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花人の謎
【閑話休題】不幸ヤンキー、”狼”が越してくる。《後編①》
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「あれ? 普通は引っ越しするんだったら、シャンプーとか持っていくよな…?」
そう。なぜかシャンプー類などといった類がそこに鎮座されていたのだ。まるで使って欲しいと、「あなたに使って欲しい」と言っているように思えたのは幸が疲弊をしている証拠なのだろうか?
「トリートメントもボディソープもあるし…? まぁ、いいや。あとで哉太さんに渡せばいいし」
…忘れたのかな?
そんなことを思いながらシャンプーを取り出して頭皮に塗りつける。ミントとハーブの香りに包まれて洗い流し、長い髪にトリートメントを塗布してからしっかりと洗い流して今度は身体を洗おうとした。
―したのだが悶々とした気持ちは晴れない。しかも哉太が普段から香らせているシャンプーとトリートメントの香りで哉太のことが気になるばかりだ。…この疼く”性欲”という名のもと、彼との性行為を思い出してしまい…幸自身が緩やかに勃起してしまった。
「…あっ。やべぇ…。ちょっと勃っちゃった…。早く、抜かないと…」
自分自身を上下に扱いて荒い息を吐くのだが一向に達することが出来ない。普段は淡泊すぎる幸であるので自慰など滅多にないのだが…そこが仇になってしまった。どうしたものかと霞む頭で考える。その行動はボディソープに手を伸ばし、手に塗りつけて右手を自身の局部に、そして左手はヒクヒクと期待させている後ろへと指を侵入させたのだ。初めは異物感で苦しさを感じるがその先の快感を目指して開発に臨んだ。
―――クチュゥ…クチュゥ…クチュゥ…。
「ぁあっうっ…ふぁっ……。か…らだ…熱…い、…でも…はやく、抜かない…と」
…哉太さんに、バレちゃう。
幸は”狼”の策略にはまってしまった。…付近で眺めている変態狼が吐息を漏らして挑みに行こうと衣服を脱ぎ出していたのだから。
「もう…我慢できないーーー!!!」
―――バッッッ―――ンッ!!!
幸が驚いて後ろを振り向けば、哉太が突進をして泡だらけの幸を抱き締めていたのだ。どういう訳なのか分からない幸は驚愕と羞恥で頭がこんがらがってしまう。…でも1番は恥ずかしさが自分を支配していた。
「…哉太さん、なん…で?」
ガラスの扉を開けて入室した哉太の登場に、幸は驚きと恥ずかしさで顔を真っ赤にする。
―だがしかし。今のこの状況に哉太が驚いて自分が何かを想像して浮気だの言って悲しませたくもない。
…まずはこの恥ずかしい状態を説明せねば!
そう思って幸は下着姿で完勃ちしている哉太を差し置いて、慌てた様子で言葉を口にした。
「違う、…あの、その、哉太さんと最近2人きりにならなくて、それでも哉太さんのこと思い出しちゃって…」
…えっ、それでオナっていたの? めちゃくちゃ純情やん…。
幸の事情が分かりつつも哉太はニヤつく顔を抑えないで話を聞く。顔を真っ赤にして言わなくても良いことを正直に吐き出す彼を見つめて。
「でも、哉太さんの仕事の邪魔しないように…その…あの…」
「オナニーしてたと。……俺を思いながら?」
「…はい。……すみません」
にやりと笑う哉太に図星を突かれ顔が勝手に熱くなった。もう恥ずかしさで死にそうにもなる。だが幸は恥ずかしがっているが、言われている本人は嬉しすぎて飛び上がりそうな気持ちをぐっと抑えた。
…哉太さんに飽きられたかもしれない。こんな変態な、俺見てさ。…あ~、何やっているんだよ~…。
しかし哉太は違う反応を見せたのだ。
「謝ることはないよ、幸?」
「…っへ?」
哉太は俯いている幸の顎に手を添えて深いキスをした。
―――プチュゥ…クチュウゥ…クチュゥ…。
「ふぅ…んぅ…んぅ…」
浴室に響き渡るいやらしげな反響音に幸自身が反応する。そんな彼に気を良くした哉太はわざと音を立てて唇を離した。
―――チュッ…。
目を潤ませて見つめる幸に哉太は興奮してさらに抱き寄せた。そして彼が弄っていた秘孔に自身の指を滑らせて侵入させるのだ。さすがの幸も驚いて身体を跳ねさせた。
「か…なた…さん?」
「ん~、なにかな。エッチな幸君?」
「その…あの…」
―怒ってないの?
恥ずかしさと怯えと哉太を想う気持ちが入り交ざる愛しい恋人の表情に哉太はさらに自身を怒張させてしまう。だが…今は我慢だ。今の所は作戦通りなのだから。
―哉太はニヤつく顔を必死に澄ませたような表情を見せ、トロトロになっている恋人に顔を向ける。涙を浮かべて許しを請うような表情を見せる恋人に、早く挿入して1つになりたい想いを塞き止めたい。だが可愛さのあまり限界に近い欲情深い”狼”は純粋な青年へ囁くのだ。
「俺がそっけない態度を取ったから、オナニーしちゃったの?」
「そ…それは…あの…」
顔を背けようにも、悪いことだと分かっている幸に”狼”は心臓を鷲掴みにさせる。しかし悪い子では無いが、悪い子にお仕置きをしてみたい気持ちにもなってしまったのだ。
「でも、やっぱり~…お兄さん、やっぱり悲しいかな~?」
そんなことを言いながら、彼の尻に指を挿入させている変態は誰であろう。しかし「哉太さんを傷つけてしまったから、こういうことになってしまった」と考えている幸は申し訳なそうに哉太へ言葉を紡いでいく。…可愛らしい声を上げて。
そう。なぜかシャンプー類などといった類がそこに鎮座されていたのだ。まるで使って欲しいと、「あなたに使って欲しい」と言っているように思えたのは幸が疲弊をしている証拠なのだろうか?
「トリートメントもボディソープもあるし…? まぁ、いいや。あとで哉太さんに渡せばいいし」
…忘れたのかな?
そんなことを思いながらシャンプーを取り出して頭皮に塗りつける。ミントとハーブの香りに包まれて洗い流し、長い髪にトリートメントを塗布してからしっかりと洗い流して今度は身体を洗おうとした。
―したのだが悶々とした気持ちは晴れない。しかも哉太が普段から香らせているシャンプーとトリートメントの香りで哉太のことが気になるばかりだ。…この疼く”性欲”という名のもと、彼との性行為を思い出してしまい…幸自身が緩やかに勃起してしまった。
「…あっ。やべぇ…。ちょっと勃っちゃった…。早く、抜かないと…」
自分自身を上下に扱いて荒い息を吐くのだが一向に達することが出来ない。普段は淡泊すぎる幸であるので自慰など滅多にないのだが…そこが仇になってしまった。どうしたものかと霞む頭で考える。その行動はボディソープに手を伸ばし、手に塗りつけて右手を自身の局部に、そして左手はヒクヒクと期待させている後ろへと指を侵入させたのだ。初めは異物感で苦しさを感じるがその先の快感を目指して開発に臨んだ。
―――クチュゥ…クチュゥ…クチュゥ…。
「ぁあっうっ…ふぁっ……。か…らだ…熱…い、…でも…はやく、抜かない…と」
…哉太さんに、バレちゃう。
幸は”狼”の策略にはまってしまった。…付近で眺めている変態狼が吐息を漏らして挑みに行こうと衣服を脱ぎ出していたのだから。
「もう…我慢できないーーー!!!」
―――バッッッ―――ンッ!!!
幸が驚いて後ろを振り向けば、哉太が突進をして泡だらけの幸を抱き締めていたのだ。どういう訳なのか分からない幸は驚愕と羞恥で頭がこんがらがってしまう。…でも1番は恥ずかしさが自分を支配していた。
「…哉太さん、なん…で?」
ガラスの扉を開けて入室した哉太の登場に、幸は驚きと恥ずかしさで顔を真っ赤にする。
―だがしかし。今のこの状況に哉太が驚いて自分が何かを想像して浮気だの言って悲しませたくもない。
…まずはこの恥ずかしい状態を説明せねば!
そう思って幸は下着姿で完勃ちしている哉太を差し置いて、慌てた様子で言葉を口にした。
「違う、…あの、その、哉太さんと最近2人きりにならなくて、それでも哉太さんのこと思い出しちゃって…」
…えっ、それでオナっていたの? めちゃくちゃ純情やん…。
幸の事情が分かりつつも哉太はニヤつく顔を抑えないで話を聞く。顔を真っ赤にして言わなくても良いことを正直に吐き出す彼を見つめて。
「でも、哉太さんの仕事の邪魔しないように…その…あの…」
「オナニーしてたと。……俺を思いながら?」
「…はい。……すみません」
にやりと笑う哉太に図星を突かれ顔が勝手に熱くなった。もう恥ずかしさで死にそうにもなる。だが幸は恥ずかしがっているが、言われている本人は嬉しすぎて飛び上がりそうな気持ちをぐっと抑えた。
…哉太さんに飽きられたかもしれない。こんな変態な、俺見てさ。…あ~、何やっているんだよ~…。
しかし哉太は違う反応を見せたのだ。
「謝ることはないよ、幸?」
「…っへ?」
哉太は俯いている幸の顎に手を添えて深いキスをした。
―――プチュゥ…クチュウゥ…クチュゥ…。
「ふぅ…んぅ…んぅ…」
浴室に響き渡るいやらしげな反響音に幸自身が反応する。そんな彼に気を良くした哉太はわざと音を立てて唇を離した。
―――チュッ…。
目を潤ませて見つめる幸に哉太は興奮してさらに抱き寄せた。そして彼が弄っていた秘孔に自身の指を滑らせて侵入させるのだ。さすがの幸も驚いて身体を跳ねさせた。
「か…なた…さん?」
「ん~、なにかな。エッチな幸君?」
「その…あの…」
―怒ってないの?
恥ずかしさと怯えと哉太を想う気持ちが入り交ざる愛しい恋人の表情に哉太はさらに自身を怒張させてしまう。だが…今は我慢だ。今の所は作戦通りなのだから。
―哉太はニヤつく顔を必死に澄ませたような表情を見せ、トロトロになっている恋人に顔を向ける。涙を浮かべて許しを請うような表情を見せる恋人に、早く挿入して1つになりたい想いを塞き止めたい。だが可愛さのあまり限界に近い欲情深い”狼”は純粋な青年へ囁くのだ。
「俺がそっけない態度を取ったから、オナニーしちゃったの?」
「そ…それは…あの…」
顔を背けようにも、悪いことだと分かっている幸に”狼”は心臓を鷲掴みにさせる。しかし悪い子では無いが、悪い子にお仕置きをしてみたい気持ちにもなってしまったのだ。
「でも、やっぱり~…お兄さん、やっぱり悲しいかな~?」
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