78 / 79
番外編
彼女がいるのにロンリークリスマスになるの確定【悠木夏生視点】
しおりを挟む
「ごめんねクリスマス、バイトになっちゃった。パン屋の奥さんがぎっくり腰になったらしくて、店長に頭下げられちゃってさ…」
昼休みに社会科準備室で落ち合うと、申し訳なさそうな顔をした美玖に謝られた。そう、あと数日で冬休みに突入する。そしたら自然とクリスマスがやってくるわけで。
交際して初めて迎えたクリスマスはちょっと遠出して、いい感じのデートスポットに行っていい雰囲気になりたいと考えていたのに、彼女の口から飛び出してきたのはクリスマスには会えないという言葉だった。
正直、がっかりした。
「本当にゴメン…」
目に見えてがっかりしているのは美玖も同じだった。
美玖が働いているバイト先はどこも時間帯によってはとても忙しい。しかもそのシーズンだけクリスマス商戦に参加するもんだからなおさら人手が足りないのだろう。
当初は早朝のコンビニのバイトだけを入れていたそうだ。他の掛け持ち先は前もって休みを入れていた。
しかしここに来てパン屋のピンチ。クリスマスにはローストチキンやケーキなどを販売することになっているそうで、終わるのは夜になるだろうとのこと。他のパート達は都合が付かず、お鉢が回って来たのが美玖だ。頭を下げられたのなら断りにくいはずだ。
「仕方ないよな…」
俺は彼女を責める気持ちにはなれなかった。ここで彼女を責めてもお互い幸せになれないとわかっていた。なにより彼女の申し訳なさそうな顔をこれ以上見たくなかったのだ。
「日を改めて出かけよう。なにもクリスマスにこだわる必要はないんだからさ」
提案してみると、美玖は恐る恐る顔を上げて俺の表情を伺うように上目遣いで見つめてきた。俺は表情筋に力を入れて、残念に思っている気持ちを表に出さないように耐えた。
「それより早く昼飯食おうぜ」
「うん…」
話を切り替えるべく、俺は昼食をすすめた。
今はせっかく2人きりなんだ。いつまでも暗い雰囲気のままでいるのは嫌だったからだ。
食事を終えてから5分後、アイマスクとイヤホンをした美玖が静かな寝息を立てていた。彼女の日課であるお昼寝の時間だ。
そんな彼女を膝枕しながらスマホを眺めていた俺は、スマホにブクマしていたページ見てため息を吐き出した。
予約していたレストランは今のうちにキャンセルしておいた方が良さそうだ。今ならまだキャンセル料かからないはずだし。5時間目終わったら店に電話するかと考えながら、俺はレストランのクリスマスメニューの写真を見て落ち込む。豪華なフルコース。見晴らしのいい席。ここで彼女と過ごす日を想像して浮かれていたはずなのに、どん底に落とされたような気分だ。
あーぁ。いろいろ考えていたのになぁ…。プレゼントとか、ちゃんと用意してさぁ…一緒に過ごしたかったなぁ。
──だけど俺は頑張る彼女が好きなのだ。
そもそも接客業をバイトに選んでいる時点でイベントごとで休める方が稀なのだ。クリスマスではしゃぐ人たちの影で働く人間がいるから世の中が回っている。──そう、大人ぶったことを考えないとやってられない。
「夏生せーんぱい♪」
横から囁かれた声に俺はビクッと肩を揺らした。
考え事をしていたせいで、社会科準備室に侵入してきた存在に気づけずにいたのだ。すかさず侵入者を睨むと、相手はにんまり笑っていた。
「…勝手に入ってくんなよ」
「ここ社会科準備室じゃないですか。先輩たちの私有じゃないんですから別にいいじゃないでしょ」
無遠慮に入ってきたその女──後輩の雨宮は熟睡する美玖を見下ろし、目を細める。
この雨宮には散々付き纏われて、挙げ句の果てにSNSに写真をばらまかれたりといろいろ迷惑を掛けられてきた。こいつは俺をマネキンかなにかだと思っているようだが、俺には可愛い彼女がいるんだ。いい加減に俺のことを諦めて別の男を狙ってほしいところである。
「聞きましたよぉ。森宮先輩ったらクリスマスもバイトなんですってね」
わざとらしい猫なで声で言われて、俺は眉間にしわを寄せた。この部屋の前で聞き耳立ててたのかこいつ……趣味悪。
雨宮がずずいと顔を近づけて来たので体を後ろに引いて接近を回避した。
「夏生先輩たらかわいそう、私ならバイト休むのに」
雨宮からの哀れみはいらん。ていうか勝手に人をかわいそうな人扱いをしないで欲しい。
「美玖がバイトする理由を知ってるし、一生懸命なこいつが好きだから構わねぇ」
それで俺が心揺れるとでも思ったか? 残念だったな。
冷たくあしらうと、相手はムッとしていた。惚気られてうざいって言いたいのか。こちとら交際1ヶ月目だぞ。大目に見ろよ。
「そのレストラン、私が一緒に行ってあげますけど?」
藪から棒になんだ。なんで俺がお前と食事に行かなきゃいけないんだよ。俺、お前にご馳走するつもり一切ないよ?
持っていたスマホの電源ボタンを押して液晶を消灯させた。人のスマホを覗き見しないでほしい。
「お前じゃ意味ねーんだけど?」
「ひどっせっかく人が! サイテー!」
そんなこと言われても。
俺がお前とクリスマスに食事に行く義理もないですし。俺がクリスマスを一緒に過ごしたいのは彼女の美玖だけです。
「だいたい夏生先輩は趣味が悪すぎるんですよ! クリスマスにバイト優先とか、彼氏出来たてほやほやの女のすることじゃないんですよ!? 絶対にあとで後悔するに決まってますよ!」
ていうかキンキン声で騒ぐなよ。寝てる奴がいるんだからさ。
「美玖が起きるだろ、出てけ」
美玖は疲れてるんだ。静かに寝かせてやれよ。
シッシッと手であしらうと、雨宮は歯を食いしばって地団駄を踏んでいた。子供かお前は。
そもそもこいつ、補講はどうしたんだ。クリスマスどころじゃないだろうが。
こいつの期末の結果が赤点通り越して留年点と言われて、補習期間のテストも不合格だったから冬休みも登校して補講受けなきゃいけないんだろ。なんでか大輔がそんな情報仕入れてたぞ。職員室で先生達が頭を抱えていたとかなんとか。
「お前は冬休みの補講にいけよ。留年したいのか」
冗談じゃなく本気で留年するぞ。お前普通科なのにそれ以上下がったら留年しか道がなくなるけどそれでいいわけ?
「勉強嫌い…でも先輩が教えてくれるならぁ」
「やだよ。塾に行けよ」
ぷうと頬を膨らませた雨宮がまたしょうもないことを言いはじめたので俺はきっぱり拒絶した。
そもそも俺は自分のことで手一杯だ。なんとか挽回した成績を維持するためにこれでも影で努力してるんだからな。学年トップクラスの癖に謙遜しているこの美玖と一緒にするなよ。
「勉強嫌いのくせに、よくうちの高校受けたな。仮にも進学校だぞ」
「だって頭のいい男子捕まえられるじゃないですか! 金持ちと結婚するのが女の幸せなんですよ!?」
…呆れてものも言えない。こいつ、ほんと進歩ねぇな。
雨宮にどっかにいけと促しても退室しない。……1年の中で一番美少女な雨宮に好かれているのに勿体ないと言う声もあるが、実際に前にしたらただただ鬱陶しいだけの存在である。
これのどこがうらやましいのか。
彼女と二人きりの貴重な時間を邪魔して来る女のどこを可愛いと思えばいいのか。羨ましいと抜かす奴に代われるもんなら代わってやりたい。
終始雨宮がキーキー騒いでいて結構うるさかったんだけど、音楽聴きながら寝てる美玖は全く気づかず、すやすや熟睡していたのである。
昼休みに社会科準備室で落ち合うと、申し訳なさそうな顔をした美玖に謝られた。そう、あと数日で冬休みに突入する。そしたら自然とクリスマスがやってくるわけで。
交際して初めて迎えたクリスマスはちょっと遠出して、いい感じのデートスポットに行っていい雰囲気になりたいと考えていたのに、彼女の口から飛び出してきたのはクリスマスには会えないという言葉だった。
正直、がっかりした。
「本当にゴメン…」
目に見えてがっかりしているのは美玖も同じだった。
美玖が働いているバイト先はどこも時間帯によってはとても忙しい。しかもそのシーズンだけクリスマス商戦に参加するもんだからなおさら人手が足りないのだろう。
当初は早朝のコンビニのバイトだけを入れていたそうだ。他の掛け持ち先は前もって休みを入れていた。
しかしここに来てパン屋のピンチ。クリスマスにはローストチキンやケーキなどを販売することになっているそうで、終わるのは夜になるだろうとのこと。他のパート達は都合が付かず、お鉢が回って来たのが美玖だ。頭を下げられたのなら断りにくいはずだ。
「仕方ないよな…」
俺は彼女を責める気持ちにはなれなかった。ここで彼女を責めてもお互い幸せになれないとわかっていた。なにより彼女の申し訳なさそうな顔をこれ以上見たくなかったのだ。
「日を改めて出かけよう。なにもクリスマスにこだわる必要はないんだからさ」
提案してみると、美玖は恐る恐る顔を上げて俺の表情を伺うように上目遣いで見つめてきた。俺は表情筋に力を入れて、残念に思っている気持ちを表に出さないように耐えた。
「それより早く昼飯食おうぜ」
「うん…」
話を切り替えるべく、俺は昼食をすすめた。
今はせっかく2人きりなんだ。いつまでも暗い雰囲気のままでいるのは嫌だったからだ。
食事を終えてから5分後、アイマスクとイヤホンをした美玖が静かな寝息を立てていた。彼女の日課であるお昼寝の時間だ。
そんな彼女を膝枕しながらスマホを眺めていた俺は、スマホにブクマしていたページ見てため息を吐き出した。
予約していたレストランは今のうちにキャンセルしておいた方が良さそうだ。今ならまだキャンセル料かからないはずだし。5時間目終わったら店に電話するかと考えながら、俺はレストランのクリスマスメニューの写真を見て落ち込む。豪華なフルコース。見晴らしのいい席。ここで彼女と過ごす日を想像して浮かれていたはずなのに、どん底に落とされたような気分だ。
あーぁ。いろいろ考えていたのになぁ…。プレゼントとか、ちゃんと用意してさぁ…一緒に過ごしたかったなぁ。
──だけど俺は頑張る彼女が好きなのだ。
そもそも接客業をバイトに選んでいる時点でイベントごとで休める方が稀なのだ。クリスマスではしゃぐ人たちの影で働く人間がいるから世の中が回っている。──そう、大人ぶったことを考えないとやってられない。
「夏生せーんぱい♪」
横から囁かれた声に俺はビクッと肩を揺らした。
考え事をしていたせいで、社会科準備室に侵入してきた存在に気づけずにいたのだ。すかさず侵入者を睨むと、相手はにんまり笑っていた。
「…勝手に入ってくんなよ」
「ここ社会科準備室じゃないですか。先輩たちの私有じゃないんですから別にいいじゃないでしょ」
無遠慮に入ってきたその女──後輩の雨宮は熟睡する美玖を見下ろし、目を細める。
この雨宮には散々付き纏われて、挙げ句の果てにSNSに写真をばらまかれたりといろいろ迷惑を掛けられてきた。こいつは俺をマネキンかなにかだと思っているようだが、俺には可愛い彼女がいるんだ。いい加減に俺のことを諦めて別の男を狙ってほしいところである。
「聞きましたよぉ。森宮先輩ったらクリスマスもバイトなんですってね」
わざとらしい猫なで声で言われて、俺は眉間にしわを寄せた。この部屋の前で聞き耳立ててたのかこいつ……趣味悪。
雨宮がずずいと顔を近づけて来たので体を後ろに引いて接近を回避した。
「夏生先輩たらかわいそう、私ならバイト休むのに」
雨宮からの哀れみはいらん。ていうか勝手に人をかわいそうな人扱いをしないで欲しい。
「美玖がバイトする理由を知ってるし、一生懸命なこいつが好きだから構わねぇ」
それで俺が心揺れるとでも思ったか? 残念だったな。
冷たくあしらうと、相手はムッとしていた。惚気られてうざいって言いたいのか。こちとら交際1ヶ月目だぞ。大目に見ろよ。
「そのレストラン、私が一緒に行ってあげますけど?」
藪から棒になんだ。なんで俺がお前と食事に行かなきゃいけないんだよ。俺、お前にご馳走するつもり一切ないよ?
持っていたスマホの電源ボタンを押して液晶を消灯させた。人のスマホを覗き見しないでほしい。
「お前じゃ意味ねーんだけど?」
「ひどっせっかく人が! サイテー!」
そんなこと言われても。
俺がお前とクリスマスに食事に行く義理もないですし。俺がクリスマスを一緒に過ごしたいのは彼女の美玖だけです。
「だいたい夏生先輩は趣味が悪すぎるんですよ! クリスマスにバイト優先とか、彼氏出来たてほやほやの女のすることじゃないんですよ!? 絶対にあとで後悔するに決まってますよ!」
ていうかキンキン声で騒ぐなよ。寝てる奴がいるんだからさ。
「美玖が起きるだろ、出てけ」
美玖は疲れてるんだ。静かに寝かせてやれよ。
シッシッと手であしらうと、雨宮は歯を食いしばって地団駄を踏んでいた。子供かお前は。
そもそもこいつ、補講はどうしたんだ。クリスマスどころじゃないだろうが。
こいつの期末の結果が赤点通り越して留年点と言われて、補習期間のテストも不合格だったから冬休みも登校して補講受けなきゃいけないんだろ。なんでか大輔がそんな情報仕入れてたぞ。職員室で先生達が頭を抱えていたとかなんとか。
「お前は冬休みの補講にいけよ。留年したいのか」
冗談じゃなく本気で留年するぞ。お前普通科なのにそれ以上下がったら留年しか道がなくなるけどそれでいいわけ?
「勉強嫌い…でも先輩が教えてくれるならぁ」
「やだよ。塾に行けよ」
ぷうと頬を膨らませた雨宮がまたしょうもないことを言いはじめたので俺はきっぱり拒絶した。
そもそも俺は自分のことで手一杯だ。なんとか挽回した成績を維持するためにこれでも影で努力してるんだからな。学年トップクラスの癖に謙遜しているこの美玖と一緒にするなよ。
「勉強嫌いのくせに、よくうちの高校受けたな。仮にも進学校だぞ」
「だって頭のいい男子捕まえられるじゃないですか! 金持ちと結婚するのが女の幸せなんですよ!?」
…呆れてものも言えない。こいつ、ほんと進歩ねぇな。
雨宮にどっかにいけと促しても退室しない。……1年の中で一番美少女な雨宮に好かれているのに勿体ないと言う声もあるが、実際に前にしたらただただ鬱陶しいだけの存在である。
これのどこがうらやましいのか。
彼女と二人きりの貴重な時間を邪魔して来る女のどこを可愛いと思えばいいのか。羨ましいと抜かす奴に代われるもんなら代わってやりたい。
終始雨宮がキーキー騒いでいて結構うるさかったんだけど、音楽聴きながら寝てる美玖は全く気づかず、すやすや熟睡していたのである。
2
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?
中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け!
※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる