の眼差しを向けるお姉ちゃんの問いに私は「友達」と返す。
ウワァ…四角関係とか超めんどくさい……彼らなんでそんなドロドロなの…?
桐生礼奈には目をつけられているし、眼鏡はサインペン痴漢だし……悠木君はトラブルを引き寄せる体質なの…? それともジゴロ体質なのは本当だったりして…
「悠木君と森宮さんは仲がいいんですよー」
「生徒会役選では森宮さん大活躍だったんですからー」
「その話詳しく」
「えっとですねー悠木君ってめっちゃカッコいい男の子なんですけどー」
これから荒れるであろう四角関係に震えていると、その端で姉と3人娘が私の噂を堂々としていた。
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